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え? また?!
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リビングの隣にある部屋は寝室に続いている。
ベッドは二階に置いても良かったが、帰ったらすぐ横になれるようにとリビングの隣の部屋に設置したのだ。
リズウェンと住んだらと言っても、結局は一人暮らしの使い勝手がいい配置になってしまっている。
ベッドから上掛けを持って、それで悩ましい姿の彼を包み、そのまま抱き上げて移動する。
これが日常だったらと思う。
妄想していたものとはかなり違う状態で家に来たわけだが、リズウェンが俺の家にいて、しかもその隣に俺がいる。
抱いているリズウェンの頬にすりっと、俺の頬を寄せる。
滑らかな肌は酒が入っているせいか少し赤い。
丁寧にリズウェンをベッドに寝かせる。そう言えばと、後ろのポケットに潤滑剤を入れていたのを思い出す。
──これも使う機会がなかったな。
残念に思いながら、それをベッドのヘッドボード部分に置いた。
リズウェンの黒髪を一度撫でると離れがたくなった。そんな気持ちを叱咤しながら着衣を整える。
遅い時間だが、もしかしたら対応してくれるかもしれない。
硬質な感覚を股間に感じながら、俺はサラの店に足を運んだ。
「はいはいはいっと、こんな時間に何の用だ?」
若い男の声がする。
店は閉まっていたので、その隣に住んでいるというサラを訪ねたが不在のようだった。
「夜分遅くに申し訳ない。サラさんはいつ頃お戻りだろうか?」
男はゆったりしたローブを着ており、サラと同じように緩くウェーブした黒髪を腰まで流している。顔も似ているので姉弟なのかもしれない。
「あー、サラね。今はいない。急ぎの用か? 俺も薬師……というよりは、魔術師なんだが力になれるか?」
女性に下の話をするよりは、良かったかもしれないと頷く。
しかも、魔術師ならこの石化もなんとか解呪してくれるのではと一縷の望みを持って説明をする。
リビングに入れてもらい、話終わった途端に部屋の床で男は転がりだした。
「ぶっ、せ、石化っ?! アソコが石化って! ぐほっ、げほっ」
なんだか見覚えのある光景にデジャブを覚える。
──この人もサラと同じ病なのだろうか?
姉弟で、もしかしたら兄妹かもしれないが、少しばかり可哀想になる。
「このままだとどうなるんだ?」
石化した部分は片側だけが石化していると改めて確認してわかった。
「まぁ、勃ったら流血沙汰だな。それ」
のそりと床から立ち上がって、ローブを叩きながら男はサラリと言った。
「多少引き攣れるような感じはあったが、流血……するのか?」
「勃起具合にもよるだろうが、朝勃ちでも中の組織や薄皮は裂けるだろうな」
「…………」
そんな状態で騎乗などできるとは思えない。かなり深刻な状況だった。
「明日から遠征でしばらく戻って来れないんだろ? 魔物討伐に行くと聞いてる。石化は進行する事はないが、解呪には時間がかかる。できれば、かけた本人に解呪してもらうのがいいが。もしくは精力減退の薬を出しとくがどうする?」
遠征のことは一般市民が知ることは無いはずだ。なぜ魔物討伐のことまで知っているのかと思ったが、サラには言っていたのかもしれない。だからこの男は知っているのだろう。
「……精力減退の薬を出してもらえるだろうか」
男は苦笑しながら薬を持ってきてくれた。
「石化させた相手はわかってるのか?」
「………俺のベッドで寝てる」
再び、男はテーブルに頭をぶつけながら床に蹲った。
「がふっ、こ、恋人にかけられるとか! まじかっ…笑えるっ」
かなり失礼なことを言われているのはわかるが、恋人と思われるのは心にくるものがある。
「ぐふっ、薬はいらないかもしれないが、念の為に作っとくよ。その恋人さんよっぽど自分に自信が無いんだな。離れている間のアンタをそんな状態にするなんてさ」
リズウェンの自信が無い様子など見たことは無い。いつも眺めている訓練では、隙も見せないし、激を飛ばす声は強者のそれだ。
それに、恋人ではない場合のこの状態はなんだと言うのか。俺はどんな言葉を返したらよいのかわからず微妙な顔になる。
「しばらく傍にいてやれないんだろ? 帰ったら安心させてやれよ」
彼の返答には曖昧に返事をして、薬や相談にのってくれたことを感謝する。
支払いを済ませ、サラによろしくと言ってその場を後にした。
そもそもリズウェンと俺はどんな仲なんだろう。
──国を守るもの同士?
範囲が広すぎるし他人でも通じる。
──同じ師団長? それとも友人?
それだと、ただの知り合いレベルだ。友人というには友人らしいことはしていない。
もちろん『麗しの花』として、ずっと見ていたし、知ってもいた。最近になって、やっと普通に会話ができるようになったばかりだ。
──恋人……とか?
そもそも恋人だとお互いが認識していないのだから、それはない。
俺は自問自答して落ち込んだ。
実際リズウェンに俺は何を求めているのか。
好きだし、愛している。それは変えようもない事実だ。
できれば傍にいて欲しいし、伴侶にしたい。現にリズウェンとの共同生活を夢見て、家を購入するほどだ。
したいことや、やりたいことは沢山あるのに、リズウェンに対して行動を起こしたこともつい最近のことだ。
今まで断られるのが怖くて、自分から求めようとしていなかった。
初めから雲の上の人だ、高嶺の花だと、そう決めつけていた。
無理だと諦めながらも好きだと気持ちを押しつけていたんだ。
──最低だな、俺。
真剣にリズウェンと向き合っていなかったことに嫌悪を覚える。
それに、自分の気持ちばかりで、リズウェンの気持ちまで考える余裕がなかった。
リズウェンはオレのことをどう思っているのだろう。
嫌なら俺に頼ることはないだろうから、多少なりとも心を許してくれているとは思う。
計らずもキスまでしてしまったのだ。
このまま曖昧にしているのは相手に失礼だ。そろそろ決断をするべき時が、きたのかもしれない。
今から真剣に口説いても遅くはないはずだ。
帰る道すがら、リズウェンの置かれた立場をまずは考える。
バロル侯爵家の第一子で、婚約破棄をしたことで悪評が広まり、家督を次男に譲り渡すことになった。
第二師団の副師団長になったのはそれからすぐの事だ。そして、一年前に師団長になった。
貴族といえど、家を継がない場合は平民になるか、騎士となり叙爵される場合がほとんどだ。
リズウェンは、バロル邸を帰る家だとは思っていないらしく、師団の寮も襲われるなどと言っていた。
何かしらの理由があって、夜も神経をすり減らすような生活をしているのだろうか。
ゆっくりと安全に過ごすことができないだけでも、心が疲弊していくというのは、野営ばかりだった俺もそれはよくわかっているつもりだ。
──それならリズウェンがセキュリティのしっかりしている安全な俺の家に住めばいいのでは?
とりあえず、シェアハウス的な共同生活も選択肢としてあることを伝えてもいいかもしれない。
石化のことなど忘れて俺はリズウェンのいる家に急いだ。
ベッドは二階に置いても良かったが、帰ったらすぐ横になれるようにとリビングの隣の部屋に設置したのだ。
リズウェンと住んだらと言っても、結局は一人暮らしの使い勝手がいい配置になってしまっている。
ベッドから上掛けを持って、それで悩ましい姿の彼を包み、そのまま抱き上げて移動する。
これが日常だったらと思う。
妄想していたものとはかなり違う状態で家に来たわけだが、リズウェンが俺の家にいて、しかもその隣に俺がいる。
抱いているリズウェンの頬にすりっと、俺の頬を寄せる。
滑らかな肌は酒が入っているせいか少し赤い。
丁寧にリズウェンをベッドに寝かせる。そう言えばと、後ろのポケットに潤滑剤を入れていたのを思い出す。
──これも使う機会がなかったな。
残念に思いながら、それをベッドのヘッドボード部分に置いた。
リズウェンの黒髪を一度撫でると離れがたくなった。そんな気持ちを叱咤しながら着衣を整える。
遅い時間だが、もしかしたら対応してくれるかもしれない。
硬質な感覚を股間に感じながら、俺はサラの店に足を運んだ。
「はいはいはいっと、こんな時間に何の用だ?」
若い男の声がする。
店は閉まっていたので、その隣に住んでいるというサラを訪ねたが不在のようだった。
「夜分遅くに申し訳ない。サラさんはいつ頃お戻りだろうか?」
男はゆったりしたローブを着ており、サラと同じように緩くウェーブした黒髪を腰まで流している。顔も似ているので姉弟なのかもしれない。
「あー、サラね。今はいない。急ぎの用か? 俺も薬師……というよりは、魔術師なんだが力になれるか?」
女性に下の話をするよりは、良かったかもしれないと頷く。
しかも、魔術師ならこの石化もなんとか解呪してくれるのではと一縷の望みを持って説明をする。
リビングに入れてもらい、話終わった途端に部屋の床で男は転がりだした。
「ぶっ、せ、石化っ?! アソコが石化って! ぐほっ、げほっ」
なんだか見覚えのある光景にデジャブを覚える。
──この人もサラと同じ病なのだろうか?
姉弟で、もしかしたら兄妹かもしれないが、少しばかり可哀想になる。
「このままだとどうなるんだ?」
石化した部分は片側だけが石化していると改めて確認してわかった。
「まぁ、勃ったら流血沙汰だな。それ」
のそりと床から立ち上がって、ローブを叩きながら男はサラリと言った。
「多少引き攣れるような感じはあったが、流血……するのか?」
「勃起具合にもよるだろうが、朝勃ちでも中の組織や薄皮は裂けるだろうな」
「…………」
そんな状態で騎乗などできるとは思えない。かなり深刻な状況だった。
「明日から遠征でしばらく戻って来れないんだろ? 魔物討伐に行くと聞いてる。石化は進行する事はないが、解呪には時間がかかる。できれば、かけた本人に解呪してもらうのがいいが。もしくは精力減退の薬を出しとくがどうする?」
遠征のことは一般市民が知ることは無いはずだ。なぜ魔物討伐のことまで知っているのかと思ったが、サラには言っていたのかもしれない。だからこの男は知っているのだろう。
「……精力減退の薬を出してもらえるだろうか」
男は苦笑しながら薬を持ってきてくれた。
「石化させた相手はわかってるのか?」
「………俺のベッドで寝てる」
再び、男はテーブルに頭をぶつけながら床に蹲った。
「がふっ、こ、恋人にかけられるとか! まじかっ…笑えるっ」
かなり失礼なことを言われているのはわかるが、恋人と思われるのは心にくるものがある。
「ぐふっ、薬はいらないかもしれないが、念の為に作っとくよ。その恋人さんよっぽど自分に自信が無いんだな。離れている間のアンタをそんな状態にするなんてさ」
リズウェンの自信が無い様子など見たことは無い。いつも眺めている訓練では、隙も見せないし、激を飛ばす声は強者のそれだ。
それに、恋人ではない場合のこの状態はなんだと言うのか。俺はどんな言葉を返したらよいのかわからず微妙な顔になる。
「しばらく傍にいてやれないんだろ? 帰ったら安心させてやれよ」
彼の返答には曖昧に返事をして、薬や相談にのってくれたことを感謝する。
支払いを済ませ、サラによろしくと言ってその場を後にした。
そもそもリズウェンと俺はどんな仲なんだろう。
──国を守るもの同士?
範囲が広すぎるし他人でも通じる。
──同じ師団長? それとも友人?
それだと、ただの知り合いレベルだ。友人というには友人らしいことはしていない。
もちろん『麗しの花』として、ずっと見ていたし、知ってもいた。最近になって、やっと普通に会話ができるようになったばかりだ。
──恋人……とか?
そもそも恋人だとお互いが認識していないのだから、それはない。
俺は自問自答して落ち込んだ。
実際リズウェンに俺は何を求めているのか。
好きだし、愛している。それは変えようもない事実だ。
できれば傍にいて欲しいし、伴侶にしたい。現にリズウェンとの共同生活を夢見て、家を購入するほどだ。
したいことや、やりたいことは沢山あるのに、リズウェンに対して行動を起こしたこともつい最近のことだ。
今まで断られるのが怖くて、自分から求めようとしていなかった。
初めから雲の上の人だ、高嶺の花だと、そう決めつけていた。
無理だと諦めながらも好きだと気持ちを押しつけていたんだ。
──最低だな、俺。
真剣にリズウェンと向き合っていなかったことに嫌悪を覚える。
それに、自分の気持ちばかりで、リズウェンの気持ちまで考える余裕がなかった。
リズウェンはオレのことをどう思っているのだろう。
嫌なら俺に頼ることはないだろうから、多少なりとも心を許してくれているとは思う。
計らずもキスまでしてしまったのだ。
このまま曖昧にしているのは相手に失礼だ。そろそろ決断をするべき時が、きたのかもしれない。
今から真剣に口説いても遅くはないはずだ。
帰る道すがら、リズウェンの置かれた立場をまずは考える。
バロル侯爵家の第一子で、婚約破棄をしたことで悪評が広まり、家督を次男に譲り渡すことになった。
第二師団の副師団長になったのはそれからすぐの事だ。そして、一年前に師団長になった。
貴族といえど、家を継がない場合は平民になるか、騎士となり叙爵される場合がほとんどだ。
リズウェンは、バロル邸を帰る家だとは思っていないらしく、師団の寮も襲われるなどと言っていた。
何かしらの理由があって、夜も神経をすり減らすような生活をしているのだろうか。
ゆっくりと安全に過ごすことができないだけでも、心が疲弊していくというのは、野営ばかりだった俺もそれはよくわかっているつもりだ。
──それならリズウェンがセキュリティのしっかりしている安全な俺の家に住めばいいのでは?
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