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1章:転生したらしい
8話:お父様が帰ってきた
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あれから4週間経った。
そして、今日はお父様が帰ってくる日!!!
私のお父様・月鍵羽琉は黒髪に翡翠色の瞳の爽やか美形男性で国中の男女に《美しき草原の君》といわれている。
と言うことをこの前陽夏凛さんが双美さんに話していた。
お母様曰く『羽琉様は少しアレだけど優しくて屋敷の人達や私を大切にしてくれて何より頼りになるのでも、私はそんな羽琉様が大好きいいえ愛しているの。』ということを言っていた。
アレっていうのはすごく気になったけどまあ、そのうち分かるよねという私の思考が言ってるのでのびのびアレというのがわかる日まで待つということにした。
アレって言っても色々あるよねー!
泣き虫とか変態とか馬鹿とかそういうの?
で、今はお父様がもうすぐ到着するということで双美さんに抱っこしてもらいながら玄関の外で待っている。
お母様も勿論いる。
今日は調子がいいらしくいつもより私に構ってくれる。
カラカラカラカラカラ
少し遠くで何かの動く音がする。
なんかからくり屋敷の音みたいな。
なんの音だろう?
「璃杏!双美さん!陽夏凛さん!羽琉様が来た音がしますよ!!」
へー!お父様が来たんだ!!
・・・・ん?え?ん?さっきのカラカラ音ってお父様の足音!?
ていうか、羽琉様が来た音って何!?足音!?足音でいいの!?
い、いやいやいやいや!!でも、可笑しいよ!!
で、でも、お母様はお父様が来たって・・・。
「あ、ほら!羽琉様が見えましたよ!!」
柵の間から見えたのは黒い馬だ。
!?!?あれが羽琉様!?アレってアレ??
予想の斜め上だよ!!
だけど、特徴が一致している。
黒い髪(鬣)に翡翠色の瞳。
そして、確かに草原だよ!!!
で、でも、馬ってパカパカしてるイメージなんだけど。
足音ってカラカラしてないと思うんだけど!!
ん??んんんん????どういうことだああああ!!!!!
「ちょっと、待って。白百合様。その言い方だと羽琉様馬になりますよ?」
私・・・・馬と・・・人間のハーフ!?
なんということだあああ!!!
「あっ!出て来た!羽琉様!!あら?そうね!これだと羽琉様が馬になるわね!!でも、あの馬羽琉様そっくりだわー!まあ、あの馬買ってきたの羽琉様ですけどね。」
「そういえば自慢してましたもんね。見てみてー!この馬僕に似てない!?凄くない!?って言ってましたもんね。」
「そうなんですか!!見た目爽やかですけど中身アレですよね~見てて面白いですけど。にしても綺麗な馬ですねー!」
ど、どうしよう!?いや、でも、あの人(馬)が国中で人気で・・・確かに綺麗な馬ではあると思うけれども!!
それに、喋れるの!?社交界で皆にあの姿でみんなの前に立ったり踊ったり・・・仕事したり・・・・・お茶・・・飲んだり・・・・でも、よく考えて璃杏っ!!ここは異世界。
そう!!異世界なんだよ!!!
だから、そんなことあってもいいんだよ!!
喋るんだよここの馬はきっと!!
それに、お母様は優しくて頼りになるって言ってたしただの馬ではないことは納得した。
「あ、羽琉様よ!!羽琉様、おかえりなさい!!」
「「「「お帰りなさいませ羽琉様!!!」」」」
「ただいま、皆。白百合・・・・璃杏。」
そう、あれ?でも、もしかしてこの家系って馬なのかな???
馬で公爵家が成り立ってるの??
え?凄くない!?うわー!最強じゃん!!
「ふふっ。何泣いてるんですか?羽琉様。」
「皆の顔見れてほっとしたんだ~!それに、璃杏にすっっっっごく久しぶりに会えたし!!!」
「抱っこしますか?羽琉様。」
「抱っこ!!したい!!」
「はい。どうぞ。ゆっくり持ってくださいね。」
「羽琉様・・・・犬ですね!尻尾と耳みえますよー!」
「陽夏凛さんもそう思う?」
「はい!そりゃあ勿論!!」
まあ、しっかり受け止めよう。
ん?・・・・なんか双美さんとは違う匂いがする。
私は視線を上にすると黒髪に翡翠色の瞳をした男性と目が合った。
・・・・・・・・あ・・・・あ・・・・あわわわわあああああ!!!!!!
う、うううううううううう馬があああ!!!馬が!!人間になったっ!!!!
ひええええええ!!!や、やばいって!!なんかやばいって!!
なんでこんな・・・・・・ラベンダーの香りするの!?
馬なのに!!馬なのに!!
獣臭いはずなのに!!ラベンダー!!!
「はじめまして、璃杏!僕は君のお父様だよ!よろしくね」
すごく爽やかに笑ったお父様(馬)。
馬・・・やべえええ。
「では、そろそろ戻りましょうか。」
双美さんの合図で屋敷の中に入った私達。
今日から私は馬と過ごす変な日常が始まる。
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
次の日・・・の午後
今日はお父様が馬乗りをするらしくそれを見に行くことにした。
馬が・・・・馬に乗る?
なんか・・・・・・すごい絵面だな。
今は平坦な庭にいる。
ここは馬乗り専用の場所らしい。
数分後
「璃杏!!白百合!!陽夏凛さんと双美さんも、こんにちは!」
お父様が来た。
やっと来たかと思いお父様の方を見ると。
パカパカパカパカ
・・・・・・・・!?!!!?
黒い髪に翡翠色の瞳をした馬と黒い髪に翡翠色の瞳をした美形な男性がいた。
お、おおおおおお父様が2人!?
何!?え??分身!!!??
新種の分身ですか!?
「璃杏はこいつを見るのは昨日ぶりかな?」
そう言いながらお父様がもう1人のお父様を撫でる。
「ちゃんと自己紹介してなかったよね?こいつの名前はクリスだよ!雄だよ宜しくしてね!すごいよね!たまたま見つけて買ったんだ!!僕にそっくりだよね!!髪と目の色!!」
・・・・・な・・・・な・・・なんということだあああ!!!
ま、まさかの勘違い!?
うえええん!!異世界マジやべえとか思った私は一体何だったのおおお!!
クリスとか!!羽琉って名前じゃないじゃん!!
もう、びっくりしたー!クリスだったのねー!
うん、そうだよね。馬が喋るわけないもん。
ありえない、ありえない。
はあー。びっくりだねー本当に。
お父様の馬乗りを観察してからお昼寝してご飯を食べてお風呂に入った。
その日の夜私は謎というか不安というかそういうものが無くなってぐっすり眠れた。
そして、今日はお父様が帰ってくる日!!!
私のお父様・月鍵羽琉は黒髪に翡翠色の瞳の爽やか美形男性で国中の男女に《美しき草原の君》といわれている。
と言うことをこの前陽夏凛さんが双美さんに話していた。
お母様曰く『羽琉様は少しアレだけど優しくて屋敷の人達や私を大切にしてくれて何より頼りになるのでも、私はそんな羽琉様が大好きいいえ愛しているの。』ということを言っていた。
アレっていうのはすごく気になったけどまあ、そのうち分かるよねという私の思考が言ってるのでのびのびアレというのがわかる日まで待つということにした。
アレって言っても色々あるよねー!
泣き虫とか変態とか馬鹿とかそういうの?
で、今はお父様がもうすぐ到着するということで双美さんに抱っこしてもらいながら玄関の外で待っている。
お母様も勿論いる。
今日は調子がいいらしくいつもより私に構ってくれる。
カラカラカラカラカラ
少し遠くで何かの動く音がする。
なんかからくり屋敷の音みたいな。
なんの音だろう?
「璃杏!双美さん!陽夏凛さん!羽琉様が来た音がしますよ!!」
へー!お父様が来たんだ!!
・・・・ん?え?ん?さっきのカラカラ音ってお父様の足音!?
ていうか、羽琉様が来た音って何!?足音!?足音でいいの!?
い、いやいやいやいや!!でも、可笑しいよ!!
で、でも、お母様はお父様が来たって・・・。
「あ、ほら!羽琉様が見えましたよ!!」
柵の間から見えたのは黒い馬だ。
!?!?あれが羽琉様!?アレってアレ??
予想の斜め上だよ!!
だけど、特徴が一致している。
黒い髪(鬣)に翡翠色の瞳。
そして、確かに草原だよ!!!
で、でも、馬ってパカパカしてるイメージなんだけど。
足音ってカラカラしてないと思うんだけど!!
ん??んんんん????どういうことだああああ!!!!!
「ちょっと、待って。白百合様。その言い方だと羽琉様馬になりますよ?」
私・・・・馬と・・・人間のハーフ!?
なんということだあああ!!!
「あっ!出て来た!羽琉様!!あら?そうね!これだと羽琉様が馬になるわね!!でも、あの馬羽琉様そっくりだわー!まあ、あの馬買ってきたの羽琉様ですけどね。」
「そういえば自慢してましたもんね。見てみてー!この馬僕に似てない!?凄くない!?って言ってましたもんね。」
「そうなんですか!!見た目爽やかですけど中身アレですよね~見てて面白いですけど。にしても綺麗な馬ですねー!」
ど、どうしよう!?いや、でも、あの人(馬)が国中で人気で・・・確かに綺麗な馬ではあると思うけれども!!
それに、喋れるの!?社交界で皆にあの姿でみんなの前に立ったり踊ったり・・・仕事したり・・・・・お茶・・・飲んだり・・・・でも、よく考えて璃杏っ!!ここは異世界。
そう!!異世界なんだよ!!!
だから、そんなことあってもいいんだよ!!
喋るんだよここの馬はきっと!!
それに、お母様は優しくて頼りになるって言ってたしただの馬ではないことは納得した。
「あ、羽琉様よ!!羽琉様、おかえりなさい!!」
「「「「お帰りなさいませ羽琉様!!!」」」」
「ただいま、皆。白百合・・・・璃杏。」
そう、あれ?でも、もしかしてこの家系って馬なのかな???
馬で公爵家が成り立ってるの??
え?凄くない!?うわー!最強じゃん!!
「ふふっ。何泣いてるんですか?羽琉様。」
「皆の顔見れてほっとしたんだ~!それに、璃杏にすっっっっごく久しぶりに会えたし!!!」
「抱っこしますか?羽琉様。」
「抱っこ!!したい!!」
「はい。どうぞ。ゆっくり持ってくださいね。」
「羽琉様・・・・犬ですね!尻尾と耳みえますよー!」
「陽夏凛さんもそう思う?」
「はい!そりゃあ勿論!!」
まあ、しっかり受け止めよう。
ん?・・・・なんか双美さんとは違う匂いがする。
私は視線を上にすると黒髪に翡翠色の瞳をした男性と目が合った。
・・・・・・・・あ・・・・あ・・・・あわわわわあああああ!!!!!!
う、うううううううううう馬があああ!!!馬が!!人間になったっ!!!!
ひええええええ!!!や、やばいって!!なんかやばいって!!
なんでこんな・・・・・・ラベンダーの香りするの!?
馬なのに!!馬なのに!!
獣臭いはずなのに!!ラベンダー!!!
「はじめまして、璃杏!僕は君のお父様だよ!よろしくね」
すごく爽やかに笑ったお父様(馬)。
馬・・・やべえええ。
「では、そろそろ戻りましょうか。」
双美さんの合図で屋敷の中に入った私達。
今日から私は馬と過ごす変な日常が始まる。
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
次の日・・・の午後
今日はお父様が馬乗りをするらしくそれを見に行くことにした。
馬が・・・・馬に乗る?
なんか・・・・・・すごい絵面だな。
今は平坦な庭にいる。
ここは馬乗り専用の場所らしい。
数分後
「璃杏!!白百合!!陽夏凛さんと双美さんも、こんにちは!」
お父様が来た。
やっと来たかと思いお父様の方を見ると。
パカパカパカパカ
・・・・・・・・!?!!!?
黒い髪に翡翠色の瞳をした馬と黒い髪に翡翠色の瞳をした美形な男性がいた。
お、おおおおおお父様が2人!?
何!?え??分身!!!??
新種の分身ですか!?
「璃杏はこいつを見るのは昨日ぶりかな?」
そう言いながらお父様がもう1人のお父様を撫でる。
「ちゃんと自己紹介してなかったよね?こいつの名前はクリスだよ!雄だよ宜しくしてね!すごいよね!たまたま見つけて買ったんだ!!僕にそっくりだよね!!髪と目の色!!」
・・・・・な・・・・な・・・なんということだあああ!!!
ま、まさかの勘違い!?
うえええん!!異世界マジやべえとか思った私は一体何だったのおおお!!
クリスとか!!羽琉って名前じゃないじゃん!!
もう、びっくりしたー!クリスだったのねー!
うん、そうだよね。馬が喋るわけないもん。
ありえない、ありえない。
はあー。びっくりだねー本当に。
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