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第215話 鑑定士ダニエルの密命(上)
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★次の舞台へ行く前に、別視点の話が少しあります。
********************
儂の名前はダニエル・カーター。今年で六十歳になる。職業は鑑定士じゃ。
ハバラスティア王国のお抱えになってもう三十年以上経ったじゃろうか。これでも王城では最高位の鑑定士として名が知れている。
スキルレベル5の『鑑定』が使える鑑定士など、世界中探してもそうはおるまい。
現在、儂は国王陛下から直々にいただいたある命令により、王国最東端の街、ローウェルに足を運んでいた。今となっては最東端などと呼ばれているが、ローウェルも可哀相なことよ。
およそ十八年前に突如現れた土地型の魔物『メイズイーター』によって王国は国土の東方面を根こそぎ奪われた。いくつかあった街も飲み込まれ、ローウェルの手前でようやく落ち着いたのじゃ。本来であれば王都と東部の港町を繋ぐ商業の要衝であったローウェルも、随分と様変わりしてしまったわい。商業色が強かった当時と比べて、今では冒険者色が強くなった。以前の華やかな街並みを覚えている儂としては、当時が懐かしいのぉ。
まあ、メイズイーターに対する監視を冒険者ギルドに依頼しているのだから仕方のない話じゃ。
昔は王国軍が監視していたんじゃが、あれから十八年、メイズイーターには何の変化も起きはしなかった。王都では予算の無駄遣いだなどという話が広まってしまい、とうとう二年ほど前にあれの監視を冒険者ギルドに一任することになったのじゃ。ギルドマスターに当時最も優秀だったSランク冒険者を据えて……名前はなんじゃったかの?
それにしても、あれほどの大災害だったというのに、死傷者らしい死傷者が出ていないのは、嬉しいことだが本当に奇妙なことよ。
元々王国の東部は大きな森に覆われていて、ローウェルより東に大きな街がなかったことが幸いした。メイズイーターも、当時の森を探索していたSランク冒険者パーティーが偶然発見してくれたおかげで、国民に被害が出る前に避難することができたのじゃ。
本当に、メイズイーターを発見したのが当時の第四王子が率いていたパーティーでよかった。そうでもなければ、あのようなバカげた魔物の存在を誰が信じるだろうか。
偶然の賜物とはいえ、本当に助かったわい。しかし、あのメイズイーターとかいう魔物は何なんじゃろう。当時もそうだが、今の儂が鑑定してもてんで中身が把握できん。
分かるのはこれくらいか。
【 名 前 】メイズイーター
【 性 別 】なし
【 レベル 】275
【 H P 】100326/109000
【以下、詳細不明】
要するに何も分からんということじゃ。というか、何じゃよHP10万って……どこぞの勇者や魔王よりも余程たちが悪いわい。それに、昨年鑑定した時はレベル272だったはず。レベル上がっとるじゃん! 一体何を倒したんじゃ! 強い魔物でも食ったんじゃろうか。レベル270代で今さら人間を食ったところでレベルが上がるとも思えんしんのぉ。本当に恐ろしい魔物じゃ。
おそらく東部の森や動物、魔物を喰らいつくしたおかげでこんな異常なレベルになったんじゃろうな。国民にこそ被害はなかったが、当時の王国からすれば大打撃じゃ。あそこはエルフ達が住む森に匹敵するくらいの大森林じゃったからな。あそこの実りを使えなくなったのは痛かった。
それに王国唯一の港を失ったのは本当に大打撃じゃ。海路が使えなくなったせいで、間違いなく国力が落ちた。メイズイーターに奪われた分を考慮してもこの国の国土は広くて豊かだ。だが、販路を失ったことで、東の大国と呼ばれていた我が国も今では中堅国家扱い。悲しいことよ。
それでも見限る者が少なかったおかげで、最近は随分と国政も落ち着いた。王の器量かのぉ。
そんな陛下から直々の命令をいただけるとは、なんとも嬉しいことよ。ほ、ほ、ほ、ほっ。
……はて? 儂、何を考えていたんじゃったっけ? ……おお、そうじゃ、命令の話じゃった。
現在儂は国王陛下の命令でもう一ヶ月ほどローウェルに滞在しておる。儂以外にも二名の護衛騎士と一名の付き人、そして王国の諜報部から派遣された一名の計四名が同行していた。
「ダニエル様、お茶をおかわりなさいますか?」
「ほ、ほ。いただこうかの」
付き人のブライアンが儂にお茶を淹れてくれた。気配り上手な壮年の男で儂も気に入っておる。
「んー、ブライアンの淹れる茶はいつも美味しいの。そういえば、ラックはどうしたのじゃ?」
「ラック殿は先程冒険者ギルドの方へ向かうと言伝を預かりました」
ラックというのは諜報部の者じゃ。今回の任務における指揮権は彼が持っている。なかなか重要な任務じゃ。なにせ与えられた命令は『聖者』様の捜索なのだから。
希少職『聖者』。職業そのものも希少じゃが、所有スキルもまた希少で貴重ときている。我が国には女性版聖者の『聖女』様がいらっしゃる。ここで聖者も見つかれば二人目ということじゃ。
諜報部はローウェルに『聖者』がいるかもしれないという情報を持ち帰ってきた。なんでもその者は、この街で完全回復魔法『パーフェクトヒール』を使ったらしい。
聖女、聖者といえば有名なのは職に就くと同時に与えられるスキル『回復魔法レベル10』じゃ。
回復魔法を使える者は数あれど、『パーフェクトヒール』となれば話は別じゃ。治癒士や聖騎士などでも、習得の可能性はあるにはあるが、正直現実的ではない。回復魔法には『レベル5の壁』と呼ばれる難関が存在し、熟練の治癒士であってもその壁を越えられず『ハイヒール』止まりであることも珍しくはないのだ。
諜報部が持ち帰った情報によれば『パーフェクトヒール』が使われた場所が冒険者ギルドであるというところまでは掴んだようだが、それ以外の情報がなかなか入ってこなかった。
つまり、冒険者ギルドが情報統制を行っているということじゃ。もしその人物が本当に聖者様であるのなら、ギルドが彼の存在を隠匿しているということになる。
そして諜報部が当たりをつけたのが、自らを鑑定士と名乗る少年、ヒビキ・マナベじゃった。
年齢は十七歳だが、その見た目は十二、三歳の子供とそう変わらないそうじゃ。
これも聖女、聖者の特徴のひとつで、彼らはこの職を得ると同時にそれくらいの年齢まで若返り、その命尽きるまで年老いることなく過ごすらしい。
確かに、聞けば聞くほどあやしい。非戦闘職でありながら冒険者をし、三ヶ月もしないうちにシルバーダイヤモンドウルフを討伐してCランクに飛び級昇格……非戦闘職の経歴ではないの。
だが、もしもこの少年が『パーフェクトヒール』を使えるというのなら、死にさえしなければどんな無茶をしても生き残れるということじゃ。そう考えるとシルバーダイヤモンドウルフなどという危険極まりない魔物を討伐できたことも頷ける。
聖者の可能性ありと判断されたヒビキ少年を鑑定せよ、というのが今回儂が受けた任務じゃ。じゃというのに、肝心のヒビキ少年がローウェルにはいなかった。
なんでもここから北にある、発見されたばかりのダンジョンへ向かったらしい。儂が命令を受けた時には既にダンジョンに入って一ヶ月ほど経過していたそうじゃ。ギルドマスターがわざわざ捜索のために自らダンジョンに入ったという報告が上がっている。
……冒険者の行動は全てが自己責任。ダンジョンから帰らないからといってギルドマスターがそうほいほい救出に向かうはずがない。ギルドマスターの行動によって、聖者の信憑性がさらに増したということじゃな。
まあ、そんなわけでいつ少年が帰ってきても対応できるようにと、儂はローウェルへ向かわされたわけじゃ。じゃが帰ってくる気配がない。待っている間暇じゃったから、メイズイーターのもとへ赴いてみたり、デビィ商会に行って鑑定の依頼を受けてみたり、と暇つぶしをしていた。
今日も優雅に午後の紅茶を楽しんでいるわけじゃ。ローウェルにもなかなか美味いお茶があるわい。
ブライアンが淹れてくれた二杯目の紅茶をひと口飲んだ時、儂の部屋の扉が開いた。あ、一応言っておくと儂の部屋はローウェルの西通りにある高級宿じゃ。陛下が結構予算をくれたおかげでこの一ヶ月間、悠々自適な暮らしができているわい。
「おお、戻ったかの、ラック君」
「はい。お待たせいたしました、ダニエル様」
二十代前半くらいの緑髪の青年、ラック君は諜報部らしく常にクールな無表情じゃ。
「まあ、別段待ってはいないんじゃがの。何かあったかの?」
「はい。どうやら昨夜、冒険者ギルドにギルドマスターバルス氏と、副ギルドマスタージュエル氏がダンジョンから帰ってきたようです」
「ほお、つまり……?」
「一緒に帰ってきた馬車は二台。おそらくそこに――」
「聖者候補、ヒビキ・マナベが乗っていたということかの?」
ラック君はコクリと頷いた。
「して、今ヒビキ少年はどこにいるのか分かっているのかの?」
「どうやら街に出て買い出しに向かったようです」
さて、ようやく仕事が始められるのぉ。柔らかいソファーから、儂は重い腰を上げた。
********************
少しだけダニエル氏が頑張ります。
次回は、7月27日(金)17:10 更新予定です。
↓
予定を変更させていただきます。
次回は、7月28日(土)17:10 更新予定です。
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儂の名前はダニエル・カーター。今年で六十歳になる。職業は鑑定士じゃ。
ハバラスティア王国のお抱えになってもう三十年以上経ったじゃろうか。これでも王城では最高位の鑑定士として名が知れている。
スキルレベル5の『鑑定』が使える鑑定士など、世界中探してもそうはおるまい。
現在、儂は国王陛下から直々にいただいたある命令により、王国最東端の街、ローウェルに足を運んでいた。今となっては最東端などと呼ばれているが、ローウェルも可哀相なことよ。
およそ十八年前に突如現れた土地型の魔物『メイズイーター』によって王国は国土の東方面を根こそぎ奪われた。いくつかあった街も飲み込まれ、ローウェルの手前でようやく落ち着いたのじゃ。本来であれば王都と東部の港町を繋ぐ商業の要衝であったローウェルも、随分と様変わりしてしまったわい。商業色が強かった当時と比べて、今では冒険者色が強くなった。以前の華やかな街並みを覚えている儂としては、当時が懐かしいのぉ。
まあ、メイズイーターに対する監視を冒険者ギルドに依頼しているのだから仕方のない話じゃ。
昔は王国軍が監視していたんじゃが、あれから十八年、メイズイーターには何の変化も起きはしなかった。王都では予算の無駄遣いだなどという話が広まってしまい、とうとう二年ほど前にあれの監視を冒険者ギルドに一任することになったのじゃ。ギルドマスターに当時最も優秀だったSランク冒険者を据えて……名前はなんじゃったかの?
それにしても、あれほどの大災害だったというのに、死傷者らしい死傷者が出ていないのは、嬉しいことだが本当に奇妙なことよ。
元々王国の東部は大きな森に覆われていて、ローウェルより東に大きな街がなかったことが幸いした。メイズイーターも、当時の森を探索していたSランク冒険者パーティーが偶然発見してくれたおかげで、国民に被害が出る前に避難することができたのじゃ。
本当に、メイズイーターを発見したのが当時の第四王子が率いていたパーティーでよかった。そうでもなければ、あのようなバカげた魔物の存在を誰が信じるだろうか。
偶然の賜物とはいえ、本当に助かったわい。しかし、あのメイズイーターとかいう魔物は何なんじゃろう。当時もそうだが、今の儂が鑑定してもてんで中身が把握できん。
分かるのはこれくらいか。
【 名 前 】メイズイーター
【 性 別 】なし
【 レベル 】275
【 H P 】100326/109000
【以下、詳細不明】
要するに何も分からんということじゃ。というか、何じゃよHP10万って……どこぞの勇者や魔王よりも余程たちが悪いわい。それに、昨年鑑定した時はレベル272だったはず。レベル上がっとるじゃん! 一体何を倒したんじゃ! 強い魔物でも食ったんじゃろうか。レベル270代で今さら人間を食ったところでレベルが上がるとも思えんしんのぉ。本当に恐ろしい魔物じゃ。
おそらく東部の森や動物、魔物を喰らいつくしたおかげでこんな異常なレベルになったんじゃろうな。国民にこそ被害はなかったが、当時の王国からすれば大打撃じゃ。あそこはエルフ達が住む森に匹敵するくらいの大森林じゃったからな。あそこの実りを使えなくなったのは痛かった。
それに王国唯一の港を失ったのは本当に大打撃じゃ。海路が使えなくなったせいで、間違いなく国力が落ちた。メイズイーターに奪われた分を考慮してもこの国の国土は広くて豊かだ。だが、販路を失ったことで、東の大国と呼ばれていた我が国も今では中堅国家扱い。悲しいことよ。
それでも見限る者が少なかったおかげで、最近は随分と国政も落ち着いた。王の器量かのぉ。
そんな陛下から直々の命令をいただけるとは、なんとも嬉しいことよ。ほ、ほ、ほ、ほっ。
……はて? 儂、何を考えていたんじゃったっけ? ……おお、そうじゃ、命令の話じゃった。
現在儂は国王陛下の命令でもう一ヶ月ほどローウェルに滞在しておる。儂以外にも二名の護衛騎士と一名の付き人、そして王国の諜報部から派遣された一名の計四名が同行していた。
「ダニエル様、お茶をおかわりなさいますか?」
「ほ、ほ。いただこうかの」
付き人のブライアンが儂にお茶を淹れてくれた。気配り上手な壮年の男で儂も気に入っておる。
「んー、ブライアンの淹れる茶はいつも美味しいの。そういえば、ラックはどうしたのじゃ?」
「ラック殿は先程冒険者ギルドの方へ向かうと言伝を預かりました」
ラックというのは諜報部の者じゃ。今回の任務における指揮権は彼が持っている。なかなか重要な任務じゃ。なにせ与えられた命令は『聖者』様の捜索なのだから。
希少職『聖者』。職業そのものも希少じゃが、所有スキルもまた希少で貴重ときている。我が国には女性版聖者の『聖女』様がいらっしゃる。ここで聖者も見つかれば二人目ということじゃ。
諜報部はローウェルに『聖者』がいるかもしれないという情報を持ち帰ってきた。なんでもその者は、この街で完全回復魔法『パーフェクトヒール』を使ったらしい。
聖女、聖者といえば有名なのは職に就くと同時に与えられるスキル『回復魔法レベル10』じゃ。
回復魔法を使える者は数あれど、『パーフェクトヒール』となれば話は別じゃ。治癒士や聖騎士などでも、習得の可能性はあるにはあるが、正直現実的ではない。回復魔法には『レベル5の壁』と呼ばれる難関が存在し、熟練の治癒士であってもその壁を越えられず『ハイヒール』止まりであることも珍しくはないのだ。
諜報部が持ち帰った情報によれば『パーフェクトヒール』が使われた場所が冒険者ギルドであるというところまでは掴んだようだが、それ以外の情報がなかなか入ってこなかった。
つまり、冒険者ギルドが情報統制を行っているということじゃ。もしその人物が本当に聖者様であるのなら、ギルドが彼の存在を隠匿しているということになる。
そして諜報部が当たりをつけたのが、自らを鑑定士と名乗る少年、ヒビキ・マナベじゃった。
年齢は十七歳だが、その見た目は十二、三歳の子供とそう変わらないそうじゃ。
これも聖女、聖者の特徴のひとつで、彼らはこの職を得ると同時にそれくらいの年齢まで若返り、その命尽きるまで年老いることなく過ごすらしい。
確かに、聞けば聞くほどあやしい。非戦闘職でありながら冒険者をし、三ヶ月もしないうちにシルバーダイヤモンドウルフを討伐してCランクに飛び級昇格……非戦闘職の経歴ではないの。
だが、もしもこの少年が『パーフェクトヒール』を使えるというのなら、死にさえしなければどんな無茶をしても生き残れるということじゃ。そう考えるとシルバーダイヤモンドウルフなどという危険極まりない魔物を討伐できたことも頷ける。
聖者の可能性ありと判断されたヒビキ少年を鑑定せよ、というのが今回儂が受けた任務じゃ。じゃというのに、肝心のヒビキ少年がローウェルにはいなかった。
なんでもここから北にある、発見されたばかりのダンジョンへ向かったらしい。儂が命令を受けた時には既にダンジョンに入って一ヶ月ほど経過していたそうじゃ。ギルドマスターがわざわざ捜索のために自らダンジョンに入ったという報告が上がっている。
……冒険者の行動は全てが自己責任。ダンジョンから帰らないからといってギルドマスターがそうほいほい救出に向かうはずがない。ギルドマスターの行動によって、聖者の信憑性がさらに増したということじゃな。
まあ、そんなわけでいつ少年が帰ってきても対応できるようにと、儂はローウェルへ向かわされたわけじゃ。じゃが帰ってくる気配がない。待っている間暇じゃったから、メイズイーターのもとへ赴いてみたり、デビィ商会に行って鑑定の依頼を受けてみたり、と暇つぶしをしていた。
今日も優雅に午後の紅茶を楽しんでいるわけじゃ。ローウェルにもなかなか美味いお茶があるわい。
ブライアンが淹れてくれた二杯目の紅茶をひと口飲んだ時、儂の部屋の扉が開いた。あ、一応言っておくと儂の部屋はローウェルの西通りにある高級宿じゃ。陛下が結構予算をくれたおかげでこの一ヶ月間、悠々自適な暮らしができているわい。
「おお、戻ったかの、ラック君」
「はい。お待たせいたしました、ダニエル様」
二十代前半くらいの緑髪の青年、ラック君は諜報部らしく常にクールな無表情じゃ。
「まあ、別段待ってはいないんじゃがの。何かあったかの?」
「はい。どうやら昨夜、冒険者ギルドにギルドマスターバルス氏と、副ギルドマスタージュエル氏がダンジョンから帰ってきたようです」
「ほお、つまり……?」
「一緒に帰ってきた馬車は二台。おそらくそこに――」
「聖者候補、ヒビキ・マナベが乗っていたということかの?」
ラック君はコクリと頷いた。
「して、今ヒビキ少年はどこにいるのか分かっているのかの?」
「どうやら街に出て買い出しに向かったようです」
さて、ようやく仕事が始められるのぉ。柔らかいソファーから、儂は重い腰を上げた。
********************
少しだけダニエル氏が頑張ります。
次回は、7月27日(金)17:10 更新予定です。
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