110 / 354
第3章『決戦の北海道と、最強の召喚士シーヴィー/吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世の章』
第103話 後衛を先に倒しておくのは基本です(2)
しおりを挟む
以前、雪ん子とファイントの2人は、超硬い《機動要塞》のボス吸血鬼と戦ったことがある。
あの時の2人の攻撃も、めちゃくちゃ硬すぎる《機動要塞》の硬さであまり攻撃が効かなかった。
----しかしながら、《死亡保険》赤鬼の件とはまるで違っていた。
ヤツは防御力が高いとか、そういう次元ではない。
あんなにも強力な、悪と氷、そして炎の3つの力を凝縮させた剣が、まるで効いていない。
ゲームで言うなれば、攻撃が当たっていないミス判定。
ノーダメージ、またはゼロダメージ。
一切、攻撃としても認知されていないみたいだった。
「《ぴぴぴ?》」
「えぇ、全然、ダメージにもなってないみたいですね……」
雪ん子は気合を込めた一撃が効かなかったことに落ち込み、ファイントも少しばかり落ち込んでいた。
彼女は歯ごたえのある戦い方を望んでいただけで、このような展開を望んでいた訳ではなかったから。
「(ほんと、がっかりだよ☆)」
ファイントはそう言って、右腕に《スタンブレード》の青魔法を溜める。
彼女の手からは、相手を気絶させる魔法の剣が生み出されていた。
「ほんと、がっかりだよ☆」
そう、本当にファイントはがっかりしていた。
「----折角、雪ん子ちゃんが良い感じだったのに」
ファイントはそう言って、《スタンブレード》を投げた。
「----ンディアーッ?!」
と、《スタンブレード》が投げられた先。
上の方から、1体の鬼が落ちてきた。
落ちてきた鬼は、本物の馬の頭を持つ鬼である召喚獣----馬頭鬼であった。
足は馬のようなしなやかな足、そして両腕には虎と蛙の腹話術人形を付けていた。
「みっ、見つかってしまったようですね!? 隠れてこっそりが信条のメズキンとしては最悪だよ!!」
「おどろく! おどろく!」
落ちてきた腹話術人形を装備した馬頭鬼、それと共に無口だった《死亡保険》赤鬼もいきなり話し始めた。
「《どうゆう事? どうゆう事?》」
「つまり、あの腹話術人形を装備している鬼の能力で、先程の攻撃が効かなかったという訳☆」
===== ===== =====
【《腹話術師》馬頭鬼】 ランク;?
全ての人間が照れ屋すぎて腹話術で会話する世界を閉じ込めた【世界球体=腹話術師世界=】の力を得た、馬頭鬼の召喚獣。倒すと、マナ系職業の1つ、【腹話術師】を使用することが出来る
手にしている腹話術人形1つにつき、対象となる相手を自分の意のままに操ることが出来る。また、操っている間、その対象は傷つくことがなく、倒されることはない
===== ===== =====
つまりは、《死亡保険》赤鬼の他にもう1体----こっそり隠れて、戦っていた相手。
そして、《死亡保険》赤鬼に、攻撃が効かなかった理由が、あの馬頭鬼の【腹話術師】の職業の力なのだろう。
操っている相手、つまりは先程までの無口な《死亡保険》赤鬼には、【腹話術師】の職業の力によって、傷つくことも、倒されることもない状態にあっただけなのだ。
「見えないように隠れて、《死亡保険》赤鬼を操っていたようですが……残念でしたね☆ 先程、適当に放った青魔法の時に、あなた弾いたでしょ?」
悪精霊に力を溜めるためだけに、ファイントは先程狙いを特につけずに、青魔法の《レーザービーム》を色々な場所にぶっ放した。
床に、壁に、そして勿論天井に。
その時、偶然だが一瞬、馬頭鬼の方に《レーザービーム》が一発、打ち込まれたのだ。
「ンディアーッ?! あんな凄まじい光攻撃が、ただ乱雑に放っていただけ、だとーっ?!」
「えぇ☆ 偶然☆ 後ろにもう1体居るだなんて、想いもしませんでしたので♪」
そう、本当に偶然なのだ。
ファイントは悪精霊に力を溜めるためだけに、大量の《レーザービーム》をぶっ放し、そのうちの1つがたまたま馬頭鬼に向かっていた。
当然、馬頭鬼は自分に気付いて攻撃したものと思って、防いだ。
その瞬間、ファイントは違和感を感じたのだ。
1発だけ、床でも、壁でも、天井でもない場所に、当たった感触が。
「気のせいだと思っていたのですが……さっきの雪ん子ちゃん攻撃ノーダメージ事件で確信しましたよ☆ ノーダメージにしたのは、あなたの能力だったんですね☆」
「ンディ! だがしかし、分かった所で----ノーダメージ効果は使えるのでっ!!」
虎の腹話術人形の目が真っ赤に光り輝いたかと思うと、《死亡保険》赤鬼が雪ん子めがけて突進してきた。
恐らく、先程と同じく、【腹話術師】の力によって、無敵化させたんだろう。
「----でも、その手はもう使えませんよ☆」
ファイントがパチンと指を鳴らすと、途端に虎と蛙の腹話術人形に火が点けられて、燃え尽きる。
「----?! これはっ?!」
「刀身に潜り込ませていた悪精霊1体を、こっそり、あなたの2体の腹話術人形を同時に燃やせる場所まで移動させて☆ そして、今、力の開放によって火をつけたの♪」
そして、雪ん子は特攻してきた《死亡保険》赤鬼に剣を叩きつける。
腹話術人形が消える事によって、無敵の操り人形状態が解除された《死亡保険》赤鬼に向かって。
「ヤバく----っっ!!」
悪、炎、そして氷。
3つの強力な属性が付与された剣は、今度は《死亡保険》赤鬼にきちんとダメージを与えた。
《死亡保険》赤鬼はあまりの攻撃力の高さに目を回して、そして呆気なく爆発するのであった。
「ンディィィィっ?! まずいですよ!! こうなれば、メズキンだけでなんとかしてやるっ!!
喰らえ、《ヒヒーンブレイク》っ!!」
仲間がやられたことに焦りを感じたのか、もう腹話術人形を失くして相手を操れなくなった馬頭鬼が行動に移す。
かの鬼は、自慢の脚を縦に蹴り上げ、そして横に薙ぎ払い、十字型の衝撃波を出して、こちらへと放ってきた。
その威力はまさに、ファイントの想像以上!!
さっきまでなんで、腹話術人形なんか使ってたんだって威力に、ファイントは興奮を隠せなかった。
「よいしょぉぉぉぉ!!」
ファイントはそれを《スタンブレード》を出して、防ぐ。
「ヒヒーン! やはり、このメズキンこそが、最強でヒヒーン!!」
「《ぴぴっ!!》」
と、高らかに笑う馬頭鬼に、後ろから近付いていた雪ん子の剣が炸裂する。
「ンディアーッ!!!」
と、馬頭鬼は絶命の一言と共に、爆死する。
そして、馬頭鬼はやられて、ボトっと折れた剣をドロップしたのであった。
「《ぴぴ! 倒した、倒した! 主のところ、行こっ?》」
「いや、まだみたいですよ☆」
敵2体を倒したと思って、主の所に行こうとする雪ん子に、ファイントは「まだ終わってない」と告げる。
その証明でもすべく、馬頭鬼がドロップした、折れた剣が浮かび上がる。
そして、その横に、先程よりもボロボロになった《死亡保険》赤鬼が陣取った。
===== ===== =====
【イペタム】 ランク;Ⅲ
北海道に伝わる、人喰い刀の魔物の伝承から生まれた、刀剣の幽霊型魔物。イペは「喰う」、タムは「刀」を意味し、夜な夜な人の生き血を求めて勝手に飛び回る妖刀の総称であり、北海道各地に個別の名称を持ったイペタムが存在する
血でなくても、岩などなにか食べるためのモノがある場合、それを喰らうが、その衝動を止める術はなく、ある伝説では底なし沼に沈める事でようやく沈める事が出来たという
対象物)ニライカナイの赤剣(破損状態)
ニライカナイとは沖縄に伝わる、海の遥か向こう側、もしくは海底に存在するとされる理想郷。そこは生命が生まれる場所であると同時に死後に行く場所とされており、このニライカナイの赤剣を使えば、生命の蘇生をも叶うとされている
===== ===== =====
ファイントはタフだな、とただそう思った。
実際、普通の死霊を使う職業ならば、先程の雪ん子の一撃で倒されていただろうが、【幽霊船】という職業は思ったよりも頑丈だったらしい。
その上で、ドロップアイテムの刀を、イペタムという形で使役して襲い掛かって来るとは……。
「(なんて、健気なっ!!)」
自分がやられかかっている中、ここまで健気に戦う《死亡保険》赤鬼に、ファイントは感動さえ感じていた。
でも、息も絶え絶えで、もう少しで勝利がつきそうだ、と彼女はそう判断した。
「雪ん子ちゃん、もうひと踏ん張りね……って、あら?」
その時、ファイントは雪ん子の顔つきが変わっているのに気づいた。
彼女は今、あの折れた剣を見て、嬉しそうに笑ったのだ。
自分が後衛の《死亡保険》赤鬼に期待して良かったと思った、あの時のように。
雪ん子は、宙に浮かんだイペタムを嬉しそうに見ていたのであった。
「《ぴぴ♪ 良い相手♪ 全力出せそう♪》」
「よーし、私も頑張ろうかな?」
まだ、主の冴島渉のところにファイント達は戻れそうはなかった。
しかしながら、ファイントは別に心配はしてなかった。
何故ならば、ココアもいるし、それに----
ファイントの力で手に入った"エルダードラゴンエッグ"もいるからだ。
あの時の2人の攻撃も、めちゃくちゃ硬すぎる《機動要塞》の硬さであまり攻撃が効かなかった。
----しかしながら、《死亡保険》赤鬼の件とはまるで違っていた。
ヤツは防御力が高いとか、そういう次元ではない。
あんなにも強力な、悪と氷、そして炎の3つの力を凝縮させた剣が、まるで効いていない。
ゲームで言うなれば、攻撃が当たっていないミス判定。
ノーダメージ、またはゼロダメージ。
一切、攻撃としても認知されていないみたいだった。
「《ぴぴぴ?》」
「えぇ、全然、ダメージにもなってないみたいですね……」
雪ん子は気合を込めた一撃が効かなかったことに落ち込み、ファイントも少しばかり落ち込んでいた。
彼女は歯ごたえのある戦い方を望んでいただけで、このような展開を望んでいた訳ではなかったから。
「(ほんと、がっかりだよ☆)」
ファイントはそう言って、右腕に《スタンブレード》の青魔法を溜める。
彼女の手からは、相手を気絶させる魔法の剣が生み出されていた。
「ほんと、がっかりだよ☆」
そう、本当にファイントはがっかりしていた。
「----折角、雪ん子ちゃんが良い感じだったのに」
ファイントはそう言って、《スタンブレード》を投げた。
「----ンディアーッ?!」
と、《スタンブレード》が投げられた先。
上の方から、1体の鬼が落ちてきた。
落ちてきた鬼は、本物の馬の頭を持つ鬼である召喚獣----馬頭鬼であった。
足は馬のようなしなやかな足、そして両腕には虎と蛙の腹話術人形を付けていた。
「みっ、見つかってしまったようですね!? 隠れてこっそりが信条のメズキンとしては最悪だよ!!」
「おどろく! おどろく!」
落ちてきた腹話術人形を装備した馬頭鬼、それと共に無口だった《死亡保険》赤鬼もいきなり話し始めた。
「《どうゆう事? どうゆう事?》」
「つまり、あの腹話術人形を装備している鬼の能力で、先程の攻撃が効かなかったという訳☆」
===== ===== =====
【《腹話術師》馬頭鬼】 ランク;?
全ての人間が照れ屋すぎて腹話術で会話する世界を閉じ込めた【世界球体=腹話術師世界=】の力を得た、馬頭鬼の召喚獣。倒すと、マナ系職業の1つ、【腹話術師】を使用することが出来る
手にしている腹話術人形1つにつき、対象となる相手を自分の意のままに操ることが出来る。また、操っている間、その対象は傷つくことがなく、倒されることはない
===== ===== =====
つまりは、《死亡保険》赤鬼の他にもう1体----こっそり隠れて、戦っていた相手。
そして、《死亡保険》赤鬼に、攻撃が効かなかった理由が、あの馬頭鬼の【腹話術師】の職業の力なのだろう。
操っている相手、つまりは先程までの無口な《死亡保険》赤鬼には、【腹話術師】の職業の力によって、傷つくことも、倒されることもない状態にあっただけなのだ。
「見えないように隠れて、《死亡保険》赤鬼を操っていたようですが……残念でしたね☆ 先程、適当に放った青魔法の時に、あなた弾いたでしょ?」
悪精霊に力を溜めるためだけに、ファイントは先程狙いを特につけずに、青魔法の《レーザービーム》を色々な場所にぶっ放した。
床に、壁に、そして勿論天井に。
その時、偶然だが一瞬、馬頭鬼の方に《レーザービーム》が一発、打ち込まれたのだ。
「ンディアーッ?! あんな凄まじい光攻撃が、ただ乱雑に放っていただけ、だとーっ?!」
「えぇ☆ 偶然☆ 後ろにもう1体居るだなんて、想いもしませんでしたので♪」
そう、本当に偶然なのだ。
ファイントは悪精霊に力を溜めるためだけに、大量の《レーザービーム》をぶっ放し、そのうちの1つがたまたま馬頭鬼に向かっていた。
当然、馬頭鬼は自分に気付いて攻撃したものと思って、防いだ。
その瞬間、ファイントは違和感を感じたのだ。
1発だけ、床でも、壁でも、天井でもない場所に、当たった感触が。
「気のせいだと思っていたのですが……さっきの雪ん子ちゃん攻撃ノーダメージ事件で確信しましたよ☆ ノーダメージにしたのは、あなたの能力だったんですね☆」
「ンディ! だがしかし、分かった所で----ノーダメージ効果は使えるのでっ!!」
虎の腹話術人形の目が真っ赤に光り輝いたかと思うと、《死亡保険》赤鬼が雪ん子めがけて突進してきた。
恐らく、先程と同じく、【腹話術師】の力によって、無敵化させたんだろう。
「----でも、その手はもう使えませんよ☆」
ファイントがパチンと指を鳴らすと、途端に虎と蛙の腹話術人形に火が点けられて、燃え尽きる。
「----?! これはっ?!」
「刀身に潜り込ませていた悪精霊1体を、こっそり、あなたの2体の腹話術人形を同時に燃やせる場所まで移動させて☆ そして、今、力の開放によって火をつけたの♪」
そして、雪ん子は特攻してきた《死亡保険》赤鬼に剣を叩きつける。
腹話術人形が消える事によって、無敵の操り人形状態が解除された《死亡保険》赤鬼に向かって。
「ヤバく----っっ!!」
悪、炎、そして氷。
3つの強力な属性が付与された剣は、今度は《死亡保険》赤鬼にきちんとダメージを与えた。
《死亡保険》赤鬼はあまりの攻撃力の高さに目を回して、そして呆気なく爆発するのであった。
「ンディィィィっ?! まずいですよ!! こうなれば、メズキンだけでなんとかしてやるっ!!
喰らえ、《ヒヒーンブレイク》っ!!」
仲間がやられたことに焦りを感じたのか、もう腹話術人形を失くして相手を操れなくなった馬頭鬼が行動に移す。
かの鬼は、自慢の脚を縦に蹴り上げ、そして横に薙ぎ払い、十字型の衝撃波を出して、こちらへと放ってきた。
その威力はまさに、ファイントの想像以上!!
さっきまでなんで、腹話術人形なんか使ってたんだって威力に、ファイントは興奮を隠せなかった。
「よいしょぉぉぉぉ!!」
ファイントはそれを《スタンブレード》を出して、防ぐ。
「ヒヒーン! やはり、このメズキンこそが、最強でヒヒーン!!」
「《ぴぴっ!!》」
と、高らかに笑う馬頭鬼に、後ろから近付いていた雪ん子の剣が炸裂する。
「ンディアーッ!!!」
と、馬頭鬼は絶命の一言と共に、爆死する。
そして、馬頭鬼はやられて、ボトっと折れた剣をドロップしたのであった。
「《ぴぴ! 倒した、倒した! 主のところ、行こっ?》」
「いや、まだみたいですよ☆」
敵2体を倒したと思って、主の所に行こうとする雪ん子に、ファイントは「まだ終わってない」と告げる。
その証明でもすべく、馬頭鬼がドロップした、折れた剣が浮かび上がる。
そして、その横に、先程よりもボロボロになった《死亡保険》赤鬼が陣取った。
===== ===== =====
【イペタム】 ランク;Ⅲ
北海道に伝わる、人喰い刀の魔物の伝承から生まれた、刀剣の幽霊型魔物。イペは「喰う」、タムは「刀」を意味し、夜な夜な人の生き血を求めて勝手に飛び回る妖刀の総称であり、北海道各地に個別の名称を持ったイペタムが存在する
血でなくても、岩などなにか食べるためのモノがある場合、それを喰らうが、その衝動を止める術はなく、ある伝説では底なし沼に沈める事でようやく沈める事が出来たという
対象物)ニライカナイの赤剣(破損状態)
ニライカナイとは沖縄に伝わる、海の遥か向こう側、もしくは海底に存在するとされる理想郷。そこは生命が生まれる場所であると同時に死後に行く場所とされており、このニライカナイの赤剣を使えば、生命の蘇生をも叶うとされている
===== ===== =====
ファイントはタフだな、とただそう思った。
実際、普通の死霊を使う職業ならば、先程の雪ん子の一撃で倒されていただろうが、【幽霊船】という職業は思ったよりも頑丈だったらしい。
その上で、ドロップアイテムの刀を、イペタムという形で使役して襲い掛かって来るとは……。
「(なんて、健気なっ!!)」
自分がやられかかっている中、ここまで健気に戦う《死亡保険》赤鬼に、ファイントは感動さえ感じていた。
でも、息も絶え絶えで、もう少しで勝利がつきそうだ、と彼女はそう判断した。
「雪ん子ちゃん、もうひと踏ん張りね……って、あら?」
その時、ファイントは雪ん子の顔つきが変わっているのに気づいた。
彼女は今、あの折れた剣を見て、嬉しそうに笑ったのだ。
自分が後衛の《死亡保険》赤鬼に期待して良かったと思った、あの時のように。
雪ん子は、宙に浮かんだイペタムを嬉しそうに見ていたのであった。
「《ぴぴ♪ 良い相手♪ 全力出せそう♪》」
「よーし、私も頑張ろうかな?」
まだ、主の冴島渉のところにファイント達は戻れそうはなかった。
しかしながら、ファイントは別に心配はしてなかった。
何故ならば、ココアもいるし、それに----
ファイントの力で手に入った"エルダードラゴンエッグ"もいるからだ。
0
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売です!】
早ければ、電子書籍版は2/18から販売開始、紙書籍は2/19に店頭に並ぶことと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。

屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる