30 / 33
22話:こうして訓練初日は終わったのであった
しおりを挟む
《2日後:現在》
「ラスト1周!!リティー様!ラリア様!あと4周です!!」
「「「「「「「はい!!!!ユリス団長!!」」」」」」
「はい!・・・はぁ・・・リティー平気?」
「はぁ・・・はぁ・・・はあ・・・はあああいいぃぃぃい!!!」
あれ?じゃあ、なんで、ラリアちゃんたちがいるんだろ?って思ったそこのあなたあああ!!
私が、訳を、お話しましょう!
じつはノアくんは元々、訓練を受けてて、ノアくんについて行く形で、ラリアちゃんは、差し入れを持って、毎日顔を出してたんだってえええええ!!!
天使の差し入れとか、羨ましいんだけどっ!!!!どこぞの、スポーツ漫画かよ!!!!
それで、訓練を、見ていただけのラリアちゃんだけど!お父様から許可が下りた日に、お父様が、ラリアちゃんもやってみるかって!!聞いのですよおおお!!
それに対して、ラリアちゃんは、『自分の身は自分で守れるようになりたいから』って、頷いて参加してるんだああああ!!!
可愛い可憐な天使が、実は強いとかっ!!反則すぎるっ!!!悶え死ぬぅぅぅぅー!!!!ギャップで殺られるぅぅぅぅ!!!
ああああああ!!!!こうやって天使が隣で走ってるとか!最高~!!きつい走り込みも!!天使のおかげで、ね!背筋ピーンってなるね!!!うんうん!!!
はわぁ・・・なんか、ラリアちゃんが天使すぎて、羽が見えるような・・・あれ?なんだか視界が霞んで・・・意識が・・・。
これが、天使の輝きかっ・・・!
────────────.꒰ঌ
バタリ
突然、隣で走っていたリティーが消え、ラリアは慌てて振り返る。
「え・・・リティー!!?リティー!!どうしたの!?」
「う、うう・・・あ、ラリアちゃんが・・・いっぱいいるぅぅ・・・うっ、眩しい・・・あ、あれ、て、天使がっ、天使が大量に・・・う、ううう。」
倒れたリティーにラリアは急いで近寄り、必死に声をかけるが、呻くだけのリティー。
そんな様子に青ざめるラリア。
そして、ラリアよりも青ざめている人がもうひとり。
「あ、あれ?うそ?な、なぜだ?!!」
オドオド慌てるユリスに走り終えた新人騎士が近寄り冷静に答える。
「やっぱり初日でこの広さを20周は厳しいですって。しかも、リティー様令嬢ですし、本格的に走ったこともないのに無理があるでしょう。」
グサッグサッ!
少々呆れた声音で言う新人騎士の言葉の矢がユリスの胸に突き刺さる。
「うっ!!そ、そうなのか?初日で20周は厳しいのか・・・わ、わわ、私!リティー様を責任もってルスター様のところへ連れていく!!あとは頼んだ!フェリク副団長!!あ、あと!後で私とメニューを考え直してくれ!!!」
そう言ってユリスはリティーを抱えて去っていった。
《訓練初日:リティー倒れ終了》
「ラスト1周!!リティー様!ラリア様!あと4周です!!」
「「「「「「「はい!!!!ユリス団長!!」」」」」」
「はい!・・・はぁ・・・リティー平気?」
「はぁ・・・はぁ・・・はあ・・・はあああいいぃぃぃい!!!」
あれ?じゃあ、なんで、ラリアちゃんたちがいるんだろ?って思ったそこのあなたあああ!!
私が、訳を、お話しましょう!
じつはノアくんは元々、訓練を受けてて、ノアくんについて行く形で、ラリアちゃんは、差し入れを持って、毎日顔を出してたんだってえええええ!!!
天使の差し入れとか、羨ましいんだけどっ!!!!どこぞの、スポーツ漫画かよ!!!!
それで、訓練を、見ていただけのラリアちゃんだけど!お父様から許可が下りた日に、お父様が、ラリアちゃんもやってみるかって!!聞いのですよおおお!!
それに対して、ラリアちゃんは、『自分の身は自分で守れるようになりたいから』って、頷いて参加してるんだああああ!!!
可愛い可憐な天使が、実は強いとかっ!!反則すぎるっ!!!悶え死ぬぅぅぅぅー!!!!ギャップで殺られるぅぅぅぅ!!!
ああああああ!!!!こうやって天使が隣で走ってるとか!最高~!!きつい走り込みも!!天使のおかげで、ね!背筋ピーンってなるね!!!うんうん!!!
はわぁ・・・なんか、ラリアちゃんが天使すぎて、羽が見えるような・・・あれ?なんだか視界が霞んで・・・意識が・・・。
これが、天使の輝きかっ・・・!
────────────.꒰ঌ
バタリ
突然、隣で走っていたリティーが消え、ラリアは慌てて振り返る。
「え・・・リティー!!?リティー!!どうしたの!?」
「う、うう・・・あ、ラリアちゃんが・・・いっぱいいるぅぅ・・・うっ、眩しい・・・あ、あれ、て、天使がっ、天使が大量に・・・う、ううう。」
倒れたリティーにラリアは急いで近寄り、必死に声をかけるが、呻くだけのリティー。
そんな様子に青ざめるラリア。
そして、ラリアよりも青ざめている人がもうひとり。
「あ、あれ?うそ?な、なぜだ?!!」
オドオド慌てるユリスに走り終えた新人騎士が近寄り冷静に答える。
「やっぱり初日でこの広さを20周は厳しいですって。しかも、リティー様令嬢ですし、本格的に走ったこともないのに無理があるでしょう。」
グサッグサッ!
少々呆れた声音で言う新人騎士の言葉の矢がユリスの胸に突き刺さる。
「うっ!!そ、そうなのか?初日で20周は厳しいのか・・・わ、わわ、私!リティー様を責任もってルスター様のところへ連れていく!!あとは頼んだ!フェリク副団長!!あ、あと!後で私とメニューを考え直してくれ!!!」
そう言ってユリスはリティーを抱えて去っていった。
《訓練初日:リティー倒れ終了》
1
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説

前世の記憶しかない元侯爵令嬢は、訳あり大公殿下のお気に入り。(注:期間限定)
miy
恋愛
(※長編なため、少しネタバレを含みます)
ある日目覚めたら、そこは見たことも聞いたこともない…異国でした。
ここは、どうやら転生後の人生。
私は大貴族の令嬢レティシア17歳…らしいのですが…全く記憶にございません。
有り難いことに言葉は理解できるし、読み書きも問題なし。
でも、見知らぬ世界で貴族生活?いやいや…私は平凡な日本人のようですよ?…無理です。
“前世の記憶”として目覚めた私は、現世の“レティシアの身体”で…静かな庶民生活を始める。
そんな私の前に、一人の貴族男性が現れた。
ちょっと?訳ありな彼が、私を…自分の『唯一の女性』であると誤解してしまったことから、庶民生活が一変してしまう。
高い身分の彼に関わってしまった私は、元いた国を飛び出して魔法の国で暮らすことになるのです。
大公殿下、大魔術師、聖女や神獣…等など…いろんな人との出会いを経て『レティシア』が自分らしく生きていく。
という、少々…長いお話です。
鈍感なレティシアが、大公殿下からの熱い眼差しに気付くのはいつなのでしょうか…?
※安定のご都合主義、独自の世界観です。お許し下さい。
※ストーリーの進度は遅めかと思われます。
※現在、不定期にて公開中です。よろしくお願い致します。
公開予定日を最新話に記載しておりますが、長期休載の場合はこちらでもお知らせをさせて頂きます。
※ド素人の書いた3作目です。まだまだ優しい目で見て頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
※初公開から2年が過ぎました。少しでも良い作品に、読みやすく…と、時間があれば順次手直し(改稿)をしていく予定でおります。(現在、142話辺りまで手直し作業中)
※章の区切りを変更致しました。(11/21更新)

えっ、これってバッドエンドですか!?
黄昏くれの
恋愛
ここはプラッツェン王立学園。
卒業パーティというめでたい日に突然王子による婚約破棄が宣言される。
あれ、なんだかこれ見覚えがあるような。もしかしてオレ、乙女ゲームの攻略対象の一人になってる!?
しかし悪役令嬢も後ろで庇われている少女もなんだが様子がおかしくて・・・?
よくある転生、婚約破棄モノ、単発です。

悪役令嬢に転生したら溺愛された。(なぜだろうか)
どくりんご
恋愛
公爵令嬢ソフィア・スイートには前世の記憶がある。
ある日この世界が乙女ゲームの世界ということに気づく。しかも自分が悪役令嬢!?
悪役令嬢みたいな結末は嫌だ……って、え!?
王子様は何故か溺愛!?なんかのバグ!?恥ずかしい台詞をペラペラと言うのはやめてください!推しにそんなことを言われると照れちゃいます!
でも、シナリオは変えられるみたいだから王子様と幸せになります!
強い悪役令嬢がさらに強い王子様や家族に溺愛されるお話。
HOT1/10 1位ありがとうございます!(*´∇`*)
恋愛24h1/10 4位ありがとうございます!(*´∇`*)

深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~
白金ひよこ
恋愛
熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!
しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!
物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか〜
ひろのひまり
恋愛
生まれ変わったらそこは異世界だった。
沢山の魔力に助けられ生まれてこれた主人公リリィ。彼女がこれから生きる世界は所謂乙女ゲームと呼ばれるファンタジーな世界である。
だが、彼女はそんな情報を知るよしもなく、ただ普通に過ごしているだけだった。が、何故か無関係なはずなのに乙女ゲーム関係者達、攻略対象者、悪役令嬢等を無自覚に誑かせて関わってしまうというお話です。
モブなのに魔法チート。
転生者なのにモブのド素人。
ゲームの始まりまでに時間がかかると思います。
異世界転生書いてみたくて書いてみました。
投稿はゆっくりになると思います。
本当のタイトルは
乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙女ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか?〜
文字数オーバーで少しだけ変えています。
なろう様、ツギクル様にも掲載しています。
公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。
ただ、愛されたいと願った。
そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる