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14話:私、宣言をする!
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大好きな乙女ゲームの世界・・・悪役令嬢転生・・・。
「ふっふふふっふふふふふふふっ!!うへへへへへへへへへ!!!」
破滅フラグ?嫌われ者?・・・上等!!!!
ニヤけが止まりませんなあああ!!!!
推しが同じ次元に存在しているんだぞ!?将来を気にして暗くなっている場合ではなああああい!!!!
乙女ゲームの世界!すなわち!スチルが見放題!!!
こんな豪華な特典があるなんてご褒美すぎるではありませんか!!!!
「神様!仏様!女神様!!!!ありがとうございます!!!!愛してる!!!!」
天に向かって心からのお礼を叫ぶ!
学園に入学するのが17歳。
今は、13歳だから・・・入学まで大体3年くらいかな?
つまり、それまでの間は、ラリアちゃんとノアくんの成長とラブロマンス~過去編~が間近で見られるという訳ですか!?
「はぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・最高かよ!!!!!!!!!!」クソデカボイス
まずは、入学するまでの間に私がしたいことを考えよう!!!
ふんっ!と意気込んで机に向かう。
私の考えを読んでいたのか!貴様ァ!というくらいにタイミング良く机の上に日記帳と思しきものを発見☆
「ちょうどいいや!これに書こうー!」
ちょっと内容が気になるから!わくわく☆
ペラ
───5月2日 今日、あの子がまた、数学の先生に褒められていた!!!私の方が頑張っていますのに!!!褒められるべきは私ですのに!!!なぜあの子ばかり褒められるの?なぜあの子ばかり好かれるの?お父様にもお母様にもいい子ぶって!!!私の両親ですのに!!!!あの子が憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い!!!あんな子死んでしまえばいいんですわ!!!死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねしパタン
ダラダラダラダラ
「やっっっっばあああ!!!冷や汗が止まらない!!!!寒気すごいんだが!!?」
呪いの日記じゃん!!!こんなの手元に置いとけないよぉぉおおお!!!!
「さすがに日記帳を捨てるのはもったいないから、この呪いのページを破こう。」
・・・ゴクリ。
「ヒイイイイイイイ!!!南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏!!!成仏してくださいいいい!!!!!!」
ビリイイイイ!!!!
幸い数ページだったから紙の犠牲は少なかった。
・・・ふぅー!さあて!気を取り直してぇ⤴︎
私は使ったことない羽根ペンをフィーリングで使いこなし、紙に私の計画を書いていく。
《羽根ペンの使い方は、自然と手が動いた模様》
---数分が経った。
「できたあああ!!!」
日記帳を天井に掲げて、達成感でにんまりする私。
コンコンコンッ
「リティー様。夕食の準備が整いましたので、ダイニングルームにお越しくださいませ。」
多分、若いメイドさんらしき人がそう言った。
夕食!!!はじめての貴族のご飯!!!どんなだろうー!!!
「はーい!今行きまーす!!」
「えっ!?あ、は、はい!お待ちしております!」
何故か驚いた声がしたような気がしないでもないけど、私は気にせずそのまま机の上に日記帳を開いたまま置く。
さっき書いたページを眺めながら、私は静かに決意して椅子から立ち上がる。
そして、目を瞑ってすぅーっと息を吸う。
カッ!!!っと目を開いて、私は拳を高々と掲げた。
「将来破滅を迎える悪役令嬢ではあるけれど!!私はラリアちゃんの笑顔と幸せを見守るのだ!!」
こうして大好きな乙女ゲームの世界で、私は私に宣言をした!
「ふっふふふっふふふふふふふっ!!うへへへへへへへへへ!!!」
破滅フラグ?嫌われ者?・・・上等!!!!
ニヤけが止まりませんなあああ!!!!
推しが同じ次元に存在しているんだぞ!?将来を気にして暗くなっている場合ではなああああい!!!!
乙女ゲームの世界!すなわち!スチルが見放題!!!
こんな豪華な特典があるなんてご褒美すぎるではありませんか!!!!
「神様!仏様!女神様!!!!ありがとうございます!!!!愛してる!!!!」
天に向かって心からのお礼を叫ぶ!
学園に入学するのが17歳。
今は、13歳だから・・・入学まで大体3年くらいかな?
つまり、それまでの間は、ラリアちゃんとノアくんの成長とラブロマンス~過去編~が間近で見られるという訳ですか!?
「はぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・最高かよ!!!!!!!!!!」クソデカボイス
まずは、入学するまでの間に私がしたいことを考えよう!!!
ふんっ!と意気込んで机に向かう。
私の考えを読んでいたのか!貴様ァ!というくらいにタイミング良く机の上に日記帳と思しきものを発見☆
「ちょうどいいや!これに書こうー!」
ちょっと内容が気になるから!わくわく☆
ペラ
───5月2日 今日、あの子がまた、数学の先生に褒められていた!!!私の方が頑張っていますのに!!!褒められるべきは私ですのに!!!なぜあの子ばかり褒められるの?なぜあの子ばかり好かれるの?お父様にもお母様にもいい子ぶって!!!私の両親ですのに!!!!あの子が憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い!!!あんな子死んでしまえばいいんですわ!!!死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねしパタン
ダラダラダラダラ
「やっっっっばあああ!!!冷や汗が止まらない!!!!寒気すごいんだが!!?」
呪いの日記じゃん!!!こんなの手元に置いとけないよぉぉおおお!!!!
「さすがに日記帳を捨てるのはもったいないから、この呪いのページを破こう。」
・・・ゴクリ。
「ヒイイイイイイイ!!!南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏!!!成仏してくださいいいい!!!!!!」
ビリイイイイ!!!!
幸い数ページだったから紙の犠牲は少なかった。
・・・ふぅー!さあて!気を取り直してぇ⤴︎
私は使ったことない羽根ペンをフィーリングで使いこなし、紙に私の計画を書いていく。
《羽根ペンの使い方は、自然と手が動いた模様》
---数分が経った。
「できたあああ!!!」
日記帳を天井に掲げて、達成感でにんまりする私。
コンコンコンッ
「リティー様。夕食の準備が整いましたので、ダイニングルームにお越しくださいませ。」
多分、若いメイドさんらしき人がそう言った。
夕食!!!はじめての貴族のご飯!!!どんなだろうー!!!
「はーい!今行きまーす!!」
「えっ!?あ、は、はい!お待ちしております!」
何故か驚いた声がしたような気がしないでもないけど、私は気にせずそのまま机の上に日記帳を開いたまま置く。
さっき書いたページを眺めながら、私は静かに決意して椅子から立ち上がる。
そして、目を瞑ってすぅーっと息を吸う。
カッ!!!っと目を開いて、私は拳を高々と掲げた。
「将来破滅を迎える悪役令嬢ではあるけれど!!私はラリアちゃんの笑顔と幸せを見守るのだ!!」
こうして大好きな乙女ゲームの世界で、私は私に宣言をした!
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