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第3章『決戦の北海道と、最強の召喚士シーヴィー/吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世の章』
第108話 甘言のシーヴィー
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「----ボタンがぁ」
ココアに指を突き付けられたシーヴィーは、こちらをまるで見ようとしていなかった。
ただボタンを、ココアの雷魔法によって破壊されてしまったボタンを見ていた。
「ボタンが壊されたボタンが破壊されたボタンが亡くなったボタンが失われた----ボタンが、ボタンが、ボタンがぁぁぁぁ!! ボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタン----」
ただ『ボタン』という単語を連呼する、シーヴィー。
彼女の背中からは悲哀感というか、悲しみを醸し出していた。
「シーヴィー!! 妾を倒し、エルダードラゴンエッグを奪ったお主を妾の手で----」
「そんな事は、もう、どうでも良い」
シーヴィーはそう言って立ち上がると、こちらへと振り返る。
その瞳はボタンの瞳ではなく、瞳の中にハート模様が浮かんでいた。
「良くもうちのチャームポイントであるボタンを、命よりも大事なボタンを、良くもっ……!」
そのハート模様の瞳からは激しい憎悪がにじみ出ており、その手には壊れた堕落戦車サンダーイの主砲の先に取り付けられていた音波増幅装置を手にしていた。
「《死亡保険》赤鬼に、君の仲間の召喚獣を倒すように命じてたけど、恐らく無理でしょう。
同じように、後衛である【召喚士】のこのうちに、ラブホちゃん相手するには分が悪すぎる」
----なので、計画を変えましょう。
すーっと、彼女は大きく息を吸い込む。
「----?! 気を付けろ、ココア! 恐らく【蕩ける声】を使う気だ!!」
「えぇ、分かってるのじゃ!」
【蕩ける声】----それは、彼女が使う恐るべきスキル。
その能力は、声が通った場所にある物の存在を問答無用で溶かすスキル。
前回はココアのバリアで防いだが、音波増幅装置を手に入れた今のシーヴィーの力は、計り知れないっ!!
「【堕落ちよ、メルティーポエム】!!」
----と、シーヴィーは【蕩ける声】を俺達の方----ではなく、上へと放っていた。
あらゆる物を蕩かすシーヴィーの音波攻撃はダンジョンの天井を緩やかに溶かしていき、天井によって閉じ込められていた大量の魔力がシーヴィーに向かって降り注いでいた。
「そう言えば、うちがあの戦車を使ってどういう作戦をするのか話していませんでしたね」
ゆらーりと、シーヴィーは俺とココアを睨みつけるようにこう言った。
「うちの作戦、それはこの堕落戦車サンダーイと【蕩ける声】を合わせて、ダンジョンの入り口の魔力の膜を蕩けさせて、魔物をダンジョンの外へと溢れさせる。
----世に言う、魔物を外が溢れる事による大災害……スタンピードって言う奴ですよ」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
そもそもダンジョンの中の空間と言うのは、とても異質な空間だ。
この空間の中には空気とは別に、魔力と呼ばれる特殊な気体によって満ち満ちており、魔物や召喚獣達はこの魔力によって生きている。
ダンジョンの外には、魔力がない。
だからこそ、ダンジョンの外に魔物が出て行かないというのは正しい認識だが、もう一つ、ちゃんと覚えておかなかなければならない認識がある。
それは、ダンジョンの入り口に、感知できないほどの薄い膜があるということだ。
触っても気付かないし、感知も出来ない。
しかしながら、ちゃーんと魔力をダンジョンの外へと出さないための膜みたいな物がある。
----その膜を、甘言のシーヴィーは蕩かせて破壊しようとしていたのだ。
堕落戦車サンダーイに乗って、【蕩ける声】を増幅させて、この辺りにあるダンジョンの入り口を20個ばかり破壊しようとしていた。
ダンジョン入り口を破壊することで、魔力を垂れ流し状態にする。
そうやって魔力を外へと出しまくり、外でも魔物が活動できるようにして、魔物を現実世界に大量に溢れさせる。
……溢れさせる目的?
それは勿論、【甘言】のためだ。
"吊り橋効果"と呼ばれる効果がある。
吊り橋の上のような不安や恐怖を強く感じる場所で出会った人に対し、恋愛感情を抱きやすくなる現象のことなのだが、この不安や恐怖を強く感じる場所というのを作り出そうとしているのだ。
魔物を現実世界に溢れさせれば、きっと多くの人々が困惑し、不安や恐怖を強く感じるだろう。
そういう時に、シーヴィーは颯爽と駆けつけて、イケボと美少女声の二大パワーで、誘惑して篭絡する-----
これが、シーヴィーが考えていた計画、【スタンピードで、メロメロなマッチポンプ大作戦】であるっ!!
「----でも、もうどうでも良いですよ」
シーヴィーは【蕩ける声】によって、溶かした天井から降り注ぐ大量の魔力を浴びながら、ギロリと俺とココアを睨みつけていた。
「命より大事なボタンを失い、堕落戦車サンダーイを破壊され、さらには【召喚士】であるうちを取り囲むようにして、もう打つ手はない……。
"マスター"から貰った大事なボタンを壊されたうちに残されたのは、オマエラを倒すことくらいだ」
シーヴィーは左手をエルダードラゴンエッグに、そして右手を自分自身に触れていた。
エルダードラゴンエッグ、そしてシーヴィー自身も、ドロドロに溶け始めていく。
「見せてあげましょう……この甘言のシーヴィーの存在を賭けて!
----お前らだけはぶっ殺すっ!! 行くぞ、【融合召喚】!!」
「"龍の力を受け継ぎしドラゴンエッグよ、全ての生物の中でも頂点に達するドラゴンの力を見せよ!
我が怒りの甘言よ、全ての物を蕩かせて万物をメロメロにして見せよ!
大量の魔力と共に、今、この世に生誕せし、その名をとくと耳に聞こえさせよ!
今、この場にて、3つの力が合わさり、新たなる召喚獣の王が誕生するっ!!
----【融合召喚】! 出てこい、最強の破壊神たる召喚獣!
現れ出でよ、壊龍族!! 声融解龍オーゴショCVリヴァイアさん!!"」
そして、エルダードラゴンエッグ、Sランクダンジョンの大量の魔力、さらには甘言のシーヴィー自身がスライム状の物質になったかと思うと、3つが融合して、ダンジョンの天井を突き破るほど、巨大なる龍が現れた。
その龍は海蛇を思わせる長い龍の姿をしており、全身に白と黒のボタンを複数付けている。
腕は4つ、脚も4つと合計8つの両手足の先には、音を増幅させるためのスピーカーを手にしている。
そして恐ろしい龍の顔と、頭にヘッドホンを付けたその龍は、【グォォォォォンッッ!!】と大きな雄たけびをあげるのであった。
===== ===== =====
【声融解龍オーゴショCVリヴァイアさん】 ランク;☆☆☆ 壊龍族
ドラゴンの中でも神に近い、世界を破壊する権能を司る壊龍族の1体。音の力によって、ありとあらゆる物を破壊する、神域の生物
ドラゴンの中でも大御所と呼ばれる分類に入るらしく、あらゆる物を融かす無類の声を持つ。オーゴショCVリヴァイアさんの声は人や生物だけではなく、物ですら融かすことが出来るのだとされる
===== ===== =====
ココアに指を突き付けられたシーヴィーは、こちらをまるで見ようとしていなかった。
ただボタンを、ココアの雷魔法によって破壊されてしまったボタンを見ていた。
「ボタンが壊されたボタンが破壊されたボタンが亡くなったボタンが失われた----ボタンが、ボタンが、ボタンがぁぁぁぁ!! ボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタンボタン----」
ただ『ボタン』という単語を連呼する、シーヴィー。
彼女の背中からは悲哀感というか、悲しみを醸し出していた。
「シーヴィー!! 妾を倒し、エルダードラゴンエッグを奪ったお主を妾の手で----」
「そんな事は、もう、どうでも良い」
シーヴィーはそう言って立ち上がると、こちらへと振り返る。
その瞳はボタンの瞳ではなく、瞳の中にハート模様が浮かんでいた。
「良くもうちのチャームポイントであるボタンを、命よりも大事なボタンを、良くもっ……!」
そのハート模様の瞳からは激しい憎悪がにじみ出ており、その手には壊れた堕落戦車サンダーイの主砲の先に取り付けられていた音波増幅装置を手にしていた。
「《死亡保険》赤鬼に、君の仲間の召喚獣を倒すように命じてたけど、恐らく無理でしょう。
同じように、後衛である【召喚士】のこのうちに、ラブホちゃん相手するには分が悪すぎる」
----なので、計画を変えましょう。
すーっと、彼女は大きく息を吸い込む。
「----?! 気を付けろ、ココア! 恐らく【蕩ける声】を使う気だ!!」
「えぇ、分かってるのじゃ!」
【蕩ける声】----それは、彼女が使う恐るべきスキル。
その能力は、声が通った場所にある物の存在を問答無用で溶かすスキル。
前回はココアのバリアで防いだが、音波増幅装置を手に入れた今のシーヴィーの力は、計り知れないっ!!
「【堕落ちよ、メルティーポエム】!!」
----と、シーヴィーは【蕩ける声】を俺達の方----ではなく、上へと放っていた。
あらゆる物を蕩かすシーヴィーの音波攻撃はダンジョンの天井を緩やかに溶かしていき、天井によって閉じ込められていた大量の魔力がシーヴィーに向かって降り注いでいた。
「そう言えば、うちがあの戦車を使ってどういう作戦をするのか話していませんでしたね」
ゆらーりと、シーヴィーは俺とココアを睨みつけるようにこう言った。
「うちの作戦、それはこの堕落戦車サンダーイと【蕩ける声】を合わせて、ダンジョンの入り口の魔力の膜を蕩けさせて、魔物をダンジョンの外へと溢れさせる。
----世に言う、魔物を外が溢れる事による大災害……スタンピードって言う奴ですよ」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
そもそもダンジョンの中の空間と言うのは、とても異質な空間だ。
この空間の中には空気とは別に、魔力と呼ばれる特殊な気体によって満ち満ちており、魔物や召喚獣達はこの魔力によって生きている。
ダンジョンの外には、魔力がない。
だからこそ、ダンジョンの外に魔物が出て行かないというのは正しい認識だが、もう一つ、ちゃんと覚えておかなかなければならない認識がある。
それは、ダンジョンの入り口に、感知できないほどの薄い膜があるということだ。
触っても気付かないし、感知も出来ない。
しかしながら、ちゃーんと魔力をダンジョンの外へと出さないための膜みたいな物がある。
----その膜を、甘言のシーヴィーは蕩かせて破壊しようとしていたのだ。
堕落戦車サンダーイに乗って、【蕩ける声】を増幅させて、この辺りにあるダンジョンの入り口を20個ばかり破壊しようとしていた。
ダンジョン入り口を破壊することで、魔力を垂れ流し状態にする。
そうやって魔力を外へと出しまくり、外でも魔物が活動できるようにして、魔物を現実世界に大量に溢れさせる。
……溢れさせる目的?
それは勿論、【甘言】のためだ。
"吊り橋効果"と呼ばれる効果がある。
吊り橋の上のような不安や恐怖を強く感じる場所で出会った人に対し、恋愛感情を抱きやすくなる現象のことなのだが、この不安や恐怖を強く感じる場所というのを作り出そうとしているのだ。
魔物を現実世界に溢れさせれば、きっと多くの人々が困惑し、不安や恐怖を強く感じるだろう。
そういう時に、シーヴィーは颯爽と駆けつけて、イケボと美少女声の二大パワーで、誘惑して篭絡する-----
これが、シーヴィーが考えていた計画、【スタンピードで、メロメロなマッチポンプ大作戦】であるっ!!
「----でも、もうどうでも良いですよ」
シーヴィーは【蕩ける声】によって、溶かした天井から降り注ぐ大量の魔力を浴びながら、ギロリと俺とココアを睨みつけていた。
「命より大事なボタンを失い、堕落戦車サンダーイを破壊され、さらには【召喚士】であるうちを取り囲むようにして、もう打つ手はない……。
"マスター"から貰った大事なボタンを壊されたうちに残されたのは、オマエラを倒すことくらいだ」
シーヴィーは左手をエルダードラゴンエッグに、そして右手を自分自身に触れていた。
エルダードラゴンエッグ、そしてシーヴィー自身も、ドロドロに溶け始めていく。
「見せてあげましょう……この甘言のシーヴィーの存在を賭けて!
----お前らだけはぶっ殺すっ!! 行くぞ、【融合召喚】!!」
「"龍の力を受け継ぎしドラゴンエッグよ、全ての生物の中でも頂点に達するドラゴンの力を見せよ!
我が怒りの甘言よ、全ての物を蕩かせて万物をメロメロにして見せよ!
大量の魔力と共に、今、この世に生誕せし、その名をとくと耳に聞こえさせよ!
今、この場にて、3つの力が合わさり、新たなる召喚獣の王が誕生するっ!!
----【融合召喚】! 出てこい、最強の破壊神たる召喚獣!
現れ出でよ、壊龍族!! 声融解龍オーゴショCVリヴァイアさん!!"」
そして、エルダードラゴンエッグ、Sランクダンジョンの大量の魔力、さらには甘言のシーヴィー自身がスライム状の物質になったかと思うと、3つが融合して、ダンジョンの天井を突き破るほど、巨大なる龍が現れた。
その龍は海蛇を思わせる長い龍の姿をしており、全身に白と黒のボタンを複数付けている。
腕は4つ、脚も4つと合計8つの両手足の先には、音を増幅させるためのスピーカーを手にしている。
そして恐ろしい龍の顔と、頭にヘッドホンを付けたその龍は、【グォォォォォンッッ!!】と大きな雄たけびをあげるのであった。
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【声融解龍オーゴショCVリヴァイアさん】 ランク;☆☆☆ 壊龍族
ドラゴンの中でも神に近い、世界を破壊する権能を司る壊龍族の1体。音の力によって、ありとあらゆる物を破壊する、神域の生物
ドラゴンの中でも大御所と呼ばれる分類に入るらしく、あらゆる物を融かす無類の声を持つ。オーゴショCVリヴァイアさんの声は人や生物だけではなく、物ですら融かすことが出来るのだとされる
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