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第7章『たまにはゆっくり、旅館でいい気分♪/吸血女帝ココアの章』
第243話 ソロモンと俺
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----俺が目を覚ますと、雪ん子が焚火に薪をくべている所であった。
「《ぴっ! 主、起きたの?》」
「あぁ、ちょっと眠り過ぎたみたいだ」
俺がグッと伸びをしながらそう言うと、雪ん子は懐から赤い宝石を取り出す。
そして、紅い宝石を火へと近付けると、その途端に焚火が「ぼうっ……!」と大きく燃え上がる。
「----?」
「《ぴぴ? どうか、した?》」
「いや、その宝石----いつも使っていたか?」
俺が疑問を浮かべると、くすくすっと雪ん子は笑う。
「《変な主ぃ。いつも、使ってるでしょ?》」
雪ん子がそう言って、懐から今度は淡い緑色の宝石を取り出す。
取り出した宝石に魔力が込められると、宝石から一陣の風が吹きすさび、近くに生えている木々が風であっという間に枝を落とされて、丁度良い薪のサイズにカットされていく。
その薪はまるで宝石の、それを持つ雪ん子の指示に従うように、こちらへと向かって来る。
「(明らかに、いつもの雪ん子と様子が違う)」
まるで、雪ん子の姿を借りて、別の何者かが話をしているかのようであった。
「《ぴぴっ……あぁ、"バレちゃった"☆》」
てへっ、と雪ん子(の姿をした何か)は、舌を出す。
「あんたは、いったい……」
「《私は、神様。あなたに【召喚士】としての才を与えた神様。名前で呼びたいなら、気軽に【ソロモン】とでも呼んでね》」
「ソロモン……」
ソロモン----そう聞いて俺の脳内に浮かび上がるのは、ソロモン王のことである。
約40年の間イスラエルを統治した第3代目の王、ソロモン。
イスラエル王国の全盛期を作り出したソロモン王は政治だけではなく、その実、魔術にも長けていた。
そんなソロモンの名を冠する道具として、一番有名な物こそ、「ソロモン王の指輪」である。
大天使ミカエルから授けられたとされる、その黄金に輝く指輪。
真鍮と鉄で出来ており、呪文を唱えながら真鍮部分を使うと天使を従わせ、鉄部分を使うと悪魔を従わせることが出来たんだそうだ。
【召喚士】という、召喚した者を従わせる職業から考えれば、ソロモンという名前は妥当だと言えるだろう。
「《ここは夢の世界、現実とは別の世界。まぁ、夢と違うのは、この話を起きた後も覚えてるってことかな?
私ことソロモンさんは、人々に【召喚士】としての才とスキルを授けてるのですが、無償でその才を与え続ける訳ではありません。レベルⅥになるには、この私自らが直接、試練を与える事になっているのです》」
「試練……?」
雪ん子、いやその姿を借りて話す神様であるソロモンは、懐から宝石を取り出す。
「《そう、試練。強い力を使うには、その力を使うだけの人物である事を示してもらいませんと。
召喚獣とは、感情に非常に左右されやすい。人の悪意やら、善意に容易く作用される、胡乱なる存在。故にだからこそ、それを扱う者には正しくあれ、とまでは言わないが、その力に振り回されない者が求められる》」
ソロモンの手の中の宝石がキラキラと輝きを増していき、その足元に魔方陣が現れる。
「《レベルⅥ召喚術----【宝石召喚】》」
そして、召喚陣の中に宝石は落とされ、宝石の消失と共に、1体の召喚獣が現れる。
それは、一角獣。
捻じり伸びる一本角、美しい毛並み、そして大きな巨体の馬。
----そして、その身体の色は、"光り輝く翡翠の色"をしていた。
===== ===== =====
【エメラルド・ユニコーン】 レベル;Ⅵ 宝石召喚獣
宝石エメラルドの力をその身に宿す、一角獣ユニコーンの召喚獣。小柄な白馬の身体にライオンの尾、額に一本の螺旋状の角を持つ
姿に似合わず性質は獰猛で、敵と見做した相手には猛然とその角と蹄で攻撃を仕掛ける。然し、純潔の乙女にだけは心を許し、従順になると言われている。88星座の1つにも選ばれており、その角には強力無比な治癒・解毒能力を秘めており、王侯貴族がこぞってその角を欲したとされる
エメラルドとは「愛の石」とも呼ばれるように、愛の力が非常に強い石であり、恋愛成就などに有効だといわれます。エメラルドを身につければ、人間として成長することができ、知恵や忍耐力が得られると信じられている
特殊スキル;【魅了女王】
;全ての攻撃に、相手を確定で魅了状態にする特殊効果を付与する。魅了状態にすることで敵の攻撃力や防御力などの各種ステータスを半減させ、その数値分、自身の戦闘能力を上昇させる
===== ===== =====
「《これこそ、レベルⅥから召喚できるようになる特殊な召喚獣。【宝石召喚獣】と呼ばれる代物。
宝石に秘められた力を宿した、超強力な召喚獣達。エメラルドは確定で魅了効果を与えつつ、相手のステータスを半減、なおかつその数値分、戦闘能力を上昇させる》」
「強っ……?!」
ほんと、めちゃくちゃ優秀なスキルじゃないか。
魅了状態によって相手を混乱させつつ、なおかつステータスを大幅に減少……その上、その減少させた分だけ、戦闘能力を上昇させる。
もし仮に、俺の召喚獣達----雪ん子やファイント達がこのスキルを持ったらと考えると……
「ヤバいな、無双状態だ」
「《……まぁ、同格以下にしか使えないスキルではありますが》」
それでも、十二分に強すぎるスキルである。
……そうか、レベルⅥともなると、このようなスキルが使えるようになるのか。
「《それで、試験の内容についてなんですが、期限はないですし、どこかの魔物やダンジョンに行って来いだとか、素材を集めろとかでもありません。なんなら、すぐさま終わるかもしれない、そんな単純な試練》」
----そして、ソロモンは俺にこう、試練を課すのであった。
「《私の試練は、単純です。そう、至極単純です。
----"今出した宝石召喚獣よりも凄い召喚獣を召喚してみよう"》」
「えっ……? 凄い召喚獣?」
「《融合召喚獣よりも、合一召喚獣よりも、今出した宝石召喚獣よりも----凄い召喚獣のタイプ、考えてね?》」
ソロモンはそう言って、ニコリと微笑むのであった。
「《君が、宝石召喚獣よりも強い召喚獣のタイプを考え、私に提案さえしてもらえれば、その召喚獣を召喚させてあげるよ。そして、それが宝石召喚獣よりも強いと判断したら、君をレベルⅥにしてあげるよ。
宝石召喚獣なんかよりも強い、その召喚獣タイプをいつでも使えるようにしてあげるね》」
「宝石召喚獣よりも強い、召喚獣……?」
え? このエメラルド・ユニコーンを越える、融合召喚獣でも合一召喚獣でもない、召喚獣……?
「《----頑張ってね、冴島渉くん。私を楽しませる、そんな素敵な召喚獣を、待ってるよ》」
ソロモンがそう言うと共に、俺の意識が覚醒していくのであった----。
(※)宝石召喚獣
宝石の身体を持ち、宝石の力を宿す召喚獣。使う宝石によって、得られる特殊スキルが違って来る
エメラルドを用いた場合、相手を確定で魅了状態にしつつ、相手の戦闘能力の半分を吸収するという特殊なスキル【魅了女王】と呼ばれるスキルを手にする
また、他の宝石に変えた場合、各種宝石に即した特殊スキルを得られるようになる
(※)神からの試練
冒険者に職業を与えている神から、冒険者へと直接課せられる試練。主にレベルⅤの冒険者に直接、課せられると言われている
試練内容は神が決めており、試練を達成すれば即座にレベルアップがなされる。ただし、往々にして試練の内容は意地悪で、難しい試練だと言われている
「《ぴっ! 主、起きたの?》」
「あぁ、ちょっと眠り過ぎたみたいだ」
俺がグッと伸びをしながらそう言うと、雪ん子は懐から赤い宝石を取り出す。
そして、紅い宝石を火へと近付けると、その途端に焚火が「ぼうっ……!」と大きく燃え上がる。
「----?」
「《ぴぴ? どうか、した?》」
「いや、その宝石----いつも使っていたか?」
俺が疑問を浮かべると、くすくすっと雪ん子は笑う。
「《変な主ぃ。いつも、使ってるでしょ?》」
雪ん子がそう言って、懐から今度は淡い緑色の宝石を取り出す。
取り出した宝石に魔力が込められると、宝石から一陣の風が吹きすさび、近くに生えている木々が風であっという間に枝を落とされて、丁度良い薪のサイズにカットされていく。
その薪はまるで宝石の、それを持つ雪ん子の指示に従うように、こちらへと向かって来る。
「(明らかに、いつもの雪ん子と様子が違う)」
まるで、雪ん子の姿を借りて、別の何者かが話をしているかのようであった。
「《ぴぴっ……あぁ、"バレちゃった"☆》」
てへっ、と雪ん子(の姿をした何か)は、舌を出す。
「あんたは、いったい……」
「《私は、神様。あなたに【召喚士】としての才を与えた神様。名前で呼びたいなら、気軽に【ソロモン】とでも呼んでね》」
「ソロモン……」
ソロモン----そう聞いて俺の脳内に浮かび上がるのは、ソロモン王のことである。
約40年の間イスラエルを統治した第3代目の王、ソロモン。
イスラエル王国の全盛期を作り出したソロモン王は政治だけではなく、その実、魔術にも長けていた。
そんなソロモンの名を冠する道具として、一番有名な物こそ、「ソロモン王の指輪」である。
大天使ミカエルから授けられたとされる、その黄金に輝く指輪。
真鍮と鉄で出来ており、呪文を唱えながら真鍮部分を使うと天使を従わせ、鉄部分を使うと悪魔を従わせることが出来たんだそうだ。
【召喚士】という、召喚した者を従わせる職業から考えれば、ソロモンという名前は妥当だと言えるだろう。
「《ここは夢の世界、現実とは別の世界。まぁ、夢と違うのは、この話を起きた後も覚えてるってことかな?
私ことソロモンさんは、人々に【召喚士】としての才とスキルを授けてるのですが、無償でその才を与え続ける訳ではありません。レベルⅥになるには、この私自らが直接、試練を与える事になっているのです》」
「試練……?」
雪ん子、いやその姿を借りて話す神様であるソロモンは、懐から宝石を取り出す。
「《そう、試練。強い力を使うには、その力を使うだけの人物である事を示してもらいませんと。
召喚獣とは、感情に非常に左右されやすい。人の悪意やら、善意に容易く作用される、胡乱なる存在。故にだからこそ、それを扱う者には正しくあれ、とまでは言わないが、その力に振り回されない者が求められる》」
ソロモンの手の中の宝石がキラキラと輝きを増していき、その足元に魔方陣が現れる。
「《レベルⅥ召喚術----【宝石召喚】》」
そして、召喚陣の中に宝石は落とされ、宝石の消失と共に、1体の召喚獣が現れる。
それは、一角獣。
捻じり伸びる一本角、美しい毛並み、そして大きな巨体の馬。
----そして、その身体の色は、"光り輝く翡翠の色"をしていた。
===== ===== =====
【エメラルド・ユニコーン】 レベル;Ⅵ 宝石召喚獣
宝石エメラルドの力をその身に宿す、一角獣ユニコーンの召喚獣。小柄な白馬の身体にライオンの尾、額に一本の螺旋状の角を持つ
姿に似合わず性質は獰猛で、敵と見做した相手には猛然とその角と蹄で攻撃を仕掛ける。然し、純潔の乙女にだけは心を許し、従順になると言われている。88星座の1つにも選ばれており、その角には強力無比な治癒・解毒能力を秘めており、王侯貴族がこぞってその角を欲したとされる
エメラルドとは「愛の石」とも呼ばれるように、愛の力が非常に強い石であり、恋愛成就などに有効だといわれます。エメラルドを身につければ、人間として成長することができ、知恵や忍耐力が得られると信じられている
特殊スキル;【魅了女王】
;全ての攻撃に、相手を確定で魅了状態にする特殊効果を付与する。魅了状態にすることで敵の攻撃力や防御力などの各種ステータスを半減させ、その数値分、自身の戦闘能力を上昇させる
===== ===== =====
「《これこそ、レベルⅥから召喚できるようになる特殊な召喚獣。【宝石召喚獣】と呼ばれる代物。
宝石に秘められた力を宿した、超強力な召喚獣達。エメラルドは確定で魅了効果を与えつつ、相手のステータスを半減、なおかつその数値分、戦闘能力を上昇させる》」
「強っ……?!」
ほんと、めちゃくちゃ優秀なスキルじゃないか。
魅了状態によって相手を混乱させつつ、なおかつステータスを大幅に減少……その上、その減少させた分だけ、戦闘能力を上昇させる。
もし仮に、俺の召喚獣達----雪ん子やファイント達がこのスキルを持ったらと考えると……
「ヤバいな、無双状態だ」
「《……まぁ、同格以下にしか使えないスキルではありますが》」
それでも、十二分に強すぎるスキルである。
……そうか、レベルⅥともなると、このようなスキルが使えるようになるのか。
「《それで、試験の内容についてなんですが、期限はないですし、どこかの魔物やダンジョンに行って来いだとか、素材を集めろとかでもありません。なんなら、すぐさま終わるかもしれない、そんな単純な試練》」
----そして、ソロモンは俺にこう、試練を課すのであった。
「《私の試練は、単純です。そう、至極単純です。
----"今出した宝石召喚獣よりも凄い召喚獣を召喚してみよう"》」
「えっ……? 凄い召喚獣?」
「《融合召喚獣よりも、合一召喚獣よりも、今出した宝石召喚獣よりも----凄い召喚獣のタイプ、考えてね?》」
ソロモンはそう言って、ニコリと微笑むのであった。
「《君が、宝石召喚獣よりも強い召喚獣のタイプを考え、私に提案さえしてもらえれば、その召喚獣を召喚させてあげるよ。そして、それが宝石召喚獣よりも強いと判断したら、君をレベルⅥにしてあげるよ。
宝石召喚獣なんかよりも強い、その召喚獣タイプをいつでも使えるようにしてあげるね》」
「宝石召喚獣よりも強い、召喚獣……?」
え? このエメラルド・ユニコーンを越える、融合召喚獣でも合一召喚獣でもない、召喚獣……?
「《----頑張ってね、冴島渉くん。私を楽しませる、そんな素敵な召喚獣を、待ってるよ》」
ソロモンがそう言うと共に、俺の意識が覚醒していくのであった----。
(※)宝石召喚獣
宝石の身体を持ち、宝石の力を宿す召喚獣。使う宝石によって、得られる特殊スキルが違って来る
エメラルドを用いた場合、相手を確定で魅了状態にしつつ、相手の戦闘能力の半分を吸収するという特殊なスキル【魅了女王】と呼ばれるスキルを手にする
また、他の宝石に変えた場合、各種宝石に即した特殊スキルを得られるようになる
(※)神からの試練
冒険者に職業を与えている神から、冒険者へと直接課せられる試練。主にレベルⅤの冒険者に直接、課せられると言われている
試練内容は神が決めており、試練を達成すれば即座にレベルアップがなされる。ただし、往々にして試練の内容は意地悪で、難しい試練だと言われている
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