203 / 354
第5章『夏だ! 海だ! 千山鯉だぁ~!/雪ん子の座を奪いし召喚獣・千山鯉の章』
第193話 世界を敵に回すだけの覚悟(2)
しおりを挟む
「まだ死なせませんよ、ファイントちゃん? なにせ、面白いのは----悪だくみは、ここからなんですから♪」
ハジメの言う通り、彼女の悪事はここからが本番であった----。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ハジメは【スピリット】の力を使い、自らの周囲を神域へと変えていた。
ハジメという偽の十二支の神々である【イタチ】が生み出した、偽りの領域。
「----来て、断神ちゃん☆」
そして彼女が呼び出したのは、ネズミの神----十二支の神々の、最初を飾る神である。
ネズミの神、その名も断神。
その権能は【切断】。この世のありとあらゆる物を切り裂く、最強の切断能力を司る神様。
「その神様の力で、私を殺させるつもり?」
「え~? 指で摘まめるくらい、小さなあなたにそんな勿体ない事はしないわよ☆ 後輩ちゃんはね♪」
10cmほどの小さな身体になったファイントに、ハジメはそう言いながら、したい事を始める。
もうファイントにハジメを止めることは出来ない、なにせ【魔物錬成】の際に能力値やステータス値を弄って、スキルすらまともに発動できない身体に変えたため、ファイントはただ見ているしかないのだ。
「そう、この断神ちゃんのスキルを、見ている事しか♪」
そう言って、ハジメは断神に魔力を送り込む。
「さぁて、最後はとっておきの魔法で決めてあげようかな?
----もっとも、この魔法のことは私は聞いただけで、発動したところは見てないんだけどね☆」
断神は魔力を加えられることによって、赤く染まっていく。
ただ色が変わっていくだけでなく、込められた魔力によって断神に1つの性質が加えられていた。
----なんてことはない。
ただ、この断神によって切断されたモノは、"もう二度とくっつく事はない"と、ただそれだけである。
「----いっくよぉ☆ 千山鯉ちゃんの、とっておきの禁断魔法!
今からそれを見せましょう! 超強力魔法、【断神による縁切鋏】!」
それは、千山鯉が発動しようとしていた、とある魔法。
その効果は----"あらゆる縁をなかったことにし、二度と繋げなくさせる、絆を壊す最凶の禁術魔法"。
そんな禁術を、ハジメは"自らへと"発動していた。
===== ===== =====
【断神による縁切鋏】の 効果が 発動します
対象者の 縁を なかったことに します
冴島渉との 縁が 失われました
【召喚 レベルアップ可能】の 効果が 失われました
===== ===== =====
「なっ……!!」
それは、ファイントが欲していたモノの消失を意味していた。
そう、冴島渉の召喚獣としての居場所の消失を。
「後輩ちゃんを召喚してくれたことは感謝してるけど、既に【独断専行】によって自力召喚が可能となった今となっては必要ないよね☆
----なにより、あなたが後輩ちゃんから奪い取りたかったのは、これだけでしょ? だから、待ってたの。あなたの目の前で、あなたが一番欲していたモノの消失させるっていう、サイッコーにたぎる悪だくみを♡」
ハジメのその顔は、とっても楽しそうな、愉悦の顔。
敵対者に相応しい、そういう顔であった。
「でね、悪天使のファイントちゃん? 後輩ちゃんはね、あなたから欲しいものがあるの。
そう、真名解放に得られるであろう、あなたのスキル達♡」
ハジメには、悪天使のファイントの代役として呼び出された彼女には、見当がついていた。
彼女の真名、そして解放によって得られるであろう強大なスキルを。
「そのスキル、ストーカー対策ネックレスの効果によってあなたから貰うよ☆ いくら、あなたが真名解放して強くなろうとも、その小ささなら、スキルすら発動できずに、なにも出来ないでしょう?
後輩ちゃんは、その力を貰うけどね? そして、そのスキルと力で、全世界に月神の力で、最凶に怖すぎる恐怖の幻影を見せましょう!」
それこそが、ハジメの計画である。
真名解放によって強力な力を得たファイントの力を奪い取り、月面に恐怖の幻影を植え付ける。
そして、人々が月を見て、恐怖の幻影によって恐れおののかせ、逃げた判定によって【敗走蛙】で万単位、億単位の、大量のスキルを獲得する。
あとは、それらの力を用いて、純粋に世界を征服する。
悪役として、敵対者として。
それが、ハジメの計略なのである。
「と言う訳で、早速始めましょうよ。ファイントちゃん?
真名解放の手順は簡単だね。あなたの目の前で、真名を呼ぶだけ、だなんて」
ニヒヒ、とハジメは不気味に笑っていた。
小さくなったファイントの顔は分からない。
小さくなったから見えない、とかではなく、どういう顔をして良いか分からないと言ったような無表情な顔で。
ハジメはそんな事を気にせずに、堂々と言い放つ。
「ファイントちゃん、あなたの真名は----」
そして、ハジメは死んだ。
真名解放したファイントによって、圧倒的な力で。
「----あぁ、最悪の心地」
ファイントは、久方ぶりに戻れたその姿に、嬉しさよりも落胆した心地で。
ただ、漫然と、落とし前をつけに行くのであった。
----そう、魔王シルガなる相手に。
(※)【断神による縁切鋏】
全てを切り裂く【切断】の権能を持つ、十二支のネズミの神様である断神の力を用いて発動した魔法。禁術である【縁切鋏】という魔法を再現している
効果は、縁の断絶。特定の絆のみを斬り捨てる
正月のファイントであるハジメは、冴島渉との縁を断絶し、自分に勝ったとしてもファイントにその居場所を取り戻させないという方法を選んだ
ハジメの言う通り、彼女の悪事はここからが本番であった----。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ハジメは【スピリット】の力を使い、自らの周囲を神域へと変えていた。
ハジメという偽の十二支の神々である【イタチ】が生み出した、偽りの領域。
「----来て、断神ちゃん☆」
そして彼女が呼び出したのは、ネズミの神----十二支の神々の、最初を飾る神である。
ネズミの神、その名も断神。
その権能は【切断】。この世のありとあらゆる物を切り裂く、最強の切断能力を司る神様。
「その神様の力で、私を殺させるつもり?」
「え~? 指で摘まめるくらい、小さなあなたにそんな勿体ない事はしないわよ☆ 後輩ちゃんはね♪」
10cmほどの小さな身体になったファイントに、ハジメはそう言いながら、したい事を始める。
もうファイントにハジメを止めることは出来ない、なにせ【魔物錬成】の際に能力値やステータス値を弄って、スキルすらまともに発動できない身体に変えたため、ファイントはただ見ているしかないのだ。
「そう、この断神ちゃんのスキルを、見ている事しか♪」
そう言って、ハジメは断神に魔力を送り込む。
「さぁて、最後はとっておきの魔法で決めてあげようかな?
----もっとも、この魔法のことは私は聞いただけで、発動したところは見てないんだけどね☆」
断神は魔力を加えられることによって、赤く染まっていく。
ただ色が変わっていくだけでなく、込められた魔力によって断神に1つの性質が加えられていた。
----なんてことはない。
ただ、この断神によって切断されたモノは、"もう二度とくっつく事はない"と、ただそれだけである。
「----いっくよぉ☆ 千山鯉ちゃんの、とっておきの禁断魔法!
今からそれを見せましょう! 超強力魔法、【断神による縁切鋏】!」
それは、千山鯉が発動しようとしていた、とある魔法。
その効果は----"あらゆる縁をなかったことにし、二度と繋げなくさせる、絆を壊す最凶の禁術魔法"。
そんな禁術を、ハジメは"自らへと"発動していた。
===== ===== =====
【断神による縁切鋏】の 効果が 発動します
対象者の 縁を なかったことに します
冴島渉との 縁が 失われました
【召喚 レベルアップ可能】の 効果が 失われました
===== ===== =====
「なっ……!!」
それは、ファイントが欲していたモノの消失を意味していた。
そう、冴島渉の召喚獣としての居場所の消失を。
「後輩ちゃんを召喚してくれたことは感謝してるけど、既に【独断専行】によって自力召喚が可能となった今となっては必要ないよね☆
----なにより、あなたが後輩ちゃんから奪い取りたかったのは、これだけでしょ? だから、待ってたの。あなたの目の前で、あなたが一番欲していたモノの消失させるっていう、サイッコーにたぎる悪だくみを♡」
ハジメのその顔は、とっても楽しそうな、愉悦の顔。
敵対者に相応しい、そういう顔であった。
「でね、悪天使のファイントちゃん? 後輩ちゃんはね、あなたから欲しいものがあるの。
そう、真名解放に得られるであろう、あなたのスキル達♡」
ハジメには、悪天使のファイントの代役として呼び出された彼女には、見当がついていた。
彼女の真名、そして解放によって得られるであろう強大なスキルを。
「そのスキル、ストーカー対策ネックレスの効果によってあなたから貰うよ☆ いくら、あなたが真名解放して強くなろうとも、その小ささなら、スキルすら発動できずに、なにも出来ないでしょう?
後輩ちゃんは、その力を貰うけどね? そして、そのスキルと力で、全世界に月神の力で、最凶に怖すぎる恐怖の幻影を見せましょう!」
それこそが、ハジメの計画である。
真名解放によって強力な力を得たファイントの力を奪い取り、月面に恐怖の幻影を植え付ける。
そして、人々が月を見て、恐怖の幻影によって恐れおののかせ、逃げた判定によって【敗走蛙】で万単位、億単位の、大量のスキルを獲得する。
あとは、それらの力を用いて、純粋に世界を征服する。
悪役として、敵対者として。
それが、ハジメの計略なのである。
「と言う訳で、早速始めましょうよ。ファイントちゃん?
真名解放の手順は簡単だね。あなたの目の前で、真名を呼ぶだけ、だなんて」
ニヒヒ、とハジメは不気味に笑っていた。
小さくなったファイントの顔は分からない。
小さくなったから見えない、とかではなく、どういう顔をして良いか分からないと言ったような無表情な顔で。
ハジメはそんな事を気にせずに、堂々と言い放つ。
「ファイントちゃん、あなたの真名は----」
そして、ハジメは死んだ。
真名解放したファイントによって、圧倒的な力で。
「----あぁ、最悪の心地」
ファイントは、久方ぶりに戻れたその姿に、嬉しさよりも落胆した心地で。
ただ、漫然と、落とし前をつけに行くのであった。
----そう、魔王シルガなる相手に。
(※)【断神による縁切鋏】
全てを切り裂く【切断】の権能を持つ、十二支のネズミの神様である断神の力を用いて発動した魔法。禁術である【縁切鋏】という魔法を再現している
効果は、縁の断絶。特定の絆のみを斬り捨てる
正月のファイントであるハジメは、冴島渉との縁を断絶し、自分に勝ったとしてもファイントにその居場所を取り戻させないという方法を選んだ
0
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!

称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます

ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売です!】
早ければ、電子書籍版は2/18から販売開始、紙書籍は2/19に店頭に並ぶことと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる