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第8章『【街】/武装姫ヘミングウェイの章』
第288話 変わり果てた者達(1)
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「----ぎゃぶしっ?!」
冴島渉と、マルガリータ。
2人を助けるために、手持ちのスキルでどうにかしようと考慮して、実際に2人を助けた功労者。
その功労者たるココアは、見事に、それはもう見事に。
頭から、地面へと激突するのであった。
「いったぁ~いのぅ!!」
むくり、と。
まるで何事もなかったかのように、ココアは起き上がる。
頭を撫でて痛がっている様子ではあるが、明らかに大きなダメージにはなってなさそうである。
「ここが、レムリア大陸なのか?」
大丈夫そうだと判断した冴島渉は、周囲の確認をする事にした。
というのも、ここが本当にレムリア大陸なのかと、幻の大陸なのかと疑うような景色が広がっていたからだ。
----段々畑である。
日本独自の田園風景、あの段々畑が冴島渉達の目の前に広がっていた。
多くの収穫物が実る畑、それが文字通り段々という形にて、彼らの目の前に広がっていた。
段々畑というか、大きな丘の一部に、無理やり畑を作っているという感じがする。
家も数軒立ち並ぶエリアがあったり、丘の上に大きな豪邸みたいなのも見える。
所々に金やら銀やら、果ては宝石やらで建てられた豪勢な建物が数軒ばかり並んでいるが、それ以外は文字通り、日本の田舎にワープしたのかという景色である。
「あれ?! 可愛いボク達は、いつの間にか日本に帰ってたんですか?」
「うむむ……妾も"わーぷ"からの落下から皆を守るので必死で、空からちゃんと見てたわけでもないしのう……」
冴島渉、ココア、そしてマルガリータの3人は、ここが本当にレムリア大陸なのかどうか疑い始める。
幻の大陸と銘打っているからにはどれほどのモノかと身構えていたため、ここまで日本の田舎っぽい景色であると逆に疑ってしまっていた。
「もしかしたら、ここもダンジョンの1つなのではないか?」という、そういう事まで考える始末である。
「----レムリア大陸へようこそ」
と、そう考える彼らの元に、ここがレムリア大陸だと証言する敵が現れる。
その敵は雷を放つ大きな翼、そして彼女の特徴ともいうべきボタンの瞳と共に姿を現す。
「ブイオー!」
その敵は災害ブイオー。
元々は【三大堕落】の甘言担当たるシーヴィーであったが、いま現在はココアを倒そうと目論む【街】所属の敵。
そしてそんなブイオーの後ろに、見覚えのある少女の姿が。
「ヘミングウェイ……」
そこに居たのは、敵さんの力によって、姿を変えられしヘミングウェイの姿であった。
以前にココアが見た時はインテールの左側が闇夜を思わせる真っ黒い髪となっているだけで、それ以外は変化なしであったのだが、いまのヘミングウェイは残っていた右半分の方にも変化が見られた。
一言で言い表すとすれば、それは----氷を纏った恐竜の姿。
ヘミングウェイの右腕は狂暴そうな恐竜の腕になっており、脚もまた同じく恐竜の脚となっている。
そして右腕と右足は氷を纏っており、右目は紅の瞳がジッとこちらを見つめていた。
===== ===== =====
【狂乱武装姫ヘミングウェイ・ヘイル】 合一召喚獣 ランク;ⅥーⅥ
基ランク;レベルⅤ【戦天女ディノ】ーレベルⅥ【冥界姫ラセツ】
種族名;戦天女ウツロイ
装備職業;暗黒ドラグナー/女傑
攻撃力;A
属性攻撃力;A
防御力;(SS)B
素早さ; C
賢さ;C
>>防御力がSSを越えたため、特殊スキル【金城鉄壁】を取得しました
固有スキル;【戦乙女】;ワルキューレと呼ばれる種族が持つ固有スキル。武器適正の1つをカンストさせる
;【芭蕉鉄扇】;全ての炎を消し去る芭蕉鉄扇を使うことが出来るようになります
;【ファミリー・スター】;自分と絆を持つファミリーが多ければ多いほど、魔力回復が速くなるスキル。体力などの回復も速くなります
;【私、盾になります!!】;相手の攻撃を強制的に自分に変える、盾職のスキル
;【冥界の姫】(NEW!!);冥界の姫の力。負のエネルギーを取り込むことにより、負のエネルギーを用いる相手以外の攻撃を全て半減させます
;【暗黒龍の血族】(NEW!!);暗黒の龍の力をその身に宿すスキル。龍と同等の力をその身に宿し、その身が触れる全ての力をゼロにします
;【快感は痛みから】;デメリットスキルの1つ。自分に感じる痛みを、全て快楽へと変えるスキル
後天スキル;【暗黒騎士武術】(オーラ系統);四大力の1つである《オーラ》を扱う技術。自身の防御力を減らすことで、攻撃力などを格段に上げることが出来ます
;【暗黒龍武術】(スピリット系統);四大力の1つである《スピリット》を扱う技術。自らの身体に眠る暗黒龍の力によって、自身の龍への変質、そして負のエネルギーの使用できるようになります
;【女傑】(オーバーロード系統);四大力の全ての上位互換たる《オーバーロード》を扱う技術。全ての攻撃がクリティカルとなり、対神などの全ての敵に対する特攻能力を持ちます
;【金城鉄壁】;非常に硬く、守りが硬くなる上、味方の弱点ダメージを半減させます
;【ダークマッチ】;デメリットスキルの1つ。ベストマッチでないため、全ての行動に【暴走】状態が付き纏います
;【戦天女シルト】;「鋼」を扱う戦天女のスキル。防御力が特化されます
;【妖怪の羅刹女】;伝説の妖妃たる鉄扇公主の力を得るスキル。羅刹女のスキルが使えるようになります
【狂乱武装姫ヘミングウェイ・ヘイル】 ランク;ⅥーⅥ 合一召喚獣 戦天女ウツロイ
ワルキューレと、妖怪系の召喚獣の2体を、召喚獣を1体の召喚獣として魂を合わされた、合一召喚獣の一種。基となったのは、レベルⅥ【戦天女ディノ】とレベルⅥ【冥界姫ラセツ】
騎士道に憧れる少女であり、本性はドM。かなり癖が強めのドM。【召喚士】としての能力を用いて、自身の姿を交換することで様々な攻撃を可能とする
ヘミングウェイとは、カクテルの一種であり、カクテル言葉は『未知なる力』
※現在、絶望スカレットの能力によって、【戦天女ディノ】【冥界姫ラセツ】に強制変更されております
===== ===== =====
それは、絶望スカレットの手によって、全く別の姿へと変貌を遂げさせられたヘミングウェイの姿であった。
(※)戦天女ディノ
絶望スカレットが生み出した、本来はこの世に存在しない【恐竜】を武器とする戦天女。ベストマッチの相手は【冥界姫ラセツ】----というよりも、冥界姫ラセツのポテンシャルを200%発揮するために生み出された戦天女。
腕と脚は恐竜を思わせる強靭な手足となっており、その腕力はあらゆる物を粉みじんに粉砕し、その脚力で大陸を真っ二つに割るほどの地割れを起こす。そして、恐竜を絶滅させたという説もある氷河期をその身に宿し、全てのエネルギーをゼロにして停滞させて凍らせる力を保有する
また、恐竜由来の狂暴な性格で、全ての相手に戦いを挑む
冴島渉と、マルガリータ。
2人を助けるために、手持ちのスキルでどうにかしようと考慮して、実際に2人を助けた功労者。
その功労者たるココアは、見事に、それはもう見事に。
頭から、地面へと激突するのであった。
「いったぁ~いのぅ!!」
むくり、と。
まるで何事もなかったかのように、ココアは起き上がる。
頭を撫でて痛がっている様子ではあるが、明らかに大きなダメージにはなってなさそうである。
「ここが、レムリア大陸なのか?」
大丈夫そうだと判断した冴島渉は、周囲の確認をする事にした。
というのも、ここが本当にレムリア大陸なのかと、幻の大陸なのかと疑うような景色が広がっていたからだ。
----段々畑である。
日本独自の田園風景、あの段々畑が冴島渉達の目の前に広がっていた。
多くの収穫物が実る畑、それが文字通り段々という形にて、彼らの目の前に広がっていた。
段々畑というか、大きな丘の一部に、無理やり畑を作っているという感じがする。
家も数軒立ち並ぶエリアがあったり、丘の上に大きな豪邸みたいなのも見える。
所々に金やら銀やら、果ては宝石やらで建てられた豪勢な建物が数軒ばかり並んでいるが、それ以外は文字通り、日本の田舎にワープしたのかという景色である。
「あれ?! 可愛いボク達は、いつの間にか日本に帰ってたんですか?」
「うむむ……妾も"わーぷ"からの落下から皆を守るので必死で、空からちゃんと見てたわけでもないしのう……」
冴島渉、ココア、そしてマルガリータの3人は、ここが本当にレムリア大陸なのかどうか疑い始める。
幻の大陸と銘打っているからにはどれほどのモノかと身構えていたため、ここまで日本の田舎っぽい景色であると逆に疑ってしまっていた。
「もしかしたら、ここもダンジョンの1つなのではないか?」という、そういう事まで考える始末である。
「----レムリア大陸へようこそ」
と、そう考える彼らの元に、ここがレムリア大陸だと証言する敵が現れる。
その敵は雷を放つ大きな翼、そして彼女の特徴ともいうべきボタンの瞳と共に姿を現す。
「ブイオー!」
その敵は災害ブイオー。
元々は【三大堕落】の甘言担当たるシーヴィーであったが、いま現在はココアを倒そうと目論む【街】所属の敵。
そしてそんなブイオーの後ろに、見覚えのある少女の姿が。
「ヘミングウェイ……」
そこに居たのは、敵さんの力によって、姿を変えられしヘミングウェイの姿であった。
以前にココアが見た時はインテールの左側が闇夜を思わせる真っ黒い髪となっているだけで、それ以外は変化なしであったのだが、いまのヘミングウェイは残っていた右半分の方にも変化が見られた。
一言で言い表すとすれば、それは----氷を纏った恐竜の姿。
ヘミングウェイの右腕は狂暴そうな恐竜の腕になっており、脚もまた同じく恐竜の脚となっている。
そして右腕と右足は氷を纏っており、右目は紅の瞳がジッとこちらを見つめていた。
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【狂乱武装姫ヘミングウェイ・ヘイル】 合一召喚獣 ランク;ⅥーⅥ
基ランク;レベルⅤ【戦天女ディノ】ーレベルⅥ【冥界姫ラセツ】
種族名;戦天女ウツロイ
装備職業;暗黒ドラグナー/女傑
攻撃力;A
属性攻撃力;A
防御力;(SS)B
素早さ; C
賢さ;C
>>防御力がSSを越えたため、特殊スキル【金城鉄壁】を取得しました
固有スキル;【戦乙女】;ワルキューレと呼ばれる種族が持つ固有スキル。武器適正の1つをカンストさせる
;【芭蕉鉄扇】;全ての炎を消し去る芭蕉鉄扇を使うことが出来るようになります
;【ファミリー・スター】;自分と絆を持つファミリーが多ければ多いほど、魔力回復が速くなるスキル。体力などの回復も速くなります
;【私、盾になります!!】;相手の攻撃を強制的に自分に変える、盾職のスキル
;【冥界の姫】(NEW!!);冥界の姫の力。負のエネルギーを取り込むことにより、負のエネルギーを用いる相手以外の攻撃を全て半減させます
;【暗黒龍の血族】(NEW!!);暗黒の龍の力をその身に宿すスキル。龍と同等の力をその身に宿し、その身が触れる全ての力をゼロにします
;【快感は痛みから】;デメリットスキルの1つ。自分に感じる痛みを、全て快楽へと変えるスキル
後天スキル;【暗黒騎士武術】(オーラ系統);四大力の1つである《オーラ》を扱う技術。自身の防御力を減らすことで、攻撃力などを格段に上げることが出来ます
;【暗黒龍武術】(スピリット系統);四大力の1つである《スピリット》を扱う技術。自らの身体に眠る暗黒龍の力によって、自身の龍への変質、そして負のエネルギーの使用できるようになります
;【女傑】(オーバーロード系統);四大力の全ての上位互換たる《オーバーロード》を扱う技術。全ての攻撃がクリティカルとなり、対神などの全ての敵に対する特攻能力を持ちます
;【金城鉄壁】;非常に硬く、守りが硬くなる上、味方の弱点ダメージを半減させます
;【ダークマッチ】;デメリットスキルの1つ。ベストマッチでないため、全ての行動に【暴走】状態が付き纏います
;【戦天女シルト】;「鋼」を扱う戦天女のスキル。防御力が特化されます
;【妖怪の羅刹女】;伝説の妖妃たる鉄扇公主の力を得るスキル。羅刹女のスキルが使えるようになります
【狂乱武装姫ヘミングウェイ・ヘイル】 ランク;ⅥーⅥ 合一召喚獣 戦天女ウツロイ
ワルキューレと、妖怪系の召喚獣の2体を、召喚獣を1体の召喚獣として魂を合わされた、合一召喚獣の一種。基となったのは、レベルⅥ【戦天女ディノ】とレベルⅥ【冥界姫ラセツ】
騎士道に憧れる少女であり、本性はドM。かなり癖が強めのドM。【召喚士】としての能力を用いて、自身の姿を交換することで様々な攻撃を可能とする
ヘミングウェイとは、カクテルの一種であり、カクテル言葉は『未知なる力』
※現在、絶望スカレットの能力によって、【戦天女ディノ】【冥界姫ラセツ】に強制変更されております
===== ===== =====
それは、絶望スカレットの手によって、全く別の姿へと変貌を遂げさせられたヘミングウェイの姿であった。
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腕と脚は恐竜を思わせる強靭な手足となっており、その腕力はあらゆる物を粉みじんに粉砕し、その脚力で大陸を真っ二つに割るほどの地割れを起こす。そして、恐竜を絶滅させたという説もある氷河期をその身に宿し、全てのエネルギーをゼロにして停滞させて凍らせる力を保有する
また、恐竜由来の狂暴な性格で、全ての相手に戦いを挑む
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そして、そこで手にしたのは、水晶魔法。そして、『不可知の書』という、便利なメモ帳も手に入れた。
使えるものは全て使う。
こうして、澄川蓮こと、ライン・ルルクスは強くなっていった。
そして、ラインは戦闘を楽しみだしてしまった。
そしていつの日か、彼は……。
カクヨムにも連載中
小説家になろうにも連載中
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