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第2章『新たな召喚獣、新たな世界/ファイントの章』
第51話 オーラ VS スピリット(3)
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「(----さて、では止めと参りましょうか)」
言葉も発しないまま、スティーリアは必殺の剣を、雪ん子の心臓めがけて突き刺す。
スティーリアも、そして攻撃されている雪ん子自身も、雪ん子の死を確信していた。
----だが、それはスティーリアの"3本目の腕"によって、止められた。
「(----?! うっ、腕?!)」
「《???》」
最初に言っておくと、その腕はスティーリア自身の物ではなかった。
なにせその腕は、見覚えのある機械の腕だったからだ。
----バシンッ!!
「(ウグワーッ!!)」
自分の懐から現れた機械の腕は、スティーリアの顔を思いっきりぶん殴った。
腕はなかなかの頑丈さで、それが思い切り殴って、防ぐことなくクリーンヒットしたんだから、スティーリアの身体は吹っ飛ばされていた。
そりゃあもう、まるで野球ボールが遥か遠くの客席の方まで飛ぶくらい、思いっきり吹っ飛んだ。
「(いたたた……!)」
壁にぶつかったのに、それでも普通に立ち上がってくるスティーリア。
自分の身体を、咄嗟に衝撃を吸収する特性へと、スピリットの力で変えたからである。
とは言っても、衝撃は減っただけで消えてはないし、全然身構えてなかったからダメージも大きい。
「(この機械の腕、魔法の一種? 確か、機械系の魔物が使う《マルチアーム》なる技に似ている)」
どう考えても、【剣士】である雪ん子がやったとは思えない攻撃。
こんな攻撃が最初から出来るんだったら、前からやっていたはずだ。
「(でも、このボスの間は私と雪ん子の2人だけのはず……はっ!)」
と、そこでスティーリアは咄嗟にスピリットの力で剣の形を変える。
形を変えると共に、自分の懐から伸びる機械の腕を斬り飛ばす。
斬り飛ばした機械の腕は、そのまま宙を舞い、上空にて爆発する。
「(……間違いないですね、完全にこちらの行動が読まれた上で魔法が放たれている。
こちらの行動を見たうえで、技を放っているとしか思えない)」
----しかし、どうやって見ているのだろうか?
スティーリアはそう考えて、その答えに辿り着いた。
そう、答えはさっき弾き飛ばした斬撃だと。
スティーリアはスピリットの性能を見せつけるために、雪ん子の強力なる斬撃を、弾力性を持たせた斬撃で弾き飛ばした。
その際に全部を返しきれずに、部屋のあちこちに飛んで行ったものがあった。
ある斬撃は地面を抉り、ある斬撃は天井を穿ち----そして、壁に飛んだ斬撃は大きな穴を生み出していた。
壁に区切られた先で、雪ん子の勝利を待っている冴島渉とファイントの2人のいる部屋に繋がる、大きな穴を。
あの大きな穴は、いわば通り道。
大きな穴が、ボスの間を2つに分ける壁に穴が出来たことにより、スキルが通るようになったのだ。
良く見ると、大きな穴は向こう側からも少し、掘られたような形跡があった。
機械の腕がさっきのタイミングで出てきたのも、あの時にようやくスキルが発動するようになったから、と考えるべきだ。
スティーリアはそう納得し、壁の向こうの敵の存在を意識する。
「(確か、あちらには魔法を使う召喚獣が1体居ましたね。
恐らくはその召喚獣が、あの大きな穴からこちらの様子を窺いつつ、魔法かなんかで攻撃しているはず)」
壁として分けられてこそいるが、このボスの間はもともとは1つの部屋。
大きな穴さえ開けば、向こうから青魔法で援護する事も可能である。
ファイントは、向こうの部屋から先程の魔法を使ってきたヤツは、そこからこちらの状況を確認しつつ、攻撃しているんだと。
「(一刻も早く、青魔法を使っている方を倒さないと)」
そのためには、雪ん子を早く倒さなければならない。
彼女を倒せば、壁が無くなり、雪ん子を倒した際に出る配下の騎士達と共に、向こうの部屋まで攻め入れる。
【魔法使い】は確かに厄介ではあるが、いかんせん接近戦に弱いのが事実。
当たることを覚悟の上で特攻すれば、確実に懐まで潜り込めて、スピリットの剣で一撃だ。
後は、召喚術のスキルを封じられた、役立たずの【召喚士】が1人。
ファイントと言う【魔法使い】を倒せば、スティーリアの勝利は確実なものとなる。
「(そのためにも、まずは雪ん子を倒しませんと。
彼女はもう虫の息。私の必殺技たる【突く氷柱】ならば、後一撃で倒せるでしょう)」
いきなり来たからびっくりしたが、魔法が来るかもしれないと分かっていれば、防げる。
完璧に防ぐのは無理だろうが、死にかけの雪ん子1人を倒すことくらいは出来るだろう。
「《ピィ……》」
「(おや、まだ立ちますか)」
見ると、雪ん子はゆっくりと立ち上がり、剣を構えていた。
しかしながら、身体はふらふら、脇腹に与えた【突く氷柱】のダメージも大きい。
「(私の勝ちは揺るがない……最後に、自分の技で倒れるという、自滅エンドを与えましょう)」
雪ん子が剣を振るのとほぼ同時に、スティーリアは先程と同じように斬撃にスピリットを付与して弾力性を与える。
念のために、先程防ぎきれなかった斬撃ですら、防ぎきるほどの強力な弾力性を。
そして、互いに剣は振られた。
頼りない姿勢から放たれた雪ん子の斬撃は、先程よりも----
----威力も、そして速さも増していた。
「(~~~?! 速っ!!)」
気付いた時にはスティーリアは、吹っ飛ばされていた。
強力な弾力性を施した斬撃も、ぷっつんと力を与えすぎて切れた輪ゴムの様に、無残に消えていた。
「(あの姿勢で……あの怪我で……どうして、威力が上がる……のか)」
スティーリアは知らない。
そう、とあるスキル----彼女が無意味と判断した、【召喚士】たる冴島渉が持つスキルの存在を。
===== ===== =====
【凶悪なる締め付け】……使役している召喚獣や魔物を、暴力などで支配した際に得られるスキル。善属性の配下の戦闘能力が大幅に下がり、悪属性の配下の戦闘能力が大幅に上がる
===== ===== =====
そう、スティーリアが警戒すべきだったのは、魔法を使うファイントではない。
居るだけで、雪ん子がこんなに弱々しく怪我しようとも、先程の何倍もの力で攻撃できるスキルを持つ【召喚士】の存在を。
そして、スティーリアは倒されたのであった。
言葉も発しないまま、スティーリアは必殺の剣を、雪ん子の心臓めがけて突き刺す。
スティーリアも、そして攻撃されている雪ん子自身も、雪ん子の死を確信していた。
----だが、それはスティーリアの"3本目の腕"によって、止められた。
「(----?! うっ、腕?!)」
「《???》」
最初に言っておくと、その腕はスティーリア自身の物ではなかった。
なにせその腕は、見覚えのある機械の腕だったからだ。
----バシンッ!!
「(ウグワーッ!!)」
自分の懐から現れた機械の腕は、スティーリアの顔を思いっきりぶん殴った。
腕はなかなかの頑丈さで、それが思い切り殴って、防ぐことなくクリーンヒットしたんだから、スティーリアの身体は吹っ飛ばされていた。
そりゃあもう、まるで野球ボールが遥か遠くの客席の方まで飛ぶくらい、思いっきり吹っ飛んだ。
「(いたたた……!)」
壁にぶつかったのに、それでも普通に立ち上がってくるスティーリア。
自分の身体を、咄嗟に衝撃を吸収する特性へと、スピリットの力で変えたからである。
とは言っても、衝撃は減っただけで消えてはないし、全然身構えてなかったからダメージも大きい。
「(この機械の腕、魔法の一種? 確か、機械系の魔物が使う《マルチアーム》なる技に似ている)」
どう考えても、【剣士】である雪ん子がやったとは思えない攻撃。
こんな攻撃が最初から出来るんだったら、前からやっていたはずだ。
「(でも、このボスの間は私と雪ん子の2人だけのはず……はっ!)」
と、そこでスティーリアは咄嗟にスピリットの力で剣の形を変える。
形を変えると共に、自分の懐から伸びる機械の腕を斬り飛ばす。
斬り飛ばした機械の腕は、そのまま宙を舞い、上空にて爆発する。
「(……間違いないですね、完全にこちらの行動が読まれた上で魔法が放たれている。
こちらの行動を見たうえで、技を放っているとしか思えない)」
----しかし、どうやって見ているのだろうか?
スティーリアはそう考えて、その答えに辿り着いた。
そう、答えはさっき弾き飛ばした斬撃だと。
スティーリアはスピリットの性能を見せつけるために、雪ん子の強力なる斬撃を、弾力性を持たせた斬撃で弾き飛ばした。
その際に全部を返しきれずに、部屋のあちこちに飛んで行ったものがあった。
ある斬撃は地面を抉り、ある斬撃は天井を穿ち----そして、壁に飛んだ斬撃は大きな穴を生み出していた。
壁に区切られた先で、雪ん子の勝利を待っている冴島渉とファイントの2人のいる部屋に繋がる、大きな穴を。
あの大きな穴は、いわば通り道。
大きな穴が、ボスの間を2つに分ける壁に穴が出来たことにより、スキルが通るようになったのだ。
良く見ると、大きな穴は向こう側からも少し、掘られたような形跡があった。
機械の腕がさっきのタイミングで出てきたのも、あの時にようやくスキルが発動するようになったから、と考えるべきだ。
スティーリアはそう納得し、壁の向こうの敵の存在を意識する。
「(確か、あちらには魔法を使う召喚獣が1体居ましたね。
恐らくはその召喚獣が、あの大きな穴からこちらの様子を窺いつつ、魔法かなんかで攻撃しているはず)」
壁として分けられてこそいるが、このボスの間はもともとは1つの部屋。
大きな穴さえ開けば、向こうから青魔法で援護する事も可能である。
ファイントは、向こうの部屋から先程の魔法を使ってきたヤツは、そこからこちらの状況を確認しつつ、攻撃しているんだと。
「(一刻も早く、青魔法を使っている方を倒さないと)」
そのためには、雪ん子を早く倒さなければならない。
彼女を倒せば、壁が無くなり、雪ん子を倒した際に出る配下の騎士達と共に、向こうの部屋まで攻め入れる。
【魔法使い】は確かに厄介ではあるが、いかんせん接近戦に弱いのが事実。
当たることを覚悟の上で特攻すれば、確実に懐まで潜り込めて、スピリットの剣で一撃だ。
後は、召喚術のスキルを封じられた、役立たずの【召喚士】が1人。
ファイントと言う【魔法使い】を倒せば、スティーリアの勝利は確実なものとなる。
「(そのためにも、まずは雪ん子を倒しませんと。
彼女はもう虫の息。私の必殺技たる【突く氷柱】ならば、後一撃で倒せるでしょう)」
いきなり来たからびっくりしたが、魔法が来るかもしれないと分かっていれば、防げる。
完璧に防ぐのは無理だろうが、死にかけの雪ん子1人を倒すことくらいは出来るだろう。
「《ピィ……》」
「(おや、まだ立ちますか)」
見ると、雪ん子はゆっくりと立ち上がり、剣を構えていた。
しかしながら、身体はふらふら、脇腹に与えた【突く氷柱】のダメージも大きい。
「(私の勝ちは揺るがない……最後に、自分の技で倒れるという、自滅エンドを与えましょう)」
雪ん子が剣を振るのとほぼ同時に、スティーリアは先程と同じように斬撃にスピリットを付与して弾力性を与える。
念のために、先程防ぎきれなかった斬撃ですら、防ぎきるほどの強力な弾力性を。
そして、互いに剣は振られた。
頼りない姿勢から放たれた雪ん子の斬撃は、先程よりも----
----威力も、そして速さも増していた。
「(~~~?! 速っ!!)」
気付いた時にはスティーリアは、吹っ飛ばされていた。
強力な弾力性を施した斬撃も、ぷっつんと力を与えすぎて切れた輪ゴムの様に、無残に消えていた。
「(あの姿勢で……あの怪我で……どうして、威力が上がる……のか)」
スティーリアは知らない。
そう、とあるスキル----彼女が無意味と判断した、【召喚士】たる冴島渉が持つスキルの存在を。
===== ===== =====
【凶悪なる締め付け】……使役している召喚獣や魔物を、暴力などで支配した際に得られるスキル。善属性の配下の戦闘能力が大幅に下がり、悪属性の配下の戦闘能力が大幅に上がる
===== ===== =====
そう、スティーリアが警戒すべきだったのは、魔法を使うファイントではない。
居るだけで、雪ん子がこんなに弱々しく怪我しようとも、先程の何倍もの力で攻撃できるスキルを持つ【召喚士】の存在を。
そして、スティーリアは倒されたのであった。
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