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第7章『たまにはゆっくり、旅館でいい気分♪/吸血女帝ココアの章』
第255話 【災害】と【絶望】の出会い
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----【三大堕落】の【甘言】担当たる少女、シーヴィーは死んだ。
"マスター"である赤坂帆波を支えるために、一生懸命奔走して。
なおかつその忠誠心の証たるボタン瞳さえ、吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世という召喚獣に弾き飛ばされ。
最後のあがきとして、彼女から奪ったエルダードラゴンエッグと自らを融合して、【声融解龍オーゴショCVリヴァイアさん】という姿にて倒そうとしたのに、それすらも負けてしまった。
完敗である。
むしろ、負けた自分を褒めたたえたくなるくらいには、シーヴィーはその敗北に、"納得"していた。
----だからこそ、彼女は驚いていた。
自分が、未練ある者しか復活できないはずなのにもかかわらず、幽鬼カルタフィルスの【未練あるなら】で復活していること自体に、彼女自身が一番驚いていたのである。
「うちは、なんで復活してるの----?」
シーヴィーには、復活してでも叶えたい欲望はなかった。
"マスター"を支えたいという気持ちはあったが、そもそもエルダードラゴンエッグと融合した時に、そんな欲は捨てて、ただココアとの決戦に挑んでいた。
負けたことに対して恨みがないかと言われれば嘘にはなるが、未練と呼ぶほどの強い気持ちはなかった。
そんな私の質問に答えてくれたのが、絶望スカレットと名乗る紅色の髪の少女であった。
シルクハットを被り、何故かペストマスクを付けて顔を隠した、いかにも怪しげな彼女は、こう告げた。
「君が復活したのは、君が果たすべき使命があるからだよ」
「使命……?」
「そう、幽鬼カルタフィルスの【未練あるなら】で復活する者には皆、野望がある。使命がある。生きている時には果たせなかった想いを遂げようという覚悟があるからこそ復活しているのだから、当然シーヴィー、君にもなんらかの想いがあるはずだ」
シーヴィーはスカレットに言われて、考える。
考えているうちに、何故だか頭の中に怒りが湧いてきた。
吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世、彼女に対する怒りが湧いてきた。
「ココア……ラブホちゃん……」
「そうか、君には復讐相手が居るんだね。それなら、その復讐相手を倒す手伝いをさせて欲しい」
スカレットはそう言い、シーヴィーは彼女と協力関係を結んだ。
とは言っても、シーヴィーがスカレットについて知る事はあまりに少なかったのだけど。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
私の復讐相手であるココアについての情報を聞いた彼女は、世界の融合を私に提案した。
「召喚獣が不死なのは、召喚獣には死後の世界と言うモノが存在しないからです。
人間は死ぬと天国や地獄、つまりは冥界と呼ばれる死者の世界へと行く。しかしながら、召喚獣は死んでも死者の世界へは行かず、元居た自分達が召喚される前の世界に還っていくだけ。つまりは、死者の世界との繋がりがないから、死なない」
スカレットの言葉に、シーヴィーは「そうかもしれない」と頷くしかなかった。
スカレットは、「すぐには理解できないかもしれない。けど聞いて」と言って、話を続ける。
「死者の世界に行けない、死ぬという概念が存在しない召喚獣を殺す方法は、いくつかある。こちらの世界へと呼ぶ【召喚士】を殺す方法もありますが、それはつまりこの世にいる【召喚士】を全て排除するのと同義で、現実味がない。
だからこそ、もう1つの方法である、その召喚獣をこの世界の生き物にするという方法の方が確実でしょう。そのための方法は、既にご用意済みです」
と、スカレットはそう言って、1匹の召喚獣をシーヴィーの前に見せた。
それはファンタジー世界ではけっこうメジャーな召喚獣、【コカトリス】であった。
===== ===== =====
【コカトリス】 ランク;Ⅲ
猛毒と石化の能力を持つ、伝説の怪鳥たる召喚獣。雄鶏が産み落とした卵を、ヒキガエルが孵化させることで、この世に生誕すると言われている
ニワトリの頭部、竜の翼、蛇の尾、黄色い羽毛を持つ怪鳥。その毒性は非常に強く、あの大蛇の怪物バジリスクですら、その毒性には勝てないと言われるほど、非常に強い致死毒を持っており、コカトリスが生息する地域では、あらゆる動植物は生存しないと言われるほど
バジリスクと長い間同一視されていたが、厳密にはバジリスクが自らの弱点の一端たる雄鶏に対抗するべく進化した姿とされており、前脚が翼で爬虫類的な面を持つ点から、ワイバーンの一種とみなされる場合もある
===== ===== =====
「このコカトリスは、【召喚士】としての能力で、この世界に召喚した召喚獣。いつもなら、殺してもすぐさま召喚できる、ただの召喚獣だけど----えいっ」
【コケエエエエエ!!】
スカレットの攻撃によって、コカトリスの首は呆気なく折られて、死んで----
===== ===== =====
【コカトリス】を 倒しました
---- ---- ----
---- ----
----
エラー 発生!!
エラー 発生!!
該当の 【世界】が 消滅しています
【送還】を 中止します
===== ===== =====
光となって、元居た世界へ戻っていくはずのコカトリス。
しかしながら、コカトリスの身体は消える事無く、そのままただの死骸となって、シーヴィーの目の前に置かれる。
「……」
「実は予め、コカトリスの世界をオセアニア辺りと融合しておいたんだよね。まぁ、ともかくこれで召喚獣をただの死骸とする術があると納得してもらえたと思うんだけど----」
----召喚獣を倒す方法。
絶対に無理だと思っていたそれを、為したスカレットに付いていく事に、シーヴィーが決めた瞬間である。
そして、シーヴィーは新たな自分へと生まれ変わる。
"マスター"である赤坂帆波に甘えていた頃と終わりを告げるために、新たにブイオーと名を変えて。
召喚獣を殺す存在----彼らの安全な土地を奪い取る天災をもたらす者。
【災害ブイオー】は、こうして生まれたのであった。
(※)バジリスク
30センチにも満たない小さな蛇であるが、全ての蛇の上に君臨する王。名前の由来はギリシア語で「王侯」を意味する語basileusに由来し、「小さな王」ぐらいの意味である
英雄ペルセウスのメデューサ退治の折、その血飛沫から生まれたとも言われており、物凄い猛毒をその身に宿す。例を挙げると----
〇全身のあらゆる箇所に毒を持ち、その視線すら人を殺す(もしくは石化させる)
〇喉を潤したせせらぎは何世紀にも渡って毒の水が満ち溢れ草一本育たない
〇泉を一舐めしたら毒で水が沸騰し、たちまち干上がる
〇吐く息に含まれる毒で岩が砕けて砂になる
〇移動する音を聞いただけで他の蛇が逃げてゆく
〇バジリスクを槍で殺した者はその毒が槍から伝わって死ぬ、どころか乗っている馬まで毒が伝わって死ぬ
〇地を這っているだけで空を飛ぶ鳥をも殺す
など、非常に強い毒の力を持つ
ただし、吸血鬼ほどではないが、吸血鬼と同じくらい弱点が多いと知られている
(※)【災害】
ブイオーと名を変えた、元【三大堕落】の【甘言】担当たるシーヴィーが今現在担当している役割
災害とは、ありとあらゆる地域へと降り注ぎ、そこに住まう者達の平和な時間を奪い去る。ありとあらゆる者から住処を奪う事によって、本来は倒す事なんて出来ないはずの召喚獣すら倒せるようになる
スカレット曰く、「全ての物は破壊から始まり、再生と共にある」との事であり、災害もまた「今まで住んでいた住処から、新しい住処へと行くために、未来へ進むためには必要な事である」との事
"マスター"である赤坂帆波を支えるために、一生懸命奔走して。
なおかつその忠誠心の証たるボタン瞳さえ、吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世という召喚獣に弾き飛ばされ。
最後のあがきとして、彼女から奪ったエルダードラゴンエッグと自らを融合して、【声融解龍オーゴショCVリヴァイアさん】という姿にて倒そうとしたのに、それすらも負けてしまった。
完敗である。
むしろ、負けた自分を褒めたたえたくなるくらいには、シーヴィーはその敗北に、"納得"していた。
----だからこそ、彼女は驚いていた。
自分が、未練ある者しか復活できないはずなのにもかかわらず、幽鬼カルタフィルスの【未練あるなら】で復活していること自体に、彼女自身が一番驚いていたのである。
「うちは、なんで復活してるの----?」
シーヴィーには、復活してでも叶えたい欲望はなかった。
"マスター"を支えたいという気持ちはあったが、そもそもエルダードラゴンエッグと融合した時に、そんな欲は捨てて、ただココアとの決戦に挑んでいた。
負けたことに対して恨みがないかと言われれば嘘にはなるが、未練と呼ぶほどの強い気持ちはなかった。
そんな私の質問に答えてくれたのが、絶望スカレットと名乗る紅色の髪の少女であった。
シルクハットを被り、何故かペストマスクを付けて顔を隠した、いかにも怪しげな彼女は、こう告げた。
「君が復活したのは、君が果たすべき使命があるからだよ」
「使命……?」
「そう、幽鬼カルタフィルスの【未練あるなら】で復活する者には皆、野望がある。使命がある。生きている時には果たせなかった想いを遂げようという覚悟があるからこそ復活しているのだから、当然シーヴィー、君にもなんらかの想いがあるはずだ」
シーヴィーはスカレットに言われて、考える。
考えているうちに、何故だか頭の中に怒りが湧いてきた。
吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世、彼女に対する怒りが湧いてきた。
「ココア……ラブホちゃん……」
「そうか、君には復讐相手が居るんだね。それなら、その復讐相手を倒す手伝いをさせて欲しい」
スカレットはそう言い、シーヴィーは彼女と協力関係を結んだ。
とは言っても、シーヴィーがスカレットについて知る事はあまりに少なかったのだけど。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
私の復讐相手であるココアについての情報を聞いた彼女は、世界の融合を私に提案した。
「召喚獣が不死なのは、召喚獣には死後の世界と言うモノが存在しないからです。
人間は死ぬと天国や地獄、つまりは冥界と呼ばれる死者の世界へと行く。しかしながら、召喚獣は死んでも死者の世界へは行かず、元居た自分達が召喚される前の世界に還っていくだけ。つまりは、死者の世界との繋がりがないから、死なない」
スカレットの言葉に、シーヴィーは「そうかもしれない」と頷くしかなかった。
スカレットは、「すぐには理解できないかもしれない。けど聞いて」と言って、話を続ける。
「死者の世界に行けない、死ぬという概念が存在しない召喚獣を殺す方法は、いくつかある。こちらの世界へと呼ぶ【召喚士】を殺す方法もありますが、それはつまりこの世にいる【召喚士】を全て排除するのと同義で、現実味がない。
だからこそ、もう1つの方法である、その召喚獣をこの世界の生き物にするという方法の方が確実でしょう。そのための方法は、既にご用意済みです」
と、スカレットはそう言って、1匹の召喚獣をシーヴィーの前に見せた。
それはファンタジー世界ではけっこうメジャーな召喚獣、【コカトリス】であった。
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【コカトリス】 ランク;Ⅲ
猛毒と石化の能力を持つ、伝説の怪鳥たる召喚獣。雄鶏が産み落とした卵を、ヒキガエルが孵化させることで、この世に生誕すると言われている
ニワトリの頭部、竜の翼、蛇の尾、黄色い羽毛を持つ怪鳥。その毒性は非常に強く、あの大蛇の怪物バジリスクですら、その毒性には勝てないと言われるほど、非常に強い致死毒を持っており、コカトリスが生息する地域では、あらゆる動植物は生存しないと言われるほど
バジリスクと長い間同一視されていたが、厳密にはバジリスクが自らの弱点の一端たる雄鶏に対抗するべく進化した姿とされており、前脚が翼で爬虫類的な面を持つ点から、ワイバーンの一種とみなされる場合もある
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「このコカトリスは、【召喚士】としての能力で、この世界に召喚した召喚獣。いつもなら、殺してもすぐさま召喚できる、ただの召喚獣だけど----えいっ」
【コケエエエエエ!!】
スカレットの攻撃によって、コカトリスの首は呆気なく折られて、死んで----
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【コカトリス】を 倒しました
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エラー 発生!!
エラー 発生!!
該当の 【世界】が 消滅しています
【送還】を 中止します
===== ===== =====
光となって、元居た世界へ戻っていくはずのコカトリス。
しかしながら、コカトリスの身体は消える事無く、そのままただの死骸となって、シーヴィーの目の前に置かれる。
「……」
「実は予め、コカトリスの世界をオセアニア辺りと融合しておいたんだよね。まぁ、ともかくこれで召喚獣をただの死骸とする術があると納得してもらえたと思うんだけど----」
----召喚獣を倒す方法。
絶対に無理だと思っていたそれを、為したスカレットに付いていく事に、シーヴィーが決めた瞬間である。
そして、シーヴィーは新たな自分へと生まれ変わる。
"マスター"である赤坂帆波に甘えていた頃と終わりを告げるために、新たにブイオーと名を変えて。
召喚獣を殺す存在----彼らの安全な土地を奪い取る天災をもたらす者。
【災害ブイオー】は、こうして生まれたのであった。
(※)バジリスク
30センチにも満たない小さな蛇であるが、全ての蛇の上に君臨する王。名前の由来はギリシア語で「王侯」を意味する語basileusに由来し、「小さな王」ぐらいの意味である
英雄ペルセウスのメデューサ退治の折、その血飛沫から生まれたとも言われており、物凄い猛毒をその身に宿す。例を挙げると----
〇全身のあらゆる箇所に毒を持ち、その視線すら人を殺す(もしくは石化させる)
〇喉を潤したせせらぎは何世紀にも渡って毒の水が満ち溢れ草一本育たない
〇泉を一舐めしたら毒で水が沸騰し、たちまち干上がる
〇吐く息に含まれる毒で岩が砕けて砂になる
〇移動する音を聞いただけで他の蛇が逃げてゆく
〇バジリスクを槍で殺した者はその毒が槍から伝わって死ぬ、どころか乗っている馬まで毒が伝わって死ぬ
〇地を這っているだけで空を飛ぶ鳥をも殺す
など、非常に強い毒の力を持つ
ただし、吸血鬼ほどではないが、吸血鬼と同じくらい弱点が多いと知られている
(※)【災害】
ブイオーと名を変えた、元【三大堕落】の【甘言】担当たるシーヴィーが今現在担当している役割
災害とは、ありとあらゆる地域へと降り注ぎ、そこに住まう者達の平和な時間を奪い去る。ありとあらゆる者から住処を奪う事によって、本来は倒す事なんて出来ないはずの召喚獣すら倒せるようになる
スカレット曰く、「全ての物は破壊から始まり、再生と共にある」との事であり、災害もまた「今まで住んでいた住処から、新しい住処へと行くために、未来へ進むためには必要な事である」との事
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