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鬼の花嫁―本編―
18*
しおりを挟む微かな振動で目が覚めた。どうやら紅輝に抱き上げられているらしい。
「起きたのか?」
「はぁっ…ぅん…あ、あれ?」
「あぁ、帰ってきた」
聞き流してしまいそうなくらいにさらっと言ってきた紅輝を凝視した。
抱き潰されて意識を失っている間に連れて帰ってきたみたいだ。有言実行したらしい。
聞けば3人迎えを呼んだと言っていた。
特殊な車の後部座席に乗って帰ってきたのだとか、紅輝の車は?と聞けば迎えに来た鬼のうちの1人が運転して帰ってきたみたい。
車の中では紅輝に抱き付いたまま寝ていたようだ。紅輝の服を離さなかったらしい。だから、紅輝の胸元が皺になっていたのかと納得した。
納得したのは良いんだけど、意識を取り戻してしまえば、後ろが疼く……じわりと愛液が滲み出た感覚があった。
「んぁ…んっ…はぁ…んん」
紅輝が動く度に自身の至る所が擦れて感じてしまう。背中を優しく撫でながら僕を宥めている。
それにすら感じてしまうのだけれど……
エレベーターが最上階へ着くとさっさと降りて廊下を歩く。
紅輝の服を悪戯にはだけさせ、夢中になって見える部分に吸い付き、その部分を舐めたりしていた。
すると、咎めるように突然、下着の隙間から指を後ろに挿れて激しく中を掻き混ぜてきた。
「あぁっ…んっんん!ふぅ…んぁ…んん…ぁ…んっんん…」
思ったより響いた喘ぎ声に慌てて紅輝の肩に噛みついて声を我慢する。紅輝はその様子を意地悪な笑みを浮かべて見ていた。
カードキーで施錠を解除すると自室に入る。
そして、玄関で靴を脱ぐとそのまま寝室の扉を蹴破って入った。
僕をベッドに座らせると、顎を掬うように持って顔を上げさせられる。視線が絡んだ。
それだけで、その先を期待するかのように切ない吐息がもれる。
紅輝は欲情した表情をして僕を見つめると蕩けるように甘い笑みを浮かべて、僕の口の端に啄むようなキスをした後、もう片方の手で頬をなぞるように撫でながら優しく囁いた。
「いつき、舌、出して」
「やぁ…ぁ…はぁっ…んん…ふ…んっ…ぁ」
紅輝の言葉に素直に従い舌を出すと、吸い付くようにねっとりと絡めてくる。
深く口付けながら僕の服の中を弄り始めた。喘ぎ声は紅輝の口の中に飲み込まれていく。
「んぁ…んん…はぁ…んっ…んん…ふっ…」
「んっ…いつき…」
愛おしそうに僕の名前を呼んでベッドに押し倒してきた。
紅輝は押し倒した僕の服をたくし上げると胸を執拗に舐め、時にはちゅうちゅうと吸って甘噛もしてくる。
「ひぅ…あっ、あぁ…ふっ…こぉき、こぉき…それ、やらぁ…んん!」
「気持ち良い、の間違いだろ?」
イヤイヤと首を振ってはいるが身体は紅輝に擦りつけるように動いている。
本能は紅輝のアレを望んでいる…奥まで犯してほしいと待ち望んでいる。
「んぁ…んん…ふっ…こぉきぃ」
「そんな声で呼ばれると我慢、出来なくなるだろう?」
「んん…ぁああっ…が、まんっ…しなくて、いい…んっ…からぁぁあっ…いっぱ、い…ぁ…シてぇ!」
「くっ…後悔するなよ…」
そう言うや否やコンドームを着けると僕の両足を肩に担ぎ上げ、一気に貫いてきた。
直後、中が喜びに震え紅輝を締め付けて達した。紅輝も動きを止めて居たが、直ぐに動き始める。
「ぁああ!…あっ、あっ、こぉきぃ、こぉきぃ…」
抉るように突き上げてくる紅輝に揺さぶられるまま快楽に溺れて、両手はシーツの上を游いでおり、唾液を滴らせながら名前を呼び、喘ぐ事しか出来なかった。
紅輝は紋章の位置に顔を埋めると歯を立てて強く吸い付いた。
その刺激に中が強くうねり、目の前がチカチカと真っ白に染まった…そして、悲鳴に近い嬌声を上げて達した。
見つめ合い、深く口付けると、紅輝は腰を動かし最奥を穿ち始める。
すると、再び悦びうねり始める僕のナカ…
「やらぁ、やらぁ、っぁあ!」
間を置かずにもう1回絶頂を向かえた。ぼやける視界で紅輝を見上げると微かに息を飲んだのが分かった。
紅輝は僕の涙を舐めとりながらも、動きを止めることはない。
僕の先端から白濁が止めどなく出ているが、気にした様子もない。
寧ろ出るように動かされ揺さぶられている。
「んっ…あっ、あぁ…ふっ…こぉき、や、こぉきぃ!…あぁ…ふっ…んぁ…んんっ…んっ、ら、らめぇぇえ!」
「えろい…っ…乱れる姿をもっと俺に見せて?…んっ…持っていかれそうだな…」
「あっ、あっ、やらぁ…んんっ…んっ…ふぅ…ぁ…っぁあ!」
「っ…い、いつき?」
ずっとイきっぱなしだった僕は紅輝に抱き付いて、むしゃぶりつくようなキスをした後、自ら快楽を得るために必死で腰を動かし始めた。
普段なら絶対にやらないであろう行為。
意図的に後ろに力を入れて紅輝を締め付ける。
本能に従って誘うように舌で紅輝の身体中を舐めまくって時には吸い付いた。
うねる中を熱い紅輝のモノが行ったり来たりする。それを視覚で捉えて更に興奮し、見せつけながら煽るように自分のモノを扱い上げ、紅輝を見つめる。腰を振ることも忘れない。
紅輝の戸惑った声なんて最早、聞こえてはいなかった…
「んぁ…もっと、もっとぉ!っぁあ!あっんんぁ…こぉき、こぉきぃ…ふっ…ぁああっ…あっ、あっ、もっとぉ!」
「っ…か、完全に理性が飛んだ、な!…っ…ぁ…くっ…これ、ヤバイ…」
紅輝が何を言っているかなんて全く理解できていないが、声にすら反応して身体が勝手に喜び、さらに締め付けている。
僕を抱き締めるように抱えると、くるりと反転してお互いの場所を入れ換えた。紅輝が下になり、僕が上に股がった。
深々と突き刺さる紅輝の熱くて硬いソレに我慢出来ずに射精した。
紅輝のお腹を汚して、仰け反りイった。顔は涙と唾液でぐちゃぐちゃになっていた。
それを気にする余裕もなく、本能に従って身体は勝手に動く。
紅輝の腰辺りに両手をついて、腰を動かしながら強請る。イった直後とは思えないくらいだった。
「っぁあ!あっんん…ふ、ふかいぃ…うごいてぇ!…んっんん!」
「痛くないか?」
「だ、だいじょ、ぶ…んっ…はぁ…こぉきのだしてぇ、っぁあ!」
「凄く締め付けてくるな…欲しいのか?」
「っぁあ!あっ!…ほしぃ…ちょ、だい!んっんん!こぉきのせーえき…んぁ…ぼくにちょーだい」
「煽るな…こっちも一杯、一杯なんだ。理性が今にも飛びそうなんだ…」
「やらぁ…んぁ…んっんん!ふっ…ぁああっ…いっぱい…ぁ…ちょーだいんん…ぁあっ!」
下から一突きされただけで盛大にイってしまい、透明な液体も散らした。紅輝はイっている僕の身体を掴みさらに突き上げ始めた。
「あっ、あっ、あっ、んんっ…んっんんっ…ふっ…んぁ…ひぅ!…ひ…ぁ…イク、イク、イクぅぁああ!」
「くっ…出すぞ」
紅輝はゴム越しに射精した。熱いのが出たのが分かったが、足りないのだ。こんなものじゃ足りない。全然、足りない―…
★
最早、何度イったのか分からないが、「中に出して」と「頂戴」、「紅輝」とか「気持ち良い」、「好き」をずっと連呼していた。気がする…
紅輝の上に跨がっている状態で一心不乱に腰を動かし、快楽を貪ろうとしている。
紅輝の腰も止まらなかった。体勢もいろいろと変えながらヤりまくった。
ベッド以外に風呂やリビング、廊下やトイレでも僕の身体は紅輝を求め、何処ででも誘い紅輝に身体を開く。
紅輝もソレに応えてくれた。
ぐちゃぐちゃな僕を洗ってくれた紅輝は危なくない所に僕を寝かせてシャワーを浴びている。
何だか凄く扇情的に見えて、ぼんやりとした思考でも欲情したのだけは理解した。
ガクガクと今にも崩れ落ちそうな足を引き摺るようにして近づくと抱き付いて紅輝を見上げる。
「どうした?」
「ねぇ、こぉき…シよ?」
口付けてきた紅輝は僕を危なくなくて痛くない場所に座らせる。
その吐く息にすら興奮し、さらに欲情して僕は本能のままに足を開いて誘うように紅輝を見上げると、後ろを指で広げて見せた―…
*
2
**
【禁止次項】
●転載、盗作、荒し、中傷、醸し
●他の作品と比べること
**
【注意次項】
●説明文とか下手です。(キャラも時折迷子になります。)
●物語最終話までの構成などは全く考えておりません。(大体グダグダです。)
●全て妄想で書き上げています。(自己満足です。)
●専門的な知識などは皆無です。(ご都合主義です。)
●気がついたら直していますが、誤字やおかしい文章など多数あります。(ごめんなさい。)
●R指定は念のため【R-18→*】
●メンタル弱いです。暖かい目で見てやってください
***
全ては“自己責任”でお読み下さい。
*
【禁止次項】
●転載、盗作、荒し、中傷、醸し
●他の作品と比べること
**
【注意次項】
●説明文とか下手です。(キャラも時折迷子になります。)
●物語最終話までの構成などは全く考えておりません。(大体グダグダです。)
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●専門的な知識などは皆無です。(ご都合主義です。)
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