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Main Story〜アルファな彼とオメガな僕。〜
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しおりを挟むナカで蠢く指に喘ぐ声が止まらなくなり、口の端からは唾液が滴り落ちており、崇陽の肩の部分を濡らしていた。
「た、かあき…まだぁ…っ…」
「もう少し…」
「んんっ!!ぁ…やだっ…」
崇陽の指が僕のイイトコロを的確に攻めてくる。その快楽に我慢できるはずもなく、直ぐに限界はやってきた。
後ろの締まり具合で達しそうになっているのに気づいたのか、崇陽は僕の耳元で「イキそうなのか?我慢しなくて良い。」と囁いて1番感じる場所を執拗に攻め立ててきた。
「も、だめ…い、くっ…や、ぁああー!!」
小ぶりの先端から白濁が弾け崇陽の腹筋を汚した。後ろは崇陽の指を食い締めたまま痙攣に近い動きで蠢いている。
ヌプっと崇陽が指を引き抜くと入り口がヒクヒクと動いているのがなんとなく分かった。
抜いた本人は荒い息を繰り返している僕を一見すると、愛液などで濡れていない方の手で頭を撫でながら時計を確認する。
「時間も良い感じだし…ナカもこれだけ解せば大丈夫か…」
「たかあき?」
「待たせて悪かったな。」
そう言ってクターっとしている呆けた顔の僕にキスをするとお尻を左右へと広げる。
すると、涎のようにトロっとナカから自身の愛液が流れ出た感覚があった。
その感覚に恥ずかしさを覚えるよりも先に、崇陽のモノが入り口に触れた事により歓喜で身体が震えた。
崇陽はソレをヌチュヌチュと音を立てながら僕の愛液と馴染ませる。
「挿れても良いか?」と聞いてくる崇陽に首を傾げてみせる。何で聞いてきたのかと思ったからだ。
発情期ではない僕のナカは発情期の時よりも狭く、濡れ方も弱い。運命同士だから濡れる事ができるが…運命同士ではなかったら恐らく発情期以外でナカは濡れたりしないだろう。
僕に気持ちに猶予を与えてくれているのだと理解した。
「ぁ…んんっ…いれて…」
微弱な刺激に反応しつつそう言えば、指とは比べ物にならないくらいの質量がナカを満たし始めた。
崇陽は僕が苦しそうな声を上げれば動きを止めて僕の様子を見てくる。
僕が辛くないように、ナカを傷つけたりしないようにできうる範囲内で細心の注意を払ってくれているのだろう。
早く突っ込んで、早く動きたいはずの崇陽はソレを押し殺して僕を優先してくれている。
その事実に愛されているのだと、さらに実感できた。
*
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