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第10章『俺の召喚獣だけレベルアップする/冴島渉たちの章』
第335話 絶望から一番遠いはずの女の姿
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「『ベンチャーちゃん』って、誰だっけ?」
最近、私は物覚えが激しくなった気がする。
世界はいま、このスカレットのスキルである【絶望エデン】の力によってあらゆる者に災厄を授け、一方で私と私の味方にはもう1つ別のスキルである【箱の中の希望】によって幸運が自動的に授けられる状態になっている。
私は生きているだけでどんどん幸福になっていき、私の地位を脅かそうとする者はどんどん不幸になって行く。
この世界はいま、そういう状況になっていた。
そんな中で、私は幸福を噛みしめていたんだけど、ふと『ベンチャーちゃん』と書かれたメモを見つけて、そう考えてしまったのだ。
----実は、私が覚えている『私の味方』と呼べる人物はゼロである。
昔は、幹部っぽい、ちょっと洒落た感じの名前を付けていたような覚えもあるが、覚えていない。
というのも、私に味方をしていたはずなのに、敵対する者がいっぱい出て来たからだ。
最初は私の顔を見ながら「私はあなたの忠臣です!」なんて綺麗事を言っていたはずなのに、いざ数週間経ってみれば「私にもっと地位を! もっと富を!」と言って私を困らせてくるのだ。
そんなの、スキルの判定から言えば、『私の敵』一択でしょう。間違いなく。
人間の欲望というのには限度はないらしく、私の味方をするだけで良いと、初めから言っていたはずなのに、何故だか反乱する者が多くて困ってしまう。
どんな人間であろうとも、そんな簡単な事すら忘れて、私よりも上にいきたいと、そう願ってしまうのだ。
馬鹿だよねぇ、本当。
私よりも偉くなりたいとか、この世界でそんな事が出来るはずないのに。
だから私は、味方の把握する事をしなくなった。
幹部も必要ない、いつか裏切るかもしれない相手なんて居るだけ無駄だし、この世界は私の敵になった時点で、私の勝ちは決まっているんだから。
----でも、なにかを失った気がする。
私は幸運だ。全ての運が、私の味方をしてくれている。
衣食住、その全てが最低限ならぬ最高峰のモノが常に与えられている。
戦いに出ても、私の攻撃はどんなに変な所に放とうが必ずクリティカルヒット、百発百中。一方で相手の攻撃はどんなに頑張ろうが、絶対に失敗する。
なに不自由ない、完璧な世界。
私が望んだ、完璧な世界のはずなんだ。
「だけど、どうして私はこんな世界を望んだんだっけ?」
確か、理不尽すぎる目にあったから、それを覆すために、私は完璧な世界を望んだはずだった。
なのにどうして、その理不尽な目を与えた相手の顔が思い出せないんだ?
名前も、顔も、あんなにも憎むべき相手だったはずなのに、今では私の頭の中には消えてしまっている。
どうして、どうして、どうして……あぁ、そんな事を考えているこの悩みも、私の頭の中から消えて行っている気がする。
こうして私は、今日も幸福に包まれた生活の中で、刻一刻とヒトとして大切な何かを失っていくのであった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
彼女は、絶望スカレットは知らなかった。
人間には幸福だけでは堕落し続けてしまうという、当たり前の、誰もが知る常識を。
----彼女が作り出した職業【パンドラの箱・オルタ】。
【パンドラの箱世界】を閉じ込めた【世界球体=パンドラ世界=】をぶつけまくった結果として生まれた、絶望スカレットの手に入れた【パンドラの箱・オルタ】。
絶望スカレットが無理やり作り出したこれは、確かに人々には災厄を、そして所有者であるスカレットとその仲間には幸福を与える素晴らしいモノであった。
しかし、スカレットは職業に敗けてしまった。
吸血鬼ココアが【妖狐】の職業を持ったせいで、狐の要素が出てしまったのと同じように。
スカレットもまた【パンドラの箱・オルタ】の職業を持ったせいで、レベルⅩでも耐えきれない強力すぎる職業を作って持ったせいで、彼女はいま職業に食われている。
災厄はやって来ない、幸運は自分のモノ。
----だけど、どうして自分がそんなにも幸運を欲したかは、分からずじまい。
幸福を与えられようとも、その幸運を嬉しく思えない。
----【パンドラの箱・オルタ】により、不幸と思ってしまう、そういった過去は消えて行ってしまったから。
こうして彼女は、ただ世界を災厄にもたらす機械として、今日も【街】の本部にてただ存在しているのであったとさ。
(※)【パンドラの箱・オルタ】の副作用
ただでさえ強力な【パンドラの箱】という職業を、世界規模に、かつ恒常的に作用するために、いくつもの【パンドラの箱】の職業の要である世界をぶつけあった【パンドラの箱・オルタ】が抱える欠陥
それは、職業の所有者から、"不幸"が消えていく事。不幸‐‐‐‐つまり、幸運が訪れている今の状況と比べたら不幸な記憶、全ての過去の記憶が、薄れていき、最終的にはただ幸運がやってくるだけの、人々に災厄をもたらす機械になってしまう
誰よりも幸運を享受して居るはずなのに、誰よりもそれが素晴らしいものだと思えない、まさしく【絶望】担当として相応しい姿である
幸福も、不幸も、"そうではない時代"を知るからこそ、「ありがたい」と思うし、「辛い」と思える
ただ幸福にし続けてくれるモノなんか手に入れても、その過程で"幸福にならない要素"として不幸を消し去られたら、人はどうなるでしょう?
----それが、いまの絶望スカレットの状況である
最近、私は物覚えが激しくなった気がする。
世界はいま、このスカレットのスキルである【絶望エデン】の力によってあらゆる者に災厄を授け、一方で私と私の味方にはもう1つ別のスキルである【箱の中の希望】によって幸運が自動的に授けられる状態になっている。
私は生きているだけでどんどん幸福になっていき、私の地位を脅かそうとする者はどんどん不幸になって行く。
この世界はいま、そういう状況になっていた。
そんな中で、私は幸福を噛みしめていたんだけど、ふと『ベンチャーちゃん』と書かれたメモを見つけて、そう考えてしまったのだ。
----実は、私が覚えている『私の味方』と呼べる人物はゼロである。
昔は、幹部っぽい、ちょっと洒落た感じの名前を付けていたような覚えもあるが、覚えていない。
というのも、私に味方をしていたはずなのに、敵対する者がいっぱい出て来たからだ。
最初は私の顔を見ながら「私はあなたの忠臣です!」なんて綺麗事を言っていたはずなのに、いざ数週間経ってみれば「私にもっと地位を! もっと富を!」と言って私を困らせてくるのだ。
そんなの、スキルの判定から言えば、『私の敵』一択でしょう。間違いなく。
人間の欲望というのには限度はないらしく、私の味方をするだけで良いと、初めから言っていたはずなのに、何故だか反乱する者が多くて困ってしまう。
どんな人間であろうとも、そんな簡単な事すら忘れて、私よりも上にいきたいと、そう願ってしまうのだ。
馬鹿だよねぇ、本当。
私よりも偉くなりたいとか、この世界でそんな事が出来るはずないのに。
だから私は、味方の把握する事をしなくなった。
幹部も必要ない、いつか裏切るかもしれない相手なんて居るだけ無駄だし、この世界は私の敵になった時点で、私の勝ちは決まっているんだから。
----でも、なにかを失った気がする。
私は幸運だ。全ての運が、私の味方をしてくれている。
衣食住、その全てが最低限ならぬ最高峰のモノが常に与えられている。
戦いに出ても、私の攻撃はどんなに変な所に放とうが必ずクリティカルヒット、百発百中。一方で相手の攻撃はどんなに頑張ろうが、絶対に失敗する。
なに不自由ない、完璧な世界。
私が望んだ、完璧な世界のはずなんだ。
「だけど、どうして私はこんな世界を望んだんだっけ?」
確か、理不尽すぎる目にあったから、それを覆すために、私は完璧な世界を望んだはずだった。
なのにどうして、その理不尽な目を与えた相手の顔が思い出せないんだ?
名前も、顔も、あんなにも憎むべき相手だったはずなのに、今では私の頭の中には消えてしまっている。
どうして、どうして、どうして……あぁ、そんな事を考えているこの悩みも、私の頭の中から消えて行っている気がする。
こうして私は、今日も幸福に包まれた生活の中で、刻一刻とヒトとして大切な何かを失っていくのであった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
彼女は、絶望スカレットは知らなかった。
人間には幸福だけでは堕落し続けてしまうという、当たり前の、誰もが知る常識を。
----彼女が作り出した職業【パンドラの箱・オルタ】。
【パンドラの箱世界】を閉じ込めた【世界球体=パンドラ世界=】をぶつけまくった結果として生まれた、絶望スカレットの手に入れた【パンドラの箱・オルタ】。
絶望スカレットが無理やり作り出したこれは、確かに人々には災厄を、そして所有者であるスカレットとその仲間には幸福を与える素晴らしいモノであった。
しかし、スカレットは職業に敗けてしまった。
吸血鬼ココアが【妖狐】の職業を持ったせいで、狐の要素が出てしまったのと同じように。
スカレットもまた【パンドラの箱・オルタ】の職業を持ったせいで、レベルⅩでも耐えきれない強力すぎる職業を作って持ったせいで、彼女はいま職業に食われている。
災厄はやって来ない、幸運は自分のモノ。
----だけど、どうして自分がそんなにも幸運を欲したかは、分からずじまい。
幸福を与えられようとも、その幸運を嬉しく思えない。
----【パンドラの箱・オルタ】により、不幸と思ってしまう、そういった過去は消えて行ってしまったから。
こうして彼女は、ただ世界を災厄にもたらす機械として、今日も【街】の本部にてただ存在しているのであったとさ。
(※)【パンドラの箱・オルタ】の副作用
ただでさえ強力な【パンドラの箱】という職業を、世界規模に、かつ恒常的に作用するために、いくつもの【パンドラの箱】の職業の要である世界をぶつけあった【パンドラの箱・オルタ】が抱える欠陥
それは、職業の所有者から、"不幸"が消えていく事。不幸‐‐‐‐つまり、幸運が訪れている今の状況と比べたら不幸な記憶、全ての過去の記憶が、薄れていき、最終的にはただ幸運がやってくるだけの、人々に災厄をもたらす機械になってしまう
誰よりも幸運を享受して居るはずなのに、誰よりもそれが素晴らしいものだと思えない、まさしく【絶望】担当として相応しい姿である
幸福も、不幸も、"そうではない時代"を知るからこそ、「ありがたい」と思うし、「辛い」と思える
ただ幸福にし続けてくれるモノなんか手に入れても、その過程で"幸福にならない要素"として不幸を消し去られたら、人はどうなるでしょう?
----それが、いまの絶望スカレットの状況である
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