9 / 13
9.魔王のお出かけ
しおりを挟む
「人間界に行ってくる」
「へ・・・陛下今なんと?」
聞き返したのは、魔王の側近。
シルバーの長髪にルビー色の瞳に頭には2本のツノ。女性が男性か見紛うほどの中性的な美しさだ。
「人間界に行く」
聞き間違いではなかった。
「ですが、我々魔族は結界があるため人間界には行けません。いかがして・・・」
「1人で結界を抜けるくらいは容易い。」
「そんなわけは・・我々魔族にとって聖魔法は天敵のはず・・魔力に触れるだけでも魔王ですら消し炭になるやもしれません!」
「全く問題ないけど⭐︎」
「・・・で・・ですがあちらで陛下に何かあっても我々が助けに行けません!何か急務があるのでしょうか?」
「俺が楽しくなるかもしれないんだから何よりも大事なことでしょ」
と、いつもの口角だけあげた不気味な笑顔を向けて一瞬で消えてしまった。
--------------------------------------
「ふーん。ここが結界ね。」
これまで弱い人間に興味もなく、魔王自ら来たことはなかった。通常の魔族なら結界に近づくだけで身が焼けるような状態で、寄りつくものはいない。
現魔王の力があれば5分もあれば全部破壊できるわけだが、騒ぎはめんどくさいと聖魔法相殺の魔法を自らの体にかけ結界を潜り抜けた。
「2つの揺らぎの魂が近づいてるな⭐︎」
魂の座標を調べ、瞬時に転移をし空から見下ろした。
そう、ここは聖ルシアン学園の正門。
アナシアがピンク髪の美少女を救った現場である。
「ふーん。2人とも女か。1人の魂は過去なかった別物だな。聖魔法保持者ね。
もう1人は・・・混じってるんだー。おもしろそ。
あーどうしよう。壊す?すぐにはもったいないよね。あーそぼ⭐︎」
※次回2人がやっと接触します><お待たせしました!
「へ・・・陛下今なんと?」
聞き返したのは、魔王の側近。
シルバーの長髪にルビー色の瞳に頭には2本のツノ。女性が男性か見紛うほどの中性的な美しさだ。
「人間界に行く」
聞き間違いではなかった。
「ですが、我々魔族は結界があるため人間界には行けません。いかがして・・・」
「1人で結界を抜けるくらいは容易い。」
「そんなわけは・・我々魔族にとって聖魔法は天敵のはず・・魔力に触れるだけでも魔王ですら消し炭になるやもしれません!」
「全く問題ないけど⭐︎」
「・・・で・・ですがあちらで陛下に何かあっても我々が助けに行けません!何か急務があるのでしょうか?」
「俺が楽しくなるかもしれないんだから何よりも大事なことでしょ」
と、いつもの口角だけあげた不気味な笑顔を向けて一瞬で消えてしまった。
--------------------------------------
「ふーん。ここが結界ね。」
これまで弱い人間に興味もなく、魔王自ら来たことはなかった。通常の魔族なら結界に近づくだけで身が焼けるような状態で、寄りつくものはいない。
現魔王の力があれば5分もあれば全部破壊できるわけだが、騒ぎはめんどくさいと聖魔法相殺の魔法を自らの体にかけ結界を潜り抜けた。
「2つの揺らぎの魂が近づいてるな⭐︎」
魂の座標を調べ、瞬時に転移をし空から見下ろした。
そう、ここは聖ルシアン学園の正門。
アナシアがピンク髪の美少女を救った現場である。
「ふーん。2人とも女か。1人の魂は過去なかった別物だな。聖魔法保持者ね。
もう1人は・・・混じってるんだー。おもしろそ。
あーどうしよう。壊す?すぐにはもったいないよね。あーそぼ⭐︎」
※次回2人がやっと接触します><お待たせしました!
10
お気に入りに追加
121
あなたにおすすめの小説

彼氏に別れを告げたらヤンデレ化した
Fio
恋愛
彼女が彼氏に別れを切り出すことでヤンデレ・メンヘラ化する短編ストーリー。様々な組み合わせで書いていく予定です。良ければ感想、お気に入り登録お願いします。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。

義弟の為に悪役令嬢になったけど何故か義弟がヒロインに会う前にヤンデレ化している件。
あの
恋愛
交通事故で死んだら、大好きな乙女ゲームの世界に転生してしまった。けど、、ヒロインじゃなくて攻略対象の義姉の悪役令嬢!?
ゲームで推しキャラだったヤンデレ義弟に嫌われるのは胸が痛いけど幸せになってもらうために悪役になろう!と思ったのだけれど
ヒロインに会う前にヤンデレ化してしまったのです。
※初めて書くので設定などごちゃごちゃかもしれませんが暖かく見守ってください。


女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。

軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?

ホストな彼と別れようとしたお話
下菊みこと
恋愛
ヤンデレ男子に捕まるお話です。
あるいは最終的にお互いに溺れていくお話です。
御都合主義のハッピーエンドのSSです。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる