254 / 354
第7章『たまにはゆっくり、旅館でいい気分♪/吸血女帝ココアの章』
第240話 繋がったセカイ(2)
しおりを挟む
「----妾の認識で言えば、異変に気付いたのは、ダンジョンから主殿に【送還】された後じゃな」
ずずいっ、と、お茶で一服して休息した後に、ココアはそう話を切り出した。
「主に【送還】されたら、普通なら次の召還まで意識がないはずなんじゃ。にも関わらず、妾の意識はあり、主から召喚された感じはなかった」
いつもとは、明らかに違う違和感。
そこで、ココアは自主的に、違和感の調査を始めた。
その調査の結果、ここは吸血鬼のために用意された世界であり、何故か"川が流れている"ということが判明したのだそうだ。
「川……?」
「ここが本当に、ただの吸血鬼の世界なら、沼や湖はあれども、川はないはずなんじゃよ。なにせ、流れのない沼や湖と違い、川は常に流れる流水。妾達の弱点の1つじゃから、吸血鬼の世界に川なんてないはずなのじゃよ」
ココアが待機している世界は、吸血鬼達の世界。
つまりは、吸血鬼達の楽園だ。
故に、吸血鬼達の弱点となるものは一切ない。
十字架、にんにく、銀の武器、その他エトセトラ。
吸血鬼の弱点が一切ない、そんな吸血鬼達の楽園の中に、吸血鬼達の弱点の1つである流れる水、『川』があるのだ。
その時点で異常なのは、ココアにも、他の吸血鬼達も理解したんだそうだ。
「妾の他にも、意識を持つ吸血鬼がおったからのう。皆で調査したんじゃ。
----その後、皆で調査した結果、妾達が居った吸血鬼の世界とは別の世界と"みっくす"されておると、そう結論付けたのじゃよ。まぁ、その"みっくす"された世界の名前が、主殿の住まう世界の"よーろっぱ"なる国ということまでは、分からんかったが」
「そして、調査中にこの家を見つけたと?」
「家の外に、雪ん子がおったのじゃ。それで、主殿も居るかと思って、入らせてもらったんじゃよ」
なるほど、朝の雪ん子の怯えた様子はそう言う訳か。
ココアとダンジョンで会うのはおかしくはないが、ダンジョンの外であるここであるのは不自然だと、雪ん子はそう感じた訳だな。
「……ねぇ、ココアちゃん?」
と、今まで静かに話を聞いていたファイントが口を開く。
「----? どうしたんじゃ、ファイント?」
「別の世界をミックス、と言っておったが----ミックスされたのは、ヨーロッパだけですか?」
ファイントがそう言うと、ココアは「気付いておったか……」と頷いていた。
えっ? なに?
2人だけで納得しないで、ご主人様にもちゃんと説明して欲しいんだけど?
「"よーろっぱ"なる世界は分からなかったのじゃが、それ以外にもいくつかの世界と"みっくす"されてると分かったのじゃよ。川の中には水の精霊達が、空には翼を生やした天使達、その他にも人とも吸血鬼とも違う種族がいくつかおったのじゃ」
水の精霊達に、天使……他にも、色々な種族か。
明らかに、人間以外の種族がいるとなれば、そりゃあ違和感も強まるよな。
「幸いなことに、それぞれの種族の長同士で相互不干渉で、話がまとまっておる。妾達吸血鬼もいきなり巻き込まれて、困惑しておるのじゃから、相手方も困惑してるのも道理じゃったので、話は"すむーず"に進んだのじゃよ」
「なるほどねぇ☆ まぁ……」
----ぞわりっ!!
まるで寒気かと思うくらい、ゾッとした殺意を、ファイントは放っていた。
「----この家に、ご主人の家に敵意を向けるのなら、私のスキルで命を奪うつもりだから、そのつもりでね☆」
語尾こそ可愛げではあるが、殺意や敵意を纏った状態で、ファイントはそう言うのであった。
「あわわ……!! 妾に、妾に文句を言われても、困るのじゃが?!」
うるうるっ、涙目を浮かべるココア。
「----そうね……それじゃあ、ちょっと行って来るわ♪」
そう言うと、スキップ混じりのルンルン気分で、外へとファイントは出かけて行ったのである。
「……分からせに、行ったんじゃろうか? それぞれの種族とやらに」
「だろうな、うん。ファイントの流れ的に」
ご冥福を祈っておこう----融合召喚獣である聖天使ファイント・ルシファーになって、超強化された彼女に迫られるであろう、様々な種族達に。
「ところで、主殿。今、暇じゃったりするじゃろうか?」
「……まぁ、暇だよ。うん」
いきなり自宅がヨーロッパに連れてかれたんだ。
もし予定を立てていたとしても、その全てがキャンセル扱いだろう。
「----そうか! そうか! 実は主殿に妾の妹達、マルガリータとヘミングウェイの2人を召喚して貰って、行きたい場所があるんじゃよ!
むろん、雪ん子も、ファイントも一緒に!」
「行きたい場所? ダンジョン、それとも吸血鬼なりに重要な施設か?」
俺がそう聞くと、「温泉じゃよ」とココアは答える。
「様々な世界が"みっくす"された際に、主殿のこの家のように巻き込まれた施設----温泉旅館『神の家』。
折角じゃし、皆でのんびり温泉に入ったりしないかのう?」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ココアと冴島渉がそんな話をしてる頃、日本。
元勇者の2人、空海大地と天地海里の2人は、
育児に精を出していた。
「「ぱぱぁ!! ままぁ!! 抱っこ、抱っこ!!」」
「おー、よしよし! ここは、この大地パパに任せろ!」
「むっ、言いましたね、大地パパ。この海里ママの頼もしさを、存分に見せてあげますとも」
嬉しそうに、楽しそうに。
2人は、《ペンライト》小鬼の攻撃で生まれた子供達を、あやしていた。
「#カオス ですね。逃げられたのに、嬉しそうとは」
その光景を、ダブルエムは怪しげな視線で見つめていた。
《ペンライト》小鬼と名乗るその敵は、紫色の光線を放って攻撃してきた。
その紫色の攻撃を受けた元勇者の2人は、何故か子供達が出現したのである。
2人を「パパ」だの、「ママ」だのと慕う謎の子供達の出現により、呆気に取られて困惑してたら、いつの間にか《ペンライト》小鬼に逃げられていたのである。
分かっているのは、あの《ペンライト》小鬼の攻撃は、何故か、その者の子供を生み出すということだけ。
「あの小鬼、何がしたかったんでしょう? 子供を生み出す能力? 推しの幸せとか言ってたし、良く分かりませんが」
「まぁ、そんな事よりも、だ!」
がしりっ、と網走海渡はダブルエムの肩をしっかり掴む。
「俺ん所の子供、一緒にあやそうぜ? ダブルエムママ」
「ぱぱ! おうまさんっ、おうまさんっ!」
「いや! ままごとすんの! ままごと!」
海渡の脚に縋りつくようにして、2人の子供達がそこに居た。
「なんで、あんたもくらっとんねん。
……いや、まずは"マスター"と連絡とりましょう。あの小鬼の出所に、私、#心当たり ありますので」
「連絡の前に、あやしてくれよ! ママ!」
「えぇい、うっさい! あと、誰がママですか、まったく……」
ぶつぶつっ、と頬を膨らませながら、ダブルエムは"マスター"に連絡する。
「----もしもし、"マスター"? 今、子供達がいっぱい誕生して困ってるんですけど」
『誰の子?! 誰の子を妊娠したの、ダブルエム?!』
「…………」
一度、見てもらった方が速いと、この時点でダブルエムは判断した。
そして、網走海渡と2人の元勇者を引き連れ、ダブルエムは"マスター"のいる家へと向かう。
「……帰るつもり、なかったんですけど」
(※)流水
吸血鬼の弱点の1つ。吸血鬼は川など流れる水の上を渡れないのである。ただし空を飛んだり、ボートや橋を使えば渡るのも可能
これは流水が汚れを流すことから、「穢れた存在である吸血鬼も同様に流水に弱いだろう」という民間信仰から生まれた弱点である。ギリシアではこの民間信仰を利用して、無人島に吸血鬼を封じ込めて、餓死させるという退治方法もあったのだとされる
(※)ミックスされた世界
現在、ヨーロッパ国は、【吸血鬼の世界】、【水精霊達の世界】、【天使の世界】、【ろくろ首の世界】、【幽霊達の世界】がミックスされており、本来は【召喚】される前は意識などないはずの召喚獣達に意識が宿っている状態にある
それぞれの召喚獣のための楽園、居心地がいい空間が用意されており、水精霊達が暮らす川や、天使が暮らすのに快適な宮殿などが存在する
ずずいっ、と、お茶で一服して休息した後に、ココアはそう話を切り出した。
「主に【送還】されたら、普通なら次の召還まで意識がないはずなんじゃ。にも関わらず、妾の意識はあり、主から召喚された感じはなかった」
いつもとは、明らかに違う違和感。
そこで、ココアは自主的に、違和感の調査を始めた。
その調査の結果、ここは吸血鬼のために用意された世界であり、何故か"川が流れている"ということが判明したのだそうだ。
「川……?」
「ここが本当に、ただの吸血鬼の世界なら、沼や湖はあれども、川はないはずなんじゃよ。なにせ、流れのない沼や湖と違い、川は常に流れる流水。妾達の弱点の1つじゃから、吸血鬼の世界に川なんてないはずなのじゃよ」
ココアが待機している世界は、吸血鬼達の世界。
つまりは、吸血鬼達の楽園だ。
故に、吸血鬼達の弱点となるものは一切ない。
十字架、にんにく、銀の武器、その他エトセトラ。
吸血鬼の弱点が一切ない、そんな吸血鬼達の楽園の中に、吸血鬼達の弱点の1つである流れる水、『川』があるのだ。
その時点で異常なのは、ココアにも、他の吸血鬼達も理解したんだそうだ。
「妾の他にも、意識を持つ吸血鬼がおったからのう。皆で調査したんじゃ。
----その後、皆で調査した結果、妾達が居った吸血鬼の世界とは別の世界と"みっくす"されておると、そう結論付けたのじゃよ。まぁ、その"みっくす"された世界の名前が、主殿の住まう世界の"よーろっぱ"なる国ということまでは、分からんかったが」
「そして、調査中にこの家を見つけたと?」
「家の外に、雪ん子がおったのじゃ。それで、主殿も居るかと思って、入らせてもらったんじゃよ」
なるほど、朝の雪ん子の怯えた様子はそう言う訳か。
ココアとダンジョンで会うのはおかしくはないが、ダンジョンの外であるここであるのは不自然だと、雪ん子はそう感じた訳だな。
「……ねぇ、ココアちゃん?」
と、今まで静かに話を聞いていたファイントが口を開く。
「----? どうしたんじゃ、ファイント?」
「別の世界をミックス、と言っておったが----ミックスされたのは、ヨーロッパだけですか?」
ファイントがそう言うと、ココアは「気付いておったか……」と頷いていた。
えっ? なに?
2人だけで納得しないで、ご主人様にもちゃんと説明して欲しいんだけど?
「"よーろっぱ"なる世界は分からなかったのじゃが、それ以外にもいくつかの世界と"みっくす"されてると分かったのじゃよ。川の中には水の精霊達が、空には翼を生やした天使達、その他にも人とも吸血鬼とも違う種族がいくつかおったのじゃ」
水の精霊達に、天使……他にも、色々な種族か。
明らかに、人間以外の種族がいるとなれば、そりゃあ違和感も強まるよな。
「幸いなことに、それぞれの種族の長同士で相互不干渉で、話がまとまっておる。妾達吸血鬼もいきなり巻き込まれて、困惑しておるのじゃから、相手方も困惑してるのも道理じゃったので、話は"すむーず"に進んだのじゃよ」
「なるほどねぇ☆ まぁ……」
----ぞわりっ!!
まるで寒気かと思うくらい、ゾッとした殺意を、ファイントは放っていた。
「----この家に、ご主人の家に敵意を向けるのなら、私のスキルで命を奪うつもりだから、そのつもりでね☆」
語尾こそ可愛げではあるが、殺意や敵意を纏った状態で、ファイントはそう言うのであった。
「あわわ……!! 妾に、妾に文句を言われても、困るのじゃが?!」
うるうるっ、涙目を浮かべるココア。
「----そうね……それじゃあ、ちょっと行って来るわ♪」
そう言うと、スキップ混じりのルンルン気分で、外へとファイントは出かけて行ったのである。
「……分からせに、行ったんじゃろうか? それぞれの種族とやらに」
「だろうな、うん。ファイントの流れ的に」
ご冥福を祈っておこう----融合召喚獣である聖天使ファイント・ルシファーになって、超強化された彼女に迫られるであろう、様々な種族達に。
「ところで、主殿。今、暇じゃったりするじゃろうか?」
「……まぁ、暇だよ。うん」
いきなり自宅がヨーロッパに連れてかれたんだ。
もし予定を立てていたとしても、その全てがキャンセル扱いだろう。
「----そうか! そうか! 実は主殿に妾の妹達、マルガリータとヘミングウェイの2人を召喚して貰って、行きたい場所があるんじゃよ!
むろん、雪ん子も、ファイントも一緒に!」
「行きたい場所? ダンジョン、それとも吸血鬼なりに重要な施設か?」
俺がそう聞くと、「温泉じゃよ」とココアは答える。
「様々な世界が"みっくす"された際に、主殿のこの家のように巻き込まれた施設----温泉旅館『神の家』。
折角じゃし、皆でのんびり温泉に入ったりしないかのう?」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ココアと冴島渉がそんな話をしてる頃、日本。
元勇者の2人、空海大地と天地海里の2人は、
育児に精を出していた。
「「ぱぱぁ!! ままぁ!! 抱っこ、抱っこ!!」」
「おー、よしよし! ここは、この大地パパに任せろ!」
「むっ、言いましたね、大地パパ。この海里ママの頼もしさを、存分に見せてあげますとも」
嬉しそうに、楽しそうに。
2人は、《ペンライト》小鬼の攻撃で生まれた子供達を、あやしていた。
「#カオス ですね。逃げられたのに、嬉しそうとは」
その光景を、ダブルエムは怪しげな視線で見つめていた。
《ペンライト》小鬼と名乗るその敵は、紫色の光線を放って攻撃してきた。
その紫色の攻撃を受けた元勇者の2人は、何故か子供達が出現したのである。
2人を「パパ」だの、「ママ」だのと慕う謎の子供達の出現により、呆気に取られて困惑してたら、いつの間にか《ペンライト》小鬼に逃げられていたのである。
分かっているのは、あの《ペンライト》小鬼の攻撃は、何故か、その者の子供を生み出すということだけ。
「あの小鬼、何がしたかったんでしょう? 子供を生み出す能力? 推しの幸せとか言ってたし、良く分かりませんが」
「まぁ、そんな事よりも、だ!」
がしりっ、と網走海渡はダブルエムの肩をしっかり掴む。
「俺ん所の子供、一緒にあやそうぜ? ダブルエムママ」
「ぱぱ! おうまさんっ、おうまさんっ!」
「いや! ままごとすんの! ままごと!」
海渡の脚に縋りつくようにして、2人の子供達がそこに居た。
「なんで、あんたもくらっとんねん。
……いや、まずは"マスター"と連絡とりましょう。あの小鬼の出所に、私、#心当たり ありますので」
「連絡の前に、あやしてくれよ! ママ!」
「えぇい、うっさい! あと、誰がママですか、まったく……」
ぶつぶつっ、と頬を膨らませながら、ダブルエムは"マスター"に連絡する。
「----もしもし、"マスター"? 今、子供達がいっぱい誕生して困ってるんですけど」
『誰の子?! 誰の子を妊娠したの、ダブルエム?!』
「…………」
一度、見てもらった方が速いと、この時点でダブルエムは判断した。
そして、網走海渡と2人の元勇者を引き連れ、ダブルエムは"マスター"のいる家へと向かう。
「……帰るつもり、なかったんですけど」
(※)流水
吸血鬼の弱点の1つ。吸血鬼は川など流れる水の上を渡れないのである。ただし空を飛んだり、ボートや橋を使えば渡るのも可能
これは流水が汚れを流すことから、「穢れた存在である吸血鬼も同様に流水に弱いだろう」という民間信仰から生まれた弱点である。ギリシアではこの民間信仰を利用して、無人島に吸血鬼を封じ込めて、餓死させるという退治方法もあったのだとされる
(※)ミックスされた世界
現在、ヨーロッパ国は、【吸血鬼の世界】、【水精霊達の世界】、【天使の世界】、【ろくろ首の世界】、【幽霊達の世界】がミックスされており、本来は【召喚】される前は意識などないはずの召喚獣達に意識が宿っている状態にある
それぞれの召喚獣のための楽園、居心地がいい空間が用意されており、水精霊達が暮らす川や、天使が暮らすのに快適な宮殿などが存在する
0
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売です!】
早ければ、電子書籍版は2/18から販売開始、紙書籍は2/19に店頭に並ぶことと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。

屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる