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第3章『決戦の北海道と、最強の召喚士シーヴィー/吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世の章』
第89話(番外編) 釧路の【工場】見学ツアーにようこそ(1)
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----一方、その頃。
釧路の超巨大ビル型アジトに向かった、マイマインを始めとする3つの部隊は、順調にビルの中を進んでいた。
そう、あまりにも、怖くなるくらい"順調すぎた"。
なにせ、誰も居ないのだ。なにもないのだ。
魔物もいなければ、罠もない。
それでも何かあると挙げるとするならば、たった2つだけ。
エレベーターが使えなくなっている事と、あちこちの壁に貼られた絵画の数々。
500mを軽く超える超巨大ビルは、最上階まで全部でなんと170階。
階段でとなるとかなりきつそうだが、ご丁寧にもエスカレーターが作動しているから、楽に移動できた。
「(もしやここは、敵のアジトではないのでは? 囮なんじゃないだろうか?)」
そう誰かが思ってしまうくらい、呆気なく移動できるダンジョン。
「マイマインさん!! こっち、魔物なし! 罠なしです!」
「そうか、では第2陣部隊に5人組パーティーがあったな。5人はこの階の捜索を頼む」
「「了解!!」」
マイマイン----冒険者の空海大地はそう指示する。
何故、彼がリーダーをしているのかと言うと、それは2つの理由が挙げられる。
1つは、マイマインとして冒険者達にその存在を強く、そして広く知られている事。
そしてもう1つは、あの時に【次元斬・六式】を使って、映像の向こう側のダブルエムの首を斬り落としたという実力。
実際、空海大地の指示は何一つ間違ったものはなく、他の冒険者達も納得して、彼の指示に従っていた。
空海大地、そして捜索に回さなかった第一陣の部隊メンバー全員で、さらに上の階へと昇っていく。
既に第四陣、第五陣の部隊のメンバーは下の階の捜索をお願いしているが、恐らく佐鳥愛理は下にはいない。
「(だが、このビルには絶対いる)」
空海大地は、そう確信していた。
確信している理由は、【魔法使い】のレベルⅧで手に入る捜索専門の魔法である【オールサーチ】である。
この魔法は会ったことがある人間ならば、例えどこに居ようとも見つけ出すことが出来る魔法である。
確かに、第一陣を始めとした5つの部隊が、ここ釧路、それから旭川の、それぞれ超巨大ビルに向かったのは、あまりにも怪しすぎるくらい大きいから。
実際、空海大地達は迎撃できたとは言ってもダブルエムの攻撃を仕掛けられ、旭川に向かった部隊もヤマタノオロチに撃ち落とされたとの事。
この2つの巨大ビルに、敵が隠れている、もしくは超重要施設である事は間違いないだろう。
その上で、【オールサーチ】の効果によって、この超巨大ビルのどこかに佐鳥愛理がいることまで、空海大地は見つけ出していた。
残念ながら【オールサーチ】は建物の高低差までは考慮してくれないため、1階ずつ地道に探すしかないんだが。
「(----でも、恐らくそろそろ、だ)」
ここまで来たら、空海大地の身体は嫌でも分かる。
屋上前の下の階、このビルで一番高いとされる170階付近から、強力な魔法反応が漂ってくるのである。
まるで、魔王城の、魔王がいるフロアの前まで辿り着いたと思った空海大地は、第一陣のメンバー全員を最上階へと移動させることにした。
「しかし、これ何の意味があるんでしょうね」
「さぁ、集めるのが好きなんじゃね?」
第一陣メンバーの誰かが、そう話し始めた。
議題はそう、"壁に貼られた大量の絵について"だ。
1階ごとにそれぞれ、最低でも100枚は飾られており、その全てが自画像、もしくは有名絵画の人物を変えた贋作達。
1枚1枚、正統な評価とか鑑定を行う暇は大地達にはなく、結局は他に重要そうなものがあるかもしれないと、判断して探している。
そうやって軽い軽口交じりで話す彼らと違い、大地は心の中で自分の目的を再確認していた。
「(迷うな、空海大地! お前の目的は、命題に出るほど、神敵として認定された佐鳥愛理を倒すことだ。
皆は佐鳥愛理を問答無用で殺そうとしているが、その前に色々と聞きたいことがある)」
大地はそれだからこそ、一番後方に控えていた。
リーダーとして全員を見る位置、誰かが佐鳥愛理を殺そうとした時に止められる位置に。
神の意思もそうだが、佐鳥愛理がなにを考えているかを聞き出すために。
神の意思だけではなく、自分自身で納得して判断するために、後ろにいることで、前の人達の暴走を止めようと思ったのである。
「おっ、最上階についたんじゃね」
「よっしゃあー! 俺、一番っ!!」
「あっ、ずるいずるい! 私が先なんだから!」
既に150階以上もエスカレーターで昇らせ続けている冒険者達の精神は、限界だった。
というか、既に楽勝ムードが漂っていた。
いかにこの魔物すらいない、退屈なダンジョンを終わらせようかと、楽観視していた。
そこに敵は付け込んだ。
「----?! 何か来るっ?!」
大地が気付いた時には、既に攻撃は完了していた。
最上階にエスカレーターで辿り着いた冒険者達はそのまま一歩を踏み出し、そのまま床に沈み込んでいく。
慌ててスキルを発動している者も何人かいたが、それらは発動すらすることなく、ただゆっくりと、全身が床の中に飲み込まれていく。
「「「「ングワーーーーッッ!!」」」」
「みんなっっ!!」
慌てて、大地が向かうも既に遅かった。
床は冒険者達を飲み込み、そのまま何事もなかったかのように、ただの床に戻った。
『『『『ングワーーーーーッッ!!』』』』
「下からも、だと?!」
レベルⅩとして、高い能力を誇る空海大地は、下の階に居た冒険者達の悲鳴も聞こえてきた。
恐らくは、今、目の前で起こった光景と同じことが起きたのだろう。
何の変哲もなかったただの床に、まるで泥沼のように沈んでいくという光景が。
「#騙し絵 というらしいですよ。こういう作風は」
とんっと、彼女は壁の中から現れた。
まるで今が好機だと言わんばかりに、説明してあげようという得意げな感じを醸し出しながら。
「一見、ただの壁や床、もしくはただの扉などに見えるが、実際は#絵として描かれたもの
目を騙し、錯覚させることによって、脳に驚きと感動を与える芸術作品。今回はその手法を #冒険者をぱっくり #飲み込む作戦 #応用してみた」
彼女は、大地が斬ったはずなのに、一ミリも、全く怪我していない状況で。
自身の近くに絵画を浮かばせながら、優雅に現れ出でた。
「さっきは、次元越しに斬られただけだから、挨拶はまだでしたね。#空海大地 またの名を#マイマイン
私、【三大堕落】の不老不死部門担当、ダブルエムと申します。#どうぞよしなに」
不老不死担当、ダブルエム。
空海大地が倒したはずの、人間を絵画に閉じ込める能力を持つ冒険者が、彼の前に姿を現したのであった。
釧路の超巨大ビル型アジトに向かった、マイマインを始めとする3つの部隊は、順調にビルの中を進んでいた。
そう、あまりにも、怖くなるくらい"順調すぎた"。
なにせ、誰も居ないのだ。なにもないのだ。
魔物もいなければ、罠もない。
それでも何かあると挙げるとするならば、たった2つだけ。
エレベーターが使えなくなっている事と、あちこちの壁に貼られた絵画の数々。
500mを軽く超える超巨大ビルは、最上階まで全部でなんと170階。
階段でとなるとかなりきつそうだが、ご丁寧にもエスカレーターが作動しているから、楽に移動できた。
「(もしやここは、敵のアジトではないのでは? 囮なんじゃないだろうか?)」
そう誰かが思ってしまうくらい、呆気なく移動できるダンジョン。
「マイマインさん!! こっち、魔物なし! 罠なしです!」
「そうか、では第2陣部隊に5人組パーティーがあったな。5人はこの階の捜索を頼む」
「「了解!!」」
マイマイン----冒険者の空海大地はそう指示する。
何故、彼がリーダーをしているのかと言うと、それは2つの理由が挙げられる。
1つは、マイマインとして冒険者達にその存在を強く、そして広く知られている事。
そしてもう1つは、あの時に【次元斬・六式】を使って、映像の向こう側のダブルエムの首を斬り落としたという実力。
実際、空海大地の指示は何一つ間違ったものはなく、他の冒険者達も納得して、彼の指示に従っていた。
空海大地、そして捜索に回さなかった第一陣の部隊メンバー全員で、さらに上の階へと昇っていく。
既に第四陣、第五陣の部隊のメンバーは下の階の捜索をお願いしているが、恐らく佐鳥愛理は下にはいない。
「(だが、このビルには絶対いる)」
空海大地は、そう確信していた。
確信している理由は、【魔法使い】のレベルⅧで手に入る捜索専門の魔法である【オールサーチ】である。
この魔法は会ったことがある人間ならば、例えどこに居ようとも見つけ出すことが出来る魔法である。
確かに、第一陣を始めとした5つの部隊が、ここ釧路、それから旭川の、それぞれ超巨大ビルに向かったのは、あまりにも怪しすぎるくらい大きいから。
実際、空海大地達は迎撃できたとは言ってもダブルエムの攻撃を仕掛けられ、旭川に向かった部隊もヤマタノオロチに撃ち落とされたとの事。
この2つの巨大ビルに、敵が隠れている、もしくは超重要施設である事は間違いないだろう。
その上で、【オールサーチ】の効果によって、この超巨大ビルのどこかに佐鳥愛理がいることまで、空海大地は見つけ出していた。
残念ながら【オールサーチ】は建物の高低差までは考慮してくれないため、1階ずつ地道に探すしかないんだが。
「(----でも、恐らくそろそろ、だ)」
ここまで来たら、空海大地の身体は嫌でも分かる。
屋上前の下の階、このビルで一番高いとされる170階付近から、強力な魔法反応が漂ってくるのである。
まるで、魔王城の、魔王がいるフロアの前まで辿り着いたと思った空海大地は、第一陣のメンバー全員を最上階へと移動させることにした。
「しかし、これ何の意味があるんでしょうね」
「さぁ、集めるのが好きなんじゃね?」
第一陣メンバーの誰かが、そう話し始めた。
議題はそう、"壁に貼られた大量の絵について"だ。
1階ごとにそれぞれ、最低でも100枚は飾られており、その全てが自画像、もしくは有名絵画の人物を変えた贋作達。
1枚1枚、正統な評価とか鑑定を行う暇は大地達にはなく、結局は他に重要そうなものがあるかもしれないと、判断して探している。
そうやって軽い軽口交じりで話す彼らと違い、大地は心の中で自分の目的を再確認していた。
「(迷うな、空海大地! お前の目的は、命題に出るほど、神敵として認定された佐鳥愛理を倒すことだ。
皆は佐鳥愛理を問答無用で殺そうとしているが、その前に色々と聞きたいことがある)」
大地はそれだからこそ、一番後方に控えていた。
リーダーとして全員を見る位置、誰かが佐鳥愛理を殺そうとした時に止められる位置に。
神の意思もそうだが、佐鳥愛理がなにを考えているかを聞き出すために。
神の意思だけではなく、自分自身で納得して判断するために、後ろにいることで、前の人達の暴走を止めようと思ったのである。
「おっ、最上階についたんじゃね」
「よっしゃあー! 俺、一番っ!!」
「あっ、ずるいずるい! 私が先なんだから!」
既に150階以上もエスカレーターで昇らせ続けている冒険者達の精神は、限界だった。
というか、既に楽勝ムードが漂っていた。
いかにこの魔物すらいない、退屈なダンジョンを終わらせようかと、楽観視していた。
そこに敵は付け込んだ。
「----?! 何か来るっ?!」
大地が気付いた時には、既に攻撃は完了していた。
最上階にエスカレーターで辿り着いた冒険者達はそのまま一歩を踏み出し、そのまま床に沈み込んでいく。
慌ててスキルを発動している者も何人かいたが、それらは発動すらすることなく、ただゆっくりと、全身が床の中に飲み込まれていく。
「「「「ングワーーーーッッ!!」」」」
「みんなっっ!!」
慌てて、大地が向かうも既に遅かった。
床は冒険者達を飲み込み、そのまま何事もなかったかのように、ただの床に戻った。
『『『『ングワーーーーーッッ!!』』』』
「下からも、だと?!」
レベルⅩとして、高い能力を誇る空海大地は、下の階に居た冒険者達の悲鳴も聞こえてきた。
恐らくは、今、目の前で起こった光景と同じことが起きたのだろう。
何の変哲もなかったただの床に、まるで泥沼のように沈んでいくという光景が。
「#騙し絵 というらしいですよ。こういう作風は」
とんっと、彼女は壁の中から現れた。
まるで今が好機だと言わんばかりに、説明してあげようという得意げな感じを醸し出しながら。
「一見、ただの壁や床、もしくはただの扉などに見えるが、実際は#絵として描かれたもの
目を騙し、錯覚させることによって、脳に驚きと感動を与える芸術作品。今回はその手法を #冒険者をぱっくり #飲み込む作戦 #応用してみた」
彼女は、大地が斬ったはずなのに、一ミリも、全く怪我していない状況で。
自身の近くに絵画を浮かばせながら、優雅に現れ出でた。
「さっきは、次元越しに斬られただけだから、挨拶はまだでしたね。#空海大地 またの名を#マイマイン
私、【三大堕落】の不老不死部門担当、ダブルエムと申します。#どうぞよしなに」
不老不死担当、ダブルエム。
空海大地が倒したはずの、人間を絵画に閉じ込める能力を持つ冒険者が、彼の前に姿を現したのであった。
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