みなもの鏡界
陸上競技が得意だが泳げないチリはある夏の夜、親友のシオネと共に学校のプールに忍び込んで、水泳の特訓をする事になった。水に対して強い恐怖を抱くチリだったが、シオネに誘われ鏡のように満月を映し出すプールの中へ身を委ねるチリ。そしてチリの記憶に被さった忘却のベールは剥がされていき、チリとシオネを繋いでいた”絆”の正体が明かされる。
あなたにおすすめの小説
九龍城砦奇譚
菰野るり
ライト文芸
舞台は返還前の香港九龍城。
極彩色の洗濯物なびかせながら
飛行機が啓徳空港へ降りてゆく。
何でも屋のジョニーに育てられたアンディは10才。国籍も名字もない。
少年と少女の出逢いと青春を
西洋と東洋の入り混じる香港を舞台に
雑多な異国の風俗や景色
時代の波と絡めながら描く
フィラメント
EUREKA NOVELS
ライト文芸
小桜 由衣(こざくら ゆい)は少し変わった女の子。
プライドだけは人一倍で怒りっぽく感情に流されやすい彼女は周囲と溝を作りながら生きてきた。独りで絵を描くことに没頭していたのだが、ある日——
「障害と創作」をテーマにした短編。
ボッチによるクラスの姫討伐作戦
イカタコ
ライト文芸
本田拓人は、転校した学校へ登校した初日に謎のクラスメイト・五十鈴明日香に呼び出される。
「私がクラスの頂点に立つための協力をしてほしい」
明日香が敵視していた豊田姫乃は、クラス内カーストトップの女子で、誰も彼女に逆らうことができない状況となっていた。
転校してきたばかりの拓人にとって、そんな提案を呑めるわけもなく断ろうとするものの、明日香による主人公の知られたくない秘密を暴露すると脅され、仕方なく協力することとなる。
明日香と行動を共にすることになった拓人を見た姫乃は、自分側に取り込もうとするも拓人に断られ、敵視するようになる。
2人の間で板挟みになる拓人は、果たして平穏な学校生活を送ることができるのだろうか?
そして、明日香の目的は遂げられるのだろうか。
ボッチによるクラスの姫討伐作戦が始まる。
色彩と律動
山本しお梨
ライト文芸
「――ますます音楽というのは、律動づけられた色彩と時間だと思うようになった」
大学最後の学内選抜演奏会、何を弾くか。三谷夕季は悩んでいた。
地元で開催されたコンサートをきっかけに、三谷はもう一度、みそらとともに地元を訪れる。
そこで見たもの、聞こえたもの、肌に触れたものは――。
----------
連載中の「恋するハンマーフリューゲル」の後日譚(番外編)です。
好きな曲や好きなシーンや好きな空気をぎゅうぎゅうにつめこんだ短編で、個人的にはお気に入りの一本なので供養を兼ねてアップします。
大きなネタバレはありませんので(主人公ふたりの関係性くらいで…)、こちらを読んで興味を持った方はぜひ本編もよしなにお願いします。
----------
■山岡みそら
声楽専攻四年(木村門下)、ソプラノ。
副科ピアノは羽田門下。
■三谷夕季
ピアノ専攻四年(羽田門下)。
■羽田葉子
ピアノ専攻の非常勤講師。
三谷夕季の担当講師。講義では伴奏法も担当。
■三谷喜美子
三谷のおばあさん。
■木村先生
声楽専攻の非常勤講師。
みそらの担当講師で現役バリトン歌手。
■小野先生
ピアノ専攻教授。葉子の師匠。
僕の恋は死の病
慈こころ
ライト文芸
──人の恋を蔑んだ罰で、僕は『恋をすると死ぬ運命』を課せられてしまった。
希原凪はそれから恋に怯え、人と距離を取り、孤独な日々を送る。だがそんな日々は白石灯真という少年に崩されて……?
三度目に会えたら
まんまるムーン
ライト文芸
“沢見君とはどういう訳だか一度だけキスした事がある。付き合ってもいないのに…”
学校一のモテ男、沢見君と体育祭の看板政策委員になった私。彼には同じく学校一の美人の彼女がいる。もともと私とは違う世界の住人と思っていたのに、毎日顔を合わせるうちに仲良くなっていった。そして沢見君の心変わりを知った彼女は…狂暴化して私に襲い掛かってきた! そんな二人のすれ違い続けたラブストーリー。
かめ日和
Emi 松原
ライト文芸
どうも、かめです。
「なまえ」は、「じぇにふぁー」といいます。
ちなみにオスです。
「ごしゅじんさま」の「なまえ」は、「じゅりあ」です。
きらきらねぇむというらしいですが、きらきらねぇむとはなんぞや。
これは、かめの「ごしゅじんさま」観察日記。
そしてかめの学びの日々をつづります。