241 / 350
第6章『ファイントは常に地獄に居る/覚醒ファイントの章』
第229話 幽鬼カルタフィルスの目的
しおりを挟む
幽鬼カルタフィルスは怒り心頭と言った様子で、俺を睨みつける。
……いや、彼女の視線の先にあるのは、俺ではない。
幽鬼カルタフィルスが見つめる先、そこにあるのは、あの大きな白い卵。
つまり、幽鬼カルタフィルスが見ているのは、地獄の主サタンであった。
「ファイント……いや、サタンに何するつもりだ?」
「冴島渉……あの、私の救いとなる地獄の主サタンを生み出した【召喚士】ですか」
……救い?
「冴島渉、私が地獄の主サタンにお仕えしていたのは、『終活』なんですよ」
終活----人生の最期に向けて行う活動、事前準備。
それこそが、幽鬼カルタフィルスの目的なのだと、彼女はそう語っていた。
「私は、終わらない。いえ、"終わらせられない"。
あの(放送禁止用語)である聖人イエス・キリストが、この世界へと再び舞い戻るまで、永遠に死なない事を命じた。故に、私は死ぬことが出来なくなってしまった」
幽鬼カルタフィルス----もとい、彼女の基となった『さまよえるユダヤ人』とは、そういう人間だ。
彼女は聖人イエス・キリストの死と同時期に、『聖人イエス・キリストが復活するまで、死なない』という事を命じられた。
死なないという事は、人によっては羨ましいことのように思えるかもしれない。
しかし、それは決して幸福な事なんかではない。
『さまよえるユダヤ人』たる彼女に与えられたのは、"死なない事"だけではなく、"安らぎを得る事"もである。
彼女はどこかに居場所を作ることどころか、安らぎや癒しを得る事も許されない。
眠る事も、楽しむことも出来ず、ただ永遠と地上を徘徊するだけ。
それも、復活するかもどうかも分からない、聖人イエス・キリストが復活するまでずっとだ。
「私にとって、死ぬことこそ、終わりを迎える事こそが、最大の望み。それを唯一成し遂げられそうだったのが、あなたの召喚した召喚獣----地獄の主サタンでした」
「やつの【究極殺害】か」
「えぇ、どんな存在だろうと、絶対に殺すスキル----まさしく、(放送禁止用語)な私を、終わらせられる、素晴らしいスキルだと判断しました」
つまり、この幽鬼カルタフィルスは、地獄の主サタンに殺してもらうために、彼女に付き従っていたのだ。
……狂ってる。
自分が死ぬために、そんなことをするだなんて、狂ってるとしか思えん。
「死ぬために、そんなことをするのが、お前の行動原理だと?」
「それが、幽鬼カルタフィルスという、生き方なのです」
だけれども、その計画は失敗に終わってしまった。
他ならぬ、地獄の主サタンが、その姿を脱ぎ捨てて、新たな姿へと変わろうとしているのだ。
それはすなわち、幽鬼カルタフィルスを終わらせられる、唯一の希望ともいえる【究極殺害】の消失とも同義だと。
幽鬼カルタフィルスは、そう語りながら、白い大きな卵を、地獄の主サタンをじっと睨みつけていた。
「あんたにはあんたの求める物があるように、俺には俺の求める物がある。
今回は、俺が求める物が優先された、それだけの話だ」
全ての人の願いが叶う世界なんて、存在しない。
誰かの願いが叶う時、その裏で誰かの願いが打ち滅ぼされる時でもあるのだから。
今回は俺の『ファイントを取り戻す』という願いが叶い、幽鬼カルタフィルスの『死にたい』という願いが打ち滅ぼされたというだけだ。
「えぇ、ですので、私も自分が求める物のために、行動に移りましょう」
チャキッ!!
彼女は俺に、自身の真っ白な腕を向けていた。
その腕はぐるんぐるんと、まるでドリルのように高速回転していた。
そして、ドリルのように回転する真っ白な腕は、うっすら白く美味しそうな香りが立ち昇っていた。
「----スキル【フライド大根ドリル】。あなたを殺すスキルの名です」
香ばしく美味しそうな匂いを漂わせながら、彼女は殺気を地獄の主サタンに向けていた。
「地獄の主サタンは今、新たな姿へと変わろうとしている。そして、その起点となっているのは、【召喚士】である冴島渉。
なら、起点であるあなたを殺せば、変わる事も抑える事が出来る」
----だから、死ね。
幽鬼カルタフィルスはそう言いつつ、引き金に手をかける。
俺は咄嗟に【召喚術】を使い、召喚獣を呼び寄せようとして----
===== ===== =====
スキル【御残不認可】が 発動中です
戦闘可能キャラを 既に 召喚済みです
【召喚術】のスキルの働きを 無効化します
===== ===== =====
「なんだ、これは?!」
謎のスキルによって、俺の【召喚術】の力は無効化されたのである。
なんだ、その某アニメに出て来そうな、ふざけた名前のスキルは?!
「(放送禁止用語)ですよ、冴島渉。この【大根】のスキル、【御残不認可】は、大根が捨てる所がない野菜であるからこそ生まれた、あなたのような職業の力を封じるスキル。
スキル内容は、既になんらかのスキルが発動中の場合、そのスキルを解除しなければ、次のスキルが発動できなくなる。まだ食べる所があるのに、捨てようとするのを防ぐだけの、スキルです」
【召喚士】などの、自分以外に作用スキルを常時発動するタイプの天敵のような、スキルだな。
つまり、新しい召喚獣を召喚しようとするならば、今召還中の雪ん子達を全員、【送還】しなければならないってことか。
「本来なら、常時スキルを発動している相手にこそ、めちゃくちゃ有効なスキルですが、【召喚士】にも作用しますね。まぁ、あなたはこの攻撃で死ぬので」
幽鬼カルタフィルスは、香ばしい腕をそのまま貫こうと----
彼女は、バラバラに砕かれた。
ビスケットを拳で叩きつけて割るかのように、頑丈な機械からボルトが抜かれて落ちるかのように。
幽鬼カルタフィルスは、バラバラになって、そのまま消えていく。
そして----彼女をバラバラにした相手は、幽鬼カルタフィルスの後ろから出てきた。
後ろから出てきた相手は、見覚えがある人物というか、知りあいであった。
しかしながら、絶対にここに居るはずがあり得ない人物であった。
だって、そいつは……
「なんで、ここに、あんたが……?」
その人物は、花弁千夜葉----『ベンチャーちゃん』であったのである。
そう、命題により、ダンジョンに潜れないはずの、ダンジョンに居るはずのない女性であった。
片眼鏡とトレンチコート、そして黒い帽子を被り。
19世紀のロンドンに出て来そうな探偵姿の彼女は、一言、こう呟いた。
「……冒険シタイ」
(※)次回、【真相と、後悔と、《探偵》覚醒幽鬼(1)】
……いや、彼女の視線の先にあるのは、俺ではない。
幽鬼カルタフィルスが見つめる先、そこにあるのは、あの大きな白い卵。
つまり、幽鬼カルタフィルスが見ているのは、地獄の主サタンであった。
「ファイント……いや、サタンに何するつもりだ?」
「冴島渉……あの、私の救いとなる地獄の主サタンを生み出した【召喚士】ですか」
……救い?
「冴島渉、私が地獄の主サタンにお仕えしていたのは、『終活』なんですよ」
終活----人生の最期に向けて行う活動、事前準備。
それこそが、幽鬼カルタフィルスの目的なのだと、彼女はそう語っていた。
「私は、終わらない。いえ、"終わらせられない"。
あの(放送禁止用語)である聖人イエス・キリストが、この世界へと再び舞い戻るまで、永遠に死なない事を命じた。故に、私は死ぬことが出来なくなってしまった」
幽鬼カルタフィルス----もとい、彼女の基となった『さまよえるユダヤ人』とは、そういう人間だ。
彼女は聖人イエス・キリストの死と同時期に、『聖人イエス・キリストが復活するまで、死なない』という事を命じられた。
死なないという事は、人によっては羨ましいことのように思えるかもしれない。
しかし、それは決して幸福な事なんかではない。
『さまよえるユダヤ人』たる彼女に与えられたのは、"死なない事"だけではなく、"安らぎを得る事"もである。
彼女はどこかに居場所を作ることどころか、安らぎや癒しを得る事も許されない。
眠る事も、楽しむことも出来ず、ただ永遠と地上を徘徊するだけ。
それも、復活するかもどうかも分からない、聖人イエス・キリストが復活するまでずっとだ。
「私にとって、死ぬことこそ、終わりを迎える事こそが、最大の望み。それを唯一成し遂げられそうだったのが、あなたの召喚した召喚獣----地獄の主サタンでした」
「やつの【究極殺害】か」
「えぇ、どんな存在だろうと、絶対に殺すスキル----まさしく、(放送禁止用語)な私を、終わらせられる、素晴らしいスキルだと判断しました」
つまり、この幽鬼カルタフィルスは、地獄の主サタンに殺してもらうために、彼女に付き従っていたのだ。
……狂ってる。
自分が死ぬために、そんなことをするだなんて、狂ってるとしか思えん。
「死ぬために、そんなことをするのが、お前の行動原理だと?」
「それが、幽鬼カルタフィルスという、生き方なのです」
だけれども、その計画は失敗に終わってしまった。
他ならぬ、地獄の主サタンが、その姿を脱ぎ捨てて、新たな姿へと変わろうとしているのだ。
それはすなわち、幽鬼カルタフィルスを終わらせられる、唯一の希望ともいえる【究極殺害】の消失とも同義だと。
幽鬼カルタフィルスは、そう語りながら、白い大きな卵を、地獄の主サタンをじっと睨みつけていた。
「あんたにはあんたの求める物があるように、俺には俺の求める物がある。
今回は、俺が求める物が優先された、それだけの話だ」
全ての人の願いが叶う世界なんて、存在しない。
誰かの願いが叶う時、その裏で誰かの願いが打ち滅ぼされる時でもあるのだから。
今回は俺の『ファイントを取り戻す』という願いが叶い、幽鬼カルタフィルスの『死にたい』という願いが打ち滅ぼされたというだけだ。
「えぇ、ですので、私も自分が求める物のために、行動に移りましょう」
チャキッ!!
彼女は俺に、自身の真っ白な腕を向けていた。
その腕はぐるんぐるんと、まるでドリルのように高速回転していた。
そして、ドリルのように回転する真っ白な腕は、うっすら白く美味しそうな香りが立ち昇っていた。
「----スキル【フライド大根ドリル】。あなたを殺すスキルの名です」
香ばしく美味しそうな匂いを漂わせながら、彼女は殺気を地獄の主サタンに向けていた。
「地獄の主サタンは今、新たな姿へと変わろうとしている。そして、その起点となっているのは、【召喚士】である冴島渉。
なら、起点であるあなたを殺せば、変わる事も抑える事が出来る」
----だから、死ね。
幽鬼カルタフィルスはそう言いつつ、引き金に手をかける。
俺は咄嗟に【召喚術】を使い、召喚獣を呼び寄せようとして----
===== ===== =====
スキル【御残不認可】が 発動中です
戦闘可能キャラを 既に 召喚済みです
【召喚術】のスキルの働きを 無効化します
===== ===== =====
「なんだ、これは?!」
謎のスキルによって、俺の【召喚術】の力は無効化されたのである。
なんだ、その某アニメに出て来そうな、ふざけた名前のスキルは?!
「(放送禁止用語)ですよ、冴島渉。この【大根】のスキル、【御残不認可】は、大根が捨てる所がない野菜であるからこそ生まれた、あなたのような職業の力を封じるスキル。
スキル内容は、既になんらかのスキルが発動中の場合、そのスキルを解除しなければ、次のスキルが発動できなくなる。まだ食べる所があるのに、捨てようとするのを防ぐだけの、スキルです」
【召喚士】などの、自分以外に作用スキルを常時発動するタイプの天敵のような、スキルだな。
つまり、新しい召喚獣を召喚しようとするならば、今召還中の雪ん子達を全員、【送還】しなければならないってことか。
「本来なら、常時スキルを発動している相手にこそ、めちゃくちゃ有効なスキルですが、【召喚士】にも作用しますね。まぁ、あなたはこの攻撃で死ぬので」
幽鬼カルタフィルスは、香ばしい腕をそのまま貫こうと----
彼女は、バラバラに砕かれた。
ビスケットを拳で叩きつけて割るかのように、頑丈な機械からボルトが抜かれて落ちるかのように。
幽鬼カルタフィルスは、バラバラになって、そのまま消えていく。
そして----彼女をバラバラにした相手は、幽鬼カルタフィルスの後ろから出てきた。
後ろから出てきた相手は、見覚えがある人物というか、知りあいであった。
しかしながら、絶対にここに居るはずがあり得ない人物であった。
だって、そいつは……
「なんで、ここに、あんたが……?」
その人物は、花弁千夜葉----『ベンチャーちゃん』であったのである。
そう、命題により、ダンジョンに潜れないはずの、ダンジョンに居るはずのない女性であった。
片眼鏡とトレンチコート、そして黒い帽子を被り。
19世紀のロンドンに出て来そうな探偵姿の彼女は、一言、こう呟いた。
「……冒険シタイ」
(※)次回、【真相と、後悔と、《探偵》覚醒幽鬼(1)】
0
お気に入りに追加
125
あなたにおすすめの小説
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
死んでないのに異世界に転生させられた
三日月コウヤ
ファンタジー
今村大河(いまむらたいが)は中学3年生になった日に神から丁寧な説明とチート能力を貰う…事はなく勝手な神の個人的な事情に巻き込まれて異世界へと行く羽目になった。しかし転生されて早々に死にかけて、与えられたスキルによっても苦労させられるのであった。
なんでも出来るスキル(確定で出来るとは言ってない)
*冒険者になるまでと本格的に冒険者活動を始めるまで、メインヒロインの登場などが結構後の方になります。それら含めて全体的にストーリーの進行速度がかなり遅いですがご了承ください。
*カクヨム、アルファポリスでも投降しております
フェル 森で助けた女性騎士に一目惚れして、その後イチャイチャしながらずっと一緒に暮らす話
カトウ
ファンタジー
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
チートなんてない。
日本で生きてきたという曖昧な記憶を持って、少年は育った。
自分にも何かすごい力があるんじゃないか。そう思っていたけれど全くパッとしない。
魔法?生活魔法しか使えませんけど。
物作り?こんな田舎で何ができるんだ。
狩り?僕が狙えば獲物が逃げていくよ。
そんな僕も15歳。成人の年になる。
何もない田舎から都会に出て仕事を探そうと考えていた矢先、森で倒れている美しい女性騎士をみつける。
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
女性騎士に一目惚れしてしまった、少し人と変わった考えを方を持つ青年が、いろいろな人と関わりながら、ゆっくりと成長していく物語。
になればいいと思っています。
皆様の感想。いただけたら嬉しいです。
面白い。少しでも思っていただけたらお気に入りに登録をぜひお願いいたします。
よろしくお願いします!
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿しております。
続きが気になる!もしそう思っていただけたのならこちらでもお読みいただけます。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
戦闘狂の水晶使い、最強の更に先へ
真輪月
ファンタジー
お気に入り登録をよろしくお願いします!
感想待ってます!
まずは一読だけでも!!
───────
なんてことない普通の中学校に通っていた、普通のモブAオレこと、澄川蓮。……のだが……。
しかし、そんなオレの平凡もここまで。
ある日の授業中、神を名乗る存在に異世界転生させられてしまった。しかも、クラスメート全員(先生はいない)。受験勉強が水の泡だ。
そして、そこで手にしたのは、水晶魔法。そして、『不可知の書』という、便利なメモ帳も手に入れた。
使えるものは全て使う。
こうして、澄川蓮こと、ライン・ルルクスは強くなっていった。
そして、ラインは戦闘を楽しみだしてしまった。
そしていつの日か、彼は……。
カクヨムにも連載中
小説家になろうにも連載中
異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる