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第1章『俺の召喚獣だけレベルアップする/雪ん子の章』
第13話 《魔獣の狩場山》のボス魔物(2)
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「クピャアアアアアア!」
アウルベアーの死体を栄養分にして、急速に成長したそのバケモノ大樹は、謎の奇声と共に弦をブルンブルンと大きく振るう。
「ちくしょう、作戦変更だ!」
俺はすぐさまベビーキマイラに指示を出し、そのまま走り出す。
走り出した途端に、長い蔓が俺がさっきまで居た地面を叩いていた。
「(狙いは大雑把だが、威力は十分だ)」
うねうねと動く蔓は、全部で8……いや、また2本増えた。
と言うか、途中で枝分かれして、どんどん数を増やしていく。
時間をかければかけるほど、相手は手数が増えに増えて、こちらが圧倒的に不利になる。
----だから、さっさとけりをつける。
「雪ん子っ! 《獣狩りの剣》を捨てて、後ろに飛び乗れっ!」
「ピィッ!」
雪ん子は俺の指示を笑顔で了解して、《獣狩りの剣》を地面へ捨てた。
あぁ、さよなら……俺の収入3か月分……。
給料3か月分を手放すのは名残惜しいが、今のこの状況では《獣狩りの剣》は何の役にも立たない、ただの棒きれだ。
《獣狩りの剣》は獣属性特攻型の武器であり、相手が獣属性ならば与えるダメージが増え、さらには獣属性さんの攻撃力まで下げる代物。
しかしながら、それ以外の種族にとっては普通の剣よりも攻撃力が低い、ただ重いだけの、鉄パイプ以下の代物でしかない。
ツリーアルラウネは、あのうねうねと蠢く蔓やら、動かずとも分かるあの大木感からも分かる通り、明らかに植物だ。
断じて、獣属性って感じはせず、むしろ植物属性って感じだ。
だとしたら、弱体化の影響を受けるのは、ライオンのような見た目をしているベビーキマイラだけ。
「でもまぁ、3か月分を失うのは痛いんだけどぉ!」
ちくしょぉぉぉぉ! こうなったら、後で新情報提供料ってことで大金を得てやるぜ!
俺が大金を注ぎ込んで得た情報には、ツリーアルラウネなる情報は欠片もなかった。
生き残って、この情報を売って、《獣狩りの剣》よりも良い装備を手に入れてやるぜっ!
俺は雪ん子をベビーキマイラの上に乗せて、そのままツリーアルラウネから逃げていく。
雪ん子を乗せたことでベビーキマイラの速度が明らかに落ちているし、このままだと逃げきれないだろう……。
それにどうせ、ボスの間から出るには、このボスを倒さない限りは出られないし。
「えぇい! こうなったら、ヤケクソだっ」
俺はそのままツリーアルラウネから十分離れたところで、ベビーキマイラを送還。
「そして、その分回収できた魔力と残ってた魔力で、ありったけのゴブリンを召喚! 面倒だ、軍団(※1)で召喚だっ!」
俺は、残っていた魔力を全部使って、大量のゴブリンを召喚する。
===== ===== =====
【ゴブリン】(軍団) レベル;Ⅰ
緑色の肌を持つ、邪悪なる小鬼。魔王や、それに準ずる強大な魔力を持った悪の魔法使いの悪の軍団の尖兵として頻繁に活用されており、人にちょっとした悪さをするのが好き
===== ===== =====
レギオンは、通常の倍の魔力を使って、通常の10倍の数を召喚する方法。
今、俺は通常のゴブリン10体分の魔力で、50体ものゴブリンを召喚した。
----勿論、弱点はある。
魔力の消費がバカ高いのと、グループの中の1体でも死ぬと送還できないっていうこと。
いつも使わないのは、ゴブリンを大量に召喚したところで、足止め程度にしかならないからである。
だが、今欲しいのはその足止めなので、これで良い。
「行けっ、ゴブリン達! ツリーアルラウネに、突撃っ!」
「「「「「ゴブッ、ゴブゥ~!」」」」
大量のゴブリン達が、ツリーアルラウネめがけて向かって行く。
その手には剣や斧などをそれぞれ持っており、無謀にも進んで行く。
大勢の同胞がツリーアルラウネの蔓によってやられていくが、それでも関係なく向かって行く。
「今のうちに、ヤツの弱点を見つけなければ」
そうでなければ、俺はここで死んでしまう……。
なにか、なにかないのか?
あのアウルベアーの身体が弱点だったりしないのか、それとも大樹のような植物の身体でないとダメージにならないのか?
どうなんだろうなと思っていると、いつの間にかツリーアルラウネの前に雪ん子が立っていた。
その手には、死んだゴブリンが落としたであろう剣が握られていた。
「ピィ! ピピィ!」
まさかあいつ、あの剣でツリーアルラウネを倒そうって言うんじゃないだろうな……?
「止めろっ! あんな巨体に、そんな剣1本でっ!」
===== ===== =====
雪ん子が スキル【大切断】を 発動します
【大切断】 レベル;Ⅰ、剣士技
力を込めて剣を振るい、大きな斬撃を放つ技。使用後、剣の耐久度を大幅に減らす
===== ===== =====
無駄、と言いかけた時、雪ん子が剣を振るう。
すると、紫色のオーラが纏った剣から、ツリーアルラウネの巨体サイズの大きな斬撃が放たれた。
「クピャアアアアアア!」
「ピィッ!」
ツリーアルラウネが絶叫し、雪ん子めがけて攻撃するが、雪ん子も負けじと【大切断】を放ち続ける。
2回か、3回くらいで剣はぶっ壊れるが、大量に召喚しておいたゴブリンの持っていた武器を奪って、どんどんツリーアルラウネの体力を削っていくようだ。
「マジかよ……」
===== ===== =====
【雪ん子】 レベル;Ⅰ+06
個体レベル;06
装備職業;剣士
攻撃力;F+1
属性攻撃力;F+12
防御力;F+1
素早さ;F+2
賢さ;D+16
固有スキル;【氷結の申し子】;全ての攻撃に対し、氷属性を付与する
後天スキル;【剣技】;剣などの武器を持つ時、強力な技を発動する
===== ===== =====
いつの間にか、雪ん子は【剣士】になっており、【剣技】なるスキルまで身に着けていた。
色々と凄い展開だが、俺が思ったのは----
「そうか、【剣士】の海渡はこういう事が出来るんだろうなー」
俺と一緒に登録した網走海渡が、恵まれていて羨ましいなって事だった。
(※1)軍団
元々はローマ国の屈強なる軍団を意味する言葉であり、【召喚師】においては群れ単位の召喚獣のこと。
群れの強さは一定化されており、なおかつ全員を倒さないといけないので、足止めになる。ただし、状態異常は共通となっており、例えば1体が麻痺になると、群れ全体も麻痺になってしまうという欠点もある。
アウルベアーの死体を栄養分にして、急速に成長したそのバケモノ大樹は、謎の奇声と共に弦をブルンブルンと大きく振るう。
「ちくしょう、作戦変更だ!」
俺はすぐさまベビーキマイラに指示を出し、そのまま走り出す。
走り出した途端に、長い蔓が俺がさっきまで居た地面を叩いていた。
「(狙いは大雑把だが、威力は十分だ)」
うねうねと動く蔓は、全部で8……いや、また2本増えた。
と言うか、途中で枝分かれして、どんどん数を増やしていく。
時間をかければかけるほど、相手は手数が増えに増えて、こちらが圧倒的に不利になる。
----だから、さっさとけりをつける。
「雪ん子っ! 《獣狩りの剣》を捨てて、後ろに飛び乗れっ!」
「ピィッ!」
雪ん子は俺の指示を笑顔で了解して、《獣狩りの剣》を地面へ捨てた。
あぁ、さよなら……俺の収入3か月分……。
給料3か月分を手放すのは名残惜しいが、今のこの状況では《獣狩りの剣》は何の役にも立たない、ただの棒きれだ。
《獣狩りの剣》は獣属性特攻型の武器であり、相手が獣属性ならば与えるダメージが増え、さらには獣属性さんの攻撃力まで下げる代物。
しかしながら、それ以外の種族にとっては普通の剣よりも攻撃力が低い、ただ重いだけの、鉄パイプ以下の代物でしかない。
ツリーアルラウネは、あのうねうねと蠢く蔓やら、動かずとも分かるあの大木感からも分かる通り、明らかに植物だ。
断じて、獣属性って感じはせず、むしろ植物属性って感じだ。
だとしたら、弱体化の影響を受けるのは、ライオンのような見た目をしているベビーキマイラだけ。
「でもまぁ、3か月分を失うのは痛いんだけどぉ!」
ちくしょぉぉぉぉ! こうなったら、後で新情報提供料ってことで大金を得てやるぜ!
俺が大金を注ぎ込んで得た情報には、ツリーアルラウネなる情報は欠片もなかった。
生き残って、この情報を売って、《獣狩りの剣》よりも良い装備を手に入れてやるぜっ!
俺は雪ん子をベビーキマイラの上に乗せて、そのままツリーアルラウネから逃げていく。
雪ん子を乗せたことでベビーキマイラの速度が明らかに落ちているし、このままだと逃げきれないだろう……。
それにどうせ、ボスの間から出るには、このボスを倒さない限りは出られないし。
「えぇい! こうなったら、ヤケクソだっ」
俺はそのままツリーアルラウネから十分離れたところで、ベビーキマイラを送還。
「そして、その分回収できた魔力と残ってた魔力で、ありったけのゴブリンを召喚! 面倒だ、軍団(※1)で召喚だっ!」
俺は、残っていた魔力を全部使って、大量のゴブリンを召喚する。
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【ゴブリン】(軍団) レベル;Ⅰ
緑色の肌を持つ、邪悪なる小鬼。魔王や、それに準ずる強大な魔力を持った悪の魔法使いの悪の軍団の尖兵として頻繁に活用されており、人にちょっとした悪さをするのが好き
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レギオンは、通常の倍の魔力を使って、通常の10倍の数を召喚する方法。
今、俺は通常のゴブリン10体分の魔力で、50体ものゴブリンを召喚した。
----勿論、弱点はある。
魔力の消費がバカ高いのと、グループの中の1体でも死ぬと送還できないっていうこと。
いつも使わないのは、ゴブリンを大量に召喚したところで、足止め程度にしかならないからである。
だが、今欲しいのはその足止めなので、これで良い。
「行けっ、ゴブリン達! ツリーアルラウネに、突撃っ!」
「「「「「ゴブッ、ゴブゥ~!」」」」
大量のゴブリン達が、ツリーアルラウネめがけて向かって行く。
その手には剣や斧などをそれぞれ持っており、無謀にも進んで行く。
大勢の同胞がツリーアルラウネの蔓によってやられていくが、それでも関係なく向かって行く。
「今のうちに、ヤツの弱点を見つけなければ」
そうでなければ、俺はここで死んでしまう……。
なにか、なにかないのか?
あのアウルベアーの身体が弱点だったりしないのか、それとも大樹のような植物の身体でないとダメージにならないのか?
どうなんだろうなと思っていると、いつの間にかツリーアルラウネの前に雪ん子が立っていた。
その手には、死んだゴブリンが落としたであろう剣が握られていた。
「ピィ! ピピィ!」
まさかあいつ、あの剣でツリーアルラウネを倒そうって言うんじゃないだろうな……?
「止めろっ! あんな巨体に、そんな剣1本でっ!」
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雪ん子が スキル【大切断】を 発動します
【大切断】 レベル;Ⅰ、剣士技
力を込めて剣を振るい、大きな斬撃を放つ技。使用後、剣の耐久度を大幅に減らす
===== ===== =====
無駄、と言いかけた時、雪ん子が剣を振るう。
すると、紫色のオーラが纏った剣から、ツリーアルラウネの巨体サイズの大きな斬撃が放たれた。
「クピャアアアアアア!」
「ピィッ!」
ツリーアルラウネが絶叫し、雪ん子めがけて攻撃するが、雪ん子も負けじと【大切断】を放ち続ける。
2回か、3回くらいで剣はぶっ壊れるが、大量に召喚しておいたゴブリンの持っていた武器を奪って、どんどんツリーアルラウネの体力を削っていくようだ。
「マジかよ……」
===== ===== =====
【雪ん子】 レベル;Ⅰ+06
個体レベル;06
装備職業;剣士
攻撃力;F+1
属性攻撃力;F+12
防御力;F+1
素早さ;F+2
賢さ;D+16
固有スキル;【氷結の申し子】;全ての攻撃に対し、氷属性を付与する
後天スキル;【剣技】;剣などの武器を持つ時、強力な技を発動する
===== ===== =====
いつの間にか、雪ん子は【剣士】になっており、【剣技】なるスキルまで身に着けていた。
色々と凄い展開だが、俺が思ったのは----
「そうか、【剣士】の海渡はこういう事が出来るんだろうなー」
俺と一緒に登録した網走海渡が、恵まれていて羨ましいなって事だった。
(※1)軍団
元々はローマ国の屈強なる軍団を意味する言葉であり、【召喚師】においては群れ単位の召喚獣のこと。
群れの強さは一定化されており、なおかつ全員を倒さないといけないので、足止めになる。ただし、状態異常は共通となっており、例えば1体が麻痺になると、群れ全体も麻痺になってしまうという欠点もある。
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