211 / 354
第6章『ファイントは常に地獄に居る/覚醒ファイントの章』
第199話 カイトカイト詐欺
しおりを挟む
「ふぅ~、やれやれ。ダンジョン討伐は疲れるよ」
俺、冴島渉は疲れを癒すために、ベッドで横になる。
いやぁ~、強敵だった!
まさか、あそこで武器の間合いを伸ばして、攻撃のリズムを変えてくるとは。
あの雪ん子を気絶状態にさせるのは流石としか言えないし、マルガリータが新スキル【海の美声】を獲得してなければ、負けてたかもしれない。
けれどもまぁ、勝てたし、お目当てのアイテムも手に入ったから、良しとしようじゃないか。
「終わりよければ、全て良し! ダンジョン攻略も上手く行ってるし、順調! 順調!」
うん! 何事も、問題ないよねっ!!
「----と、そんなお気楽に構えてられんよな」
ポチッと、テレビを点けると、"あのニュース"が例のごとく、流れていた。
『皆様、ご覧くださいませ! 突如として現れた、あの赤黒い空間を!
あの地獄としか思えない空間では、ドローンが確認した限りでも、血の池やら、動き回る死者などが歩き回る危険な空間です! 政府は民間人を全て救助したと言っていますが、未だに地獄は広がるばかりで、一部研究機関では民間人が隔離施設から誰1人戻ってない事に、政府の隠ぺい工作があるという可能性を----』
ここ最近、何度も何度もテレビで流れている、同じニュース。
およそ500平方メートルと言われる、突如として現れた地獄のような場所。
「まさか、あの地獄のようなのを作ったのが、うちのファイントとは未だに信じられん。どういうことなんだか」
そう、この地獄化、なんでもうちのファイントが引き起こしている事態なのだそうだ。
ファイント----正式な真名はサタン、だっけ?
うちのファイントは、真名解放によってレベルⅨの超強い召喚獣へと進化を遂げ、と同時に世界を地獄へと変えちゃうヤバい奴になってしまったんだそうだ。
ココアから聞いた話だから、確証はないんだけど……まぁ、そうなんだろうな。
いや、ただ【黄金召喚】で呼び出した召喚獣が、なんでそんなとんでも召喚獣になるんだよ。
地獄の主サタンと、対象となったスキル【青魔導を識る者】って、まったく関係性がないように思うんだけど?!
「俺の召喚獣が暴れているから、俺がなんとかすべきなんだろうけど……どうやって行けば良いんだ?」
嘆いていても、どうにもならん。
問題を起こしたのが、俺が召喚したファイントならば、解決しなきゃならないも俺のはずだ。
しかしながら、問題がある。
そう、問題はファイントの所までどう行くのか。
なんでも、あの地獄のような場所には、レベルⅣ以上の魔物がわんさか解き放たれているらしい。
そんな所を突っ切って、ファイントの所まで辿り着けるのか。
そして、真名によって地獄の主サタンとなったファイントを、どう助けるのか。
----未だに、答えは出ない。
答えは出ないし、そうこうしているうちにも状況は悪化しつつあるらしい。
「あ~、もうっ! どっか、他の俺よりも強い冒険者が、なんとかしてくれないかなぁ!」
盛大な他力本願発言をしていると、俺の携帯がぶるりと震えて、電話の合図を鳴らす。
画面を確認すると、そこには『網走海渡』という、俺の友人の名前が現れていた。
----網走海渡。
俺の友人であり、俺と同じ日に冒険者になった【剣士】であった。
あちらさんは既に冒険者として、だいぶ先のステージに居るらしい。
あんでも、既にレベルⅥなんだとか。
"攻撃が2回攻撃になるが、大剣しか使えない"という、【剣士】の網走海渡。
それと、"魔力量が上昇するが、人間とパーティーを組むことが出来ない"という、【召喚士】の俺。
【剣士】と【召喚士】は戦い方も全然違うし、俺の命題が酷いというのもある。
しかしながら、同日に冒険者になったのに、なんだかズルいと感じてしまう。
そんな、ちょっとした劣等感を持つ海渡の電話だったので、ちょっぴり身構えていた俺。
「----と、いつまでも出ないのも失礼だよな」
慌てて俺は、携帯を取るのであった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「『うわぁ、久しぶりですね、冴島渉。どうです、順調な冒険者稼業を送ってるちゃん、ですか?』」
空海大地は、目の前で行われている詐欺行為に驚いていた。
携帯片手に『網走海渡』の名を騙るのは、【どん底】担当のビーワンちゃん。
彼女はスマホを使って、冴島渉の友人として、彼に話をしているのだ。
恐ろしいのは、そこに"何の違和感もない"こと。
時折、ビーワンちゃんは「『そうそう! 剣で戦うのは本当に楽しいちゃん、ですよね~!』」などと、明らかに彼女しか使ってなさそうな言葉遣いをしている。
そんな雑な詐欺行為なのにも関わらず、相手は偽物だと気付いていない。
いや、"気付かせない"。
「なるほど、これが固有スキル【偽りの姫君】か」
「『えぇ、そうなのです! このスキル発動中は、どんな失言をしようが、姿を見られない限りは嘘バレないちゃん、になれるのですよ! どうだ、私こそ、"マスター"に相応しい女なのですよ!』」
本当に、凄いスキルだと大地は感心していた。
嘘を喋っている今の姿を見られなければ、例え後で嘘だと分かっても騙されたと気付けない。
さらには、電話表記などの文字部分にも対応している。
こういう電話による詐欺には、相性抜群のスキル。
「(ほんと、固有スキルで良かったぜ。これさえあれば、詐欺師の一人勝ち間違いなしのスキルだからな)」
今の、明らかに海渡とは思えない台詞を聞いてもなお、電話の向こうの相手である冴島渉は気付いていないようだ。
ほんとう、凄すぎるスキル。
そして、ビーワンちゃんは友人の振りをしながら、こう冴島渉を焚きつける。
「『知ってるか、冴島渉? 実は2つ隣町に、レベルⅢ【召喚士】限定のレベルアップのための大会が開かれるらしい。そこでたった1回勝つだけで、レベルⅤになれるってさ』」
それを話すと、ビーワンちゃんはしめしめっと、嬉しそうな顔をする。
恐らくは、相手が乗り気なのだろう。
電話の声が聞こえない大地にも、冴島渉の驚きと喜びの声が聞こえてくるようだった。
「『……あぁ、お前だから話してるんだ。絶対に向かえよな?
それとも、これ以上ランクの差が開いても良いのかな?』……って、切れちゃいました」
「もっと煽りたかったちゃん、ですけど」と、ビーワンちゃんは少しだけ残念そうだった。
「でも、ここまで煽れば、あの冴島渉は必ず大会に参加するでしょう。
----【三大堕落】である私の罠とは、思いもよらずに」
(※)【偽りの姫君】
【三大堕落】所属、【どん底】担当のシーヴィーちゃんの持つ固有スキル。自らが嘘をついている姿を見られない限り、他者に成り代わる事が出来るスキル
嘘をついている姿を見られない限りは、たとえどんな突拍子もない、相手に寄せる気がない言葉を話そうとも、相手は違和感すら覚えることが出来ない。また後で嘘だと判明しても、相手はいつ騙されたのかすら分からない
『嘘を信じ込ませるスキル』ではなく、『なりすましてもバレないスキル』なため、相手を思い通りに操るスキルではない
俺、冴島渉は疲れを癒すために、ベッドで横になる。
いやぁ~、強敵だった!
まさか、あそこで武器の間合いを伸ばして、攻撃のリズムを変えてくるとは。
あの雪ん子を気絶状態にさせるのは流石としか言えないし、マルガリータが新スキル【海の美声】を獲得してなければ、負けてたかもしれない。
けれどもまぁ、勝てたし、お目当てのアイテムも手に入ったから、良しとしようじゃないか。
「終わりよければ、全て良し! ダンジョン攻略も上手く行ってるし、順調! 順調!」
うん! 何事も、問題ないよねっ!!
「----と、そんなお気楽に構えてられんよな」
ポチッと、テレビを点けると、"あのニュース"が例のごとく、流れていた。
『皆様、ご覧くださいませ! 突如として現れた、あの赤黒い空間を!
あの地獄としか思えない空間では、ドローンが確認した限りでも、血の池やら、動き回る死者などが歩き回る危険な空間です! 政府は民間人を全て救助したと言っていますが、未だに地獄は広がるばかりで、一部研究機関では民間人が隔離施設から誰1人戻ってない事に、政府の隠ぺい工作があるという可能性を----』
ここ最近、何度も何度もテレビで流れている、同じニュース。
およそ500平方メートルと言われる、突如として現れた地獄のような場所。
「まさか、あの地獄のようなのを作ったのが、うちのファイントとは未だに信じられん。どういうことなんだか」
そう、この地獄化、なんでもうちのファイントが引き起こしている事態なのだそうだ。
ファイント----正式な真名はサタン、だっけ?
うちのファイントは、真名解放によってレベルⅨの超強い召喚獣へと進化を遂げ、と同時に世界を地獄へと変えちゃうヤバい奴になってしまったんだそうだ。
ココアから聞いた話だから、確証はないんだけど……まぁ、そうなんだろうな。
いや、ただ【黄金召喚】で呼び出した召喚獣が、なんでそんなとんでも召喚獣になるんだよ。
地獄の主サタンと、対象となったスキル【青魔導を識る者】って、まったく関係性がないように思うんだけど?!
「俺の召喚獣が暴れているから、俺がなんとかすべきなんだろうけど……どうやって行けば良いんだ?」
嘆いていても、どうにもならん。
問題を起こしたのが、俺が召喚したファイントならば、解決しなきゃならないも俺のはずだ。
しかしながら、問題がある。
そう、問題はファイントの所までどう行くのか。
なんでも、あの地獄のような場所には、レベルⅣ以上の魔物がわんさか解き放たれているらしい。
そんな所を突っ切って、ファイントの所まで辿り着けるのか。
そして、真名によって地獄の主サタンとなったファイントを、どう助けるのか。
----未だに、答えは出ない。
答えは出ないし、そうこうしているうちにも状況は悪化しつつあるらしい。
「あ~、もうっ! どっか、他の俺よりも強い冒険者が、なんとかしてくれないかなぁ!」
盛大な他力本願発言をしていると、俺の携帯がぶるりと震えて、電話の合図を鳴らす。
画面を確認すると、そこには『網走海渡』という、俺の友人の名前が現れていた。
----網走海渡。
俺の友人であり、俺と同じ日に冒険者になった【剣士】であった。
あちらさんは既に冒険者として、だいぶ先のステージに居るらしい。
あんでも、既にレベルⅥなんだとか。
"攻撃が2回攻撃になるが、大剣しか使えない"という、【剣士】の網走海渡。
それと、"魔力量が上昇するが、人間とパーティーを組むことが出来ない"という、【召喚士】の俺。
【剣士】と【召喚士】は戦い方も全然違うし、俺の命題が酷いというのもある。
しかしながら、同日に冒険者になったのに、なんだかズルいと感じてしまう。
そんな、ちょっとした劣等感を持つ海渡の電話だったので、ちょっぴり身構えていた俺。
「----と、いつまでも出ないのも失礼だよな」
慌てて俺は、携帯を取るのであった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「『うわぁ、久しぶりですね、冴島渉。どうです、順調な冒険者稼業を送ってるちゃん、ですか?』」
空海大地は、目の前で行われている詐欺行為に驚いていた。
携帯片手に『網走海渡』の名を騙るのは、【どん底】担当のビーワンちゃん。
彼女はスマホを使って、冴島渉の友人として、彼に話をしているのだ。
恐ろしいのは、そこに"何の違和感もない"こと。
時折、ビーワンちゃんは「『そうそう! 剣で戦うのは本当に楽しいちゃん、ですよね~!』」などと、明らかに彼女しか使ってなさそうな言葉遣いをしている。
そんな雑な詐欺行為なのにも関わらず、相手は偽物だと気付いていない。
いや、"気付かせない"。
「なるほど、これが固有スキル【偽りの姫君】か」
「『えぇ、そうなのです! このスキル発動中は、どんな失言をしようが、姿を見られない限りは嘘バレないちゃん、になれるのですよ! どうだ、私こそ、"マスター"に相応しい女なのですよ!』」
本当に、凄いスキルだと大地は感心していた。
嘘を喋っている今の姿を見られなければ、例え後で嘘だと分かっても騙されたと気付けない。
さらには、電話表記などの文字部分にも対応している。
こういう電話による詐欺には、相性抜群のスキル。
「(ほんと、固有スキルで良かったぜ。これさえあれば、詐欺師の一人勝ち間違いなしのスキルだからな)」
今の、明らかに海渡とは思えない台詞を聞いてもなお、電話の向こうの相手である冴島渉は気付いていないようだ。
ほんとう、凄すぎるスキル。
そして、ビーワンちゃんは友人の振りをしながら、こう冴島渉を焚きつける。
「『知ってるか、冴島渉? 実は2つ隣町に、レベルⅢ【召喚士】限定のレベルアップのための大会が開かれるらしい。そこでたった1回勝つだけで、レベルⅤになれるってさ』」
それを話すと、ビーワンちゃんはしめしめっと、嬉しそうな顔をする。
恐らくは、相手が乗り気なのだろう。
電話の声が聞こえない大地にも、冴島渉の驚きと喜びの声が聞こえてくるようだった。
「『……あぁ、お前だから話してるんだ。絶対に向かえよな?
それとも、これ以上ランクの差が開いても良いのかな?』……って、切れちゃいました」
「もっと煽りたかったちゃん、ですけど」と、ビーワンちゃんは少しだけ残念そうだった。
「でも、ここまで煽れば、あの冴島渉は必ず大会に参加するでしょう。
----【三大堕落】である私の罠とは、思いもよらずに」
(※)【偽りの姫君】
【三大堕落】所属、【どん底】担当のシーヴィーちゃんの持つ固有スキル。自らが嘘をついている姿を見られない限り、他者に成り代わる事が出来るスキル
嘘をついている姿を見られない限りは、たとえどんな突拍子もない、相手に寄せる気がない言葉を話そうとも、相手は違和感すら覚えることが出来ない。また後で嘘だと判明しても、相手はいつ騙されたのかすら分からない
『嘘を信じ込ませるスキル』ではなく、『なりすましてもバレないスキル』なため、相手を思い通りに操るスキルではない
0
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされ、生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれてしまった、ベテランオッサン冒険者のお話。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売です!】
早ければ、電子書籍版は2/18から販売開始、紙書籍は2/19に店頭に並ぶことと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる