79 / 354
第2章『新たな召喚獣、新たな世界/ファイントの章』
第77話 エピローグ
しおりを挟む
----色々と、吸血鬼ココアの話には気になる所はある。
しかしながら、事実は事実として受け止めるしかあるまい。
レベルⅡとなって、さらにレベルアップという形で強化された吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世。
それに対して、【甘言のシーヴィー】が繰り出したのは、レイスとドラゴンエッグの、レベルⅠの召喚獣2体だけ。
----それなのに、ココアが一方的にぶちのめされた。
「(自称最強の【召喚士】の、【甘言のシーヴィー】、か)」
別に、俺自身が最強だと言い張る気は毛頭ないのだが……。
だがしかし、ココアを倒したそいつの実力、気になる所である。
「(なにより、佐鳥愛理の仲間だと言っているところも、気になるよな)」
俺の召喚獣----ファイントを誘拐した冒険者、佐鳥愛理。
彼女が何者かとか色々と気になるし、またファイントや他の召喚獣を誘拐して、俺の冒険稼業を邪魔したりしないだろうな……。
俺は正義漢って訳じゃないし、どちらかと言うともう関わりたくはない。
佐鳥愛理は俺の中でのカテゴライズ的には、凶悪犯罪者、もしくは殺人鬼の類に入ってる。
そんな犯罪臭ぷんぷんの相手が出来るのは、一般的感性の持ち主たる俺なんかじゃなく、同じように犯罪臭をまき散らす奴らか、そういうヤツらが許せない系の正義漢勇者さんだけで十分だ。
出来れば、俺とはまったく縁も所縁もないところで、静かに倒されて安心したいところだが。
「そう言えば、【甘言のシーヴィー】って、私が消滅させて出したドロップの中にありませんでしたか? ご主人?」
「あー、未完成の魔導書、な」
確か、ドロップアイテム候補の3つ目にあった、未完成の魔導書だな。
その魔導書を書いていたのが、【甘言のシーヴィー】だったはずで、俺も使って、スピリットを使えるようになった。
使えるように……なったのだが、未完成だからスキルとしては何も増えておらず、ただスピリットも使えるようになっただけだ。
例えるなら、引換券を貰ったのは良いけれども、なにが当たるか分からないし、交換所もどこにあるか分からない、的な感じで?
俺の中では、あの3つの中で一番、(今ん所は)要らないアイテムだ。
俺の職業の【召喚士】は、四大力の1つで、魔術を司る《マナ》を使って召喚獣を召喚している。
そして、この【召喚銃の魔導書(未完成)】を使うと、付与を司る《スピリット》を使うことが出来るのだが----正直、マナだけではなく、スピリットを使えるようになっただけ。
どういう風に扱うのが正解なのか分からないから、貰った所で、なぁ……。
せめて、ココアが相手の戦法を覚えてくれてたら、なにか活用方法のヒントみたいなのが得られると思ったんだけど……。
ココアは、なにも覚えてないみたいだし。
「後の2つは、それなりに活用方法があるんだけど」
まず、【帰還渦の魔導書】。
これを使ったら、スキル【帰還の渦】という、ダンジョンから一瞬で帰還できるスキルが使えるようになった。
今まで攻略したダンジョンは1日で攻略できるダンジョンが多かったのだが、これから先----上位のダンジョンでは使うことが多くなるスキルだ。
例えば以前クエストでお世話になったCランクダンジョン《東神話大陸》。
あれはアメリカ大陸とほぼ同じだけの規模に、10体以上のボスがいるというダンジョンで、一度に10体全員を倒す必要はないが、完全クリアするには10体全員を一度は倒さなければならないというダンジョンだ。
そこまでではないにしても、これから先----ボスに辿り着くのに長時間かかるくらい巨大だったり、あるいはボスが複数いるダンジョンが増えてくるらしく、それを考えるとこの【帰還の渦】というスキルは入手しておいて損はないだろう。
続いて、【非道なる注射器】。
なんだか俺のレベルアップしている召喚獣って、悪属性というか、悪性みたいな奴が多いし、使っておいて良いのかもしれない。
ただ悪属性で固めるのが、本当に正解かは分からないので----とりあえず、保留で。
「ほら、そろそろ家に着くから、ファイント。もう、お前は帰っておけ」
流石に、ファイントが家にいるという状態は2回も経験したくないので……。
「まっ、確かに今日は、私のために頑張ってくれたみたいですし……。
色々と確認も出来ましたので、まっ、いっか☆」
「確認……?」
なんだろう、ファイントが言うとなんでも意味深な言葉に聞こえてしまうな。
「では、私はこの辺で!! また、ダンジョンで会いましょうね、主様☆」
そう言って、ファイントは懐から出した召喚陣が書かれた紙を使って、自ら発動させると、その中へと消えて行った。
完全に光が消えたのを確認して、俺は召喚陣の紙を回収する。
「ふぅ、これでゆっくり出来そうだ」
俺はそのまま、自宅へと帰って行ったのである。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
自宅へと無事に帰って、今日は疲れたからシャワーでも浴びようかと思っていると、1本の電話が。
どうやら、網走海渡からの連絡みたいだ。
俺と同時期に、しかもめちゃくちゃ良い感じの命題を引いた【剣士】の、網走海渡。
彼はバランスの取れた4人組パーティーに配属され、今では学校にいる時間よりも、ダンジョンで冒険する時間の方が長いという、自称"ダンジョン中毒"な冒険者である。
確か、この間レベルⅣになったのとか?
身近に、同期(同じ時期に冒険者になったという意味にて)でもある網走海渡が、自分よりもレベルが高いとか聞くと、自分ってまだまだだなとか思ってしまうな。
【剣士】と【召喚士】では、まるで違うって事は分かってるんだけど。
「……あっ! そうだった、電話。電話」
俺は慌てて、電話を取る。
『おー、やっと繋がった。どうした、忙しかったりした?』
「いや、ダンジョンにさっきまで居てて、攻略した帰りだったから」
『あー、分かるわー。ダンジョンって楽しいけど、けっこう神経を使うよなー』
「だなぁ~」
ってか、そんな冒険者あるあるを話すために、電話をしてきたんだろうか?
俺と海渡は友人ではあるが、流石にこんな事で電話するような奴ではないと思うんだが?
『ってか、そういう事を言いたいんじゃないってか。1つ、聞きたいことがあるって言うか----渉、お前、《木こりが暮らす水辺》ってダンジョンに、変な入り方してない? なんか、後ろ向きにって言うか?』
「----?!」
なんで、だ?
なんでいきなり、海渡がそんな事を聞いてくるんだ?
その入り方って、《サリエリのアジト》に入る方法そのものじゃないか!!
「(とりあえず、黙っておくとするか)」
『----?? おーい、聞こえてますかぁー、渉くーん?』
「あ、あぁ、ちょっと気分が良かったらふざけて入ったんだけど、別にいつもの《木こりが暮らす水辺》ダンジョンだったぜ?」
『あー、そっか』
俺の話を聞いて、後ろ向きに入られても問題はない。
既に証拠は、ダンジョン自体は消滅させてあるんだから。
『そっか、そっか。お前は関係なかったか。いや、ギルドから変な入り方をしていた冒険者が、俺の友人って聞いたから確認のために、なっ!!』
「いや、別に良いんだけど、いきなり何? 若干怖いんだけど」
『あ~、だよなぁ~。よし、俺が頭が狂ったんじゃないってことを証明するために、ぽぽいっと!!』
ピロロンッ、と、なにかメールが到着しましたよという音が。
恐らくは、海渡からのメールだろう。
『後で確認しておいてくれ。俺はそれの対応で、今忙しいし、色々と片付いたらまた連絡しておくわな!』
「あっ、ちょっ!!」
ぷつんっ、と、唐突に電話が切られてしまった。
「俺も、ちょっと相談したいことがあったのに……」
まぁ、メールを見れば、なにか分かるのだろう。
そう思って、メールを確認すると、やはり来ていたのは海渡からのメールで、画像が1つ添付してあった。
そこに貼り付けられていたのは、網走海渡の冒険者証。
何かの自慢かと思っていたのだが、そこに書かれていた文章で、全てを理解した。
===== ===== =====
【網走 海渡】
冒険者ランク;D
クラス;剣士
レベル;Ⅳ
命題;攻撃が2回攻撃になるが、大剣しか使えない
;佐鳥愛理を殺せ
===== ===== =====
「佐鳥愛理を殺せ?」
俺は、網走海渡の冒険者証に書かれている一文を見て、驚きを隠せなかったのだった。
その衝撃は、玄関前に置いてあったこれ以上かもしれない。
===== ===== =====
【エルダードラゴンエッグ】 レベル;Ⅳ
ドラゴンの中でも、長命種と呼ばれる超上位種の、ドラゴンの卵型の召喚獣。卵の中身はまだなんのドラゴンになるか定まっておらず、その身体は硬いドラゴンの卵の殻に覆われている
条件を満たすまでは卵のままであり、長い時間を卵のまま生き残るために、普通のドラゴンと同等の力を手にしている
攻撃力;D
属性攻撃力;B
防御力;A
素早さ;E
賢さ;B
固有スキル;【不滅長寿(卵限定)】;死ぬこともなければ、成長することもないという不老不死スキルの劣化版。卵の状態のときのみ、適応
;【孵化選び】;孵化させてもらうための相手を、自ら探し求めるスキル。ダンジョンの外でも適応され、孵化と同時に消滅します
;【ドラゴンパワー】;ドラゴンの力により、全ての攻撃が強力となります
===== ===== =====
俺の前に現れた、ドラゴンの卵----【エルダードラゴンエッグ】の召喚獣。
コイツの上に、【ボスを倒した褒美として、差し上げます♪ By佐鳥愛理】と書かれた紙。
----考える事は、山積みだ。
《2章 完》
しかしながら、事実は事実として受け止めるしかあるまい。
レベルⅡとなって、さらにレベルアップという形で強化された吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世。
それに対して、【甘言のシーヴィー】が繰り出したのは、レイスとドラゴンエッグの、レベルⅠの召喚獣2体だけ。
----それなのに、ココアが一方的にぶちのめされた。
「(自称最強の【召喚士】の、【甘言のシーヴィー】、か)」
別に、俺自身が最強だと言い張る気は毛頭ないのだが……。
だがしかし、ココアを倒したそいつの実力、気になる所である。
「(なにより、佐鳥愛理の仲間だと言っているところも、気になるよな)」
俺の召喚獣----ファイントを誘拐した冒険者、佐鳥愛理。
彼女が何者かとか色々と気になるし、またファイントや他の召喚獣を誘拐して、俺の冒険稼業を邪魔したりしないだろうな……。
俺は正義漢って訳じゃないし、どちらかと言うともう関わりたくはない。
佐鳥愛理は俺の中でのカテゴライズ的には、凶悪犯罪者、もしくは殺人鬼の類に入ってる。
そんな犯罪臭ぷんぷんの相手が出来るのは、一般的感性の持ち主たる俺なんかじゃなく、同じように犯罪臭をまき散らす奴らか、そういうヤツらが許せない系の正義漢勇者さんだけで十分だ。
出来れば、俺とはまったく縁も所縁もないところで、静かに倒されて安心したいところだが。
「そう言えば、【甘言のシーヴィー】って、私が消滅させて出したドロップの中にありませんでしたか? ご主人?」
「あー、未完成の魔導書、な」
確か、ドロップアイテム候補の3つ目にあった、未完成の魔導書だな。
その魔導書を書いていたのが、【甘言のシーヴィー】だったはずで、俺も使って、スピリットを使えるようになった。
使えるように……なったのだが、未完成だからスキルとしては何も増えておらず、ただスピリットも使えるようになっただけだ。
例えるなら、引換券を貰ったのは良いけれども、なにが当たるか分からないし、交換所もどこにあるか分からない、的な感じで?
俺の中では、あの3つの中で一番、(今ん所は)要らないアイテムだ。
俺の職業の【召喚士】は、四大力の1つで、魔術を司る《マナ》を使って召喚獣を召喚している。
そして、この【召喚銃の魔導書(未完成)】を使うと、付与を司る《スピリット》を使うことが出来るのだが----正直、マナだけではなく、スピリットを使えるようになっただけ。
どういう風に扱うのが正解なのか分からないから、貰った所で、なぁ……。
せめて、ココアが相手の戦法を覚えてくれてたら、なにか活用方法のヒントみたいなのが得られると思ったんだけど……。
ココアは、なにも覚えてないみたいだし。
「後の2つは、それなりに活用方法があるんだけど」
まず、【帰還渦の魔導書】。
これを使ったら、スキル【帰還の渦】という、ダンジョンから一瞬で帰還できるスキルが使えるようになった。
今まで攻略したダンジョンは1日で攻略できるダンジョンが多かったのだが、これから先----上位のダンジョンでは使うことが多くなるスキルだ。
例えば以前クエストでお世話になったCランクダンジョン《東神話大陸》。
あれはアメリカ大陸とほぼ同じだけの規模に、10体以上のボスがいるというダンジョンで、一度に10体全員を倒す必要はないが、完全クリアするには10体全員を一度は倒さなければならないというダンジョンだ。
そこまでではないにしても、これから先----ボスに辿り着くのに長時間かかるくらい巨大だったり、あるいはボスが複数いるダンジョンが増えてくるらしく、それを考えるとこの【帰還の渦】というスキルは入手しておいて損はないだろう。
続いて、【非道なる注射器】。
なんだか俺のレベルアップしている召喚獣って、悪属性というか、悪性みたいな奴が多いし、使っておいて良いのかもしれない。
ただ悪属性で固めるのが、本当に正解かは分からないので----とりあえず、保留で。
「ほら、そろそろ家に着くから、ファイント。もう、お前は帰っておけ」
流石に、ファイントが家にいるという状態は2回も経験したくないので……。
「まっ、確かに今日は、私のために頑張ってくれたみたいですし……。
色々と確認も出来ましたので、まっ、いっか☆」
「確認……?」
なんだろう、ファイントが言うとなんでも意味深な言葉に聞こえてしまうな。
「では、私はこの辺で!! また、ダンジョンで会いましょうね、主様☆」
そう言って、ファイントは懐から出した召喚陣が書かれた紙を使って、自ら発動させると、その中へと消えて行った。
完全に光が消えたのを確認して、俺は召喚陣の紙を回収する。
「ふぅ、これでゆっくり出来そうだ」
俺はそのまま、自宅へと帰って行ったのである。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
自宅へと無事に帰って、今日は疲れたからシャワーでも浴びようかと思っていると、1本の電話が。
どうやら、網走海渡からの連絡みたいだ。
俺と同時期に、しかもめちゃくちゃ良い感じの命題を引いた【剣士】の、網走海渡。
彼はバランスの取れた4人組パーティーに配属され、今では学校にいる時間よりも、ダンジョンで冒険する時間の方が長いという、自称"ダンジョン中毒"な冒険者である。
確か、この間レベルⅣになったのとか?
身近に、同期(同じ時期に冒険者になったという意味にて)でもある網走海渡が、自分よりもレベルが高いとか聞くと、自分ってまだまだだなとか思ってしまうな。
【剣士】と【召喚士】では、まるで違うって事は分かってるんだけど。
「……あっ! そうだった、電話。電話」
俺は慌てて、電話を取る。
『おー、やっと繋がった。どうした、忙しかったりした?』
「いや、ダンジョンにさっきまで居てて、攻略した帰りだったから」
『あー、分かるわー。ダンジョンって楽しいけど、けっこう神経を使うよなー』
「だなぁ~」
ってか、そんな冒険者あるあるを話すために、電話をしてきたんだろうか?
俺と海渡は友人ではあるが、流石にこんな事で電話するような奴ではないと思うんだが?
『ってか、そういう事を言いたいんじゃないってか。1つ、聞きたいことがあるって言うか----渉、お前、《木こりが暮らす水辺》ってダンジョンに、変な入り方してない? なんか、後ろ向きにって言うか?』
「----?!」
なんで、だ?
なんでいきなり、海渡がそんな事を聞いてくるんだ?
その入り方って、《サリエリのアジト》に入る方法そのものじゃないか!!
「(とりあえず、黙っておくとするか)」
『----?? おーい、聞こえてますかぁー、渉くーん?』
「あ、あぁ、ちょっと気分が良かったらふざけて入ったんだけど、別にいつもの《木こりが暮らす水辺》ダンジョンだったぜ?」
『あー、そっか』
俺の話を聞いて、後ろ向きに入られても問題はない。
既に証拠は、ダンジョン自体は消滅させてあるんだから。
『そっか、そっか。お前は関係なかったか。いや、ギルドから変な入り方をしていた冒険者が、俺の友人って聞いたから確認のために、なっ!!』
「いや、別に良いんだけど、いきなり何? 若干怖いんだけど」
『あ~、だよなぁ~。よし、俺が頭が狂ったんじゃないってことを証明するために、ぽぽいっと!!』
ピロロンッ、と、なにかメールが到着しましたよという音が。
恐らくは、海渡からのメールだろう。
『後で確認しておいてくれ。俺はそれの対応で、今忙しいし、色々と片付いたらまた連絡しておくわな!』
「あっ、ちょっ!!」
ぷつんっ、と、唐突に電話が切られてしまった。
「俺も、ちょっと相談したいことがあったのに……」
まぁ、メールを見れば、なにか分かるのだろう。
そう思って、メールを確認すると、やはり来ていたのは海渡からのメールで、画像が1つ添付してあった。
そこに貼り付けられていたのは、網走海渡の冒険者証。
何かの自慢かと思っていたのだが、そこに書かれていた文章で、全てを理解した。
===== ===== =====
【網走 海渡】
冒険者ランク;D
クラス;剣士
レベル;Ⅳ
命題;攻撃が2回攻撃になるが、大剣しか使えない
;佐鳥愛理を殺せ
===== ===== =====
「佐鳥愛理を殺せ?」
俺は、網走海渡の冒険者証に書かれている一文を見て、驚きを隠せなかったのだった。
その衝撃は、玄関前に置いてあったこれ以上かもしれない。
===== ===== =====
【エルダードラゴンエッグ】 レベル;Ⅳ
ドラゴンの中でも、長命種と呼ばれる超上位種の、ドラゴンの卵型の召喚獣。卵の中身はまだなんのドラゴンになるか定まっておらず、その身体は硬いドラゴンの卵の殻に覆われている
条件を満たすまでは卵のままであり、長い時間を卵のまま生き残るために、普通のドラゴンと同等の力を手にしている
攻撃力;D
属性攻撃力;B
防御力;A
素早さ;E
賢さ;B
固有スキル;【不滅長寿(卵限定)】;死ぬこともなければ、成長することもないという不老不死スキルの劣化版。卵の状態のときのみ、適応
;【孵化選び】;孵化させてもらうための相手を、自ら探し求めるスキル。ダンジョンの外でも適応され、孵化と同時に消滅します
;【ドラゴンパワー】;ドラゴンの力により、全ての攻撃が強力となります
===== ===== =====
俺の前に現れた、ドラゴンの卵----【エルダードラゴンエッグ】の召喚獣。
コイツの上に、【ボスを倒した褒美として、差し上げます♪ By佐鳥愛理】と書かれた紙。
----考える事は、山積みだ。
《2章 完》
0
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売です!】
早ければ、電子書籍版は2/18から販売開始、紙書籍は2/19に店頭に並ぶことと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる