終末日本

2021/4/12

2021年4月12日
ここ最近は同じような暮らしをしていた。朝起きては山で使えそうな木材や植物を探して、畑を手入れして、ご飯を食べてゆっくりする。そんな暮らしが続いていたが、今日は生存者に出会った。一人は50歳の男で、名前は宮内章介みやうちしょうすけという。宮内は身長は俺と同じくらいで170㎝くらいだが、けっこう太っていて、でかく感じる。もう一人の女の方は45歳の女で、名前を岡野明美おかのあけみという。この人は宮内とは対照的にすごい瘦せていて、こんな時にブランドの服で身を包んでいた。二人は名古屋から栃木県に避難してきたらしい。俺たちと同じように、栃木県にある避難所を目指して苦労しながらやっとここまでたどり着いたらしい。伊戸川が道路を探索していたところ2人が来たらしい。避難所の場所はどこかと聞かれてあのことを話すと絶望して泣き始めたようだ。そして、行く当てがなく俺たちのところへ来た。