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8.学園と美少女
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鏡に映った自分。
「んーぼちぼちね」
「お嬢様!素敵にございます。」と支度をしてくれたメイドのメアリーがいう。
「制服に着られてもなく、うまく噛み合っております!」
「それって。。。」
メアリーちょっと天然なのよね。
この国は西欧チックな文化なので学園とはいえ、ドレスかと思えば洋風な制服だ。
エメラルドグリーンのブレザースカートに赤のリボン。スカート丈はロングまではいかないけど長め。すごーーくおしゃれな私立高校仕様ってかんじね。
私は瞳がグリーンだから似合わないことはないけど、この世界の美形率からするとザ普通。
出た杭は打たれる。目立たず触らず、普通が1番よ!
私は前世では高校時代塾に通うことができなかったから、独学で必死に勉強していた。もちろん友達と遊ぶ時間も排除していたから、学校生活あこがれるー!
さぁいざ出陣!青春の学園生活。
--------------------------------------
我が家は貧乏ではないが、裕福でもないという経済的にも普通の子爵家。
質素な馬車にゆられながら学園についた。
「お嬢様つきました」
お付きに手を取られ学園に降り立った。
うっわぁ。。。
豪華絢爛な学園ですこと。
貴族が通う学園だけあって前世の学校ほどはないとは思っていたけれど、これはもう前世の有名な魔法学園の映画ばりね。
王太子も通うんだものね。。
門に差し掛かったところで、
「きゃっ!」
と女性の声が聞こえた。
門に入ったところで、女性が派手に転んだようだ。
あらまーとんでもない美少女ね!
ピンクのふわふわの髪の毛に、はちみつ色の瞳。顔立ちは可愛い系。この美形ばかりの世界でも目立っている。通学時間なので多くの学生が通っており注目を浴びている。
おっと、感心してる場合じゃないか、転んで足を挫いたのか立ち上がり辛そうにしている。
あらあら、スカートが捲れて足が見えちゃってるじゃない。怪我もしてそうね。
介助しますか。と私が近づいていくと、一歩先に金髪の男性が彼女に近づいてきた
「大丈夫ですか。お怪我は?立てそうですか」
「すいません。足を挫いてしまったようで立ち上がるのが辛くて、、」
美少女は瞳を潤ませ上目に男性を見つめて応える。
おーこれは女の私でも庇護欲掻き立てられる。
すると男性が、足下に手を入れなんとお姫様抱っこしようとしている。
え?生足見えてるし、こんなところでお姫様抱っこってもう生き恥でしょ!
咄嗟に私は抱き上げる前に駆け寄り
「失礼致します」
「へ?」と美少女が驚いてる中
素早くスカートを整えてあげて
近くにいる女子生徒に声をかけて指示し、美少女の両サイドを固めて、美少女に肩を貸し、せーので引き上げた。
小柄な美少女だ、女2人で補助すれば起き上がらせ無理なく歩かせることはできる。
近くにいた用務員のような人を見つけて
「少々よろしいでしょうか。手当を受けられる場所はございますか?」
「は、、はい!こちらに!ご案内します!」
私たちは保健室のようなところに到着し、美少女を先生に預けた。
私の前世の状況判断力と問題解決力がいかされたわね。
ただ美少女は恥ずかしかったのかずっとうつむいて
「え、、なにこれ」と戸惑いの声を聞いた気がするが、あんな目立つ門で派手に転んでしまったのだ、混乱するのも無理はない。
そういえば、お姫様抱っこしようとしていた男性はとてつもない美形だった気もするけど・・・咄嗟だったのであまり見てなかったわ。
よーし、入学式に向かいましょう!
「んーぼちぼちね」
「お嬢様!素敵にございます。」と支度をしてくれたメイドのメアリーがいう。
「制服に着られてもなく、うまく噛み合っております!」
「それって。。。」
メアリーちょっと天然なのよね。
この国は西欧チックな文化なので学園とはいえ、ドレスかと思えば洋風な制服だ。
エメラルドグリーンのブレザースカートに赤のリボン。スカート丈はロングまではいかないけど長め。すごーーくおしゃれな私立高校仕様ってかんじね。
私は瞳がグリーンだから似合わないことはないけど、この世界の美形率からするとザ普通。
出た杭は打たれる。目立たず触らず、普通が1番よ!
私は前世では高校時代塾に通うことができなかったから、独学で必死に勉強していた。もちろん友達と遊ぶ時間も排除していたから、学校生活あこがれるー!
さぁいざ出陣!青春の学園生活。
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我が家は貧乏ではないが、裕福でもないという経済的にも普通の子爵家。
質素な馬車にゆられながら学園についた。
「お嬢様つきました」
お付きに手を取られ学園に降り立った。
うっわぁ。。。
豪華絢爛な学園ですこと。
貴族が通う学園だけあって前世の学校ほどはないとは思っていたけれど、これはもう前世の有名な魔法学園の映画ばりね。
王太子も通うんだものね。。
門に差し掛かったところで、
「きゃっ!」
と女性の声が聞こえた。
門に入ったところで、女性が派手に転んだようだ。
あらまーとんでもない美少女ね!
ピンクのふわふわの髪の毛に、はちみつ色の瞳。顔立ちは可愛い系。この美形ばかりの世界でも目立っている。通学時間なので多くの学生が通っており注目を浴びている。
おっと、感心してる場合じゃないか、転んで足を挫いたのか立ち上がり辛そうにしている。
あらあら、スカートが捲れて足が見えちゃってるじゃない。怪我もしてそうね。
介助しますか。と私が近づいていくと、一歩先に金髪の男性が彼女に近づいてきた
「大丈夫ですか。お怪我は?立てそうですか」
「すいません。足を挫いてしまったようで立ち上がるのが辛くて、、」
美少女は瞳を潤ませ上目に男性を見つめて応える。
おーこれは女の私でも庇護欲掻き立てられる。
すると男性が、足下に手を入れなんとお姫様抱っこしようとしている。
え?生足見えてるし、こんなところでお姫様抱っこってもう生き恥でしょ!
咄嗟に私は抱き上げる前に駆け寄り
「失礼致します」
「へ?」と美少女が驚いてる中
素早くスカートを整えてあげて
近くにいる女子生徒に声をかけて指示し、美少女の両サイドを固めて、美少女に肩を貸し、せーので引き上げた。
小柄な美少女だ、女2人で補助すれば起き上がらせ無理なく歩かせることはできる。
近くにいた用務員のような人を見つけて
「少々よろしいでしょうか。手当を受けられる場所はございますか?」
「は、、はい!こちらに!ご案内します!」
私たちは保健室のようなところに到着し、美少女を先生に預けた。
私の前世の状況判断力と問題解決力がいかされたわね。
ただ美少女は恥ずかしかったのかずっとうつむいて
「え、、なにこれ」と戸惑いの声を聞いた気がするが、あんな目立つ門で派手に転んでしまったのだ、混乱するのも無理はない。
そういえば、お姫様抱っこしようとしていた男性はとてつもない美形だった気もするけど・・・咄嗟だったのであまり見てなかったわ。
よーし、入学式に向かいましょう!
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