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第6章『ファイントは常に地獄に居る/覚醒ファイントの章』
第227話 冴島渉は見捨てない(1)
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~~前回までの あらすじ!!!~~
悪天使ファイント----もとい、地獄の主サタンを取り戻すために、頑張る冴島渉一行。
ココアは、新たな妹----ただのドエムの、武装姫ヘミングウェイと共に、【大根】と戦う。
……いや、本当に意味が分からないのだが、ともかく【大根】の幽鬼カルタフィルスと激闘中である。
その一方で、幽鬼ノブナガを倒した雪ん子は、【三大堕落】の【どん底】担当であるビーワンちゃんに呼び止められる。
それによって、雪ん子は足止めされてしまう。
冴島渉は、たった1人で、地獄の主サタンのいるダンジョン最奥へと向かうのであった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「よぉ、ファイント。それとも、地獄の主サタンと呼ぶべきか?」
「ごっ、ご主人?」
ダンジョン最奥にて、地獄の主サタンは冴島渉と再会した。
「あっ、冴島さん。来てくれたようっすね」
冴島渉の到来に喜んだのは、冴島・D・エリカであった。
【素材】担当にして、冴島渉を幸せにするために生み出された、悪魔である。
「えっと……その、あれでして」
エリカは喜んだのも束の間、すぐさま大量の汗を流し始めた。
エリカは冴島渉にこう説明している。
「自分と冴島渉が揃えば、【融合召喚】によって地獄の主サタンをどうにかできます。私はそういう力がある」
そういう風に説明しているのだが、1つだけ問題があった。
彼女のスキル【完全素材】なのだが、このスキルは冴島渉と地獄の主サタンの間に召喚獣としての縁が繋がってなければならなかったのである。
「(まずいっすよね、本当に。私の目的は、私と言う【素材】を使って、冴島渉と地獄の主サタンの縁を繋ぎ直すのが役目なのに、繋ぎ直した状態でないと私は使えないって)」
あまりに情けないので、持ってきていたペストマスクを被り、エリカは顔を隠していた。
そんな事情をあらかじめ聴いていた地獄の主サタンもまた、気分が暗かった。
「----? どうかしたか、ファイント? もう少しで、お前をまたパーティー仲間に出来る。お前とのダンジョン楽しかったし、俺としては嬉しいんだが」
「……ファイントと言う存在は、もう居ませんよ。ご主人」
地獄の主サタンは、突き放すようにしてそう言う。
「帰ってください、ご主人……いえ、冴島渉さん。
私はもう冴島渉さん達との冒険を思い出として、この世界から消えようと思います」
それは、地獄の主サタンなりの、別れの挨拶であった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「私は、この世界から消えようと思います」
地獄の主サタンは、そう冴島渉に告げた。
「既に、地獄化によって迷惑をかけている以上、私はこの世界には居られません。なので、この世界以外の場所に、私を閉じ込めるためだけの世界を作ろうと思います」
「世界を作る? どうやって?」
「そんな難しい問題ではありません。ただ、この世界の次元に穴を開け、そこに私が行き、穴を閉じるだけ」
それは地獄の主サタンが、以前から計画していた、自分と言う危険人物をなんとかするための方法であった。
地獄の主サタンの固有スキル【究極殺害】があれば、世界の次元を殺して、穴を生み出すことも可能。
そして、その後にこちらの世界に影響をもたらさないように、作り出した穴を殺すだけ。
次元の向こう側がどうなっているのかは分からないが、少なくともこの世界----冴島渉の世界に、これ以上迷惑をかけないことは事実であろう。
今まで、思いついたこの方法を試さなかったのは、彼女なりの迷いがあったから。
----もしかしたら、なんとかなるかもしれない。
そんな夢物語を、彼女が思い描いていたから。
そんな夢など、生まれた世界から【悪を司る】という理由だけで放り出された時から、分かり切っていた事なのに、彼女は夢を見てしまったのだ。
「(冴島渉さん、つまりはご主人のせいです)」
冴島渉の召喚獣として、ファイントとしての楽しい日々を過ごしてしまったからだ。
知らなければ素直に諦められたのに、知ってしまったからこそ、夢を見てしまったのだ。
「(けれども、主に直接、お別れを言えたし、満足ですよ)」
地獄の主サタンは、そう心に蓋をして別れを告げた。
----ガシッ。
「勝手に居なくなるなよ、ファイント」
と、別れを告げて去ろうとする地獄の主サタンを、冴島渉の手が掴んでいた。
「要するに、お前との縁があれば良いんだろう?」
===== ===== =====
アイテム【創世の縁筆】を 使用します
使用者である 【冴島渉】と 対象者である 【地獄の主サタン】を 指定
元々あった縁を "書き直します"
………
……
…
成功しました!!
【冴島渉】と 【地獄の主サタン】の 縁を 繋ぎ直しました
【創世の縁筆】が 消滅します
===== ===== =====
「これはっ……」
地獄の主サタンはそこで、自分と冴島渉との間に縁が、再び繋ぎ直されてることに気付いた。
「上手くいった……ぐふっ!!」
「ごっ、ご主人?! 血が?!」
===== ===== =====
警告! 警告!
【召喚士】の レベルよりも 遥かに高い召喚獣との 契約を 確認!!
魔力の過剰消耗により 体力が 減少します
これ以上は 危険です
警告! 警告!
【召喚士】の レベルよりも 遥かに高い召喚獣との 契約を 確認!!
魔力の過剰消耗により 体力が 減少します
これ以上は 危険です
===== ===== =====
冴島渉は、血を出していた。
無理もない、冴島渉のレベルはⅤ、一方で地獄の主サタンのレベルはⅨ。
今の冴島渉のレベルでは、地獄の主サタンを契約して、召喚し続ける魔力が明らかに足りなかったのだ。
彼の身体は、それでも無理して維持分の魔力を絞り出そうとして、その無茶が、冴島渉の身体にダメージとなって現れて来ていたのであった。
たった数十秒にも関わらず、命題で魔力が多い冴島渉なのに、それでもレベルⅨ【地獄の主サタン】との縁の維持魔力は、彼の命を蝕むくらいに膨大だったのである。
それでも、冴島渉は後悔している様子もなく、サタンへと手を伸ばす。
「いてて……ファイント、お前は強くなりすぎ----いや、強かったのか、元々。まぁ、無事にこれで取り戻せたって事で、良いんだよな」
「ご主人……えへへ♪ まぁ、そうかな♪」
「----スキル【完全素材】」
2人が語り合うのは、そこで終了となった。
地獄の主サタン、そして融合素材相手であるエリカの2人が、大きな白い光に包まれたからである。
「あとは、頼んだぜ。エリカ」
ガクッ、と、魔力を使いすぎて体力も限界であった、冴島渉はそのまま気絶するように倒れたのであった。
(※)【創世の縁筆】
消費アイテム。冴島渉が地獄の主サタンと、縁を繋ぎ直すために、とある敵を倒して得たドロップアイテム
使用者と対象者を対象に、効果を発揮するアイテム。消えかかってる縁を書き直したり、あるいはどうしても消し去りたい悪縁を消去するためなど、人と人との繋がりたる縁に干渉するアイテムである
その形状は、まるで"消しゴム付き鉛筆"のようであり、干渉する縁によって、アイテム自体を消費する量が違って来る
悪天使ファイント----もとい、地獄の主サタンを取り戻すために、頑張る冴島渉一行。
ココアは、新たな妹----ただのドエムの、武装姫ヘミングウェイと共に、【大根】と戦う。
……いや、本当に意味が分からないのだが、ともかく【大根】の幽鬼カルタフィルスと激闘中である。
その一方で、幽鬼ノブナガを倒した雪ん子は、【三大堕落】の【どん底】担当であるビーワンちゃんに呼び止められる。
それによって、雪ん子は足止めされてしまう。
冴島渉は、たった1人で、地獄の主サタンのいるダンジョン最奥へと向かうのであった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「よぉ、ファイント。それとも、地獄の主サタンと呼ぶべきか?」
「ごっ、ご主人?」
ダンジョン最奥にて、地獄の主サタンは冴島渉と再会した。
「あっ、冴島さん。来てくれたようっすね」
冴島渉の到来に喜んだのは、冴島・D・エリカであった。
【素材】担当にして、冴島渉を幸せにするために生み出された、悪魔である。
「えっと……その、あれでして」
エリカは喜んだのも束の間、すぐさま大量の汗を流し始めた。
エリカは冴島渉にこう説明している。
「自分と冴島渉が揃えば、【融合召喚】によって地獄の主サタンをどうにかできます。私はそういう力がある」
そういう風に説明しているのだが、1つだけ問題があった。
彼女のスキル【完全素材】なのだが、このスキルは冴島渉と地獄の主サタンの間に召喚獣としての縁が繋がってなければならなかったのである。
「(まずいっすよね、本当に。私の目的は、私と言う【素材】を使って、冴島渉と地獄の主サタンの縁を繋ぎ直すのが役目なのに、繋ぎ直した状態でないと私は使えないって)」
あまりに情けないので、持ってきていたペストマスクを被り、エリカは顔を隠していた。
そんな事情をあらかじめ聴いていた地獄の主サタンもまた、気分が暗かった。
「----? どうかしたか、ファイント? もう少しで、お前をまたパーティー仲間に出来る。お前とのダンジョン楽しかったし、俺としては嬉しいんだが」
「……ファイントと言う存在は、もう居ませんよ。ご主人」
地獄の主サタンは、突き放すようにしてそう言う。
「帰ってください、ご主人……いえ、冴島渉さん。
私はもう冴島渉さん達との冒険を思い出として、この世界から消えようと思います」
それは、地獄の主サタンなりの、別れの挨拶であった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「私は、この世界から消えようと思います」
地獄の主サタンは、そう冴島渉に告げた。
「既に、地獄化によって迷惑をかけている以上、私はこの世界には居られません。なので、この世界以外の場所に、私を閉じ込めるためだけの世界を作ろうと思います」
「世界を作る? どうやって?」
「そんな難しい問題ではありません。ただ、この世界の次元に穴を開け、そこに私が行き、穴を閉じるだけ」
それは地獄の主サタンが、以前から計画していた、自分と言う危険人物をなんとかするための方法であった。
地獄の主サタンの固有スキル【究極殺害】があれば、世界の次元を殺して、穴を生み出すことも可能。
そして、その後にこちらの世界に影響をもたらさないように、作り出した穴を殺すだけ。
次元の向こう側がどうなっているのかは分からないが、少なくともこの世界----冴島渉の世界に、これ以上迷惑をかけないことは事実であろう。
今まで、思いついたこの方法を試さなかったのは、彼女なりの迷いがあったから。
----もしかしたら、なんとかなるかもしれない。
そんな夢物語を、彼女が思い描いていたから。
そんな夢など、生まれた世界から【悪を司る】という理由だけで放り出された時から、分かり切っていた事なのに、彼女は夢を見てしまったのだ。
「(冴島渉さん、つまりはご主人のせいです)」
冴島渉の召喚獣として、ファイントとしての楽しい日々を過ごしてしまったからだ。
知らなければ素直に諦められたのに、知ってしまったからこそ、夢を見てしまったのだ。
「(けれども、主に直接、お別れを言えたし、満足ですよ)」
地獄の主サタンは、そう心に蓋をして別れを告げた。
----ガシッ。
「勝手に居なくなるなよ、ファイント」
と、別れを告げて去ろうとする地獄の主サタンを、冴島渉の手が掴んでいた。
「要するに、お前との縁があれば良いんだろう?」
===== ===== =====
アイテム【創世の縁筆】を 使用します
使用者である 【冴島渉】と 対象者である 【地獄の主サタン】を 指定
元々あった縁を "書き直します"
………
……
…
成功しました!!
【冴島渉】と 【地獄の主サタン】の 縁を 繋ぎ直しました
【創世の縁筆】が 消滅します
===== ===== =====
「これはっ……」
地獄の主サタンはそこで、自分と冴島渉との間に縁が、再び繋ぎ直されてることに気付いた。
「上手くいった……ぐふっ!!」
「ごっ、ご主人?! 血が?!」
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警告! 警告!
【召喚士】の レベルよりも 遥かに高い召喚獣との 契約を 確認!!
魔力の過剰消耗により 体力が 減少します
これ以上は 危険です
警告! 警告!
【召喚士】の レベルよりも 遥かに高い召喚獣との 契約を 確認!!
魔力の過剰消耗により 体力が 減少します
これ以上は 危険です
===== ===== =====
冴島渉は、血を出していた。
無理もない、冴島渉のレベルはⅤ、一方で地獄の主サタンのレベルはⅨ。
今の冴島渉のレベルでは、地獄の主サタンを契約して、召喚し続ける魔力が明らかに足りなかったのだ。
彼の身体は、それでも無理して維持分の魔力を絞り出そうとして、その無茶が、冴島渉の身体にダメージとなって現れて来ていたのであった。
たった数十秒にも関わらず、命題で魔力が多い冴島渉なのに、それでもレベルⅨ【地獄の主サタン】との縁の維持魔力は、彼の命を蝕むくらいに膨大だったのである。
それでも、冴島渉は後悔している様子もなく、サタンへと手を伸ばす。
「いてて……ファイント、お前は強くなりすぎ----いや、強かったのか、元々。まぁ、無事にこれで取り戻せたって事で、良いんだよな」
「ご主人……えへへ♪ まぁ、そうかな♪」
「----スキル【完全素材】」
2人が語り合うのは、そこで終了となった。
地獄の主サタン、そして融合素材相手であるエリカの2人が、大きな白い光に包まれたからである。
「あとは、頼んだぜ。エリカ」
ガクッ、と、魔力を使いすぎて体力も限界であった、冴島渉はそのまま気絶するように倒れたのであった。
(※)【創世の縁筆】
消費アイテム。冴島渉が地獄の主サタンと、縁を繋ぎ直すために、とある敵を倒して得たドロップアイテム
使用者と対象者を対象に、効果を発揮するアイテム。消えかかってる縁を書き直したり、あるいはどうしても消し去りたい悪縁を消去するためなど、人と人との繋がりたる縁に干渉するアイテムである
その形状は、まるで"消しゴム付き鉛筆"のようであり、干渉する縁によって、アイテム自体を消費する量が違って来る
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