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僕の可愛いアルファ君。
11*
しおりを挟む身体に害のないモノを千歳のソコへと垂らし、解す為に指をゆっくりと挿れた時に違和感があった…。
「ねぇ…、千歳。もしかしてー…ココを使って誰かとヤッた事ある?」
低めに問いながらググッと指を深く挿れると、千歳は目を見開いて仰け反った。
「っ…ぁあっ!!」
「答えて…あるの?ないの?」
「な、ない!ンぁあっ…、ひっ!!」
と言って涙声で否定するがー…、僕の怪訝そうな顔に気づいたのか、「信じて」を連呼して感じながらも、別の意味で泣きそうになりながら必死で否定している…。
ナカを犯していた指を引き抜くと、僕は動きを止めた。すると、千歳は縋り付くように僕の首に手を回してしがみついてくる。
「じゃあ…何で、すんなり挿れる事ができたの?」
と言う僕の言葉に千歳の腕がピクリと反応してさらに抱きつく力が増した。
「千歳…正直に答えて」
嫉妬心に駆られるままにそう口にした。千歳は僕の心情に気づいては居ないようだった。
次の千歳の言葉に僕は別の意味で固まる事になった。
「道具、使ってた…。」
「………は?」
目が点になる。というのはこういう事を言うのだろうか…。
聞けば千歳は僕の発情期の時に、状態が酷い時に呼びつけていたベータの女性…所謂セフレを抱いている時にコソコソ独りでヌいていたらしい…。
脱力ぎみな僕をお風呂に入れた時に勃っているアレのサイズを見たので、ソレにかなり近い道具を自分の後ろへ突っ込んで慰めていたのだと言う…。
何それ…凄く見てみたいんだけど…
という僕の表情を読み取ったのか…千歳は「嫌だ」と言ってくる。
「何が嫌なの?」
「独りでシてるところ見せろって顔に見えた。だから『嫌だ』って…」
「よく分かったね。けど、それはまた今度で良いや。今は千歳と繋がりたいかな…」
そう言って微笑むと動きを再開した。
2本くらい余裕で挿れられそうだったのでゆっくりと2本の指をソコヘ挿れていく…。
僕の顔を見ていられなくなったのか…、弱々しく僕の肩を掴み、瞼を震わせながら目を閉じている。
色っぽく腰を震わせている千歳の前は既に硬く勃ち上がっている。一瞬、どうしようか迷う。
コレを自分のナカへ挿れてしまおうか…
いや、僕のモノを千歳のナカへ受け挿れてもらおうか…
グチュグチュと千歳のナカを掻き回していると、千歳が首を横に振り、身を固くしている。
恐らくイきそうなのだろう…。
「っ…ふぅ…んっ…んんっ…」
どうやらイくのを耐えるのと一緒に声も抑えるつもりらしい…。
その様子を見て決めた。
『やっぱり、当初の目的どおりに千歳のナカに挿れよう』と…。
潤滑剤を足しながら指も2本から3本へ増やした。そして、耳朶へ舌を這わせ、時折、わざと音を出してやらしく吸い付いた。
ナカにあるシコリをグリグリと刺激してやると、閉じていた目を開いて涙を流しながら大きく喘いだ。
「ンぁあっ!!」
その刺激に耐えられなかったようだ。千歳は僕の肩を強く掴むと背を仰け反らせ白濁を散らした。
思いの外、勢いのあったソレは僕の服と千歳の顔や胸を汚した。
*
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