40 / 350
第1章『俺の召喚獣だけレベルアップする/雪ん子の章』
第40話 【召喚士】は不遇である
しおりを挟む
赤坂美南先輩が冒険者になったのは、今からおよそ3年前の春。
運命的と言うか、彼女が冒険者になったのも、俺と同じく友人の誘いからだった。
彼女は友人と共に冒険者に夢を求めて登録した。
===== ===== =====
【赤坂 美南】
冒険者ランク;F
クラス;召喚士
レベル;Ⅰ
命題;魔力の制御が困難になるが、召喚獣の戦力が大幅に上がる
===== ===== =====
その結果が、【召喚士】という不遇職になることだった。
件の友人は、当時から不遇として蔑まれてきた【召喚士】になった赤坂先輩を見捨て、他のパーティーの一員となり、彼女とは距離を置いた。
赤坂先輩はと言うと、その結果を「そういうモノかな」と呆気なく受け入れ、奇跡的に拾ってもらえたパーティーに入った。
彼女は、赤坂美南は頑張った。
【召喚士】は色々と制限こそあるが、知識と活用法さえ知っておけば、ある程度は力になれる。
俺と同じMyTuberのマイマインさんの動画を見て、【召喚士】としての戦い方を考えたんだそうだ。
そこまでして必死に頑張った彼女が得られたのは----パーティーが倒しきれなかった残敵処理と、ドロップアイテムを持ち運ぶ荷物係としての地位だけだった。
「私は、冴島くんみたいに魔力が多い訳ではなく、逆に魔力暴走が激しい【召喚士】でした。
だから、同じ召喚獣を出せば私の方が瞬間的な戦力は強くても、すぐに自分の魔力に耐え切れずに死んじゃう。かと言って、制御できるくらいの弱ーい召喚獣だと、普通よりも圧倒的に弱くてやられちゃう」
彼女は、そういう欠陥持ちの【召喚士】だった。
そこで思いついたのが、敢えて爆発しても死なない召喚獣----【ばくだんいわ】の存在である。
彼女は【ばくだんいわ】を強力な爆撃として用いる事で、レベルⅠの召喚獣ながら、レベルⅡを瀕死にまで追い込むくらいの戦術を確立した。
勿論、定期的に敵が居なくても爆発させなければならないという、欠陥はまだあったが。
その後、【ばくだんいわ】の強力な爆破力を活かす方法を考えていた際、【さまようよろい】というレベルⅠの魔物と戦う事となった。
===== ===== =====
【さまようよろい】 レベル;Ⅰ
無念の死を遂げた騎士の魂が、成仏しきれずに鎧へと宿り、動き出したリビングアーマー(※1)の魔物。元が騎士だけあって、剣や盾などを使った攻撃を得意としている
その空洞の鎧は常に装着者を求めており、装着された場合、その者の力を武器として用いる
===== ===== =====
その魔物を見た時、【ばくだんいわ】の新たな可能性を見つけた。
【さまようよろい】の様に、中にいる者の力を利用するタイプの召喚獣を生み出せば、爆破力をもっと効率的に戦力として使え、さらには無用な被害を抑えられるんじゃないかって。
最初は、【さまようよろい】を召喚獣として出して、【ばくだんいわ】を取り込ませた。
しかしながら爆破の威力が強すぎたせいか、10回ほど爆発すると、外の鎧が破裂してしまった。
その後、何度か試した結果、蜃が出す蜃気楼を鎧として纏わせるのが一番良いと気付き、あの戦い方を確立したそうだ。
俺と同じ【ランクⅠ 召喚士ダンジョン大会】に挑む頃には。
彼女と同じころに冒険者になった友人も、自分より遅く冒険者になってパーティーで面倒を見ていた後輩も、自分より上のレベルⅡ以上になっていた。
「結局、そこが我慢の限界だったの」
彼女は、そこでぽっきりと折れてしまったのだ。
自分が頑張って、頑張って、頑張っても、同じ仲間達はずっと先の道を歩いている。
自分ではなく、蜃に岡本・S・太郎という幻影を張りつけさせたのも、自分が【召喚士】であることが恥ずかしかったからだそうだ。
自分ではない、岡本・S・太郎という仮面を被らないと、【召喚士】である自分が惨めで、愚かに見えて、仕方がなかったのだ。
大会に優勝してレベルⅡになった事よりも、これからもずっと追いつけないんじゃないかという絶望が、より濃く彼女の中にはあった。
そんな時に、海外で職業を変えられることが出来る者がいるという噂を聞いた。
日本とは違って海外では、性転換手術と同じように、冒険者の職業変更をするのが出来る、と。
多少お金はかかったが、彼女は海外に居た佐鳥愛理なる冒険者に、今の赤魔導士の職業へ変えてもらったのだそうだ。
===== ===== =====
【赤坂 美南】
冒険者ランク;D
クラス;赤魔導士
レベル;Ⅱ
命題;制御が困難になるが、魔法の威力が大幅に上がる
===== ===== =====
それが今の、赤坂美南先輩というのだそうだ。
その後、俺は赤坂先輩に、俺も違う職業にならないかと誘われた。
今でも彼女は、佐鳥愛理という自分を違う職業に変えてくれた冒険者と交流があり、冒険者部の皆にも割かし頻繁に変更を勧めているらしい。
払う額が高額で、四大力を越えた職業変更は出来ないなどの制約はある。
例えば、《オーラ》に分類される【剣士】から、《マナ》に分類される【魔法使い】へは変更できないといった具合に。
それでも、自分の今の職業に不平不満を持っている人は多く、職業変更依頼はかなり多いらしい。
彼女は自分と同じ不遇の道を歩まないようにと、俺も別の職業に進むべきだと、親切心で誘ってくれたのだ。
俺はその誘いを断った。
俺には【召喚 レベルアップ可能】というチートスキルもあるし、レベルⅡになった事で得られたスキルも試したい。
「俺は今のところは、【召喚士】が不遇だとは思ってなくてな」
「そうですか。……では、不遇だと思った時は遠慮なく、声をかけて欲しいわ」
その日は多分永遠に来ない事を祈りつつ、俺は尊敬していた【召喚士】が居なくなったのを嘆きつつ。
冒険者部を後にしたのであった。
(※1)リビングアーマー
自らの意思で動き回る鎧型の魔物の総称。騎士や兵士、または冒険者などの魂が宿っており、剣や盾などの扱いに長けている
その空っぽの鎧の中に生命を取り込むことによって、その中身の生命の持つスキルや能力を使うことが出来る
運命的と言うか、彼女が冒険者になったのも、俺と同じく友人の誘いからだった。
彼女は友人と共に冒険者に夢を求めて登録した。
===== ===== =====
【赤坂 美南】
冒険者ランク;F
クラス;召喚士
レベル;Ⅰ
命題;魔力の制御が困難になるが、召喚獣の戦力が大幅に上がる
===== ===== =====
その結果が、【召喚士】という不遇職になることだった。
件の友人は、当時から不遇として蔑まれてきた【召喚士】になった赤坂先輩を見捨て、他のパーティーの一員となり、彼女とは距離を置いた。
赤坂先輩はと言うと、その結果を「そういうモノかな」と呆気なく受け入れ、奇跡的に拾ってもらえたパーティーに入った。
彼女は、赤坂美南は頑張った。
【召喚士】は色々と制限こそあるが、知識と活用法さえ知っておけば、ある程度は力になれる。
俺と同じMyTuberのマイマインさんの動画を見て、【召喚士】としての戦い方を考えたんだそうだ。
そこまでして必死に頑張った彼女が得られたのは----パーティーが倒しきれなかった残敵処理と、ドロップアイテムを持ち運ぶ荷物係としての地位だけだった。
「私は、冴島くんみたいに魔力が多い訳ではなく、逆に魔力暴走が激しい【召喚士】でした。
だから、同じ召喚獣を出せば私の方が瞬間的な戦力は強くても、すぐに自分の魔力に耐え切れずに死んじゃう。かと言って、制御できるくらいの弱ーい召喚獣だと、普通よりも圧倒的に弱くてやられちゃう」
彼女は、そういう欠陥持ちの【召喚士】だった。
そこで思いついたのが、敢えて爆発しても死なない召喚獣----【ばくだんいわ】の存在である。
彼女は【ばくだんいわ】を強力な爆撃として用いる事で、レベルⅠの召喚獣ながら、レベルⅡを瀕死にまで追い込むくらいの戦術を確立した。
勿論、定期的に敵が居なくても爆発させなければならないという、欠陥はまだあったが。
その後、【ばくだんいわ】の強力な爆破力を活かす方法を考えていた際、【さまようよろい】というレベルⅠの魔物と戦う事となった。
===== ===== =====
【さまようよろい】 レベル;Ⅰ
無念の死を遂げた騎士の魂が、成仏しきれずに鎧へと宿り、動き出したリビングアーマー(※1)の魔物。元が騎士だけあって、剣や盾などを使った攻撃を得意としている
その空洞の鎧は常に装着者を求めており、装着された場合、その者の力を武器として用いる
===== ===== =====
その魔物を見た時、【ばくだんいわ】の新たな可能性を見つけた。
【さまようよろい】の様に、中にいる者の力を利用するタイプの召喚獣を生み出せば、爆破力をもっと効率的に戦力として使え、さらには無用な被害を抑えられるんじゃないかって。
最初は、【さまようよろい】を召喚獣として出して、【ばくだんいわ】を取り込ませた。
しかしながら爆破の威力が強すぎたせいか、10回ほど爆発すると、外の鎧が破裂してしまった。
その後、何度か試した結果、蜃が出す蜃気楼を鎧として纏わせるのが一番良いと気付き、あの戦い方を確立したそうだ。
俺と同じ【ランクⅠ 召喚士ダンジョン大会】に挑む頃には。
彼女と同じころに冒険者になった友人も、自分より遅く冒険者になってパーティーで面倒を見ていた後輩も、自分より上のレベルⅡ以上になっていた。
「結局、そこが我慢の限界だったの」
彼女は、そこでぽっきりと折れてしまったのだ。
自分が頑張って、頑張って、頑張っても、同じ仲間達はずっと先の道を歩いている。
自分ではなく、蜃に岡本・S・太郎という幻影を張りつけさせたのも、自分が【召喚士】であることが恥ずかしかったからだそうだ。
自分ではない、岡本・S・太郎という仮面を被らないと、【召喚士】である自分が惨めで、愚かに見えて、仕方がなかったのだ。
大会に優勝してレベルⅡになった事よりも、これからもずっと追いつけないんじゃないかという絶望が、より濃く彼女の中にはあった。
そんな時に、海外で職業を変えられることが出来る者がいるという噂を聞いた。
日本とは違って海外では、性転換手術と同じように、冒険者の職業変更をするのが出来る、と。
多少お金はかかったが、彼女は海外に居た佐鳥愛理なる冒険者に、今の赤魔導士の職業へ変えてもらったのだそうだ。
===== ===== =====
【赤坂 美南】
冒険者ランク;D
クラス;赤魔導士
レベル;Ⅱ
命題;制御が困難になるが、魔法の威力が大幅に上がる
===== ===== =====
それが今の、赤坂美南先輩というのだそうだ。
その後、俺は赤坂先輩に、俺も違う職業にならないかと誘われた。
今でも彼女は、佐鳥愛理という自分を違う職業に変えてくれた冒険者と交流があり、冒険者部の皆にも割かし頻繁に変更を勧めているらしい。
払う額が高額で、四大力を越えた職業変更は出来ないなどの制約はある。
例えば、《オーラ》に分類される【剣士】から、《マナ》に分類される【魔法使い】へは変更できないといった具合に。
それでも、自分の今の職業に不平不満を持っている人は多く、職業変更依頼はかなり多いらしい。
彼女は自分と同じ不遇の道を歩まないようにと、俺も別の職業に進むべきだと、親切心で誘ってくれたのだ。
俺はその誘いを断った。
俺には【召喚 レベルアップ可能】というチートスキルもあるし、レベルⅡになった事で得られたスキルも試したい。
「俺は今のところは、【召喚士】が不遇だとは思ってなくてな」
「そうですか。……では、不遇だと思った時は遠慮なく、声をかけて欲しいわ」
その日は多分永遠に来ない事を祈りつつ、俺は尊敬していた【召喚士】が居なくなったのを嘆きつつ。
冒険者部を後にしたのであった。
(※1)リビングアーマー
自らの意思で動き回る鎧型の魔物の総称。騎士や兵士、または冒険者などの魂が宿っており、剣や盾などの扱いに長けている
その空っぽの鎧の中に生命を取り込むことによって、その中身の生命の持つスキルや能力を使うことが出来る
0
お気に入りに追加
125
あなたにおすすめの小説
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
死んでないのに異世界に転生させられた
三日月コウヤ
ファンタジー
今村大河(いまむらたいが)は中学3年生になった日に神から丁寧な説明とチート能力を貰う…事はなく勝手な神の個人的な事情に巻き込まれて異世界へと行く羽目になった。しかし転生されて早々に死にかけて、与えられたスキルによっても苦労させられるのであった。
なんでも出来るスキル(確定で出来るとは言ってない)
*冒険者になるまでと本格的に冒険者活動を始めるまで、メインヒロインの登場などが結構後の方になります。それら含めて全体的にストーリーの進行速度がかなり遅いですがご了承ください。
*カクヨム、アルファポリスでも投降しております
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
戦闘狂の水晶使い、最強の更に先へ
真輪月
ファンタジー
お気に入り登録をよろしくお願いします!
感想待ってます!
まずは一読だけでも!!
───────
なんてことない普通の中学校に通っていた、普通のモブAオレこと、澄川蓮。……のだが……。
しかし、そんなオレの平凡もここまで。
ある日の授業中、神を名乗る存在に異世界転生させられてしまった。しかも、クラスメート全員(先生はいない)。受験勉強が水の泡だ。
そして、そこで手にしたのは、水晶魔法。そして、『不可知の書』という、便利なメモ帳も手に入れた。
使えるものは全て使う。
こうして、澄川蓮こと、ライン・ルルクスは強くなっていった。
そして、ラインは戦闘を楽しみだしてしまった。
そしていつの日か、彼は……。
カクヨムにも連載中
小説家になろうにも連載中
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる