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8章:学園に入学したらしい
92話:陽夏凛さんと結恵さん
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「えっと、つまり結恵ちゃんは陽夏凛という人物と結恵という人物を分けて璃杏ちゃんと会っていたと。そして、それに璃杏ちゃんは気づいてなかったと・・・あ~だから、あの時あんな反応してたのね。」
紅葉は1人納得して頷いている。
私はまだ混乱に陥っていた。
「ん?え?く、紅葉どういうこと???」
混乱しながら紅葉に聞くと呆れた顔をしながら言った。
「えっと。そうね。璃杏ちゃんの中では陽夏凛と結恵という人物は違う人だと思ってたのよね?」
紅葉に聞かれて私は頷く。
「でも、実はね。2人は同一人物なの。陽夏凛は結恵ちゃんのもうひとつの姿なのよ。」
陽夏凛さんは結恵さんのもうひとつの姿。
ということは、陽夏凛さんは結恵さんで結恵さんは結恵さんで・・・??こ、混乱してきた!!
「あ~そんなに難しく考えなくていいわよ。まあ、陽夏凛ちゃんも結恵ちゃんって理解すればいいから。」
混乱していたのがわかったのか、そうフォローをしてくれた紅葉。
何度も何度もごめんね。
「まあ、そんな訳で、とにかく、狗社隼真の気配を追いたいんだけど・・・・・・周りに満ちすぎて分からないわね。」
眉をひそめてそう言った紅葉。
「ええ。憎しみが強くて分かりにくいわ。璃杏ちゃん。今まで隠しててごめんね。」
申し訳ない顔をして謝った陽夏凛さん基結恵さん。
「ううん!気にしないでください!それに、少し、陽夏凛さんと結恵さんは似てるな~って昔から思ってたんです!なんかスッキリしました。」
安心させるため笑いかける。
結恵さんも笑いかけてくれた。
「ねぇ。璃杏ちゃん。本当は、璃杏ちゃんに頼ってばっかりはダメだから、この事は私達で解決しようとしてたわけだけど、そうもいかなくなってきたわ。だから、私達は璃杏ちゃんの力を借りたいと思ってるわ!でも、璃杏ちゃんの力を借りる代わりに、私達は璃杏ちゃんを全力で守るわ!」
真剣な顔で紅葉は言った。
・・・・・・紅葉・・・カッコよすぎか!!
「ええ。私達は狗社隼真には敵わない。それでも、狗社隼真の居るべき場所へ還すことが出来る。璃杏ちゃんの大切な人が狗社隼真に捕まっているとしたら大変よ。でも・・・ここまで濃いと見つけ出すのに時間がかかりそうだわ。」
真剣な顔をして言った結恵さんはそのあと困った顔をして、頬を手に当て困ったポーズをした。
「璃杏ちゃん・・・力を全部解放したらもしかしたら、いる場所が分かるかもしれないわ。ネックレスを出してくれる?」
紅葉はそう言って手を出した。
私は頷いて首にかけているネックレスを取り出す。
・・・・・・あ、あれ?
私は首にかけてあるはずのネックレスが無いことに気づいた。
私の様子を怪訝に思ったのか紅葉と結恵さんはどうしたのか聞いてきた。
私は青ざめながら2人に告げた。
「ネ、ネックレスが・・・ない。」
「「ええええ!!!」」
2人の驚きの声が見事にハモった。
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
私達は急いで私が来た道を引き返した。
「なにやってるのよ!」
先頭を走りながら紅葉が私に説教する。
「ご、ごめんなさいいいいいい!!!はあ、はあ。」
私は紅葉に精一杯謝る。
走るの速い!
なんたる失敗!!私のばかあああああぁ!!
走るの速い!!
お父様から貰って紅葉と出逢えた大切なネックレスだったのに~。
走るの速い!!!
無くすなんて~ぅぅぅぅう。
走るの速い!!!!
「り、璃杏ちゃん。大丈夫?」
心配そうに私の顔を見ながら走る陽夏凛さん。
心配してくれてありがとうございます!!
「だ、だい、じょう、ぶ、で、すっ!!はあ。」
息切れしつつも何とか返事をする。
「・・・・・・ねぇ。璃杏ちゃん。あそこにいる4人って璃杏ちゃんの知り合い?」
先頭を走っている紅葉が私にそう聞いてきた。
私は紅葉について行くのが精一杯で返事をすることが出来なかったが、視線を向けるとそこにはここに来る前に一緒にいたよく知る4人がいた。
それは勿論、湖乃美ちゃん・真陽琉様・華美様・礼央様が歩いていた。
紅葉は1人納得して頷いている。
私はまだ混乱に陥っていた。
「ん?え?く、紅葉どういうこと???」
混乱しながら紅葉に聞くと呆れた顔をしながら言った。
「えっと。そうね。璃杏ちゃんの中では陽夏凛と結恵という人物は違う人だと思ってたのよね?」
紅葉に聞かれて私は頷く。
「でも、実はね。2人は同一人物なの。陽夏凛は結恵ちゃんのもうひとつの姿なのよ。」
陽夏凛さんは結恵さんのもうひとつの姿。
ということは、陽夏凛さんは結恵さんで結恵さんは結恵さんで・・・??こ、混乱してきた!!
「あ~そんなに難しく考えなくていいわよ。まあ、陽夏凛ちゃんも結恵ちゃんって理解すればいいから。」
混乱していたのがわかったのか、そうフォローをしてくれた紅葉。
何度も何度もごめんね。
「まあ、そんな訳で、とにかく、狗社隼真の気配を追いたいんだけど・・・・・・周りに満ちすぎて分からないわね。」
眉をひそめてそう言った紅葉。
「ええ。憎しみが強くて分かりにくいわ。璃杏ちゃん。今まで隠しててごめんね。」
申し訳ない顔をして謝った陽夏凛さん基結恵さん。
「ううん!気にしないでください!それに、少し、陽夏凛さんと結恵さんは似てるな~って昔から思ってたんです!なんかスッキリしました。」
安心させるため笑いかける。
結恵さんも笑いかけてくれた。
「ねぇ。璃杏ちゃん。本当は、璃杏ちゃんに頼ってばっかりはダメだから、この事は私達で解決しようとしてたわけだけど、そうもいかなくなってきたわ。だから、私達は璃杏ちゃんの力を借りたいと思ってるわ!でも、璃杏ちゃんの力を借りる代わりに、私達は璃杏ちゃんを全力で守るわ!」
真剣な顔で紅葉は言った。
・・・・・・紅葉・・・カッコよすぎか!!
「ええ。私達は狗社隼真には敵わない。それでも、狗社隼真の居るべき場所へ還すことが出来る。璃杏ちゃんの大切な人が狗社隼真に捕まっているとしたら大変よ。でも・・・ここまで濃いと見つけ出すのに時間がかかりそうだわ。」
真剣な顔をして言った結恵さんはそのあと困った顔をして、頬を手に当て困ったポーズをした。
「璃杏ちゃん・・・力を全部解放したらもしかしたら、いる場所が分かるかもしれないわ。ネックレスを出してくれる?」
紅葉はそう言って手を出した。
私は頷いて首にかけているネックレスを取り出す。
・・・・・・あ、あれ?
私は首にかけてあるはずのネックレスが無いことに気づいた。
私の様子を怪訝に思ったのか紅葉と結恵さんはどうしたのか聞いてきた。
私は青ざめながら2人に告げた。
「ネ、ネックレスが・・・ない。」
「「ええええ!!!」」
2人の驚きの声が見事にハモった。
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
私達は急いで私が来た道を引き返した。
「なにやってるのよ!」
先頭を走りながら紅葉が私に説教する。
「ご、ごめんなさいいいいいい!!!はあ、はあ。」
私は紅葉に精一杯謝る。
走るの速い!
なんたる失敗!!私のばかあああああぁ!!
走るの速い!!
お父様から貰って紅葉と出逢えた大切なネックレスだったのに~。
走るの速い!!!
無くすなんて~ぅぅぅぅう。
走るの速い!!!!
「り、璃杏ちゃん。大丈夫?」
心配そうに私の顔を見ながら走る陽夏凛さん。
心配してくれてありがとうございます!!
「だ、だい、じょう、ぶ、で、すっ!!はあ。」
息切れしつつも何とか返事をする。
「・・・・・・ねぇ。璃杏ちゃん。あそこにいる4人って璃杏ちゃんの知り合い?」
先頭を走っている紅葉が私にそう聞いてきた。
私は紅葉について行くのが精一杯で返事をすることが出来なかったが、視線を向けるとそこにはここに来る前に一緒にいたよく知る4人がいた。
それは勿論、湖乃美ちゃん・真陽琉様・華美様・礼央様が歩いていた。
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