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本編
75*
しおりを挟む連れてこられたのは寝室だ。しかし、ベッドではなく主に発情期の時に使用するソファーベッドへと腰を下ろす。
やはり、背面座位の体勢のまま…対面にはまだならないらしい…
戸惑い気味な俺の事など気にしない…そういう男だ…もう慣れた…
そんな義輝はチュッチュッと俺の項へキスをしながら片方の手は俺のモノをショーツの上からマッサージするかのように揉みつつ、たまになぞる。
そして、俺のモノに触れていない方の手は胸の突起を摘んだり、弾いたりしている。
正直、もうソレだけでいろいろとヤバい…
「んんっ…はっ…ぁあ…」
「気持ち良さそうだねぇ…」
「そろそろ大丈夫かな。」なんて言っている義輝に「何が?」と聞き返す暇もなく、ショーツの上から触っていた指が隙間からナカヘ入ってくると、後ろの入口をフニフニマッサージしてくる。
「はぁ…ン…ふっ…」
「挿れるけど…大丈夫だよね。」
そう言った直後、ズブッと義輝の長い指がナカヘ侵入してきた。その刺激に思わず背が仰け反り、逃げを打つが…背後の義輝へ身体を押し付けるだけに終わった。
「んんっ…ぁんっ…」
義輝の指がナカで蠢く度にクチュクチュと微かに音がする。ズブ濡れと言っても過言ではない程に濡れそぼっているソコに羞恥が増した。
義輝はビクビクと身体を揺らしながら快楽を享受している俺の項へ舌を這わせると、歯を立てて少し強めに噛んできた。
「ひっ…ぁああ!!」
目の前が真っ白に染まった俺の背後で義輝がクスリと笑った気配があった。
「あーあ…下着、汚れちゃったねぇ…エッチな染みが付いてるよ?」
なんて色気たっぷりの声音で言われれば、ナカが反応し、義輝の指をギュッと締め付けてしまう始末である。
濡れて張り付くソレに湿った不快感しかない…
「んんっ…さいあく…」
そう呟いて濡れたショーツを脱いでしまおうと腕を動かすと、義輝の手がソレを阻止してきた。
「よしきっ…」
「まだ、ダメだよ…」
「ぬぎたいっ…」
「ん~、だーめ。そんなの感じないくらい…気持ち良くしてあげるよ~」
「やだぁ…ぬぐっ…ンぁ!!や、なにっ…やだぁ…」
義輝は俺の言葉を無視して、俺が足を閉じないように広げると、下着の隙間からナニかをナカに挿れてきた。
当たり前だが、義輝のモノではないソレに嫌な予感しかしない…
「やだぁ…なにっ…よしきっ…なにっ…!!」
「ん~、何って…玩具だよ。おもちゃ。大人の玩具。ローターとでも言っておこうかな。新作なんだってさ~。良かったねぇ。気持ち良~くなれるねぇ」
なんて言いながら奥へグイグイ挿れてくる。「この辺かな…」という言葉と共に指が抜けていくと、ナカには義輝に突っ込まれた玩具だけが残った。
下着の隙間から出ている線はダイヤル式スイッチのような物と繋がっていた。
「ンぁ…やだぁ…よしきっ…ぬいてぇ…」
まだ電源の入っていないソレに、既に泣きそうな俺…
義輝は妖しく俺に笑みかけると、スイッチを手に取り見やすいように持った。
「いつものは弱中強の3段階なんだけど…この新作の物は5段階でさらに楽しめるらしいよ~」
なんて言ってダイヤルを俺へ見せつけてくる。イヤイヤと首を振る俺とは反対に義輝はクスクスと笑う。
「1段階からイッてみようか?」
「やっ…ぁあんっ…ぁあ…っ…ふっ…んんっ…」
突然の刺激に甲高い声を上げて感じてしまうが、女みたいな自分の声に耐えきれず…両手で口をおさえた。
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