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第1章『俺の召喚獣だけレベルアップする/雪ん子の章』
第1話 友人に誘われ、冒険者登録をする(1)
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「なぁ、渉。俺と一緒に冒険者にならないか?」
高校から帰宅途中、クラスメイトの網走海渡がそう提案してきた。
軽く染めたであろうオレンジっぽいその髪をなびかせながら、彼はいつもとは違う真剣な様子でそう言ってきたのだ。
「いきなりどうした? 唐突だな」
「いや、実はお気に入りのMyTuber(※1)のカナデさんが冒険者になるとか言い出してな」
何かと思えば、そういう話か。
今、この地球という星で一番ホットな話題と言えば、冒険者、またはダンジョンである。
二世紀ほど前、まだ世界が戦争とかをバンバンやっていた頃、まるで神の怒りだーみたいな感じで、世界中に不思議な孔が生まれた。
後にダンジョンと名付けられるそれらの中には、魔物と呼ばれる怪物が潜んでいた。
最初はダンジョンを封印したりとかの方向で話が進んでいたみたいなんだけど、勇気ある動画配信者----MyTuber達のおかげで色々な事が分かった。
1つ、ダンジョンの中には、危険な魔物がじゃんじゃん居るけど、倒すと金貨や宝石とかが手に入る。
1つ、ダンジョンの中では、【剣士】や【魔法使い】など、まるでゲームかって思えるような職業(※2)の力が使えるようになる。
1つ、ダンジョン楽しい、マジ楽しい。
なんかこう、最後のだけ、ヤバいキノコを食べたんじゃねぇかっていう感想だが、実際、ダンジョンに潜る冒険者として稼ぐ人が多く表れ出した。
世界の富豪ランキングも、上から10番くらいまでは冒険者の人が占めてるっていうから、その稼ぎの凄さが分かるだろう。
とにかく、ダンジョンは俺たちの世代では今もなおホットな話題である。
「カナデさん、普段はちょっぴり過激なゲーム実況者さんなんだが、ダンジョンの雰囲気と合ってんだよなー。こう、剣を縄で繋いで回す、あのスタイルが」
「過激って言うか、ただおっかなびっくりな人じゃねぇか」
なんだよ、縄を使って剣をぶん回すって。
完全に、奇人変人の世界じゃねぇか、それってよぉ。
まぁ、とにかく、このMyTuberファンたる海渡は、お気に入りの人がダンジョンで活躍する姿を見て、自分もやりたいと感じたという話らしい。
ゲーム実況を見て、「このゲーム買いたいっ!」って思うのとは、訳が違うと思うんだが。
それでも、彼なりに冒険者というものを調べて、この結論に至ったらしい。
「いや、調べてみたんだけどよぉ、冒険者の専業って人、結構多いらしいぜ? なにせ、スライム10匹倒すだけで1万らしいし」
「マジかよ……」
「月1くらいでも、1万あればちょっとした小遣い稼ぎにはなるだろ?」
スライムってあれだろ? なんかこう、棒さえあれば、子供でも勝てるって噂のあれ。
まさか、時折ある感じの、攻撃や防御無効のチートスライムの間違いじゃないのかって聞くも、俺の当初の予想通り、子供でも勝てるタイプの奴らしい。
「(スライム10匹で1万、か。確かに、軽い小遣い稼ぎくらいにはなるかも)」
高校生にとって、1万ってのはかなり大きい数字だ。
棒さえあれば倒せるスライムを10匹でそれなら、かなり良い。
俺が速攻で思っちゃうくらい、ダンジョン稼ぎってのは簡単みたいだな。
これなら、専業が多いって言う意見も十分頷ける。
「なぁなぁ、渉ぅ~! 一緒に冒険者になろうぜ~? 良いだろう、2人で行くと登録料が安くなるらしいんだよ~」
「なるほど、そっちが狙いか」
【今ならなんとっ! 1個買うよりも、2個の方がお買い得!】的なノリで、俺を冒険者に誘っていたのか、こいつ。
でもまぁ、こいつの、この軽い感じの性格が好きで、こうして仲良く付き合ってるんだし。
「(それに話を聞いてたら、なんだか俺も冒険者に少し興味が出てきたしな……)」
とりあえず、スマホで調べて見ると、確かに2人だと500円くらいお安くなっていた。
冒険者が増える事は、国レベルで見れば良い事らしいのでこのお値段みたいなのだが、俺を冒険者として誘う価値が500円の節約のため……。
ちょっぴり、凹むなぁ。
「(まぁ、とにかく登録だけしてみるか。なんなら、海渡が言っていたように、月1くらいでお小遣い稼ぎ程度に、ダンジョンに潜る程度で良いんだから)」
俺はそう自分に納得させて、「良いよ」と海渡に告げた。
「ただし、登録料そっちが6割払えよな」
「ふふんっ」とドヤ顔で提案すると、海渡はムッとした表情を見せる。
「え~、ここは半々だろう? どうせ渉のことだから、俺に誘われなければ絶対にやらなかっただろう?」
「まぁ、確かにそうかもだけど」
「だろ~?」と、今度は満面の笑みで、自分の腕を使って、俺の頬をぐりぐり押してくる海渡。
「(いや、普通に痛いんだけど。ゴツゴツ当たって)」
そんな海渡の軽すぎるノリを、ほんのちょっとだけウザいなと感じながら、俺は海渡と2人、冒険者の登録のために市役所へと向かうのであった。
(※1) MyTuber
国内最大手と言っても良い、動画配信サイト【MyTube】で配信などによって収入を得る人の総称。トップクラスのMyTuberだと、テレビ出演なんかもしている
(※2) 職業
ダンジョンでのみ効果を発揮する、神様からの贈り物。【剣士】だと剣を使う時に戦闘力がアップしたり、【魔法使い】だと魔法を唱える際に詠唱速度が速まるなどの、それぞれの職業にあった力が得られる
高校から帰宅途中、クラスメイトの網走海渡がそう提案してきた。
軽く染めたであろうオレンジっぽいその髪をなびかせながら、彼はいつもとは違う真剣な様子でそう言ってきたのだ。
「いきなりどうした? 唐突だな」
「いや、実はお気に入りのMyTuber(※1)のカナデさんが冒険者になるとか言い出してな」
何かと思えば、そういう話か。
今、この地球という星で一番ホットな話題と言えば、冒険者、またはダンジョンである。
二世紀ほど前、まだ世界が戦争とかをバンバンやっていた頃、まるで神の怒りだーみたいな感じで、世界中に不思議な孔が生まれた。
後にダンジョンと名付けられるそれらの中には、魔物と呼ばれる怪物が潜んでいた。
最初はダンジョンを封印したりとかの方向で話が進んでいたみたいなんだけど、勇気ある動画配信者----MyTuber達のおかげで色々な事が分かった。
1つ、ダンジョンの中には、危険な魔物がじゃんじゃん居るけど、倒すと金貨や宝石とかが手に入る。
1つ、ダンジョンの中では、【剣士】や【魔法使い】など、まるでゲームかって思えるような職業(※2)の力が使えるようになる。
1つ、ダンジョン楽しい、マジ楽しい。
なんかこう、最後のだけ、ヤバいキノコを食べたんじゃねぇかっていう感想だが、実際、ダンジョンに潜る冒険者として稼ぐ人が多く表れ出した。
世界の富豪ランキングも、上から10番くらいまでは冒険者の人が占めてるっていうから、その稼ぎの凄さが分かるだろう。
とにかく、ダンジョンは俺たちの世代では今もなおホットな話題である。
「カナデさん、普段はちょっぴり過激なゲーム実況者さんなんだが、ダンジョンの雰囲気と合ってんだよなー。こう、剣を縄で繋いで回す、あのスタイルが」
「過激って言うか、ただおっかなびっくりな人じゃねぇか」
なんだよ、縄を使って剣をぶん回すって。
完全に、奇人変人の世界じゃねぇか、それってよぉ。
まぁ、とにかく、このMyTuberファンたる海渡は、お気に入りの人がダンジョンで活躍する姿を見て、自分もやりたいと感じたという話らしい。
ゲーム実況を見て、「このゲーム買いたいっ!」って思うのとは、訳が違うと思うんだが。
それでも、彼なりに冒険者というものを調べて、この結論に至ったらしい。
「いや、調べてみたんだけどよぉ、冒険者の専業って人、結構多いらしいぜ? なにせ、スライム10匹倒すだけで1万らしいし」
「マジかよ……」
「月1くらいでも、1万あればちょっとした小遣い稼ぎにはなるだろ?」
スライムってあれだろ? なんかこう、棒さえあれば、子供でも勝てるって噂のあれ。
まさか、時折ある感じの、攻撃や防御無効のチートスライムの間違いじゃないのかって聞くも、俺の当初の予想通り、子供でも勝てるタイプの奴らしい。
「(スライム10匹で1万、か。確かに、軽い小遣い稼ぎくらいにはなるかも)」
高校生にとって、1万ってのはかなり大きい数字だ。
棒さえあれば倒せるスライムを10匹でそれなら、かなり良い。
俺が速攻で思っちゃうくらい、ダンジョン稼ぎってのは簡単みたいだな。
これなら、専業が多いって言う意見も十分頷ける。
「なぁなぁ、渉ぅ~! 一緒に冒険者になろうぜ~? 良いだろう、2人で行くと登録料が安くなるらしいんだよ~」
「なるほど、そっちが狙いか」
【今ならなんとっ! 1個買うよりも、2個の方がお買い得!】的なノリで、俺を冒険者に誘っていたのか、こいつ。
でもまぁ、こいつの、この軽い感じの性格が好きで、こうして仲良く付き合ってるんだし。
「(それに話を聞いてたら、なんだか俺も冒険者に少し興味が出てきたしな……)」
とりあえず、スマホで調べて見ると、確かに2人だと500円くらいお安くなっていた。
冒険者が増える事は、国レベルで見れば良い事らしいのでこのお値段みたいなのだが、俺を冒険者として誘う価値が500円の節約のため……。
ちょっぴり、凹むなぁ。
「(まぁ、とにかく登録だけしてみるか。なんなら、海渡が言っていたように、月1くらいでお小遣い稼ぎ程度に、ダンジョンに潜る程度で良いんだから)」
俺はそう自分に納得させて、「良いよ」と海渡に告げた。
「ただし、登録料そっちが6割払えよな」
「ふふんっ」とドヤ顔で提案すると、海渡はムッとした表情を見せる。
「え~、ここは半々だろう? どうせ渉のことだから、俺に誘われなければ絶対にやらなかっただろう?」
「まぁ、確かにそうかもだけど」
「だろ~?」と、今度は満面の笑みで、自分の腕を使って、俺の頬をぐりぐり押してくる海渡。
「(いや、普通に痛いんだけど。ゴツゴツ当たって)」
そんな海渡の軽すぎるノリを、ほんのちょっとだけウザいなと感じながら、俺は海渡と2人、冒険者の登録のために市役所へと向かうのであった。
(※1) MyTuber
国内最大手と言っても良い、動画配信サイト【MyTube】で配信などによって収入を得る人の総称。トップクラスのMyTuberだと、テレビ出演なんかもしている
(※2) 職業
ダンジョンでのみ効果を発揮する、神様からの贈り物。【剣士】だと剣を使う時に戦闘力がアップしたり、【魔法使い】だと魔法を唱える際に詠唱速度が速まるなどの、それぞれの職業にあった力が得られる
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