272 / 354
第7章『たまにはゆっくり、旅館でいい気分♪/吸血女帝ココアの章』
第258話 絶望がやって来た(2)
しおりを挟む
《ペンライト》小鬼のスキル【推し幸せ光線】によって、ファイントに子供が出来ていた。
----うん、状況を改めて整理しようと思ったのだが、やはり意味が分からん。
何故に推しを幸せにするという光線攻撃が、子供を誕生させるという事になるのかはさっぱり分からんし、これはどういう効果のあるスキルなのかも分からん。
さっぱり意味が分からない子供誕生スキルだったのだが、その効果が分かったのはダインとが攻撃しようとした次の瞬間だった。
「----さて、お遊びはこの辺にしといて、そこの小鬼とペストマスクは倒しましょう♪ 【王城キャノン】、っと☆」
ひとしきり自分の子供を堪能したファイントは、遊びは終わりとばかりに《ペンライト》小鬼を【王城キャノン】で始末しようとする。
「……?」
始末、しようとする。
「……??」
しかし、ファイントの城からは、いくら待っても先程のような光線は放たれなかった。
「ふむっ、スキル自体は正しく発揮しているようだね。小鬼ちゃん?」
【えぇ、それは勿論でペンライト! 全ての推しを幸せにするために、この《ペンライト》小鬼は存在しているのですから! ----同時に、敵もまた推しなので、この能力を説明するペンライト!】
ビシッ、と《ペンライト》小鬼はファイントを、ファイントのそばにいる小鬼を指差す。
【その子供は、ただの子供ではないのでペンライト! その子供はただの子供なんかではなく、推しの過去であり、推しの未来なのでペンライト!】
「過去であり……未来……?」
ご丁寧にも説明してくれているみたいだが、全く意味が分からない説明だ。
過去でありながら、未来とは、いったい……?
「うちの《ペンライト》小鬼ちゃんの説明が不十分だったみたいだから、分かりやすく例えるとすれば、その子供がいる限り、あらゆる状態異常は受け付けない。
麻痺や火傷、呪いといったモノまで、この世のありとあらゆる状態異常を受け付けなくなる特殊仕様の身体となる。勿論、攻撃力アップとかのステータスアップもまた、状態異常として処理されるから、メリットだけではないんですがね」
【"スカレット様"、何を言うんでペンライト!? これは、祝福なのでペンライト!
----あらゆる疲労や病気もなく、憧れのステージの上に立ち続けられる世界! そこに派手な装飾やら、汚い賄賂や出来レースなどは要らないのでペンライト!】
===== ===== =====
【推し幸せ光線】 固有スキル
《ペンライト》小鬼が使う、ただ全ての相手を幸せにするための光線。光線を受けた相手は、状態異常を全て無効化する『子供を持つ推し』という状態となる。なお、この子供は特定の手段でしか倒すことが出来ない
この光線を受けて子供が誕生すると、親である対象者は全ての状態異常を受け付けない身体となる。また、攻撃力アップなどのステータスアップのバフ効果も永続的に使用不可となる
あらゆる疲労や病気の心配なく、憧れのステージの上で輝き続ける事こそが、推しを支えるファンの姿勢そのものである。故にバフなどの派手な装飾もまた、推しの光を歪ませるだけなので不要である
===== ===== =====
「なるほど……状態異常は使えない、ですか」
と、ファイントはそう言いながら、【王城キャノン】を撃つための白い砲台を見る。
その白い砲台の上には、小さな白い砲台が、まるで子供のように上に居た。
どうやらあの光線、無機物にも普通に作用するみたいである。
「私の塔に光線を当てて子供を作り、エネルギーを溜めるというバフ効果を無効化させる。なるほど、凄い戦術です」
【推しに褒められたら、照れるしかないでペンライト~】
その裏で、用済みとばかりに子供を始末しようとするファイントではあったが、子供は"無傷で"そこに居た。
……なるほど、倒すことも、無理、と。
「へぇ、子供を倒すのも難しいんだね♪ 強い能力というか、厄介能力だね☆
----もっとも、雪ん子はどう対処するのかな☆」
と、《ペンライト》小鬼の後ろには、怒りをその身に宿した雪ん子の姿があった。
「《ピピピッ! 子供をくれないなら、要らないっ!
----【王剣術・覇】、超絶火炎斬りっ!》」
雪ん子が持つ剣に、【オーバーロード】の強大な力、そして炎属性の力が宿る。
そんな強大な炎を纏った剣で、《ペンライト》小鬼を斬りつける。
【ぎゃあああああああ、でペンライト!】
そして、《ペンライト》小鬼は爆発し----
【でもって、復活するでペンライトぉぉぉぉぉぉ!!】
その爆発の中から、何事もなかったかのように、《ペンライト》小鬼は復活してきた。
【推しが幸せなら、私も幸せ! 幸せな推しが居るのに、死ぬだなんて勿体ない事は出来ないのでペンライト!】
「そして、関係ない私が攻撃してあげましょう。【キャンディー・ナパーム】!」
爆発の中からでも元気よく現れた《ペンライト》小鬼、そしてスカレット様と呼ばれていたペストマスク女が懐から、雪ん子に向かって複数の飴玉を放り投げる。
放り投げられた飴玉は、周囲の魔力を吸収しながら、雪ん子の目の前でどんどん大きくなっていく。
「《ペンライト》小鬼のように懇切丁寧に説明するとしたら、周囲の魔力を取り込みながら、爆発する飴玉攻撃です」
「《ぴぴっ?!》」
慌てて、雪ん子は剣で飴玉を弾き返す。
飴玉型爆弾はそのまま、スカレットの方に飛んでいき、
「秘技、ファンガード!」
【推しからの攻撃、受けるでペンライト!】
しかしながら、その弾き返した爆弾攻撃は、《ペンライト》小鬼という不滅の敵に防がれてしまったのであった。
「爆弾はダメみたいだね。まぁ、この【街】所属の絶望スカレット様の、パティシエ戦術はまだまだあるので、別の戦術に変えるだけですよ」
【えぇ、推しの活躍が見れるなら、いくらでも盾にしてください! スカレット様!】
「ありがと、《ペンライト》小鬼ちゃん。じゃあ、ご期待に応えましょう」
スカレットはそう言って、懐から取り出したのはマカロンである。
「----【マカロン・ブレード】で、次は近接戦で行きますか」
「雪ん子、ファイント。2人とも覚悟していくぞ」
(※)【推し幸せ光線】
《ペンライト》小鬼だけが持つ固有スキルにして、この小鬼を象徴するかのようなスキル
光線を当てたモノを、生物と非生物問わずに、子供を誕生させるスキル。光線を当てられた相手は、自身を幼くさせたような子供の誕生と共に、攻撃アップなどのステータス上昇を含む全ての状態異常が永続的に使えなくなる
また、子供がいる状態は小鬼にとって『ずっと見ていたい姿』なため、近くに【推し幸せ光線】で出来た子供を持つ者がいる場合、この小鬼は絶対に倒されない
----うん、状況を改めて整理しようと思ったのだが、やはり意味が分からん。
何故に推しを幸せにするという光線攻撃が、子供を誕生させるという事になるのかはさっぱり分からんし、これはどういう効果のあるスキルなのかも分からん。
さっぱり意味が分からない子供誕生スキルだったのだが、その効果が分かったのはダインとが攻撃しようとした次の瞬間だった。
「----さて、お遊びはこの辺にしといて、そこの小鬼とペストマスクは倒しましょう♪ 【王城キャノン】、っと☆」
ひとしきり自分の子供を堪能したファイントは、遊びは終わりとばかりに《ペンライト》小鬼を【王城キャノン】で始末しようとする。
「……?」
始末、しようとする。
「……??」
しかし、ファイントの城からは、いくら待っても先程のような光線は放たれなかった。
「ふむっ、スキル自体は正しく発揮しているようだね。小鬼ちゃん?」
【えぇ、それは勿論でペンライト! 全ての推しを幸せにするために、この《ペンライト》小鬼は存在しているのですから! ----同時に、敵もまた推しなので、この能力を説明するペンライト!】
ビシッ、と《ペンライト》小鬼はファイントを、ファイントのそばにいる小鬼を指差す。
【その子供は、ただの子供ではないのでペンライト! その子供はただの子供なんかではなく、推しの過去であり、推しの未来なのでペンライト!】
「過去であり……未来……?」
ご丁寧にも説明してくれているみたいだが、全く意味が分からない説明だ。
過去でありながら、未来とは、いったい……?
「うちの《ペンライト》小鬼ちゃんの説明が不十分だったみたいだから、分かりやすく例えるとすれば、その子供がいる限り、あらゆる状態異常は受け付けない。
麻痺や火傷、呪いといったモノまで、この世のありとあらゆる状態異常を受け付けなくなる特殊仕様の身体となる。勿論、攻撃力アップとかのステータスアップもまた、状態異常として処理されるから、メリットだけではないんですがね」
【"スカレット様"、何を言うんでペンライト!? これは、祝福なのでペンライト!
----あらゆる疲労や病気もなく、憧れのステージの上に立ち続けられる世界! そこに派手な装飾やら、汚い賄賂や出来レースなどは要らないのでペンライト!】
===== ===== =====
【推し幸せ光線】 固有スキル
《ペンライト》小鬼が使う、ただ全ての相手を幸せにするための光線。光線を受けた相手は、状態異常を全て無効化する『子供を持つ推し』という状態となる。なお、この子供は特定の手段でしか倒すことが出来ない
この光線を受けて子供が誕生すると、親である対象者は全ての状態異常を受け付けない身体となる。また、攻撃力アップなどのステータスアップのバフ効果も永続的に使用不可となる
あらゆる疲労や病気の心配なく、憧れのステージの上で輝き続ける事こそが、推しを支えるファンの姿勢そのものである。故にバフなどの派手な装飾もまた、推しの光を歪ませるだけなので不要である
===== ===== =====
「なるほど……状態異常は使えない、ですか」
と、ファイントはそう言いながら、【王城キャノン】を撃つための白い砲台を見る。
その白い砲台の上には、小さな白い砲台が、まるで子供のように上に居た。
どうやらあの光線、無機物にも普通に作用するみたいである。
「私の塔に光線を当てて子供を作り、エネルギーを溜めるというバフ効果を無効化させる。なるほど、凄い戦術です」
【推しに褒められたら、照れるしかないでペンライト~】
その裏で、用済みとばかりに子供を始末しようとするファイントではあったが、子供は"無傷で"そこに居た。
……なるほど、倒すことも、無理、と。
「へぇ、子供を倒すのも難しいんだね♪ 強い能力というか、厄介能力だね☆
----もっとも、雪ん子はどう対処するのかな☆」
と、《ペンライト》小鬼の後ろには、怒りをその身に宿した雪ん子の姿があった。
「《ピピピッ! 子供をくれないなら、要らないっ!
----【王剣術・覇】、超絶火炎斬りっ!》」
雪ん子が持つ剣に、【オーバーロード】の強大な力、そして炎属性の力が宿る。
そんな強大な炎を纏った剣で、《ペンライト》小鬼を斬りつける。
【ぎゃあああああああ、でペンライト!】
そして、《ペンライト》小鬼は爆発し----
【でもって、復活するでペンライトぉぉぉぉぉぉ!!】
その爆発の中から、何事もなかったかのように、《ペンライト》小鬼は復活してきた。
【推しが幸せなら、私も幸せ! 幸せな推しが居るのに、死ぬだなんて勿体ない事は出来ないのでペンライト!】
「そして、関係ない私が攻撃してあげましょう。【キャンディー・ナパーム】!」
爆発の中からでも元気よく現れた《ペンライト》小鬼、そしてスカレット様と呼ばれていたペストマスク女が懐から、雪ん子に向かって複数の飴玉を放り投げる。
放り投げられた飴玉は、周囲の魔力を吸収しながら、雪ん子の目の前でどんどん大きくなっていく。
「《ペンライト》小鬼のように懇切丁寧に説明するとしたら、周囲の魔力を取り込みながら、爆発する飴玉攻撃です」
「《ぴぴっ?!》」
慌てて、雪ん子は剣で飴玉を弾き返す。
飴玉型爆弾はそのまま、スカレットの方に飛んでいき、
「秘技、ファンガード!」
【推しからの攻撃、受けるでペンライト!】
しかしながら、その弾き返した爆弾攻撃は、《ペンライト》小鬼という不滅の敵に防がれてしまったのであった。
「爆弾はダメみたいだね。まぁ、この【街】所属の絶望スカレット様の、パティシエ戦術はまだまだあるので、別の戦術に変えるだけですよ」
【えぇ、推しの活躍が見れるなら、いくらでも盾にしてください! スカレット様!】
「ありがと、《ペンライト》小鬼ちゃん。じゃあ、ご期待に応えましょう」
スカレットはそう言って、懐から取り出したのはマカロンである。
「----【マカロン・ブレード】で、次は近接戦で行きますか」
「雪ん子、ファイント。2人とも覚悟していくぞ」
(※)【推し幸せ光線】
《ペンライト》小鬼だけが持つ固有スキルにして、この小鬼を象徴するかのようなスキル
光線を当てたモノを、生物と非生物問わずに、子供を誕生させるスキル。光線を当てられた相手は、自身を幼くさせたような子供の誕生と共に、攻撃アップなどのステータス上昇を含む全ての状態異常が永続的に使えなくなる
また、子供がいる状態は小鬼にとって『ずっと見ていたい姿』なため、近くに【推し幸せ光線】で出来た子供を持つ者がいる場合、この小鬼は絶対に倒されない
0
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売です!】
早ければ、電子書籍版は2/18から販売開始、紙書籍は2/19に店頭に並ぶことと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる