ヒビキとクロードの365日

あてきち

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4月

4月1日『四月一日と書いてワタヌキと読む。内容とは関係ありません』

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 ヒビキ「小説『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』が待望のアニメ化! おめでとう!」※パパーンとクラッカーが鳴り響く。

クロード「……出オチ感がハンパないです、ヒビキ様……モロバレです」

 ヒビキ「そ、そう? ちょっとくらい可能性があったりは……」

クロード「(※無言で首を左右に振るクロード。めっちゃ哀愁漂ってる……)」

 ヒビキ「……うん、分かってた。まあ、言わずとも分かると思いますが、今の話は真っ赤な嘘です。だって今日は4月1日『エイプリルフール』だから!」

クロード「以前散発的に行っていた苦し紛れの『季節小話』をシリーズ化することになったのですか? わざわざ本編とはコンテンツを分けて?」

 ヒビキ「その通り! だから初見の人には俺達がどういう関係で、なんでこんなコンテンツが存在しているのかこれっぽっちも理解できないと思うよ。詳しくは本編の『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』を読んでね♪ コミック版も同サイトにて連載中です。絶対見てね!」

クロード「……めっちゃ宣伝ですね、ヒビキ様」※クロード、大きくため息。

 ヒビキ「このコンテンツ『ヒビキとクロードの365日』は2019年4月1日から2020年3月31日までの一年間、その日の記念日を中心に色々二人で駄弁っていくだけという、まさに暇つぶしのためにあるかのようなお気楽コンテンツです。何のためにやるのかって言ったら、作者がやってみたくなっただけという、そんな作品。それが『ヒビキとクロードの365日』です!」

クロード「何ともやる気があるんだかないんだかよく分からないですね」

 ヒビキ「実際、本編やら何やらの連載が滞りがちな作者に短いとはいえ一年間の毎日更新が達成できるのかっていうところは疑問だよね。2019年4月1日現在、いまだに俺、女の子になったままだし」

クロード「こちらではいつものヒビキ様でホッとします」

 ヒビキ「こういう話って後になって何の話だって感じになるかもしれないけど、リアルタイム感があっていいよね。男の俺はしばらくこっちで頑張ろうっと」

クロード「何より私とヒビキ様しかいないことが素晴らしいですね」

 ヒビキ「というわけで、そろそろお別れの時間がやってまいりました」

クロード「……本当に短いです。えーと、本日は『エイプリルフール』でしたか」

 ヒビキ「起源は不明らしいよ? この日はウェットに富んだ嘘ニュースが色々飛び交うだろうけど、みんなは騙されないように気を付けてね。あと、本編のホントのホントの連載再開は4月中にはされるよ。みんな、待っててね!」

クロード「ヒビキ様、それは本当ですか? まさか嘘なんですか!? ヒビキ様!?」

 ヒビキ「バイバーイ!」※ヒビキはニコリと笑いながら手を振るだけだった。


★★★★★★
その他の記念日『トレーニングの日』『ストラップの日』

クロード「……ヒビキ様の世界は、本当に何でも記念日にしてしまうのですね」
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