209 / 354
第6章『ファイントは常に地獄に居る/覚醒ファイントの章』
第197話 赤坂帆波は、暗躍する(1)
しおりを挟む
~~前回までの あらすじ!!!~~
真名解放によって、悪天使ファイントは地獄の主サタンへと変わってしまった。
サタンの持つスキルにより、Cランクダンジョン《東神話大陸》は、超一級ダンジョン《悪の地獄廻廊》へと変化し、さらにその入り口の周囲が地獄と化すのであった----。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「----という訳で、今あの領域に手出しされると、こちらが困る。即刻、自衛隊を引き下げてくれないかい?」
防衛大臣の崎森衛は、突如として現れた少女にそう命令された。
突如として現れた、赤黒い東京ドーム20個分という広大な、死を漂わせる空間。
まさしく地獄としか思えないその空間内では木々は枯れ果て、血を思わせるどす黒い池があちらこちらに湧き出している。
そして骨だけの死者達や、皮膚の一部が残っただけの死者達が、生者を求めてさ迷っている。
まさしく、地獄としか呼べない空間。
いきなり出てきたその地獄に、防衛大臣の崎森衛は民間人救助のために、自衛隊を派遣しようとしていた。
そんな彼の行動をいきなり部屋に入ってきて止めたのが、この少女なのである。
赤い長髪に、藍色の瞳。
稲妻模様の刺青が刻み込まれた、均整の取れたスタイルの女子高生。
しかし、只人でない事は、その右腕が証明していた。
真っ黒く、どくんっどくんっと脈打つ巨大な右腕。
異形たる巨大な右腕を、怪訝そうに見られたことに気付いたのだろう。
少女は「あぁ、これの事ね」と、異形の右腕を優しく、もう片方の左手で撫でていた。
「すまないね、大臣さん。これは悪魔の力を借りた対価というか、目印という所かな?」
「マーキング、と言ったのかね? その右腕の事を?」
「えぇ、力を使うとしばらくの間、身体の一部がその悪魔の物へと変わってしまう。【邪霊契約】というスキルの副作用なんで」
赤髪の少女は、淡々と、まるで子供に言い聞かせるかのようにして説明する。
自分は、以前に崎森衛とルトナウムを販売した佐鳥愛理の上司、赤坂帆波であり。
あの地獄を作った者に心当たりがあり、その者にしかこの状況をなんとかする術はない。
だからこそ、自衛隊の派遣を止めなければ、犠牲者は増える一方である。
少女、赤坂帆波の言葉は、ただの防衛大臣たる崎森衛にとっては絵空事のように聞こえていた。
しかしながら同時に、彼女の言葉には説得力があった。
「しかし、突入するなと言われても、突入しなければならない訳がある。……我々自衛隊としては、避難民の救出をするのが任務である以上、引き上げる訳にはならないのだ」
自衛隊とは、そういう軍隊なのだと、崎森衛はそう自分に納得させるように言う。
人を殺すための軍隊ではなく、人を助けるための救助隊。
彼らの装備は人を殺すためではなく、悪しき者達から民間人を守るためにあるのだ。
あの地獄に飛び込むのは誰が見ても危険である、しかしながらそれでも民間人がいるのならば助け出すのが自衛隊なのだ。
「地獄となったあの広大な土地には、多くの民間人が居たはずだ。その民間人を助け出すため、自衛隊は出動すべきなのだ」
「……なるほど。なら、その民間人が"既に救助されてた"なら?」
赤坂帆波がパチンと、左手で指を鳴らすと、
「今、参りました! "マスター"!」
いきなり、後ろから、愛らしい幼女が現れていた。
その幼女は背中に大きな煙突を背負っており、手には二丁の拳銃を構えていた。
その幼女の瞳は目玉ではなくボタンであり、崎森衛は直感で理解していた。
----この幼女もまた、只人ではない、と。
「ビーワンちゃん、"例の物"を出してくれる?」
「はいっ! ビーワンちゃんは、すぐ出しちゃいますよ!」
ボタン瞳の幼女、ビーワンちゃんは懐を探って、小さな球を取り出した。
そして、その小さな球を、崎森衛に渡していた。
「これは……球?」
「あの場に居た、犠牲者を閉じ込めた【救助用球体】! その名も【救助用球体=地獄の犠牲者=】です!」
===== ===== =====
【救助用球体=地獄の犠牲者=】 特殊アイテム
佐鳥愛理が開発に成功した、異世界そのものを球体の中へと閉じ込める技術の産物。この球体の中には、サタンによって【地獄となった世界の、犠牲者達】と呼ばれる人々が封じ込められている
サタンは無作為に、無遠慮に、無意識に、世界を地獄へ化した。その地獄化に巻き込まれた人々が、この中には閉じ込められている
===== ===== =====
「犠牲者達が、この中に?! それは本当か?!」
崎森衛の言葉に、2人は間違いなしとばかりに頷く。
「えぇ、勿論ですとも! 1人残らず、傷一つなく、この小さな球体の中ですやすやとお寝んね中ですとも! それこそ、何年かかろうが、彼らは歳をとらず、病気とも無縁ですし!」
「そもそも、本来の【世界球体】の使い方は、こういう時のために佐鳥愛理に作ってもらったのですよ。あの子曰く、世界1つですら閉じ込められないから、劣化版らしいけど。
範囲さえ決定すれば、後は条件にあった者だけを抽出して、閉じ込めておける。1人ずつ開放する装置もあるし、こういう大災害の時にこそ、【救助用球体】は便利だよね」
「信じられん……」と、崎森衛は思わず呟いてしまった。
世界にダンジョンがあるこの世界では、多少の驚きはあれども、これはそれ以上のものである。
「(この球体を実用化できれば、もっと救える人が増えるんじゃないか?!
あの規模の大災害で、一人残らず閉じ込めて、災害が止まってから解放すれば、犠牲者はゼロとなる! それに、難病を抱えた者達もこの球体の中に閉じ込め、病気が治る機会があれば解放すれば、治る可能性は今よりもっと高くなる!)」
ルトナウムを知った時以上に、崎森衛は興奮していた。
この【世界球体】があれば、救える命がもっと増える、と。
「----良ければ、空の【救助用球体】をいくつか貸しましょうか? 具体的には、10個くらい」
「それは、誠か!?」
「えぇ、勿論」と、赤坂帆波はそう言った。
「ただ、簡単に。報道陣に、以下のことを報道するようにしてください。
『あの地獄のような空間は、ダンジョンが原因で起こった自然災害。既に自衛隊と冒険者の手によって、人々は救いだされるも、検査のために隔離状態にある』
……とまぁ、こんな感じの文言を」
それは、崎森衛にとっては、楽な話で合った。
偏向報道など、言い方は悪いがいくらでも手段はあるのだから。
「分かった、条件を飲もう」
「それは、良かった」
ニコリと、崎森衛と赤坂帆波はお互いに笑い合う。
「あの地獄化も、勿論、解決してくれるんだろうな? 赤坂帆波さん?」
「えぇ、勿論。専門メンバーに声をかけて、必ずや」
そして、防衛大臣と赤坂帆波の秘密の密会は、終わりを告げた。
赤坂帆波は、次の場所に向かう事とした。
この地獄化を対処できる専門メンバー、つまりは冴島渉の元へと。
(※)【救助用球体】
今回、地獄化という大災害の際に活用された、人命救助用の【世界球体】。佐鳥愛理が言うには、世界1つすら閉じ込められない、【世界球体】の劣化版アイテム
救助範囲を設定し、その範囲内で条件にあった者だけを球体の中に閉じ込める事により、人命救助が可能となる。人間しか閉じ込められず、なおかつ日本の面積よりも広い範囲を設定できない、作成者の佐鳥愛理が言うには失敗作ではあるが、人を救うにはこのくらいで良いだろう
完成品たる【世界球体】とは違い、中にいる人を1人ずつ中から取り出せる機能もある
真名解放によって、悪天使ファイントは地獄の主サタンへと変わってしまった。
サタンの持つスキルにより、Cランクダンジョン《東神話大陸》は、超一級ダンジョン《悪の地獄廻廊》へと変化し、さらにその入り口の周囲が地獄と化すのであった----。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「----という訳で、今あの領域に手出しされると、こちらが困る。即刻、自衛隊を引き下げてくれないかい?」
防衛大臣の崎森衛は、突如として現れた少女にそう命令された。
突如として現れた、赤黒い東京ドーム20個分という広大な、死を漂わせる空間。
まさしく地獄としか思えないその空間内では木々は枯れ果て、血を思わせるどす黒い池があちらこちらに湧き出している。
そして骨だけの死者達や、皮膚の一部が残っただけの死者達が、生者を求めてさ迷っている。
まさしく、地獄としか呼べない空間。
いきなり出てきたその地獄に、防衛大臣の崎森衛は民間人救助のために、自衛隊を派遣しようとしていた。
そんな彼の行動をいきなり部屋に入ってきて止めたのが、この少女なのである。
赤い長髪に、藍色の瞳。
稲妻模様の刺青が刻み込まれた、均整の取れたスタイルの女子高生。
しかし、只人でない事は、その右腕が証明していた。
真っ黒く、どくんっどくんっと脈打つ巨大な右腕。
異形たる巨大な右腕を、怪訝そうに見られたことに気付いたのだろう。
少女は「あぁ、これの事ね」と、異形の右腕を優しく、もう片方の左手で撫でていた。
「すまないね、大臣さん。これは悪魔の力を借りた対価というか、目印という所かな?」
「マーキング、と言ったのかね? その右腕の事を?」
「えぇ、力を使うとしばらくの間、身体の一部がその悪魔の物へと変わってしまう。【邪霊契約】というスキルの副作用なんで」
赤髪の少女は、淡々と、まるで子供に言い聞かせるかのようにして説明する。
自分は、以前に崎森衛とルトナウムを販売した佐鳥愛理の上司、赤坂帆波であり。
あの地獄を作った者に心当たりがあり、その者にしかこの状況をなんとかする術はない。
だからこそ、自衛隊の派遣を止めなければ、犠牲者は増える一方である。
少女、赤坂帆波の言葉は、ただの防衛大臣たる崎森衛にとっては絵空事のように聞こえていた。
しかしながら同時に、彼女の言葉には説得力があった。
「しかし、突入するなと言われても、突入しなければならない訳がある。……我々自衛隊としては、避難民の救出をするのが任務である以上、引き上げる訳にはならないのだ」
自衛隊とは、そういう軍隊なのだと、崎森衛はそう自分に納得させるように言う。
人を殺すための軍隊ではなく、人を助けるための救助隊。
彼らの装備は人を殺すためではなく、悪しき者達から民間人を守るためにあるのだ。
あの地獄に飛び込むのは誰が見ても危険である、しかしながらそれでも民間人がいるのならば助け出すのが自衛隊なのだ。
「地獄となったあの広大な土地には、多くの民間人が居たはずだ。その民間人を助け出すため、自衛隊は出動すべきなのだ」
「……なるほど。なら、その民間人が"既に救助されてた"なら?」
赤坂帆波がパチンと、左手で指を鳴らすと、
「今、参りました! "マスター"!」
いきなり、後ろから、愛らしい幼女が現れていた。
その幼女は背中に大きな煙突を背負っており、手には二丁の拳銃を構えていた。
その幼女の瞳は目玉ではなくボタンであり、崎森衛は直感で理解していた。
----この幼女もまた、只人ではない、と。
「ビーワンちゃん、"例の物"を出してくれる?」
「はいっ! ビーワンちゃんは、すぐ出しちゃいますよ!」
ボタン瞳の幼女、ビーワンちゃんは懐を探って、小さな球を取り出した。
そして、その小さな球を、崎森衛に渡していた。
「これは……球?」
「あの場に居た、犠牲者を閉じ込めた【救助用球体】! その名も【救助用球体=地獄の犠牲者=】です!」
===== ===== =====
【救助用球体=地獄の犠牲者=】 特殊アイテム
佐鳥愛理が開発に成功した、異世界そのものを球体の中へと閉じ込める技術の産物。この球体の中には、サタンによって【地獄となった世界の、犠牲者達】と呼ばれる人々が封じ込められている
サタンは無作為に、無遠慮に、無意識に、世界を地獄へ化した。その地獄化に巻き込まれた人々が、この中には閉じ込められている
===== ===== =====
「犠牲者達が、この中に?! それは本当か?!」
崎森衛の言葉に、2人は間違いなしとばかりに頷く。
「えぇ、勿論ですとも! 1人残らず、傷一つなく、この小さな球体の中ですやすやとお寝んね中ですとも! それこそ、何年かかろうが、彼らは歳をとらず、病気とも無縁ですし!」
「そもそも、本来の【世界球体】の使い方は、こういう時のために佐鳥愛理に作ってもらったのですよ。あの子曰く、世界1つですら閉じ込められないから、劣化版らしいけど。
範囲さえ決定すれば、後は条件にあった者だけを抽出して、閉じ込めておける。1人ずつ開放する装置もあるし、こういう大災害の時にこそ、【救助用球体】は便利だよね」
「信じられん……」と、崎森衛は思わず呟いてしまった。
世界にダンジョンがあるこの世界では、多少の驚きはあれども、これはそれ以上のものである。
「(この球体を実用化できれば、もっと救える人が増えるんじゃないか?!
あの規模の大災害で、一人残らず閉じ込めて、災害が止まってから解放すれば、犠牲者はゼロとなる! それに、難病を抱えた者達もこの球体の中に閉じ込め、病気が治る機会があれば解放すれば、治る可能性は今よりもっと高くなる!)」
ルトナウムを知った時以上に、崎森衛は興奮していた。
この【世界球体】があれば、救える命がもっと増える、と。
「----良ければ、空の【救助用球体】をいくつか貸しましょうか? 具体的には、10個くらい」
「それは、誠か!?」
「えぇ、勿論」と、赤坂帆波はそう言った。
「ただ、簡単に。報道陣に、以下のことを報道するようにしてください。
『あの地獄のような空間は、ダンジョンが原因で起こった自然災害。既に自衛隊と冒険者の手によって、人々は救いだされるも、検査のために隔離状態にある』
……とまぁ、こんな感じの文言を」
それは、崎森衛にとっては、楽な話で合った。
偏向報道など、言い方は悪いがいくらでも手段はあるのだから。
「分かった、条件を飲もう」
「それは、良かった」
ニコリと、崎森衛と赤坂帆波はお互いに笑い合う。
「あの地獄化も、勿論、解決してくれるんだろうな? 赤坂帆波さん?」
「えぇ、勿論。専門メンバーに声をかけて、必ずや」
そして、防衛大臣と赤坂帆波の秘密の密会は、終わりを告げた。
赤坂帆波は、次の場所に向かう事とした。
この地獄化を対処できる専門メンバー、つまりは冴島渉の元へと。
(※)【救助用球体】
今回、地獄化という大災害の際に活用された、人命救助用の【世界球体】。佐鳥愛理が言うには、世界1つすら閉じ込められない、【世界球体】の劣化版アイテム
救助範囲を設定し、その範囲内で条件にあった者だけを球体の中に閉じ込める事により、人命救助が可能となる。人間しか閉じ込められず、なおかつ日本の面積よりも広い範囲を設定できない、作成者の佐鳥愛理が言うには失敗作ではあるが、人を救うにはこのくらいで良いだろう
完成品たる【世界球体】とは違い、中にいる人を1人ずつ中から取り出せる機能もある
0
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売です!】
早ければ、電子書籍版は2/18から販売開始、紙書籍は2/19に店頭に並ぶことと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。

屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる