214 / 354
第6章『ファイントは常に地獄に居る/覚醒ファイントの章』
第202話 【どん底】とは何か
しおりを挟む
「----そろそろ、決着がつく頃でしょうね」
特殊ダンジョン《偽渋谷》を使った、【召喚士】レベルアップ大会試験。
その試験官であるビーワンちゃんは、紅茶を飲みながら、そう評価していた。
「あんたは、ほんとうに意地が悪いっす」
「そう? 一気に2つもレベルアップさせてあげるんだから、このくらいの難関を突破してもらいませんと」
そう、この試験は、普通には突破できない難関なのである。
「このビーワンちゃんの【魔法剣士】、そして【召喚銃傷】を攻略法を見つけても、私には勝てないちゃん、なのですよ!」
----そう、何故ならば、今、ビーワンちゃんは特殊ダンジョン《偽渋谷》には、居ない。
彼女は今、ダンジョンの外で、優雅にティーブレイクを楽しんでいた。
彼女がダンジョン内に居たのは、スナイパーライフルを一発目に撃ったあの時。
あの時までは、ビーワンちゃんはダンジョンに居た。
しかし、その後の戦いは分身に任せて、ビーワンちゃんはダンジョン外で優雅に決着を待っているのだ。
それに対し、ジトーッと睨みつけるのは、ペストマスクをつけた少女である。
ペストマスク少女は、「ズルいですね、ビーワンちゃんは」と彼女を非難するように言う。
「にしても、ズルいっすよね。本物の試験官さんはダンジョン外で、分身には爆弾を仕込んでいるだなんて」
「ふふんっ! 絶望を相手に叩きつけてどん底へと落とす、それこそビーワンちゃんの【どん底】担当としての役割なのですから!」
ビーワンちゃんの代わりに、今戦っている分身には、頭につけている皿に、ちょっとした仕掛けを入れているのだ。
----そう、分身のお皿は、爆弾なのである。
それも超強力な、あのダンジョン程度ならば全てを包み込むほどの爆発を引き起こす爆弾。
殺し目的ではない。
"殺すことは一切しません"という言葉を守り、その爆弾も殺傷能力は一切ない。
「ただ爆破と同時に、周囲の全てを、ぬいぐるみ化するだけの爆弾ですから」
そうなったら、ビーワンちゃんの勝利は決定したような物だ。
なにせ敗北条件にある、"試験対象者が動けなくなる"に該当するのだから。
「----そう言えば、"マスター"からあんたに言伝を預かってるっす」
「それを早く言いなさいちゃん、ですよ!」
ひらひらぁ~、と揺れるメモをペストマスク少女から奪い取り、ビーワンちゃんはそのメモの内容、つまりは"マスター"からの偉大なる言葉を見る。
===== ===== =====
【三大堕落】 【どん底】担当ビーワンちゃんへ
ビーワンちゃん、作戦は順調ですか? 今回の作戦は、あなたが適度に苦戦を演出し、【召喚士】冴島渉をレベルⅤにすることが重要なのですよ?
ファイントを召喚した彼だけが、地獄の主サタンの身内として、地獄に入ることが出来る。つまりは、あの地獄化を解放できる、つまりは世界を救う救世主となる存在なのです。
佐鳥愛理ちゃんと話し合った結果、あなたが【どん底】の意味を勘違いして、佐鳥愛理ちゃんにスナイパーライフルを作らせ、冴島渉を絶望の底へ叩きつけようとしているのを聞きました。
===== ===== =====
「うぐっ……!!」
そう、"マスター"から与えられたビーワンちゃんの役割は、冴島渉にこの試練を乗り越えてもらう事。
しかしながら、ビーワンちゃんはこう考えた。
『自分は【どん底】担当として、この世界に呼ばれた。つまりは、世界中の人々を失意の底、絶望の淵、つまりはどん底へと叩き落とし、そんな他の人々よりも恵まれた位置で優雅に暮らす。
そうやって、"マスター"に幸せなる堕落を捧げる----それこそ、【どん底】担当である自分の意義である』
彼女は自分の担当、【どん底】の意味をそう解釈した。
故に、冴島渉を絶望の底へ叩き落とそうとしたのだ。
その後、絶望の底で、心がぽっきりと折れ切った彼を、洗脳して思い通りに動かす。
「それこそが、【どん底】担当である私が、すべき役割じゃないかと!」
だから、彼女は色々と卑怯な事をしていたのだ。
試験開始と同時に、おもちゃ化の銃弾を当てて雪ん子を戦闘不能状態にしたり。
自分は絶対に、相手の攻撃が当たらない位置、つまりはダンジョンの外に居たり。
それから、分身にはおもちゃ化を起こす爆弾をセットしていたり。
全ては、冴島渉を絶望のどん底へ、叩き落とすために!
===== ===== =====
あのねぇ、ビーワンちゃん? もしかして、【どん底】担当をなにか誤解してない?
私がどうして【三大堕落】、つまりは私を気持ちよく堕落してくれるメンバーの1人として、あなたに【どん底】を担当させたと思う?
それは、世界中の人々をどん底に叩きつけて、自分達は優雅な暮らしを送る----そんな相対的な、ちっぽけな話じゃないんだよ?
----そう、私が【どん底】に求めている物。それは、希望だよ。
===== ===== =====
「きっ、希望? 私に求めているのは、希望?」
===== ===== =====
失意の底、絶望の淵たる【どん底】。そこは希望一つない、暗闇の大地でしょう。
しかし、上を見てごらん? そこには輝かしい希望が、上を見るだけで広がっている……。
例え【どん底】に落とされようが、その上に素晴らしい景色、そしてそこへ至る道が整備されていれば、何度だってやり直せる。何度だって立ち直れる。
私が、ビーワンちゃんに求めているのは、そういう希望。
安易な物ではなく、どんなに絶望のどん底へ叩き落とされても、それを見るだけで勇気と希望がモリモリ湧いて来る! そういう、希望なんですよ!
だから、ビーワンちゃん? あなたはそういう希望の象徴となりなさい。
【どん底】担当として、あなたはどんな状況であろうとも、皆を照らす太陽となるのです。
追伸;時折、会話の中で使ってる「~ちゃん」という例え、私は可愛いと思います。
===== ===== =====
「まっ、"マスター"……!! 私にそんな崇高な目的を与えてくれるだなんて……!」
うるうるっ、と【どん底】にそんな意味があったのかと、ビーワンちゃんは嬉しそうに涙していた。
一方で、メモを持ってきたペストマスク少女は、「(それなら、普通に【希望】担当で良かったのでは?)」と思っていた。
「----"マスター"の意思は、理解しましたちゃん、なのです!」
涙を拭って、ビーワンちゃんは"マスター"の意思を理解して、こう言った。
「つまりは、どんな絶望からでも、希望を見るだけで勇気が湧くような物! つまりは、"マスター"を見るだけで涙し、魂に身を焦がすような思いを与えろと!
分かりましたです! このビーワンちゃん、"マスター"を教祖とした宗教団体の設立を----」
どうしてそうなったのか、まるで分からないビーワンちゃんの謎論理は、言い切る事は出来なかった。
何故なら、急に彼女の姿が光と共に、消えてしまったからである。
そして、残されたペストマスク少女は、オレンジジュースを飲む。
「……さて、冴島渉はあのビーワンちゃんを倒せるかな? むしろ、そうでないと私としては困るのだけど」
ペストマスク少女はそう、冴島渉の勝利を願っていた。
このペストマスク少女の名前は、【冴島・D・エリカ】。
【三大堕落】の中で唯一、"冴島渉を幸せにする"ために生み出されたメンバーである。
(※)【どん底】
赤坂帆波が【三大堕落】のビーワンちゃんに、与えた役割。ビーワンちゃんはこの目的を達成するために、行動している。
赤坂帆波曰く、「【どん底】とは、希望。たとえ絶望の底まで落とされようとも、見るだけで勇気を与えてくれる希望があれば、人は何度だってやり直せる。だから、どんな絶望であろうとも、希望を抱けるような物を用意して欲しい」との事
そこでビーワンちゃんは「どんなにどん底に叩き落とされても、"マスター"の姿を見ればみんな幸せになれる」と解釈して、赤坂帆波教の設立を決意する
後で、赤坂帆波にボロックソに怒られます
特殊ダンジョン《偽渋谷》を使った、【召喚士】レベルアップ大会試験。
その試験官であるビーワンちゃんは、紅茶を飲みながら、そう評価していた。
「あんたは、ほんとうに意地が悪いっす」
「そう? 一気に2つもレベルアップさせてあげるんだから、このくらいの難関を突破してもらいませんと」
そう、この試験は、普通には突破できない難関なのである。
「このビーワンちゃんの【魔法剣士】、そして【召喚銃傷】を攻略法を見つけても、私には勝てないちゃん、なのですよ!」
----そう、何故ならば、今、ビーワンちゃんは特殊ダンジョン《偽渋谷》には、居ない。
彼女は今、ダンジョンの外で、優雅にティーブレイクを楽しんでいた。
彼女がダンジョン内に居たのは、スナイパーライフルを一発目に撃ったあの時。
あの時までは、ビーワンちゃんはダンジョンに居た。
しかし、その後の戦いは分身に任せて、ビーワンちゃんはダンジョン外で優雅に決着を待っているのだ。
それに対し、ジトーッと睨みつけるのは、ペストマスクをつけた少女である。
ペストマスク少女は、「ズルいですね、ビーワンちゃんは」と彼女を非難するように言う。
「にしても、ズルいっすよね。本物の試験官さんはダンジョン外で、分身には爆弾を仕込んでいるだなんて」
「ふふんっ! 絶望を相手に叩きつけてどん底へと落とす、それこそビーワンちゃんの【どん底】担当としての役割なのですから!」
ビーワンちゃんの代わりに、今戦っている分身には、頭につけている皿に、ちょっとした仕掛けを入れているのだ。
----そう、分身のお皿は、爆弾なのである。
それも超強力な、あのダンジョン程度ならば全てを包み込むほどの爆発を引き起こす爆弾。
殺し目的ではない。
"殺すことは一切しません"という言葉を守り、その爆弾も殺傷能力は一切ない。
「ただ爆破と同時に、周囲の全てを、ぬいぐるみ化するだけの爆弾ですから」
そうなったら、ビーワンちゃんの勝利は決定したような物だ。
なにせ敗北条件にある、"試験対象者が動けなくなる"に該当するのだから。
「----そう言えば、"マスター"からあんたに言伝を預かってるっす」
「それを早く言いなさいちゃん、ですよ!」
ひらひらぁ~、と揺れるメモをペストマスク少女から奪い取り、ビーワンちゃんはそのメモの内容、つまりは"マスター"からの偉大なる言葉を見る。
===== ===== =====
【三大堕落】 【どん底】担当ビーワンちゃんへ
ビーワンちゃん、作戦は順調ですか? 今回の作戦は、あなたが適度に苦戦を演出し、【召喚士】冴島渉をレベルⅤにすることが重要なのですよ?
ファイントを召喚した彼だけが、地獄の主サタンの身内として、地獄に入ることが出来る。つまりは、あの地獄化を解放できる、つまりは世界を救う救世主となる存在なのです。
佐鳥愛理ちゃんと話し合った結果、あなたが【どん底】の意味を勘違いして、佐鳥愛理ちゃんにスナイパーライフルを作らせ、冴島渉を絶望の底へ叩きつけようとしているのを聞きました。
===== ===== =====
「うぐっ……!!」
そう、"マスター"から与えられたビーワンちゃんの役割は、冴島渉にこの試練を乗り越えてもらう事。
しかしながら、ビーワンちゃんはこう考えた。
『自分は【どん底】担当として、この世界に呼ばれた。つまりは、世界中の人々を失意の底、絶望の淵、つまりはどん底へと叩き落とし、そんな他の人々よりも恵まれた位置で優雅に暮らす。
そうやって、"マスター"に幸せなる堕落を捧げる----それこそ、【どん底】担当である自分の意義である』
彼女は自分の担当、【どん底】の意味をそう解釈した。
故に、冴島渉を絶望の底へ叩き落とそうとしたのだ。
その後、絶望の底で、心がぽっきりと折れ切った彼を、洗脳して思い通りに動かす。
「それこそが、【どん底】担当である私が、すべき役割じゃないかと!」
だから、彼女は色々と卑怯な事をしていたのだ。
試験開始と同時に、おもちゃ化の銃弾を当てて雪ん子を戦闘不能状態にしたり。
自分は絶対に、相手の攻撃が当たらない位置、つまりはダンジョンの外に居たり。
それから、分身にはおもちゃ化を起こす爆弾をセットしていたり。
全ては、冴島渉を絶望のどん底へ、叩き落とすために!
===== ===== =====
あのねぇ、ビーワンちゃん? もしかして、【どん底】担当をなにか誤解してない?
私がどうして【三大堕落】、つまりは私を気持ちよく堕落してくれるメンバーの1人として、あなたに【どん底】を担当させたと思う?
それは、世界中の人々をどん底に叩きつけて、自分達は優雅な暮らしを送る----そんな相対的な、ちっぽけな話じゃないんだよ?
----そう、私が【どん底】に求めている物。それは、希望だよ。
===== ===== =====
「きっ、希望? 私に求めているのは、希望?」
===== ===== =====
失意の底、絶望の淵たる【どん底】。そこは希望一つない、暗闇の大地でしょう。
しかし、上を見てごらん? そこには輝かしい希望が、上を見るだけで広がっている……。
例え【どん底】に落とされようが、その上に素晴らしい景色、そしてそこへ至る道が整備されていれば、何度だってやり直せる。何度だって立ち直れる。
私が、ビーワンちゃんに求めているのは、そういう希望。
安易な物ではなく、どんなに絶望のどん底へ叩き落とされても、それを見るだけで勇気と希望がモリモリ湧いて来る! そういう、希望なんですよ!
だから、ビーワンちゃん? あなたはそういう希望の象徴となりなさい。
【どん底】担当として、あなたはどんな状況であろうとも、皆を照らす太陽となるのです。
追伸;時折、会話の中で使ってる「~ちゃん」という例え、私は可愛いと思います。
===== ===== =====
「まっ、"マスター"……!! 私にそんな崇高な目的を与えてくれるだなんて……!」
うるうるっ、と【どん底】にそんな意味があったのかと、ビーワンちゃんは嬉しそうに涙していた。
一方で、メモを持ってきたペストマスク少女は、「(それなら、普通に【希望】担当で良かったのでは?)」と思っていた。
「----"マスター"の意思は、理解しましたちゃん、なのです!」
涙を拭って、ビーワンちゃんは"マスター"の意思を理解して、こう言った。
「つまりは、どんな絶望からでも、希望を見るだけで勇気が湧くような物! つまりは、"マスター"を見るだけで涙し、魂に身を焦がすような思いを与えろと!
分かりましたです! このビーワンちゃん、"マスター"を教祖とした宗教団体の設立を----」
どうしてそうなったのか、まるで分からないビーワンちゃんの謎論理は、言い切る事は出来なかった。
何故なら、急に彼女の姿が光と共に、消えてしまったからである。
そして、残されたペストマスク少女は、オレンジジュースを飲む。
「……さて、冴島渉はあのビーワンちゃんを倒せるかな? むしろ、そうでないと私としては困るのだけど」
ペストマスク少女はそう、冴島渉の勝利を願っていた。
このペストマスク少女の名前は、【冴島・D・エリカ】。
【三大堕落】の中で唯一、"冴島渉を幸せにする"ために生み出されたメンバーである。
(※)【どん底】
赤坂帆波が【三大堕落】のビーワンちゃんに、与えた役割。ビーワンちゃんはこの目的を達成するために、行動している。
赤坂帆波曰く、「【どん底】とは、希望。たとえ絶望の底まで落とされようとも、見るだけで勇気を与えてくれる希望があれば、人は何度だってやり直せる。だから、どんな絶望であろうとも、希望を抱けるような物を用意して欲しい」との事
そこでビーワンちゃんは「どんなにどん底に叩き落とされても、"マスター"の姿を見ればみんな幸せになれる」と解釈して、赤坂帆波教の設立を決意する
後で、赤坂帆波にボロックソに怒られます
0
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売です!】
早ければ、電子書籍版は2/18から販売開始、紙書籍は2/19に店頭に並ぶことと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。

強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる