上 下
82 / 350
第2章『新たな召喚獣、新たな世界/ファイントの章』

第78.5話(リクエスト) とある【着ぐるみ】冒険者の諸事情(2)

しおりを挟む
 ※今回の番外編は、ネムぃさんのリクエストによる、他の一般的な冒険者のお話【第2弾】です!!
  本編とは別の場所で起きている事件……くらいの認識でお願いします!!
  カクヨムで《お好み焼き》赤鬼なる、番外短編を書いたので、そのノリと勢いを消さないために書きました!!
  それでは、スタート!!


 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


 オレの名前は、有賀刀祢。
 神の悪戯か、高火力【剣士】ではなく、【着ぐるみ】などと言う職業になってしまった冒険者である。
 そして、【着ぐるみ】となってしまったせいで、元々組んでいたパーティーを追放されてしまった者である。

 パーティーを追放されたオレは、新たに2人の冒険者とパーティーを組むことにした。
 【吟遊詩人】なのに短刀を使った暗殺術が得意と言う、三日月三言。
 派手な見た目とは裏腹に小心者の、【弓使い】の山田花子。

 既にこの3人で、1か月近く冒険して、最初は慣れなかったが、それなりに安定してきた。
 この前は、Eランクダンジョン《海辺の夜明け》のボスも倒せたし。
 Eランクを軽く片付けられるようになったから、1つ上のダンジョン、Dランクダンジョン《無限の封印遺跡》に向かったのも間違いじゃないんだ。

 ただ、このダンジョンは----オレが前のパーティーで、最後に一緒に冒険してたダンジョンだってだけで。
 2人には、何の問題もないのだ。


 追放されたことに恨みがあるかと言われれば、多少はあるが、そこまで大きくはない。
 元々、剣を使い捨てにする代わりに、高火力を発揮できるという強みがあるからこそ、俺はそのパーティーに所属させてもらったのだから。

 前のパーティーは前衛を俺と【騎士】、後衛を【魔法使い】と【忍者】という、パーティーでやっていた。
 【騎士】の彼女が敵を倒していき、ボスや強敵の際は俺の剣消費前提の瞬発的高火力攻撃をする。
 【魔法使い】は指示を出しながら、適宜、得意属性たる土属性の魔法を放つ。
 【忍者】は短刀と手裏剣で、全体的な底上げをする、と言う編成だった。

 まぁ、簡単に言えば、俺と言う高火力がなくても良い、バランスが取れたパーティー。
 俺は強敵専門の、パーティーの切札的な役目だったし、瞬発的高火力を失った俺はお払い箱が相当だ。
 俺が居なくても、あのパーティーなら無理さえしなければ、普通に戦えるしな。

「(----まっ、気にしてないけど。ほんと、全然。これっぽっちも。
 うん、本当に。全然、まったく)」

 そうだよ、俺のモットーは、座右の銘は、【人生万事塞翁が馬】!!
 良い事も悪い事も、後になって見ないことには分からない。
 だから悩むなんて勿体ないという、安易に喜んだり悩むなんて、バカらしいっていう----。

「あのさ」

 と、オレが自分をそうやって励ましていると、いつの間にか、三言がオレの前に立っていた。
 最初にあったあの時と同じく、つまらなさそうな雰囲気で。
 彼女は短刀をオレの心臓にいつだって突き刺せるような形で、オレに問いかける。

「さっきから、なに?」

 ざっくりとした問いだった。

「なにって、なんかオレ、した?」
「いや……なんていうか、花子を見捨てて、先行ってるじゃん」

 「後ろ見てみ」と言うので、振り返ると、そこには岩陰に隠れながらもゆっくりこちらへ近付くパーティーメンバーの姿が。

「(----しまった!!)」

 【着ぐるみ】という職業になったが、オレが戦士などの近接系統の職業であるのは変わらない。
 対して、【弓使い】の山田花子は遠距離系統----つまりは後ろからの攻撃を主に行う職業。
 同じオーラ系統ではあるのだが、彼女とオレとでは、オレの方が身体能力は高い。

 だから、オレが先に先にと言ってしまったせいで、このような距離が出来てしまったのだろう。
 
「花子はさ、そりゃあ【弓使い】で後ろから攻撃するし、本人の性格的な面もあるから前に前に来るタイプじゃないけど」
「それは……この1か月で、身に染みて分かってる」

 山田花子----彼女が冒険者として活動する理由は、命題だ。
 《弓の集中力が上がる代わりに、見た目が派手になる》という、地味で目立たないを信条として生きてきた、小心者の彼女にとっては、この命題は絶望通告に等しかったのだそうだ。

 だからこそ、冒険者として活動して、この命題を変える事が出来るアイテムを見つける。
 これが、山田花子が冒険者として戦う理由なのだそうだ。

「なに、いつもだったらこんなに先に行かないじゃん? 焦ってんの?」
「かも、しれないな」

 いつもだったら、彼女の心情や性格を考慮して、ある程度、テンポを落としてダンジョン攻略をしている。
 いくら後ろから攻撃する【弓使い】と言っても、下がりすぎも良くないしな。

「すまない、ちょっとこのダンジョンに気を取られていた」
「いや、うちに謝られても」
「確かに、そうだな……すまない、花子!!」

 大きな声で謝るように言うと、後ろの方から


「ぜんぜぇん、だいじょうぶでしゅぅぅぅぅぅ!!」


 などという返答が帰ってきた。

「三言、気付かせてくれて、ありが……」
「…………」

 三言にもお礼を言おうとするのだが、彼女は言いたい事は言ったとばかりに、ヘッドフォンを耳に当てて、こちらの声をシャットアウトしてしまう。
 まるで、オレの声なんか聴きたくないとでも言わんばかりである。

「(そう言えば、なんで三言が冒険者になってるのかは聞いたことがなかった)」

 オレの、苦学生なりの貧乏脱却術。
 山田花子の、小心者なりの命題撤回術。

 オレと花子が、冒険者として頑張る理由はそうやって話してきたつもりだが----


 ----三日月三言、常にダンジョン内でヘッドフォンをしている、歌わない【吟遊詩人】。
 彼女は、なんでダンジョンに潜っているのだろう?


 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


 オレ達のパーティーは、Dランクダンジョン《無限の封印遺跡》をどんどん進んで行った。
 前のパーティーで進んだ時よりも、ダンジョンの攻略スピードは速かったと思う。
 まぁ、以前のパーティーはバランスが取れたパーティーであって、三言と花子との今のパーティーは、簡単に言えば攻撃特化パーティーだしな。



「----ピピピピッ!!」

 ダンジョンを進んで行くと、いきなり一つ目の機械兵が数十体現れる。
 この《無限の封印遺跡》を徘徊する、一般的な魔物----《機械兵士マシンソルジャー》である。


 ===== ===== =====
 【機械兵士マシンソルジャー】 レベル;Ⅱ
 太古の世界に生み出された、機械兵の魔物。遺跡型のダンジョンで多く見られる魔物であり、一部分が破壊されても他の機械兵士と挿げ替えるために、簡易的な設計思想により作られている
 目の多さによって対応できる情報量が決定されており、目が多いほど強いとされている
 ===== ===== =====


「おっ、らぁぁぁぁ!! 《怪力》発動!!」

 出てきた一つ目の機械兵士に対し、アングリーベアーの着ぐるみを着たオレが、《怪力》の力と共に殴り掛かる。
 長引くと周囲の、無事だった部品パーツを取り込んで復活してしまうから、出来る限り多くの部品を巻き込むように考えながら、オレは殴っていた。

「ンゴーッ!」

 ボス魔物であるアングリーベアー由来の《怪力》で思いっきり殴られ、機械兵は吹っ飛ばされる。

「秒で黙らすし」
「ンゴーッ!」

 三言は背中を丸め、出来る限り体勢を低く屈みながら、鋭くナイフで斬りかかる。
 単純な設計思想のため、機械兵士は地面スレスレから攻撃する三言に対処が追いついてないようである。
 そのまま、弱点である一つ目の部分に、ナイフを叩きこんで倒して行く。

 完全に戦い方が、一撃離脱の【暗殺者】にしか見えんのだが……。

「……ほっ! ひぃぃぃぃ! ごめんなさぁぁぁぁいいいいい!!」
「ンゴーッ!」

 花子は後ろの方から弓を放って、後ろの方で魔法を発動しようとしていたり、弓を使って援護しようとする、二つ目の機械兵士達の頭を、クリティカルヒットさせて撃ち落としていた。
 相手から魔法や弓矢の攻撃が来るが、花子は謝罪とヘンテコな踊りと共に、全て避けていた。
 攻撃しながら、避ける事が出来るなんて、本当に凄い【弓使い】である。

「来ないでぇぇぇぇ!! 勧誘は勘弁でしゅぅぅぅぅ!! 新聞はもう五社取ってるのでぇぇぇぇ!!」
「……マジ受ける」
「「ンゴーッ!!」」

 順調に機械兵を倒してくれている、頼りになる2人。
 ……まぁ、若干、キャラが強すぎる気がするけど。

 ともかく、オレ達は順調にダンジョン攻略を進めていくのであった。


 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


 そうして、前のパーティーの時の半分の時間で、オレ達はボスの間へと辿り着いていた。

「グォォォォンンンン!!」

 ボスの間に居たのは、四ツ目の機械兵……《機械兵長》である。
 オレ達の10倍はあろうかというくらい、巨大な槍持ち兵士長は、そのままこちらへと向かってきた。


 ===== ===== =====
 【機械兵長マシンキャプテン】 レベル;Ⅱ 《無限の封印遺跡》ボス魔物
 太古の世界に生み出された、機械の兵士長。多くの機械兵を引き要らせるため、他の機械兵よりも巨体となるように作られており、なおかつ四つの目で機械兵を的確に率いる
 目の多さによって対応できる情報量が決定されており、目が多いほど強いとされている
 ===== ===== =====


 四ツ目の巨大な機械兵長は、「キキキ……」と不気味な機械音と共に、槍を振り上げてきた。

「----《換装・彷徨う騎士団長》! そして、《大盾シールド》!!」

 俺はそれを防ぐために、自分の着ぐるみを《彷徨う騎士団長》というボス魔物の物に変える。
 コイツは、卓越した剣術だけでなく、相手の攻撃を防ぐ大楯が特徴の魔物だった。
 オレはそんな魔物の、盾による攻撃を使って、2人のダメージを防ぐ。

 ----ズキンッ!!
「くそっ、盾が……!!」

 攻撃は防ぎ切ったが、盾には大きな亀裂が入り、もう使えそうにない。
 そう思った瞬間には、盾はオレの手から勝手に離れ、そのまま霧のように消えていく。

 これこそが、【着ぐるみ】の職業の弱点だ。
 ある程度のダメージは着ていない時に修復してくれるのだが、今回の盾のように完全に使い物にならない状態まで破壊されると、このように消滅してしまうのである。

 ボス魔物以外からもドロップがあるのなら、ストックも増やせるが----オレには出来ないしな。
 もうオレの着替えられる【着ぐるみ】の中に、アイツの攻撃を止められるような着ぐるみはない。

 となると、後は、あれしかあるまい。

「こうなったら、高火力で行くしかないな、2人とも!!」

「うっ、うんっ!! 私、頑張るっ!!」
「……当然」

 全身全霊で、防御無視で、ボス魔物を倒すっ!!

 高火力パーティー、オレらの力!
 見てろよ、機械兵長!!



 ……そうやって戦いに集中しているオレらは、気付かなかった。
 機械兵長の中で、それを楽しそうに見ている冒険者が居るなんて。

「……へぇ、楽しそう。#興味津々 #会いに行きたい #驚くかな?」

 そう、佐鳥愛理の仲間の1人----オレ達の前に立ち塞がる事となる、あの女とちょうど出会う前の話である。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜

早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。 食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した! しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……? 「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」 そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。 無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

死んでないのに異世界に転生させられた

三日月コウヤ
ファンタジー
今村大河(いまむらたいが)は中学3年生になった日に神から丁寧な説明とチート能力を貰う…事はなく勝手な神の個人的な事情に巻き込まれて異世界へと行く羽目になった。しかし転生されて早々に死にかけて、与えられたスキルによっても苦労させられるのであった。 なんでも出来るスキル(確定で出来るとは言ってない) *冒険者になるまでと本格的に冒険者活動を始めるまで、メインヒロインの登場などが結構後の方になります。それら含めて全体的にストーリーの進行速度がかなり遅いですがご了承ください。 *カクヨム、アルファポリスでも投降しております

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される

こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる 初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。 なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています こちらの作品も宜しければお願いします [イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]

戦闘狂の水晶使い、最強の更に先へ

真輪月
ファンタジー
お気に入り登録をよろしくお願いします! 感想待ってます! まずは一読だけでも!! ───────  なんてことない普通の中学校に通っていた、普通のモブAオレこと、澄川蓮。……のだが……。    しかし、そんなオレの平凡もここまで。  ある日の授業中、神を名乗る存在に異世界転生させられてしまった。しかも、クラスメート全員(先生はいない)。受験勉強が水の泡だ。  そして、そこで手にしたのは、水晶魔法。そして、『不可知の書』という、便利なメモ帳も手に入れた。  使えるものは全て使う。  こうして、澄川蓮こと、ライン・ルルクスは強くなっていった。  そして、ラインは戦闘を楽しみだしてしまった。  そしていつの日か、彼は……。  カクヨムにも連載中  小説家になろうにも連載中

これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅

聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜

ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった! 謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。 教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。 勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。 元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。 力を持っていても順応できるかは話が別だった。 クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。 ※ご注意※ 初投稿、試作、マイペース進行となります。 作品名は今後改題する可能性があります。 世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。 旅に出るまで(序章)がすごく長いです。 他サイトでも同作を投稿しています。 更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。

処理中です...