296 / 354
第8章『【街】/武装姫ヘミングウェイの章』
第280話 ファイントは、マルガリータに介入する
しおりを挟む
「(うわぁ、マルガリータちゃん、ご主人に内緒で強くなってるなぁ~♪)」
ファイントは、そう他人事のように呟く。
同時に、狙い通りだと、頷いていた。
今回のダンジョン【アバトゥワの塔】。
レベルⅠとは言え、ダンジョンの特性のせいで厄介な相手と化したオニャンコポンを倒すのは、簡単だった。
このダンジョンは入ると共に小人化するから厄介なのであって、それを中和する、もしくは無効化する領域を張れば良い。
領域と言えば、【聖域生成】を持つ自分にとっては、息を吸うかのように簡単で、だからこそ、マルガリータの成長のために敢えて使わないでいたのだ。
自分がもし敵の立場ならば、臼を切り崩して倒すというやり方の対処を、何かしら用意しているはず。
そして、マルガリータは一皮むけた。
「(まさか、こんな力を得るだなんて☆ ダンジョンのクリア報酬に介入して、別ダンジョンのボスの力を得る力……実に破格的♪)」
===== ===== =====
【異界の龍】 固有スキル
;ダンジョンに介入し、別のダンジョンから力を奪う特殊なドラゴンの力
介入できるダンジョンはランクが上でも可能。介入できる距離があるため、あまり遠くのダンジョンの力を奪う事は出来ない
===== ===== =====
ファイントには、ダンジョンの核たるダンジョンコアを見つけ出す力がある。
そしてダンジョンコアを破壊する事で、ダンジョンを消滅させ、討伐報酬を手に入れる力を持つ。
欲しい討伐報酬が複数ある時に全て手に入れられるというのは強いが、ダンジョンを消滅させるともうそのダンジョンには入れなくなってしまう。
一方でマルガリータは、ダンジョンに介入して、別のダンジョンのボスの核を手に入れる事ができるようになった。
討伐報酬は得られなくなるが、別のダンジョンのボスを消滅させ、そのダンジョンのボスの力を得ることが出来るようになった。
「(どっちが凄いと言えば、やっぱりマルガリータちゃんの力は格別だよねぇ~☆)」
【アバトゥワの塔】のような低ランクのダンジョンの討伐報酬なんて、所詮、大したものではない。
そんな中、マルガリータの力を使えば、恐ろしいことが出来るのだ。
ランクがめちゃくちゃ低いダンジョンをクリアしているだけなのに、マルガリータはダンジョンクリアの度に高ランクのダンジョンボスの力を奪い取ることが出来るのだ。
何度も続ければ、最強の召喚獣になる事は可能だろう。
「(まっ、仲間だから良いけどね☆)」
そう言いつつ、ファイントは、マルガリータのステータスを操作する。
===== ===== =====
【悪癖龍マルガリータ】 ランク;☆☆+40
個体レベル;40
装備職業;杖使い/アナンシ
攻撃力;B+73→A+103
属性攻撃力;A+73→SS+43
防御力;A+73→S+63
素早さ;E+73→A+73
賢さ;B+83→S+43
>>属性攻撃力がSSを越えたため、特殊スキル【魔術改変】を取得しました
固有スキル;【悪癖音波】;悪癖龍が持つ特殊な音波。魔力を込めると、放った言葉が実際の形となって相手にダメージを与える事が出来る
;【ドラゴンパワー】;ドラゴンの力により、全ての攻撃が強力となります
;【ファミリー・スター】;自分と絆を持つファミリーが多ければ多いほど、魔力回復が速くなるスキル。体力などの回復も速くなります
;【異界の龍】(NEW!!);ダンジョンに介入し、別のダンジョンから力を奪う特殊なドラゴンの力。介入できるダンジョンはランクが上でも可能。介入できる距離があるため、あまり遠くのダンジョンの力を奪う事は出来ない
;【物語の王アナンシ】(NEW!!);この世の全ての物語はアナンシへと帰結する、アナンシの固有能力。伝承や伝説を持つ相手に対して特攻能力を持ち、彼女と仲間の攻撃は全て特攻能力として相手に与えることができる
;【アルター・フェザー】悪癖龍マルガリータが出した、異次元の力を纏った龍の羽。彼女の翼から離れた羽がなにかにぶつかると、その物と共に異次元へと帰っていく特殊な羽
;【悪癖龍魔法】悪癖龍マルガリータのみが使える魔法。半古代龍魔法をマルガリータなりにアレンジした魔法であり、この魔法に当たった全ての物は、異次元から来たエネルギーに複雑に絡み合い、そしてそれぞれの世界へ持っていかれる。身体が複数の色々な世界に持っていかれるため、召喚獣や魔物であろうとも、この魔法を喰らった場合、二度と元の姿には戻れない
;【アルビノ・アイドル】(UPLOAD!!);白い髪と赤い瞳を持つアイドルの容姿関連スキル。レア個体として、レアスキルを獲得できる確率が高くなり、全ての攻撃に敵を魅了する【魅了】を付与する
後天スキル;【ドラゴニック杖術】(マナ系統)(UPLOAD!!);四大力の1つである《マナ》を扱う杖術。杖を持つ場合、杖から出る《マナ》を用いた攻撃の全てに補正効果がつきます。また、杖を扱う際に補正効果がかかるだけでなく、ドラゴンとしての強力な能力付与が付きます
;【二人三脚】;自分と体力をもう1人の相手と共有するスキル。対象;《悪の手先》吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世
;【龍眼】;敵の中で一番、魔法防御力が高い敵の防御力を10%まで下げる
;【破滅の女】(NEW!!);魔性の女の名を冠するスキル。女性限定のスキルであり、所有者は全て美しくなり、スキルを保有するだけで、周囲の人間の放つ遠距離攻撃をこちらで制御する事が出来るようになるスキル。こちらで制御している間、相手は所有権を取り返すことが絶対に出来ない
;【沸かせる英雄】(NEW!!);人々を熱狂させるトップアイドルの魂が凝縮したことによって生まれたスキル。歌と踊りが上手になる。それだけでなく、自身を慕う信者の数によって能力が変化する
;【魅惑のトップアイドル!!】;自分の仲間全員のステータスを5%上昇させる、ただし相手に狙われやすくなる
;【海の美声】;ギリシャ神話に登場する、美しい人魚セイレーンを模したスキル。息を吸った時間と量に応じて、対象を自らのコンサート会場、自身の声が聴ける場所に招待する。招待された者達はスキル発動中、コンサート会場から出る事が出来ない
;【プリンセスになりたくて】;条件を達成すると、特殊スキルを取得します
;【ミステリアスドラゴン】;自分の体内で作り出した、特殊な黒い霧を放つスキル。霧を纏っている間、防御力が極端に減少するが、相手から狙われなくなる。また、この状態の時の攻撃はいつもの3倍の威力となる
;【抑えられない……この輝き♪】;自分のカリスマ的アイドルオーラを輝かせて、相手に自身を狙わせるスキル。このスキルを使うと相手からの攻撃に狙われやすくなり、また【魅了】の状態異常にかけやすくする
;【魔術改変】(NEW!!);魔術式を改変し、独自の魔術として改変する。また、相手の魔術式を改変して、魔術を使えるようにしたり、永遠に魔術を使えなくすることも可能
>>>【アイドル杖術・撃】を破棄し、属性攻撃力を100アップします
>>>【メカクレ】を破棄し、賢さを50アップします
>>>【完全インドア派】を破棄し、素早さを50アップします
>>>【完全インドア派】を破棄したことにより、Eランクに固定されていた素早さが2ランクアップします;デメリットスキルの1つ。素早さがEランクで固定されます。また少し運動するだけで体力の減りが普通よりも速い
>>>【サンタなトップアイドル】を破棄し、全ステータスを100アップします
>>>【破滅の女】と【沸かせる英雄】 2つのスキルが インストールされた結果 特殊進化条件を 達成しました
進化しますか? Yes/No
===== ===== =====
マルガリータはダンジョンに介入して、別ダンジョンのボスたるアナンシの能力を得た。
その介入の際に、ファイントはダンジョンを通し、マルガリータの能力を調整した。
レアスキルを得やすくなる【アルビノ】を、魅了効果を持つ【アルビノ・アイドル】に。
魅了効果を持っていた【アイドル杖術】を、ドラゴンの強靭な能力を付与した【ドラゴニック杖術】に。
そして要らないスキルを全てステータスの上昇に利用させてもらった。
特にデメリットスキルであった【完全インドア派】【メカクレ】の2つを処分できたのは大きいでしょう。
「(ほんと、心強い仲間が出来た☆ ご主人を支える仲間が強くなるのは嬉しいわねぇ~♪
----あと、特殊進化できるみたいだし、進化させちゃおっと☆)」
進化もできるようなので、マルガリータはそこにもGoサインを出して、進化させておく。
無論、すぐさま進化してしまうとご主人にバレてしまうので、ちょっと長い間、"5時間後"くらいにしとこうっと。
と、ファイントはダンジョンを操作して、この先の目的地たる【街】があるレムリア大陸の出口付近に、即死トラップがあるのに気付いた。
そして、別の誰かが介入して、ファイント達を分断しようとしていることも。
入り口が4カ所だけなら、その入り口から出ることが出来る出口にトラップを仕込むのは当然。
「(まっ、私には関係ないんですけど☆)」
問題は、ダンジョンに介入できるファイントが居た事。
ファイントはダンジョンに介入し、このダンジョンからの出口を別のところに出るように設定。
そして同時に、別のダンジョンからレムリア大陸へ向かおうとする2人、空海大地と天地海里が出る出口を変更する。
「(さぁ、どうなる事やら☆)」
この後の展開を楽しみにしつつ、主たる冴島渉に置いてかれないように急ぐのであった。
(※)悪癖龍マルガリータの特殊進化
悪癖龍マルガリータは、【破滅の女】と【沸かせる英雄】の2つのスキルを手にしたことによって、進化可能となり、ファイントによって5時間後に進化することが決定した
ただ進化途中に新たなスキルなどを得た場合、進化後の姿に影響がある可能性があります
ファイントは、そう他人事のように呟く。
同時に、狙い通りだと、頷いていた。
今回のダンジョン【アバトゥワの塔】。
レベルⅠとは言え、ダンジョンの特性のせいで厄介な相手と化したオニャンコポンを倒すのは、簡単だった。
このダンジョンは入ると共に小人化するから厄介なのであって、それを中和する、もしくは無効化する領域を張れば良い。
領域と言えば、【聖域生成】を持つ自分にとっては、息を吸うかのように簡単で、だからこそ、マルガリータの成長のために敢えて使わないでいたのだ。
自分がもし敵の立場ならば、臼を切り崩して倒すというやり方の対処を、何かしら用意しているはず。
そして、マルガリータは一皮むけた。
「(まさか、こんな力を得るだなんて☆ ダンジョンのクリア報酬に介入して、別ダンジョンのボスの力を得る力……実に破格的♪)」
===== ===== =====
【異界の龍】 固有スキル
;ダンジョンに介入し、別のダンジョンから力を奪う特殊なドラゴンの力
介入できるダンジョンはランクが上でも可能。介入できる距離があるため、あまり遠くのダンジョンの力を奪う事は出来ない
===== ===== =====
ファイントには、ダンジョンの核たるダンジョンコアを見つけ出す力がある。
そしてダンジョンコアを破壊する事で、ダンジョンを消滅させ、討伐報酬を手に入れる力を持つ。
欲しい討伐報酬が複数ある時に全て手に入れられるというのは強いが、ダンジョンを消滅させるともうそのダンジョンには入れなくなってしまう。
一方でマルガリータは、ダンジョンに介入して、別のダンジョンのボスの核を手に入れる事ができるようになった。
討伐報酬は得られなくなるが、別のダンジョンのボスを消滅させ、そのダンジョンのボスの力を得ることが出来るようになった。
「(どっちが凄いと言えば、やっぱりマルガリータちゃんの力は格別だよねぇ~☆)」
【アバトゥワの塔】のような低ランクのダンジョンの討伐報酬なんて、所詮、大したものではない。
そんな中、マルガリータの力を使えば、恐ろしいことが出来るのだ。
ランクがめちゃくちゃ低いダンジョンをクリアしているだけなのに、マルガリータはダンジョンクリアの度に高ランクのダンジョンボスの力を奪い取ることが出来るのだ。
何度も続ければ、最強の召喚獣になる事は可能だろう。
「(まっ、仲間だから良いけどね☆)」
そう言いつつ、ファイントは、マルガリータのステータスを操作する。
===== ===== =====
【悪癖龍マルガリータ】 ランク;☆☆+40
個体レベル;40
装備職業;杖使い/アナンシ
攻撃力;B+73→A+103
属性攻撃力;A+73→SS+43
防御力;A+73→S+63
素早さ;E+73→A+73
賢さ;B+83→S+43
>>属性攻撃力がSSを越えたため、特殊スキル【魔術改変】を取得しました
固有スキル;【悪癖音波】;悪癖龍が持つ特殊な音波。魔力を込めると、放った言葉が実際の形となって相手にダメージを与える事が出来る
;【ドラゴンパワー】;ドラゴンの力により、全ての攻撃が強力となります
;【ファミリー・スター】;自分と絆を持つファミリーが多ければ多いほど、魔力回復が速くなるスキル。体力などの回復も速くなります
;【異界の龍】(NEW!!);ダンジョンに介入し、別のダンジョンから力を奪う特殊なドラゴンの力。介入できるダンジョンはランクが上でも可能。介入できる距離があるため、あまり遠くのダンジョンの力を奪う事は出来ない
;【物語の王アナンシ】(NEW!!);この世の全ての物語はアナンシへと帰結する、アナンシの固有能力。伝承や伝説を持つ相手に対して特攻能力を持ち、彼女と仲間の攻撃は全て特攻能力として相手に与えることができる
;【アルター・フェザー】悪癖龍マルガリータが出した、異次元の力を纏った龍の羽。彼女の翼から離れた羽がなにかにぶつかると、その物と共に異次元へと帰っていく特殊な羽
;【悪癖龍魔法】悪癖龍マルガリータのみが使える魔法。半古代龍魔法をマルガリータなりにアレンジした魔法であり、この魔法に当たった全ての物は、異次元から来たエネルギーに複雑に絡み合い、そしてそれぞれの世界へ持っていかれる。身体が複数の色々な世界に持っていかれるため、召喚獣や魔物であろうとも、この魔法を喰らった場合、二度と元の姿には戻れない
;【アルビノ・アイドル】(UPLOAD!!);白い髪と赤い瞳を持つアイドルの容姿関連スキル。レア個体として、レアスキルを獲得できる確率が高くなり、全ての攻撃に敵を魅了する【魅了】を付与する
後天スキル;【ドラゴニック杖術】(マナ系統)(UPLOAD!!);四大力の1つである《マナ》を扱う杖術。杖を持つ場合、杖から出る《マナ》を用いた攻撃の全てに補正効果がつきます。また、杖を扱う際に補正効果がかかるだけでなく、ドラゴンとしての強力な能力付与が付きます
;【二人三脚】;自分と体力をもう1人の相手と共有するスキル。対象;《悪の手先》吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世
;【龍眼】;敵の中で一番、魔法防御力が高い敵の防御力を10%まで下げる
;【破滅の女】(NEW!!);魔性の女の名を冠するスキル。女性限定のスキルであり、所有者は全て美しくなり、スキルを保有するだけで、周囲の人間の放つ遠距離攻撃をこちらで制御する事が出来るようになるスキル。こちらで制御している間、相手は所有権を取り返すことが絶対に出来ない
;【沸かせる英雄】(NEW!!);人々を熱狂させるトップアイドルの魂が凝縮したことによって生まれたスキル。歌と踊りが上手になる。それだけでなく、自身を慕う信者の数によって能力が変化する
;【魅惑のトップアイドル!!】;自分の仲間全員のステータスを5%上昇させる、ただし相手に狙われやすくなる
;【海の美声】;ギリシャ神話に登場する、美しい人魚セイレーンを模したスキル。息を吸った時間と量に応じて、対象を自らのコンサート会場、自身の声が聴ける場所に招待する。招待された者達はスキル発動中、コンサート会場から出る事が出来ない
;【プリンセスになりたくて】;条件を達成すると、特殊スキルを取得します
;【ミステリアスドラゴン】;自分の体内で作り出した、特殊な黒い霧を放つスキル。霧を纏っている間、防御力が極端に減少するが、相手から狙われなくなる。また、この状態の時の攻撃はいつもの3倍の威力となる
;【抑えられない……この輝き♪】;自分のカリスマ的アイドルオーラを輝かせて、相手に自身を狙わせるスキル。このスキルを使うと相手からの攻撃に狙われやすくなり、また【魅了】の状態異常にかけやすくする
;【魔術改変】(NEW!!);魔術式を改変し、独自の魔術として改変する。また、相手の魔術式を改変して、魔術を使えるようにしたり、永遠に魔術を使えなくすることも可能
>>>【アイドル杖術・撃】を破棄し、属性攻撃力を100アップします
>>>【メカクレ】を破棄し、賢さを50アップします
>>>【完全インドア派】を破棄し、素早さを50アップします
>>>【完全インドア派】を破棄したことにより、Eランクに固定されていた素早さが2ランクアップします;デメリットスキルの1つ。素早さがEランクで固定されます。また少し運動するだけで体力の減りが普通よりも速い
>>>【サンタなトップアイドル】を破棄し、全ステータスを100アップします
>>>【破滅の女】と【沸かせる英雄】 2つのスキルが インストールされた結果 特殊進化条件を 達成しました
進化しますか? Yes/No
===== ===== =====
マルガリータはダンジョンに介入して、別ダンジョンのボスたるアナンシの能力を得た。
その介入の際に、ファイントはダンジョンを通し、マルガリータの能力を調整した。
レアスキルを得やすくなる【アルビノ】を、魅了効果を持つ【アルビノ・アイドル】に。
魅了効果を持っていた【アイドル杖術】を、ドラゴンの強靭な能力を付与した【ドラゴニック杖術】に。
そして要らないスキルを全てステータスの上昇に利用させてもらった。
特にデメリットスキルであった【完全インドア派】【メカクレ】の2つを処分できたのは大きいでしょう。
「(ほんと、心強い仲間が出来た☆ ご主人を支える仲間が強くなるのは嬉しいわねぇ~♪
----あと、特殊進化できるみたいだし、進化させちゃおっと☆)」
進化もできるようなので、マルガリータはそこにもGoサインを出して、進化させておく。
無論、すぐさま進化してしまうとご主人にバレてしまうので、ちょっと長い間、"5時間後"くらいにしとこうっと。
と、ファイントはダンジョンを操作して、この先の目的地たる【街】があるレムリア大陸の出口付近に、即死トラップがあるのに気付いた。
そして、別の誰かが介入して、ファイント達を分断しようとしていることも。
入り口が4カ所だけなら、その入り口から出ることが出来る出口にトラップを仕込むのは当然。
「(まっ、私には関係ないんですけど☆)」
問題は、ダンジョンに介入できるファイントが居た事。
ファイントはダンジョンに介入し、このダンジョンからの出口を別のところに出るように設定。
そして同時に、別のダンジョンからレムリア大陸へ向かおうとする2人、空海大地と天地海里が出る出口を変更する。
「(さぁ、どうなる事やら☆)」
この後の展開を楽しみにしつつ、主たる冴島渉に置いてかれないように急ぐのであった。
(※)悪癖龍マルガリータの特殊進化
悪癖龍マルガリータは、【破滅の女】と【沸かせる英雄】の2つのスキルを手にしたことによって、進化可能となり、ファイントによって5時間後に進化することが決定した
ただ進化途中に新たなスキルなどを得た場合、進化後の姿に影響がある可能性があります
0
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされ、生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれてしまった、ベテランオッサン冒険者のお話。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売です!】
早ければ、電子書籍版は2/18から販売開始、紙書籍は2/19に店頭に並ぶことと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる