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第3章『決戦の北海道と、最強の召喚士シーヴィー/吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世の章』
第91話(番外編) 釧路の【工場】見学ツアーにようこそ(3)
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『我々の、【三大堕落】の目的は、それぞれの手段と目標で、世界を堕落させること』
腹部の粉砕機がごりごりと動かせつつ、ダブルエムの手から伸びるコードの先がピカピカと光らせる。
とても人間の姿とは思えない姿で、ダブルエムは淡々と話を進めていく。
『私、【不老不死】担当のダブルエムの目的は、世界全員を不老不死にさせて、みんな揃って堕落する。
一方で【文明】担当のサトエリちゃんの目的は、自らが作った技術という文明の力で、みんな揃って堕落させる。
私は自分と共に世界全員を不老不死にさせるのが目的なのですが……最悪、私以外の誰かによって、不老不死の世界を文明の力によって作ってくれるなら、別に良いかなーって』
「----つまりは、"佐鳥愛理が文明の力によって、不老不死の世界を作るために協力してる"と言いたいのか?」
『まぁ、そうですです』
話している間も、ダブルエムは手足のコードを伸ばして、大地に攻撃してくる。
それを大地はレベルⅩの【魔法使い】のスキル【自動迎撃=極大魔法=】という、相手の攻撃を自分が使える極大魔法までの全ての魔法で対処するというスキルで、的確に撃退していく。
「(軽そうな攻撃に見えて、俺のスキルが自動的に極大魔法を使っているところを見ると、相当強力なスキルを使っているようだな)」
恐らくは、強力な攻撃を使わせて、魔法が使えないくらいにまで弱らせようとしているのだろう。
しかしながら、レベルⅩ【神官】のスキル【神力世界】を持って、この世界の遥か上空にあるとされる神の世界と繋がって、そこからあらゆるエネルギーを得ている大地にとって、エネルギー切れなどあり得ないのだが。
それと同時に、封印系統の職業のスキルを多重に発動しているのだが、まったく効果がない。
スキル自体は問題なく発動しており、相手の一部を封印できているのだが、すぐさま別の部品で補填されているので、余計にたちが悪い。
「こんなの初めてだ。攻撃は与えてるし、封印もしっかり出来てる。手ごたえはばっちり。
にもかかわらず、世界中のあちこちから自分の部品をかき集めて、完全な状態として復元するとは……」
『私は絶対に負けません。なので、あなたも諦める事もお勧めしますよ』
ぬるぬると、コードの先をピカピカ光らせながら、ダブルエムは攻撃する。
その対処も問題ないのだが、全然倒れないという事に、大地は焦っていた。
----コイツは自分のスキルを全部使ったとしても、絶対に倒せない。
そんな相手、どう倒せば良いんだ? と。
『世界を小さな球体の中に閉じ込める【世界球体】は、サトエリちゃんが作った文明の象徴的なアイテム。あの球体の中に閉じ込められた世界は、確かにその時点で世界という時を失うため、世界全体が不老不死になりますね。
不老不死の世界が出来て私も嬉しく、文明の力を誇示出来て嬉しい。だから今、私とサトエリちゃんを手伝っている、と言う訳なのです』
「なるほど、その最終調整を今、してるんだな。そのまま使うと、自分自身も【世界球体】の中に入って閉じ込められてしまうから。その調整が終わるまでの時間稼ぎが、お前の目的と言う訳か!」
『ですので、絶対に負ける事のないこのダブルエムに絶望し、大人しくしてもらえるとありがたいんですが……』
「そこまで聞いて、【はい、そうですか】って了承する訳にもいかなくて、なっ!!」
大地は攻略法を変えた。
ダブルエムが絶対に倒せないのならば、佐鳥愛理を倒そうと。
「(あの【延命錠】は、スキルの所有者が生きている限りは絶対に開かない魔法の鍵。無理やり開けようとすれば、俺の身体がどれだけ無事で済むかどうか……)」
だが、自分の身体が無事ではないという部分を除けば、まだ希望はある。
少なくとも、絶対に倒せない不老不死を倒すという事に比べれば----
----つるんっ!!
と、移動しようとした大地は、足を滑らす。
それはまるでコントでも見ているかのような、正確無比なこけっぷり。
おまけに体勢を取り戻そうとスキルを発動してるのに、その全てがなんの偶然か、全て使用不能状態になっている。
「なんだ、これ?!」
どてんっと、軽く尻もちをついただけだが、大地の心は震えていた。
スキルが使えなくなり、なんの予兆もなく身体が転ぶ。
戦闘でこれ以上の隙を見せる事なんて、初めてだったからだ。
『----ようやく効きましたか』
その隙を、ダブルエムは見逃さない。
コードのような手足は大地の手足に絡め取り、身体だけではなく、魂----スキルの領域まで絡め取って、彼の身体の中にある大量のスキルを一時封印状態へとしていく。
『実は私、【三大堕落】の中で唯一、【世界球体】を召喚獣という形ではなく、武器として転用できるんですよ。#いわゆる #特別な人間 的な?
あなたが転んだのは、神を笑わすためにバカみたいな行動を取ってしまう【お笑い世界】の力ですね。あなたは無様に、神様を喜ばせるために、分かりやすく、すっ転んだという訳です』
パチパチと、コードの先の光を分かりやすく点滅させるダブルエム。
「(なるほど、あの光がその【お笑い世界】の光----当たった人間を無様に転ばせた力、と言う訳か)」
相手の能力の種は分かったが、ここまで絶望したのは大地にとって初めてだ。
彼には大量のスキルがあるため、使えるスキルは多少は残されている。
しかしながら、どれを使っても、あの不老不死のダブルエムを倒せるとは到底思えないし、彼女の脇を潜り抜けて【延命錠】を解除できることも出来ない。
『----さて、そろそろ止めと行きましょう』
ゆっくりと、大地の身体がコードに引っ張られ、じわじわとダブルエムの身体に近付いていく。
抵抗しようにも、スキルが封印状態にあり、なおかつコードの先から麻酔のような物が注ぎ込まれているらしく、段々身体から力が失われていく。
『私、不老不死が目的ですんで、戦いそのものにまったく興味がないんですよね。なにせ、私、死なないので、絶対に負けませんし。
そして、あなたを倒せるほど強力なスキルも、私は持ってはいませんが、そんなの必要ないですよね』
ガパッと、ダブルエムの腹部がさらに大きく割れて、粉砕機がさらに勢いよく回り始める。
『世界そのものがあらゆる物を作り出す、【工場世界】の力さえあれば、身体の硬さなんて関係なく、あなたを色々な物に加工できます。
そうですね……では、あなたの事が大嫌いなサトエリちゃんのために、あなたを倒したということが明確に分かるトロフィーの形に成型させてもらいましょう』
ゆっくりと、大地の身体はダブルエムの粉砕機に近付き、そして----
「かかったな、喰らえ【強制奴隷】!!」
『ンゴーッ?!』
大地のスキル、相手を強制的に自分の奴隷にする【強制奴隷】の力をもろに喰らってしまう。
このスキルは、相手を自分の奴隷にするという、強烈なスキル。
ただし命令できるのは1つだけ、それも3分しか効果が持続せず、一度使うと次に使えるのは10年後という物なため、大地もあまり使っていない、というかある事すら忘れかけていたスキルだ。
「確かにお前は不死身だ、不老不死だ。お前を倒す方法は、恐らく世界中を探してもないだろう。
----だがしかし、お前は不老不死すぎて、防御や耐性のスキルが何一つ存在しない。
だから俺のこのスキルによって、お前を書き換える! さぁ、【延命錠】を解くんだ!!」
『ギギギッ……こんな……#はずでは……』
ガクリと、糸が切れたように動きを止めるダブルエム。
そして、奥の【延命錠】の扉が開き始める。
「……強敵だった、しかし倒すことが出来てなによりだ。
さぁ、次はお前の番だぞ! 佐鳥愛理!!」
効果が切れる前に、大地は扉の奥、佐鳥愛理の元へ急ぐのであった。
腹部の粉砕機がごりごりと動かせつつ、ダブルエムの手から伸びるコードの先がピカピカと光らせる。
とても人間の姿とは思えない姿で、ダブルエムは淡々と話を進めていく。
『私、【不老不死】担当のダブルエムの目的は、世界全員を不老不死にさせて、みんな揃って堕落する。
一方で【文明】担当のサトエリちゃんの目的は、自らが作った技術という文明の力で、みんな揃って堕落させる。
私は自分と共に世界全員を不老不死にさせるのが目的なのですが……最悪、私以外の誰かによって、不老不死の世界を文明の力によって作ってくれるなら、別に良いかなーって』
「----つまりは、"佐鳥愛理が文明の力によって、不老不死の世界を作るために協力してる"と言いたいのか?」
『まぁ、そうですです』
話している間も、ダブルエムは手足のコードを伸ばして、大地に攻撃してくる。
それを大地はレベルⅩの【魔法使い】のスキル【自動迎撃=極大魔法=】という、相手の攻撃を自分が使える極大魔法までの全ての魔法で対処するというスキルで、的確に撃退していく。
「(軽そうな攻撃に見えて、俺のスキルが自動的に極大魔法を使っているところを見ると、相当強力なスキルを使っているようだな)」
恐らくは、強力な攻撃を使わせて、魔法が使えないくらいにまで弱らせようとしているのだろう。
しかしながら、レベルⅩ【神官】のスキル【神力世界】を持って、この世界の遥か上空にあるとされる神の世界と繋がって、そこからあらゆるエネルギーを得ている大地にとって、エネルギー切れなどあり得ないのだが。
それと同時に、封印系統の職業のスキルを多重に発動しているのだが、まったく効果がない。
スキル自体は問題なく発動しており、相手の一部を封印できているのだが、すぐさま別の部品で補填されているので、余計にたちが悪い。
「こんなの初めてだ。攻撃は与えてるし、封印もしっかり出来てる。手ごたえはばっちり。
にもかかわらず、世界中のあちこちから自分の部品をかき集めて、完全な状態として復元するとは……」
『私は絶対に負けません。なので、あなたも諦める事もお勧めしますよ』
ぬるぬると、コードの先をピカピカ光らせながら、ダブルエムは攻撃する。
その対処も問題ないのだが、全然倒れないという事に、大地は焦っていた。
----コイツは自分のスキルを全部使ったとしても、絶対に倒せない。
そんな相手、どう倒せば良いんだ? と。
『世界を小さな球体の中に閉じ込める【世界球体】は、サトエリちゃんが作った文明の象徴的なアイテム。あの球体の中に閉じ込められた世界は、確かにその時点で世界という時を失うため、世界全体が不老不死になりますね。
不老不死の世界が出来て私も嬉しく、文明の力を誇示出来て嬉しい。だから今、私とサトエリちゃんを手伝っている、と言う訳なのです』
「なるほど、その最終調整を今、してるんだな。そのまま使うと、自分自身も【世界球体】の中に入って閉じ込められてしまうから。その調整が終わるまでの時間稼ぎが、お前の目的と言う訳か!」
『ですので、絶対に負ける事のないこのダブルエムに絶望し、大人しくしてもらえるとありがたいんですが……』
「そこまで聞いて、【はい、そうですか】って了承する訳にもいかなくて、なっ!!」
大地は攻略法を変えた。
ダブルエムが絶対に倒せないのならば、佐鳥愛理を倒そうと。
「(あの【延命錠】は、スキルの所有者が生きている限りは絶対に開かない魔法の鍵。無理やり開けようとすれば、俺の身体がどれだけ無事で済むかどうか……)」
だが、自分の身体が無事ではないという部分を除けば、まだ希望はある。
少なくとも、絶対に倒せない不老不死を倒すという事に比べれば----
----つるんっ!!
と、移動しようとした大地は、足を滑らす。
それはまるでコントでも見ているかのような、正確無比なこけっぷり。
おまけに体勢を取り戻そうとスキルを発動してるのに、その全てがなんの偶然か、全て使用不能状態になっている。
「なんだ、これ?!」
どてんっと、軽く尻もちをついただけだが、大地の心は震えていた。
スキルが使えなくなり、なんの予兆もなく身体が転ぶ。
戦闘でこれ以上の隙を見せる事なんて、初めてだったからだ。
『----ようやく効きましたか』
その隙を、ダブルエムは見逃さない。
コードのような手足は大地の手足に絡め取り、身体だけではなく、魂----スキルの領域まで絡め取って、彼の身体の中にある大量のスキルを一時封印状態へとしていく。
『実は私、【三大堕落】の中で唯一、【世界球体】を召喚獣という形ではなく、武器として転用できるんですよ。#いわゆる #特別な人間 的な?
あなたが転んだのは、神を笑わすためにバカみたいな行動を取ってしまう【お笑い世界】の力ですね。あなたは無様に、神様を喜ばせるために、分かりやすく、すっ転んだという訳です』
パチパチと、コードの先の光を分かりやすく点滅させるダブルエム。
「(なるほど、あの光がその【お笑い世界】の光----当たった人間を無様に転ばせた力、と言う訳か)」
相手の能力の種は分かったが、ここまで絶望したのは大地にとって初めてだ。
彼には大量のスキルがあるため、使えるスキルは多少は残されている。
しかしながら、どれを使っても、あの不老不死のダブルエムを倒せるとは到底思えないし、彼女の脇を潜り抜けて【延命錠】を解除できることも出来ない。
『----さて、そろそろ止めと行きましょう』
ゆっくりと、大地の身体がコードに引っ張られ、じわじわとダブルエムの身体に近付いていく。
抵抗しようにも、スキルが封印状態にあり、なおかつコードの先から麻酔のような物が注ぎ込まれているらしく、段々身体から力が失われていく。
『私、不老不死が目的ですんで、戦いそのものにまったく興味がないんですよね。なにせ、私、死なないので、絶対に負けませんし。
そして、あなたを倒せるほど強力なスキルも、私は持ってはいませんが、そんなの必要ないですよね』
ガパッと、ダブルエムの腹部がさらに大きく割れて、粉砕機がさらに勢いよく回り始める。
『世界そのものがあらゆる物を作り出す、【工場世界】の力さえあれば、身体の硬さなんて関係なく、あなたを色々な物に加工できます。
そうですね……では、あなたの事が大嫌いなサトエリちゃんのために、あなたを倒したということが明確に分かるトロフィーの形に成型させてもらいましょう』
ゆっくりと、大地の身体はダブルエムの粉砕機に近付き、そして----
「かかったな、喰らえ【強制奴隷】!!」
『ンゴーッ?!』
大地のスキル、相手を強制的に自分の奴隷にする【強制奴隷】の力をもろに喰らってしまう。
このスキルは、相手を自分の奴隷にするという、強烈なスキル。
ただし命令できるのは1つだけ、それも3分しか効果が持続せず、一度使うと次に使えるのは10年後という物なため、大地もあまり使っていない、というかある事すら忘れかけていたスキルだ。
「確かにお前は不死身だ、不老不死だ。お前を倒す方法は、恐らく世界中を探してもないだろう。
----だがしかし、お前は不老不死すぎて、防御や耐性のスキルが何一つ存在しない。
だから俺のこのスキルによって、お前を書き換える! さぁ、【延命錠】を解くんだ!!」
『ギギギッ……こんな……#はずでは……』
ガクリと、糸が切れたように動きを止めるダブルエム。
そして、奥の【延命錠】の扉が開き始める。
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さぁ、次はお前の番だぞ! 佐鳥愛理!!」
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