206 / 388
10月
10月2日『豆腐の日』
しおりを挟む
クロード「今日は家庭菜園にかかりきりで疲れました。お腹もぺこぺこです。できればジューシーなお肉にかぶりつきたいですね。ヒビキ様、今日の夕食は何ですか?」
ヒビキ「お疲れ様、クロード。夕食の準備はできてるよ」
クロード「ありがとうございます。おお、ハンバーグですね。今日は肉汁たっぷりの肉類を食べたかったので大変ありがた……おや、このハンバーグ、何か違うような」
ヒビキ「今日は頑張って作ってみました、豆腐ハンバーグ! ヘルシーでとっても美味しいよ」
クロード「と、とうふ……? い、いただきます、パクリ。もぐもぐ……た、確かに美味しいです……が、その、溢れる肉汁があまり感じられませんね」
ヒビキ「今回はひき肉を一切使わずに豆腐と片栗粉、小麦粉を使った超ヘルシーハンバーグだからね。カロリーも抑えられて、脂肪も少ないから健康にグッドだね♪」
クロード「はうぅ、今日ばかりは心遣いが憎い。あの油まみれの肉汁を口いっぱいに頬張りたかった。しかし、なんでまた今日はこのような料理を作られたので?」
ヒビキ「今日10月2日は『豆腐の日』だからね。当然かないか」
クロード「『豆腐』=『とう(10)ふ(2)』の語呂合わせですか。くっ、私が肉を食べたい日に限ってヘルシー志向な記念日があるなんて」
ヒビキ「まあ、日本を始め東アジア方面で古くから存在する伝統的な食べ物だし、記念日があって当然といえば当然だよね。かいわれ大根の日があるのに豆腐の日がないなんてことはありえないよ」
クロード「そうかもしれませんが……古くからとは、どれくらい古いのですか?」
ヒビキ「一説によると2000年前に中国で生まれ、後に日本にも伝わったってことらしいけど、はっきりとした確証はないみたいだね。ついでに言えば、歴史が古いこともあって、日本と中国では豆腐の製法も今では異なるらしい。日本の豆腐は冷奴からも分かるように、指で押さえれば簡単に潰れてしまうほど柔らかいけど、中国や韓国では炒め物や揚げ物に使うことが多かったから水分が少なく堅いものが多いんだ」
クロード「同じものでも国によって違いが生まれているのですね。確か豆腐の原料は大豆でしたよね? あんな豆がどうやったらあんな白い箱状になるのですか?」
ヒビキ「色々詳細は省くけど、すり潰した大豆を煮込んでこして、型にはめて固めると俺達が知ってるスーパー販売されているあの豆腐になるんだ。その時の細かい違いで絹ごし豆腐になったり木綿豆腐になったりするみたいだね」
クロード「なんだか豆腐作りというのは大変そうですね。しかし、こんなものが生まれなければ今日のハンバーグは肉汁たっぷり激うまハンバーグだったはずなのに」
ヒビキ「どんだけ肉汁を求めてるのさ。仕方ないな。食べ比べるために普通のハンバーグもあるから、そっちを食べるといいよ」
クロード「さすがはヒビキ様! それでは、いただきまーす! パクリ。ほぉお、口の中をカロリーたっぷりな油が蹂躙していく! これ、これが欲しかったのです!」
ヒビキ「むー、比較用の普通ハンバーグで喜ばれるなんて、屈辱。今日の豆腐ハンバーグ、上手くできたと思ったのに。パクリ、もぐもぐ……絶対美味しいのにー!」
★★★★★
その他の記念日『グラノーラの日』
※グラノーラの『フルグラ』メーカー、カルビー株式会社が制定。
※お米、パンに続く第3の朝食『グラノーラ』をアピール。
※『10月02日』=『1スプーン、0お皿、02オーツ麦』と読む語呂合わせ。
クロード「いやこれ、語呂合わせとは言えないでしょう?」
ヒビキ「気にしない気にしない。さ、今日の朝食はグラノーラで済ませちゃおう」
クロード「油たっぷりハンバーグの後に食べるとあっさり甘めで美味しいです」
ヒビキ「どっちも10月2日設定だから、順番的には逆なんだけどね」
ヒビキ「お疲れ様、クロード。夕食の準備はできてるよ」
クロード「ありがとうございます。おお、ハンバーグですね。今日は肉汁たっぷりの肉類を食べたかったので大変ありがた……おや、このハンバーグ、何か違うような」
ヒビキ「今日は頑張って作ってみました、豆腐ハンバーグ! ヘルシーでとっても美味しいよ」
クロード「と、とうふ……? い、いただきます、パクリ。もぐもぐ……た、確かに美味しいです……が、その、溢れる肉汁があまり感じられませんね」
ヒビキ「今回はひき肉を一切使わずに豆腐と片栗粉、小麦粉を使った超ヘルシーハンバーグだからね。カロリーも抑えられて、脂肪も少ないから健康にグッドだね♪」
クロード「はうぅ、今日ばかりは心遣いが憎い。あの油まみれの肉汁を口いっぱいに頬張りたかった。しかし、なんでまた今日はこのような料理を作られたので?」
ヒビキ「今日10月2日は『豆腐の日』だからね。当然かないか」
クロード「『豆腐』=『とう(10)ふ(2)』の語呂合わせですか。くっ、私が肉を食べたい日に限ってヘルシー志向な記念日があるなんて」
ヒビキ「まあ、日本を始め東アジア方面で古くから存在する伝統的な食べ物だし、記念日があって当然といえば当然だよね。かいわれ大根の日があるのに豆腐の日がないなんてことはありえないよ」
クロード「そうかもしれませんが……古くからとは、どれくらい古いのですか?」
ヒビキ「一説によると2000年前に中国で生まれ、後に日本にも伝わったってことらしいけど、はっきりとした確証はないみたいだね。ついでに言えば、歴史が古いこともあって、日本と中国では豆腐の製法も今では異なるらしい。日本の豆腐は冷奴からも分かるように、指で押さえれば簡単に潰れてしまうほど柔らかいけど、中国や韓国では炒め物や揚げ物に使うことが多かったから水分が少なく堅いものが多いんだ」
クロード「同じものでも国によって違いが生まれているのですね。確か豆腐の原料は大豆でしたよね? あんな豆がどうやったらあんな白い箱状になるのですか?」
ヒビキ「色々詳細は省くけど、すり潰した大豆を煮込んでこして、型にはめて固めると俺達が知ってるスーパー販売されているあの豆腐になるんだ。その時の細かい違いで絹ごし豆腐になったり木綿豆腐になったりするみたいだね」
クロード「なんだか豆腐作りというのは大変そうですね。しかし、こんなものが生まれなければ今日のハンバーグは肉汁たっぷり激うまハンバーグだったはずなのに」
ヒビキ「どんだけ肉汁を求めてるのさ。仕方ないな。食べ比べるために普通のハンバーグもあるから、そっちを食べるといいよ」
クロード「さすがはヒビキ様! それでは、いただきまーす! パクリ。ほぉお、口の中をカロリーたっぷりな油が蹂躙していく! これ、これが欲しかったのです!」
ヒビキ「むー、比較用の普通ハンバーグで喜ばれるなんて、屈辱。今日の豆腐ハンバーグ、上手くできたと思ったのに。パクリ、もぐもぐ……絶対美味しいのにー!」
★★★★★
その他の記念日『グラノーラの日』
※グラノーラの『フルグラ』メーカー、カルビー株式会社が制定。
※お米、パンに続く第3の朝食『グラノーラ』をアピール。
※『10月02日』=『1スプーン、0お皿、02オーツ麦』と読む語呂合わせ。
クロード「いやこれ、語呂合わせとは言えないでしょう?」
ヒビキ「気にしない気にしない。さ、今日の朝食はグラノーラで済ませちゃおう」
クロード「油たっぷりハンバーグの後に食べるとあっさり甘めで美味しいです」
ヒビキ「どっちも10月2日設定だから、順番的には逆なんだけどね」
0
お気に入りに追加
121
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
人生を共にしてほしい、そう言った最愛の人は不倫をしました。
松茸
恋愛
どうか僕と人生を共にしてほしい。
そう言われてのぼせ上った私は、侯爵令息の彼との結婚に踏み切る。
しかし結婚して一年、彼は私を愛さず、別の女性と不倫をした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる