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シンゴニウム・9
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「山登り? ここより本格的な山?」
「似たり寄ったりかもしれない。けど、行ってみないか?」
俺はふと、そんな事を言った。唐突な誘いだと思いつつ、子供の頃のしこりのような心残りが俺の背中を押した。どうして今頃と思ったが、言った言葉は撤回できない。相原の瞼が開かれて、唇の端が持ち上がる。彼女の目は興味あり、だった。
「いきなり大胆だね。登山か、さすがに予想外だった」
「そんな大層な山じゃないよ。山の上に公園があって、園児が集団で散歩に行くようなところだから、相原にはつまらないかもしれない。こことそう大差ないかもしれない。ただその公園の上にまだ更に上があって、頂上に登り切った事がないんだよ」
「つまらなくなんてない。葛城のしたい事でしょう?」
俺の目を覗き込んでくる相原に、俺はそれ以上どう言っていいか分からず押し黙る。却下かと思いつつ、しかして相原の手が俺の手に乗ってくる。
それは了承の合図だ。相原の瞳は爛々としていた。
「子供の頃からの夢か。いいね」
「大人になったら絶対、登るんだって決心したのを思い出してさ」
「よし、決めた。行こう」
相原が立ち上がり、手にしたアイスのコーンを一気に食べ尽くした。相原に倣って急ぎ食べる俺を、彼女の目は見ているけれど、しかし思考は別方向に向けられているようだ。目の前に在るのは、凛々しい乙女の爛々とした瞳だ。
「でも山か。油断しちゃだめだね。一度道具取りに戻ろうか」
「大丈夫。本当に道があって、そこを登るだけだから」
何せ幼稚園児でも登る程の山だ。大の大人が道具を持って登る程ではない、と思う。ふと何か忘れている気がするけれど、それが何かが分からない。でも大丈夫。家に帰ると心が折れる。そんな気すらした。
「山はなめちゃいけないんだけど」
「いざとなればすぐに止めればいいと思う」
「む、葛城にしては押せ押せだね。珍しい」
彼女の言う通りだった。何を焦っているのだろうか。しかして相原を初めてその気にさせたような気すらする今、躊躇はしたくない。言った以上は登りたいと思った。一人なら絶対にしなかった。相原と居るからこそ、してみたい。
「頼む。行こう」
「おっけ、葛城の言う事を信じるよ。それで何かあっても、うん。二人で死のう」
「う」
ふいに怖い事を言われ、俺の喉が鳴った。辞めるべきかを思案する。しかし相原は歩き出している。もう後には引けなくなっていた。
しかしてそんなにキツイ山ではないはずなのだ。そう思いながら、俺らは菖蒲園を早々に下りて、車を走らせて貰い、目的の山に向かった。麓の駐車場に駐車して、足を踏み鳴らして、次の目的地へと歩み出して。
そして。
……そして。
「きつい」
「うわ、はやっ」
目的の山に到着し、意気揚々と車を降りて登り始めて早々に、俺は子供の頃と、今のスタミナの違いを思い知らされた。
子供は元気である。
それは自分の体重が軽いからなのか、子供が元気の塊だからかは定かではないけれど、とにかく子供で大丈夫だったから大人でも平気、というのは少し考えを改める必要がある。
特に体力を使う面では、大人は駄目過ぎた。
目指したその山は菖蒲園の山から五キロ離れたところにあり、俺が昔通っていた幼稚園の上にあった。あの頃はまるで庭のように、何度も登った覚えがある。もちろん当時の事を繊細に覚えているわけもなく、先生を置いて走って登った事と、頂上への入り口で捕まり、まだ無理と止められた、という断片的な思い出しかない。
今なら行けると思ったんだ。
けれど。
「さすがは文系のインドア派。体力ないね」
「そもそも菖蒲園の坂で体力使い果たしていた。足が痛い。かなり辛い」
自分の体力の事をすっかり失念していた。
頬から垂れる汗が地面を濡らす。息切れすらする。動機もしてふらふらする。少し前を行く相原は肩越しに俺を見てきて、薄ら笑っていた。
なるほど、だから家に帰りたくなかったのだ。帰ったらもう出る気がなくなるだろう、と本能で悟っていたのだ。とはいえ、相原が先を行き、俺がそれに付いて行くのが、ああ、情けない。
「他でも体動かしてたもんね? 主に腰を?」
「う、言うなそれを」
それこそ相原とて俺と同じ行動をしてきたのだ。幾らスポーツウーマンとはいえ、出来れば前を歩きたい。俺が誘ったのだ。とはいえ足が思うように動かず、俺は結局、相原に手を引かれる形で山を登る事になった。
「空気が美味しいなあ」
「そうだね。ちょっと冷えるけど」
相原に手を引かれながら、俺は一歩一歩と進んでいく。相原の背を眺めながら登る山はなかなかに情けなく、けれど二人であると体感で来て嬉しい。俺は現金である。
俺らは山道を歩いているけれど、近くには車道もありそう危険はない、はずだ。しかし見えた道端の看板に、俺の目は釘づけになる。現れたのは、動物のシルエット付きの、苔塗れの看板だった。こんなの、昔あったっけ。
「クマ注意って書いてあるんだけど」
「大丈夫なんじゃない? 誘った本人が不安がってどうする」
山に登ろうと誘った俺だが、すでに後悔し始めている。相原に何かがあったらどうしよう。俺が食われればいいのだろうけれど、彼女を置いて逃げてしまいそうな自分に溜息が出る。死にたくはないです。けれどどうせ足の遅さで俺が食われるだろう。とかいろいろ思いながら、立ち止まるわけにも行かず山の上へと目指していく。
看板を横切りながら、周囲を見渡す。とりあえず、それらしい影はない。
「そういえば声を出していればクマに襲われないって聞いたことある」
「そうね。熊が襲う場合って、あっちもいきなり人に出会った時らしいからね。最初から『私らはここに居るからね』って教えていたら大丈夫」
だから登山の時は鈴を持って行くのよと教えてくれる彼女の言葉に、俺はその準備すらさせなかったのかと、自分の決断を最大級で後悔した。
「どっちから行く?」
「右からでも左からでも、結局は同じ場所に行くみたいだけど」
しばらく歩くと三叉路になり、俺らの足は当然止まった。繋いでいた相原の手が俺から離れて、不安が増したのでヘタレ確定。泥塗れの地図が通路の説明をしてくれている。右が急こう配だけれど短く、左は緩やかだけれど長いらしい。相原は右に行こうとしているけれど、俺的には左の方が楽なのでは、と悩む。どうするべきか。
相原に決断を委ねるかを迷う。
「二手に分かれる? 後でお互いにどんな道だったか言い合うとか」
「それもいい……いや」
相原の提案に、そうだなと頷きかけて止めた。相原は何食わぬ顔をしている。いつもの顔をしている。けれど、俺に問う彼女の瞳がやや寂しげに見えた。気のせいかもしれない。きっと気のせいだろう。
今日、俺は何しに来た。山の頂上を目指す為だ。誰と?
言うまでもない、相原とだ。
だとすれば、俺が彼女と別行動を取る、必要性はゼロだ。
「一緒に行こう。別々は嫌だ」
「あは。クマに会ったら大変だし?」
相原がふざけた様子で笑っている。俺も笑おうとして、けれど心に沸いた気持ちだけは、笑うまいと、真面目に告げた。
「相原に何かあったら助けられない」
「へ、助ける?」
短く吐き捨て、「ああ、俺が守る」と胸を張った。相原が目を丸くしている。言ってすぐに後悔する。お前如きが相原を助けるだ? どの口が言う。相原が俺を見たまま動かない。やばいな言い直そうか。そう思いながら、いや撤回するなと、俺は自分の言葉を信じて、もっと言え、と自分の背を押した。
「頼む。守らせてくれ」
「っ、ちょっと大げさ」
それはまるで、彼女を口説いた時のような熱意を込めた言葉。
「大げさでもいい。今回は、俺の意見に折れてくれ。相原は、俺の行くところに来ればいい。何かあっても、俺が責任持つ」
そこまで言い切り、俺は胸を張った。そうさ、俺が助けないで誰が彼女を守るんだ? と。自問自答気味に答えを出して、けれど押し黙る相原の視線に負けて、顔を背けた。
少し照れあり、自信が折れそうなのを隠す、意味もあり。
「それに別々より、二人で一緒の方が楽しいからな。片方の道はまた、今度来た時通ればいい。俺は相原と、同じ景色が見たいからな」
「あ。う、ん」
俺の言葉にだんまりの相原が驚きの顔から戻らない。何か変な事を言っただろうか。相原は立ち止まり、俺をまじまじと見つめている。本当に目つきが鋭いので怖い。無言の時間だけが過ぎ、恥ずかしさが増して困る。ええい。
「行くぞ、ほら」
「……うん」
俺はすかさず彼女の前に行き、無防備に垂れていたその手を握った。そっと触れた彼女の手は冷たかった。
俺の心は熱く燃えていて、彼女の冷たさの理由に気付かなかった。
<続く>
「似たり寄ったりかもしれない。けど、行ってみないか?」
俺はふと、そんな事を言った。唐突な誘いだと思いつつ、子供の頃のしこりのような心残りが俺の背中を押した。どうして今頃と思ったが、言った言葉は撤回できない。相原の瞼が開かれて、唇の端が持ち上がる。彼女の目は興味あり、だった。
「いきなり大胆だね。登山か、さすがに予想外だった」
「そんな大層な山じゃないよ。山の上に公園があって、園児が集団で散歩に行くようなところだから、相原にはつまらないかもしれない。こことそう大差ないかもしれない。ただその公園の上にまだ更に上があって、頂上に登り切った事がないんだよ」
「つまらなくなんてない。葛城のしたい事でしょう?」
俺の目を覗き込んでくる相原に、俺はそれ以上どう言っていいか分からず押し黙る。却下かと思いつつ、しかして相原の手が俺の手に乗ってくる。
それは了承の合図だ。相原の瞳は爛々としていた。
「子供の頃からの夢か。いいね」
「大人になったら絶対、登るんだって決心したのを思い出してさ」
「よし、決めた。行こう」
相原が立ち上がり、手にしたアイスのコーンを一気に食べ尽くした。相原に倣って急ぎ食べる俺を、彼女の目は見ているけれど、しかし思考は別方向に向けられているようだ。目の前に在るのは、凛々しい乙女の爛々とした瞳だ。
「でも山か。油断しちゃだめだね。一度道具取りに戻ろうか」
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「いざとなればすぐに止めればいいと思う」
「む、葛城にしては押せ押せだね。珍しい」
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「頼む。行こう」
「おっけ、葛城の言う事を信じるよ。それで何かあっても、うん。二人で死のう」
「う」
ふいに怖い事を言われ、俺の喉が鳴った。辞めるべきかを思案する。しかし相原は歩き出している。もう後には引けなくなっていた。
しかしてそんなにキツイ山ではないはずなのだ。そう思いながら、俺らは菖蒲園を早々に下りて、車を走らせて貰い、目的の山に向かった。麓の駐車場に駐車して、足を踏み鳴らして、次の目的地へと歩み出して。
そして。
……そして。
「きつい」
「うわ、はやっ」
目的の山に到着し、意気揚々と車を降りて登り始めて早々に、俺は子供の頃と、今のスタミナの違いを思い知らされた。
子供は元気である。
それは自分の体重が軽いからなのか、子供が元気の塊だからかは定かではないけれど、とにかく子供で大丈夫だったから大人でも平気、というのは少し考えを改める必要がある。
特に体力を使う面では、大人は駄目過ぎた。
目指したその山は菖蒲園の山から五キロ離れたところにあり、俺が昔通っていた幼稚園の上にあった。あの頃はまるで庭のように、何度も登った覚えがある。もちろん当時の事を繊細に覚えているわけもなく、先生を置いて走って登った事と、頂上への入り口で捕まり、まだ無理と止められた、という断片的な思い出しかない。
今なら行けると思ったんだ。
けれど。
「さすがは文系のインドア派。体力ないね」
「そもそも菖蒲園の坂で体力使い果たしていた。足が痛い。かなり辛い」
自分の体力の事をすっかり失念していた。
頬から垂れる汗が地面を濡らす。息切れすらする。動機もしてふらふらする。少し前を行く相原は肩越しに俺を見てきて、薄ら笑っていた。
なるほど、だから家に帰りたくなかったのだ。帰ったらもう出る気がなくなるだろう、と本能で悟っていたのだ。とはいえ、相原が先を行き、俺がそれに付いて行くのが、ああ、情けない。
「他でも体動かしてたもんね? 主に腰を?」
「う、言うなそれを」
それこそ相原とて俺と同じ行動をしてきたのだ。幾らスポーツウーマンとはいえ、出来れば前を歩きたい。俺が誘ったのだ。とはいえ足が思うように動かず、俺は結局、相原に手を引かれる形で山を登る事になった。
「空気が美味しいなあ」
「そうだね。ちょっと冷えるけど」
相原に手を引かれながら、俺は一歩一歩と進んでいく。相原の背を眺めながら登る山はなかなかに情けなく、けれど二人であると体感で来て嬉しい。俺は現金である。
俺らは山道を歩いているけれど、近くには車道もありそう危険はない、はずだ。しかし見えた道端の看板に、俺の目は釘づけになる。現れたのは、動物のシルエット付きの、苔塗れの看板だった。こんなの、昔あったっけ。
「クマ注意って書いてあるんだけど」
「大丈夫なんじゃない? 誘った本人が不安がってどうする」
山に登ろうと誘った俺だが、すでに後悔し始めている。相原に何かがあったらどうしよう。俺が食われればいいのだろうけれど、彼女を置いて逃げてしまいそうな自分に溜息が出る。死にたくはないです。けれどどうせ足の遅さで俺が食われるだろう。とかいろいろ思いながら、立ち止まるわけにも行かず山の上へと目指していく。
看板を横切りながら、周囲を見渡す。とりあえず、それらしい影はない。
「そういえば声を出していればクマに襲われないって聞いたことある」
「そうね。熊が襲う場合って、あっちもいきなり人に出会った時らしいからね。最初から『私らはここに居るからね』って教えていたら大丈夫」
だから登山の時は鈴を持って行くのよと教えてくれる彼女の言葉に、俺はその準備すらさせなかったのかと、自分の決断を最大級で後悔した。
「どっちから行く?」
「右からでも左からでも、結局は同じ場所に行くみたいだけど」
しばらく歩くと三叉路になり、俺らの足は当然止まった。繋いでいた相原の手が俺から離れて、不安が増したのでヘタレ確定。泥塗れの地図が通路の説明をしてくれている。右が急こう配だけれど短く、左は緩やかだけれど長いらしい。相原は右に行こうとしているけれど、俺的には左の方が楽なのでは、と悩む。どうするべきか。
相原に決断を委ねるかを迷う。
「二手に分かれる? 後でお互いにどんな道だったか言い合うとか」
「それもいい……いや」
相原の提案に、そうだなと頷きかけて止めた。相原は何食わぬ顔をしている。いつもの顔をしている。けれど、俺に問う彼女の瞳がやや寂しげに見えた。気のせいかもしれない。きっと気のせいだろう。
今日、俺は何しに来た。山の頂上を目指す為だ。誰と?
言うまでもない、相原とだ。
だとすれば、俺が彼女と別行動を取る、必要性はゼロだ。
「一緒に行こう。別々は嫌だ」
「あは。クマに会ったら大変だし?」
相原がふざけた様子で笑っている。俺も笑おうとして、けれど心に沸いた気持ちだけは、笑うまいと、真面目に告げた。
「相原に何かあったら助けられない」
「へ、助ける?」
短く吐き捨て、「ああ、俺が守る」と胸を張った。相原が目を丸くしている。言ってすぐに後悔する。お前如きが相原を助けるだ? どの口が言う。相原が俺を見たまま動かない。やばいな言い直そうか。そう思いながら、いや撤回するなと、俺は自分の言葉を信じて、もっと言え、と自分の背を押した。
「頼む。守らせてくれ」
「っ、ちょっと大げさ」
それはまるで、彼女を口説いた時のような熱意を込めた言葉。
「大げさでもいい。今回は、俺の意見に折れてくれ。相原は、俺の行くところに来ればいい。何かあっても、俺が責任持つ」
そこまで言い切り、俺は胸を張った。そうさ、俺が助けないで誰が彼女を守るんだ? と。自問自答気味に答えを出して、けれど押し黙る相原の視線に負けて、顔を背けた。
少し照れあり、自信が折れそうなのを隠す、意味もあり。
「それに別々より、二人で一緒の方が楽しいからな。片方の道はまた、今度来た時通ればいい。俺は相原と、同じ景色が見たいからな」
「あ。う、ん」
俺の言葉にだんまりの相原が驚きの顔から戻らない。何か変な事を言っただろうか。相原は立ち止まり、俺をまじまじと見つめている。本当に目つきが鋭いので怖い。無言の時間だけが過ぎ、恥ずかしさが増して困る。ええい。
「行くぞ、ほら」
「……うん」
俺はすかさず彼女の前に行き、無防備に垂れていたその手を握った。そっと触れた彼女の手は冷たかった。
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