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第1章『俺の召喚獣だけレベルアップする/雪ん子の章』
第34話 大会でも、無双する(2)
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1回戦同様に、2回戦もあっけなく終わった。
いや、そもそも戦闘と呼ぶべきではないかもしれない。
『おおっと! 挑戦者の召喚獣2体! なんと今度は一歩も動かず、スキルも使用せずに全滅させたぞ!
圧倒的な力! まるで大人が子供を、いや子猫をあやすかのような一方的な蹂躙だぁぁぁぁ!』
大人が子猫をあやすなんて状況は、俺は一度も見た事がないが。
実況の声と共に、戦いは既に終わっていた。
ピッグキャップとピッグウイッチは、獣らしく、勇敢に攻めていったが、2人はそれらをただ指を鳴らすだけで対処していた。
そしてもう1体のリザードマンはそれらを見て、震えていたが、なにもする事なく、雪ん子が投げた石に頭をぶつけて死んでしまっていた。
アイテムなんて必要なかった。
そう言ってしまえるくらい、こちらのパーティーは圧倒的な強さを誇っていた。
「(まぁ、レベルⅡになるための試練なら、相手もレベルⅠが多いだろうな。そんな中、レベルⅡとなった雪ん子と、特殊な召喚術携帯で召喚した聖霊型召喚獣のファイント----2人を相手にして、傷を負わせるほうが難しいのかもしれないな)」
こりゃあ、わざわざシェルドリングを召喚なんてしなくても、2体だけで行けたな。
俺に攻撃が来るような様子、全然ないし。
『さーて! 戦いは最・高・潮! ……と言うより、あまりの一方的すぎーる展開で、お客様達が引き気味だぜー!
でもまぁ、そんな状況でーも、第3回戦に控えるアイツらなら、こんな状況だろうとも一方的な有利展開で、お客様を楽しませるに違いないぜー! なにせ、アイツらは俺らをあーんなにも楽しませた、エンターテイナーだからなぁ----!』
その言葉に、お客様達もどっと盛り上がっていた。
どうも言葉を聞くに、彼らが信じる、第3回戦の相手とやらは、よっぽど彼らに信頼されているようである。
俺らのこの圧倒的な戦力差をみても、まだ勝てると思っているとは、よっぽどそいつは信頼されているようである。
『では、呼ぼうじゃないか! 我らが誇りし、第3回戦の相手!
岡本・S・太郎の登場だぁぁぁぁ!』
----どかぁぁぁん!
大きな爆発音と共に現れたのは、目の模様が描かれた両手を持つ、細身の男である。
長い鼻と、闇を思わせる真っ黒の黒目が特徴のその男は、上げた手を振って、思いっきりファンサービスをしていた。
===== ===== =====
【幽鬼オカモト・S・タロウ】 レベル;? 【ランクⅠ 召喚士ダンジョン大会】ボス魔物
過去に活躍した冒険者の記憶を宿した、ダンジョンの試練として生み出された魔物。前大会で優勝した"岡本・S・太郎"という冒険者の戦法を用い、挑戦者に試練として立ち塞がる
彼が使っていた魔物----"ばくだんいわ(ランクⅠ)"、"ばくだんいわ(ランクⅠ)"、"蜃(ランクⅠ)"の3体である
===== ===== =====
ステータスの説明文から察するに、どうやら爆弾を使っての戦法みたいだな。
名前も、恐らくは「芸術は爆発だ!」という名言を残している、岡本太郎を意識して名乗っているに違いない。
【ばくだんいわ】は、爆発する岩のモンスターだ。
普通にダンジョンなどで出てくる時は、いざとなったら爆発してくるくらいで、そこだけ注意してれば良いモンスターなのだが、これが召喚獣として出てくると厄介なのだ。
なにせ、爆発の威力が下がる代わりに、召喚主さえ無事ならば何度でも爆発できるのだから。
「(まぁ、その爆発に召喚主も巻き込まれちゃうから、俺は使わないんだけど)」
フレンドリーファイアなしだったら、めちゃくちゃ使えるモンスターであり、雪ん子の代わりにレベルアップ可能にしていたかもしれない。
そして、【蜃】----アイツは、俺が一度召喚を試そうとした召喚獣である。
確か、蜃気楼を生み出すだけの、貝の召喚獣だったはずだが……正直、"ばくだんいわ"と組み合わせるようなタイプの召喚獣だとは思わなかった。
蜃気楼で視界を塞ぐ戦法だろうか?
それだったら蜃気楼ではなくて、もっと視界をちゃんと塞ぐ煙を発生させる召喚獣の方が良いと思うのだが?
わざわざ、ばくだんいわを2体召喚しておいて、3体目は蜃気楼を生み出す蜃……。
コイツの戦い方は爆発系だとは思うのだが、それだと蜃が居る理由が分からない。
「人生は、爆発だぁぁぁぁ! おっしゃあ! 今日も元気に、大爆発だぁぁぁぁ!」
『『『『『イッェェェェェェェェ!!!!!!』』』』』
岡本・S・太郎の言葉と共に、周囲の観客が「うわぁー!」と盛り上がっていく。
……どうやら、観客を盛り上げるのが上手い人だったみたいだな。
『さぁ! いつもの得意戦法で、今日も皆を楽しませてくれ、岡本・S・太郎!
そして、挑戦者よ! 我々が信じる最強の優勝者を、今度も楽勝に倒すことが出来るのか!!!
ドッキドキで、ワックワクなバトルが! いま、始まりだぁぁぁぁ!!!!』
そうして、
「行くぜぇぇぇぇ!!! 大爆発だぜぇぇぇぇぇぇ!!!」
皆の予想通りに、岡本・S・太郎の爆発攻撃から、第3回戦が始まるのであった。
いや、そもそも戦闘と呼ぶべきではないかもしれない。
『おおっと! 挑戦者の召喚獣2体! なんと今度は一歩も動かず、スキルも使用せずに全滅させたぞ!
圧倒的な力! まるで大人が子供を、いや子猫をあやすかのような一方的な蹂躙だぁぁぁぁ!』
大人が子猫をあやすなんて状況は、俺は一度も見た事がないが。
実況の声と共に、戦いは既に終わっていた。
ピッグキャップとピッグウイッチは、獣らしく、勇敢に攻めていったが、2人はそれらをただ指を鳴らすだけで対処していた。
そしてもう1体のリザードマンはそれらを見て、震えていたが、なにもする事なく、雪ん子が投げた石に頭をぶつけて死んでしまっていた。
アイテムなんて必要なかった。
そう言ってしまえるくらい、こちらのパーティーは圧倒的な強さを誇っていた。
「(まぁ、レベルⅡになるための試練なら、相手もレベルⅠが多いだろうな。そんな中、レベルⅡとなった雪ん子と、特殊な召喚術携帯で召喚した聖霊型召喚獣のファイント----2人を相手にして、傷を負わせるほうが難しいのかもしれないな)」
こりゃあ、わざわざシェルドリングを召喚なんてしなくても、2体だけで行けたな。
俺に攻撃が来るような様子、全然ないし。
『さーて! 戦いは最・高・潮! ……と言うより、あまりの一方的すぎーる展開で、お客様達が引き気味だぜー!
でもまぁ、そんな状況でーも、第3回戦に控えるアイツらなら、こんな状況だろうとも一方的な有利展開で、お客様を楽しませるに違いないぜー! なにせ、アイツらは俺らをあーんなにも楽しませた、エンターテイナーだからなぁ----!』
その言葉に、お客様達もどっと盛り上がっていた。
どうも言葉を聞くに、彼らが信じる、第3回戦の相手とやらは、よっぽど彼らに信頼されているようである。
俺らのこの圧倒的な戦力差をみても、まだ勝てると思っているとは、よっぽどそいつは信頼されているようである。
『では、呼ぼうじゃないか! 我らが誇りし、第3回戦の相手!
岡本・S・太郎の登場だぁぁぁぁ!』
----どかぁぁぁん!
大きな爆発音と共に現れたのは、目の模様が描かれた両手を持つ、細身の男である。
長い鼻と、闇を思わせる真っ黒の黒目が特徴のその男は、上げた手を振って、思いっきりファンサービスをしていた。
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彼が使っていた魔物----"ばくだんいわ(ランクⅠ)"、"ばくだんいわ(ランクⅠ)"、"蜃(ランクⅠ)"の3体である
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ステータスの説明文から察するに、どうやら爆弾を使っての戦法みたいだな。
名前も、恐らくは「芸術は爆発だ!」という名言を残している、岡本太郎を意識して名乗っているに違いない。
【ばくだんいわ】は、爆発する岩のモンスターだ。
普通にダンジョンなどで出てくる時は、いざとなったら爆発してくるくらいで、そこだけ注意してれば良いモンスターなのだが、これが召喚獣として出てくると厄介なのだ。
なにせ、爆発の威力が下がる代わりに、召喚主さえ無事ならば何度でも爆発できるのだから。
「(まぁ、その爆発に召喚主も巻き込まれちゃうから、俺は使わないんだけど)」
フレンドリーファイアなしだったら、めちゃくちゃ使えるモンスターであり、雪ん子の代わりにレベルアップ可能にしていたかもしれない。
そして、【蜃】----アイツは、俺が一度召喚を試そうとした召喚獣である。
確か、蜃気楼を生み出すだけの、貝の召喚獣だったはずだが……正直、"ばくだんいわ"と組み合わせるようなタイプの召喚獣だとは思わなかった。
蜃気楼で視界を塞ぐ戦法だろうか?
それだったら蜃気楼ではなくて、もっと視界をちゃんと塞ぐ煙を発生させる召喚獣の方が良いと思うのだが?
わざわざ、ばくだんいわを2体召喚しておいて、3体目は蜃気楼を生み出す蜃……。
コイツの戦い方は爆発系だとは思うのだが、それだと蜃が居る理由が分からない。
「人生は、爆発だぁぁぁぁ! おっしゃあ! 今日も元気に、大爆発だぁぁぁぁ!」
『『『『『イッェェェェェェェェ!!!!!!』』』』』
岡本・S・太郎の言葉と共に、周囲の観客が「うわぁー!」と盛り上がっていく。
……どうやら、観客を盛り上げるのが上手い人だったみたいだな。
『さぁ! いつもの得意戦法で、今日も皆を楽しませてくれ、岡本・S・太郎!
そして、挑戦者よ! 我々が信じる最強の優勝者を、今度も楽勝に倒すことが出来るのか!!!
ドッキドキで、ワックワクなバトルが! いま、始まりだぁぁぁぁ!!!!』
そうして、
「行くぜぇぇぇぇ!!! 大爆発だぜぇぇぇぇぇぇ!!!」
皆の予想通りに、岡本・S・太郎の爆発攻撃から、第3回戦が始まるのであった。
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