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第14章 懐胎の刑
第116話 生命の連鎖
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「やっ……ぁ……ッ」
ティエラの衣服を容赦無く引き剥がし、白く柔らかい肌を露出させる。
日本人ではまず有り得ないくらい白い雪の様な肌、水晶の様に深い青の目、そして煌びやかな輝きを放つ金髪……どれも物珍しく、貴重な素材に成り得るに違いない。
「混血の『部品』というのも面白い。茜には雪の様な肌も、澄んだ青い目も、美しい金髪も無いからね。部品の一つとしてはこれ以上に無いくらいに貴重だ」
この素晴らしき遺伝子と自らの遺伝子が、ティエラの幼い体内で混ざり合い、新たな生命へと昇華されていくのだと考えると……感動と興奮を隠しきれない。
それは官能的な感動と興奮では無く、素晴らしき生命と未来へ対しての感動と興奮だ。
「やだ、やだ……あんたの子なんて……死んでも御免……ッ!」
裸体に剥かれ、泣き叫ぶティエラを力付くで押さえ付け、ティエラと僕は濃密に身体を重ね、交わり始める。
「君の意思など関係無い。君の肉体が僕の遺伝子を受け入れた時、新たな未来と生命は産まれる。これは……逃れようのない運命なんだ」
そして、僕はティエラの肉体の更に奥へと沈んでいき、奥の奥まで僕の存在を刻み込もうとする。
「いやぁぁぁぁぁぁぁッ!」
僕の存在を肉体の奥まで実感し、声帯が引き千切れそうな位の勢いでティエラは吠え、泣き叫んだ。
怒り、苦しみ、悲しみ……全てが入り混じった凄まじい咆哮だった。
「君と僕の子だ。面白い子に育つ事だろう」
「あんたの子なんて……っ、死んでも産むもんかッ……死んでも、死んでも……」
涙と汗でぐちゃぐちゃになった顔で、ティエラは僕を睨み付ける。
四肢も失った彼女の身体では抵抗すら出来ず、こうして僕を睨み付け、口汚く罵る事程度しか出来ない。
「全く、聞き訳の無い子だ。少しは葵を見習えばどうだ? 彼女は喜んで僕の子を宿してくれたというのに」
泣き叫ぶティエラの身体を弄びながら、僕は葵の裸体を思い浮かべる。
葵を逃す前、僕はスポイトを用いて自らの精液を葵の体内へと流し込んでいたのだ。
それが葵の体内で実るかどうかは分からないが、もしその種を葵が受け入れたとしたら……葵は僕の子を身籠もる。
だから、僕は最後に葵へと刷り込みを行ったのだ。僕の子を宿し、産み落とす様に。
そして、葵はそれを遵守するだろう。
何故ならば、僕に従う事こそが幸福であると脳と体が覚えているからだ。
「葵は理解している。僕に従う事こそが……幸福への確実な道であると。だから、僕の指示は何にでも従う。分かるかい? これが、葵を殺さずに逃がした理由さ。完全に思い通りになる人形を壊してしまうなんて、勿体無いだろう?」
僕の指示通りにしていれば……また、あの凄まじい快楽が与えられるのだと、葵は知っている。
世界であの快楽を自身に与えられるのは僕だけ。そして、その唯一無二の存在である僕は葵にとっての神にも等しい。
葵には既にそういう形での『刷り込み』が行われているからこそ、僕の子を孕み、産めという狂った指示であっても葵はそれを遵守する事だろう。
度重なる薬物摂取により、葵の目に僕は神に映り、世界は灰色に染まった。
そして、葵は生きている限り僕の存在を認識し続けなければならない。
それこそが、死をも超える本物の地獄なのだ。
「さて、残るは君だ。光栄に思うと良い。君は聖処女の一部を孕む聖母になれるのだから」
そして今、僕の種を受け取る苗床の一部として、目の前に転がる少女・ティエラもたった今そこに加わる。
「ぱぱ……っ、ままぁ……ぁ……っ」
子供の様に助けを請うティエラを、僕は黙々と作業の一環として犯し始めた。
ティエラの衣服を容赦無く引き剥がし、白く柔らかい肌を露出させる。
日本人ではまず有り得ないくらい白い雪の様な肌、水晶の様に深い青の目、そして煌びやかな輝きを放つ金髪……どれも物珍しく、貴重な素材に成り得るに違いない。
「混血の『部品』というのも面白い。茜には雪の様な肌も、澄んだ青い目も、美しい金髪も無いからね。部品の一つとしてはこれ以上に無いくらいに貴重だ」
この素晴らしき遺伝子と自らの遺伝子が、ティエラの幼い体内で混ざり合い、新たな生命へと昇華されていくのだと考えると……感動と興奮を隠しきれない。
それは官能的な感動と興奮では無く、素晴らしき生命と未来へ対しての感動と興奮だ。
「やだ、やだ……あんたの子なんて……死んでも御免……ッ!」
裸体に剥かれ、泣き叫ぶティエラを力付くで押さえ付け、ティエラと僕は濃密に身体を重ね、交わり始める。
「君の意思など関係無い。君の肉体が僕の遺伝子を受け入れた時、新たな未来と生命は産まれる。これは……逃れようのない運命なんだ」
そして、僕はティエラの肉体の更に奥へと沈んでいき、奥の奥まで僕の存在を刻み込もうとする。
「いやぁぁぁぁぁぁぁッ!」
僕の存在を肉体の奥まで実感し、声帯が引き千切れそうな位の勢いでティエラは吠え、泣き叫んだ。
怒り、苦しみ、悲しみ……全てが入り混じった凄まじい咆哮だった。
「君と僕の子だ。面白い子に育つ事だろう」
「あんたの子なんて……っ、死んでも産むもんかッ……死んでも、死んでも……」
涙と汗でぐちゃぐちゃになった顔で、ティエラは僕を睨み付ける。
四肢も失った彼女の身体では抵抗すら出来ず、こうして僕を睨み付け、口汚く罵る事程度しか出来ない。
「全く、聞き訳の無い子だ。少しは葵を見習えばどうだ? 彼女は喜んで僕の子を宿してくれたというのに」
泣き叫ぶティエラの身体を弄びながら、僕は葵の裸体を思い浮かべる。
葵を逃す前、僕はスポイトを用いて自らの精液を葵の体内へと流し込んでいたのだ。
それが葵の体内で実るかどうかは分からないが、もしその種を葵が受け入れたとしたら……葵は僕の子を身籠もる。
だから、僕は最後に葵へと刷り込みを行ったのだ。僕の子を宿し、産み落とす様に。
そして、葵はそれを遵守するだろう。
何故ならば、僕に従う事こそが幸福であると脳と体が覚えているからだ。
「葵は理解している。僕に従う事こそが……幸福への確実な道であると。だから、僕の指示は何にでも従う。分かるかい? これが、葵を殺さずに逃がした理由さ。完全に思い通りになる人形を壊してしまうなんて、勿体無いだろう?」
僕の指示通りにしていれば……また、あの凄まじい快楽が与えられるのだと、葵は知っている。
世界であの快楽を自身に与えられるのは僕だけ。そして、その唯一無二の存在である僕は葵にとっての神にも等しい。
葵には既にそういう形での『刷り込み』が行われているからこそ、僕の子を孕み、産めという狂った指示であっても葵はそれを遵守する事だろう。
度重なる薬物摂取により、葵の目に僕は神に映り、世界は灰色に染まった。
そして、葵は生きている限り僕の存在を認識し続けなければならない。
それこそが、死をも超える本物の地獄なのだ。
「さて、残るは君だ。光栄に思うと良い。君は聖処女の一部を孕む聖母になれるのだから」
そして今、僕の種を受け取る苗床の一部として、目の前に転がる少女・ティエラもたった今そこに加わる。
「ぱぱ……っ、ままぁ……ぁ……っ」
子供の様に助けを請うティエラを、僕は黙々と作業の一環として犯し始めた。
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