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16話:寄ってらっしゃい!聞いてらっしゃい!
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※ストーリー中にリティー様による手描き絵がございます。ご了承ください(o_ _)o
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木の棒が落ちた音がした後、すっっごい気になるけど我慢して頭を下げ続けた私。
だがしかし!いくら待っても反応がない!!
ということで!鶴の恩返しのおじいさんよろしく、我慢できずに顔を上げると・・・皆、目と口をガン開いて固まっていた。
《ちなみに、木の棒は練習用の木の剣だった模様》
えええええ!?なに!?なんで驚いてるの!!?皆様のお顔がコピペしたみたいに同じ顔して驚いておりますがな!!
そんな光景に驚き桃の木サンショウウオだよ!!!
そんなに驚かれると・・・リティー将軍による大混の乱を開戦しちゃいますが!?皆の者!出陣じゃああ!!ボーボゥウウー(法螺貝)テヤァァァ
「・・・ぇ・・・。」
その時、色黒女騎士さんがなにか口を開いたなと思った数秒後・・・。
「「「「「「「「「えええええええええええええ!!!??」」」」」」」」」
訓練場の中に息ぴったりんこな騎士団の人たちの驚きの声が響き渡った。
リティー軍は全員その声に突撃していた足を止めて、停止した。
とどのつまり・・・・・・めっっっちゃビビった。
《大混の乱リティー将軍:敗戦》
♡⃛ೄ *̣̩⋆̩* ♡⃛ೄ *̣̩⋆̩* ♡⃛ೄ *̣̩⋆̩*
《2日前 AM9:25》
ただいま大混の乱で敗戦した私は、訓練場内の片隅で色黒女騎士さん基ユリス団長に質問攻めをされております。
「リティー様。あの、もう一度、念の為、確証を得たいので、再度お聞きしたいのですが・・・ほんっとうに!騎士団の訓練に興味があって、しかも、自ら参加なされたいのですか?だとしても、ご令嬢としてのお勉強などもありますし、やることは限られますよ?」
ユリス団長は前置きをこれでもかって言うくらい盛り合わせて、お尋ねしてきた。
その問いに私も至極真摯に頷いた。
だがしかし、ユリス団長は納得していないご様子。
ならば!!!これをやるしかないなっ!
私は持っていたノートを勢いよく掲げた。
BABAAAAAAN!!!
「それでは!今から!私が騎士団の訓練に加わりたいが為のプレゼンをしていきたいと思います☆耳をかっぽじって聞いてください!!」
ふっふっふっ。こんなこともあろうかと!!プレゼンを用意してきたのだ!!!ノートには私のお手製の絵が描いてあるのです!!
ノートの前に人が集まりだしたのを見計らって口を開く。
「では、まず何故騎士団の練習に参加したいと思ったのか。2つ紹介していきますね!」
私はノートを開く。
ペラ
「1つめは、ユリス団長に言ったように、“この騎士団に興味があったから”です!」
団長や疎らに団長の後ろに集まっていた団員が頷いたのを確認して、話を続ける。
「騎士団・・・それは、夢と浪漫に溢れた名前と仕事。小説にだって騎士団が色んな役割で登場します!!例えば、メインヒーローやメインキャラとしてたくさん登場するじゃないですか!私は、憧れたんです。ピンチの時には駆けつけ、弱き者を助ける。まるで・・・まるで!あの!子供に人気のアンパンのヒーローみたいではないかと!!素晴らしくかっこいいなと思って憧れたんです!!!」
拳を握り締める。
「アンパンのヒーロー・・・惜しみなくお腹を空かせた子達になんの躊躇いもなく、自分の顔をあげるあの!優しさと勇敢さ!!どんなに挫けても、何度も立ち上がる!粘り強さ!!!正しくヒーロー!!大丈夫。愛と勇気だけが友達のおのこだけど、愛と勇気があれば!どんな壁でも乗り越えられるって!教えてくれたのは、貴方だったんだよ!!!あと!乙女ゲーム!!!ありがとうございます!!!!!って言うことを今、この場をお借りして、お伝えさせていただきます。つまり!その愛と勇気がOnlyfriendであり、果敢に戦う素晴らしきパンのヒーローに、騎士団は似ているなと、私は感じたんです。だから、騎士団というものに興味を持ちました。」
私のプレゼンに初っ端から皆さん、口を開けた呆けてらっしゃる!!そんなに驚くようなことを言っかな??ま、いっか!!
意気揚々と私はプレゼンを続ける。
ペラ
「2つめは、“人間Lvを上げるため”です!」
「・・・私は、思ったんです。私、リティー・ラグリントとしての人間は、まだLv13のペーペーな人間であると・・・。だから、考えました。」
1拍置いて、また語る。
「こんなペーペー人間な私でも、真っ直ぐ真剣に訓練をする騎士団の訓練に参加をすればっ!人間Lvを上げて、人間Lv無限になれるのでは無いかと!私は思ったんです!!人間誰でも未熟です。ですが!なにかしら打ち込んで、人と出逢えば人は変わります!!そう!!何も無い空間でご飯を食べたら、あんまり美味しく感じず半分しか食べられないけど、推しシチュを思い浮かべたり見たりしながら食べるご飯は無限に食べられる!!そういうことってありますよね?つまり!人間もご飯と一緒なんですよ!!!そして、私はその1人になろうと、そう、思っています。」
《※リティー個人の意見です》
「この2つが、騎士団の訓練に参加しようと思った理由です。・・・続いて、訓練を通して私がやりたいことを3つほど紹介したいと思います。」
私はにこりと笑って周りを見渡す。
皆さん、先程と変わらず呆けてらっしゃる。
そのまま私のプレゼンをListen!していただけますと幸いでございます。
~to be continued~
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木の棒が落ちた音がした後、すっっごい気になるけど我慢して頭を下げ続けた私。
だがしかし!いくら待っても反応がない!!
ということで!鶴の恩返しのおじいさんよろしく、我慢できずに顔を上げると・・・皆、目と口をガン開いて固まっていた。
《ちなみに、木の棒は練習用の木の剣だった模様》
えええええ!?なに!?なんで驚いてるの!!?皆様のお顔がコピペしたみたいに同じ顔して驚いておりますがな!!
そんな光景に驚き桃の木サンショウウオだよ!!!
そんなに驚かれると・・・リティー将軍による大混の乱を開戦しちゃいますが!?皆の者!出陣じゃああ!!ボーボゥウウー(法螺貝)テヤァァァ
「・・・ぇ・・・。」
その時、色黒女騎士さんがなにか口を開いたなと思った数秒後・・・。
「「「「「「「「「えええええええええええええ!!!??」」」」」」」」」
訓練場の中に息ぴったりんこな騎士団の人たちの驚きの声が響き渡った。
リティー軍は全員その声に突撃していた足を止めて、停止した。
とどのつまり・・・・・・めっっっちゃビビった。
《大混の乱リティー将軍:敗戦》
♡⃛ೄ *̣̩⋆̩* ♡⃛ೄ *̣̩⋆̩* ♡⃛ೄ *̣̩⋆̩*
《2日前 AM9:25》
ただいま大混の乱で敗戦した私は、訓練場内の片隅で色黒女騎士さん基ユリス団長に質問攻めをされております。
「リティー様。あの、もう一度、念の為、確証を得たいので、再度お聞きしたいのですが・・・ほんっとうに!騎士団の訓練に興味があって、しかも、自ら参加なされたいのですか?だとしても、ご令嬢としてのお勉強などもありますし、やることは限られますよ?」
ユリス団長は前置きをこれでもかって言うくらい盛り合わせて、お尋ねしてきた。
その問いに私も至極真摯に頷いた。
だがしかし、ユリス団長は納得していないご様子。
ならば!!!これをやるしかないなっ!
私は持っていたノートを勢いよく掲げた。
BABAAAAAAN!!!
「それでは!今から!私が騎士団の訓練に加わりたいが為のプレゼンをしていきたいと思います☆耳をかっぽじって聞いてください!!」
ふっふっふっ。こんなこともあろうかと!!プレゼンを用意してきたのだ!!!ノートには私のお手製の絵が描いてあるのです!!
ノートの前に人が集まりだしたのを見計らって口を開く。
「では、まず何故騎士団の練習に参加したいと思ったのか。2つ紹介していきますね!」
私はノートを開く。
ペラ
「1つめは、ユリス団長に言ったように、“この騎士団に興味があったから”です!」
団長や疎らに団長の後ろに集まっていた団員が頷いたのを確認して、話を続ける。
「騎士団・・・それは、夢と浪漫に溢れた名前と仕事。小説にだって騎士団が色んな役割で登場します!!例えば、メインヒーローやメインキャラとしてたくさん登場するじゃないですか!私は、憧れたんです。ピンチの時には駆けつけ、弱き者を助ける。まるで・・・まるで!あの!子供に人気のアンパンのヒーローみたいではないかと!!素晴らしくかっこいいなと思って憧れたんです!!!」
拳を握り締める。
「アンパンのヒーロー・・・惜しみなくお腹を空かせた子達になんの躊躇いもなく、自分の顔をあげるあの!優しさと勇敢さ!!どんなに挫けても、何度も立ち上がる!粘り強さ!!!正しくヒーロー!!大丈夫。愛と勇気だけが友達のおのこだけど、愛と勇気があれば!どんな壁でも乗り越えられるって!教えてくれたのは、貴方だったんだよ!!!あと!乙女ゲーム!!!ありがとうございます!!!!!って言うことを今、この場をお借りして、お伝えさせていただきます。つまり!その愛と勇気がOnlyfriendであり、果敢に戦う素晴らしきパンのヒーローに、騎士団は似ているなと、私は感じたんです。だから、騎士団というものに興味を持ちました。」
私のプレゼンに初っ端から皆さん、口を開けた呆けてらっしゃる!!そんなに驚くようなことを言っかな??ま、いっか!!
意気揚々と私はプレゼンを続ける。
ペラ
「2つめは、“人間Lvを上げるため”です!」
「・・・私は、思ったんです。私、リティー・ラグリントとしての人間は、まだLv13のペーペーな人間であると・・・。だから、考えました。」
1拍置いて、また語る。
「こんなペーペー人間な私でも、真っ直ぐ真剣に訓練をする騎士団の訓練に参加をすればっ!人間Lvを上げて、人間Lv無限になれるのでは無いかと!私は思ったんです!!人間誰でも未熟です。ですが!なにかしら打ち込んで、人と出逢えば人は変わります!!そう!!何も無い空間でご飯を食べたら、あんまり美味しく感じず半分しか食べられないけど、推しシチュを思い浮かべたり見たりしながら食べるご飯は無限に食べられる!!そういうことってありますよね?つまり!人間もご飯と一緒なんですよ!!!そして、私はその1人になろうと、そう、思っています。」
《※リティー個人の意見です》
「この2つが、騎士団の訓練に参加しようと思った理由です。・・・続いて、訓練を通して私がやりたいことを3つほど紹介したいと思います。」
私はにこりと笑って周りを見渡す。
皆さん、先程と変わらず呆けてらっしゃる。
そのまま私のプレゼンをListen!していただけますと幸いでございます。
~to be continued~
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