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12話:思いを馳せようSTORY!
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───はじまりは学校の入学式。
───ラリアちゃんは入学式会場に向かっている時に、後ろから走ってきた人にぶつかって、よろけてその場に尻もちを着いてしまう。
はじめてその場面を見た時、そいつに対してとんでもない怒りを覚えたよね!!絶許!!!
まあ、走りながら謝ってはいたけど!!なんなら、攻略対象だったけど!!!!お詫びとして、食堂の食事奢ってたけども!!!!!!
でも!!!人にぶつかって、謝ったのなら!!!助けろよ!!!天使を!!天使に尻もちをつかせてしまったのだぞ!!?急いでようと関係なあああい!!!去るな!!!戻ってこぉぉぉぉい!!!
って、何度思ったことか・・・今思い出しても腹立つわああ。
腹立ち過ぎて枕をぎゅううした。
落ち着けもちつけ私!
深呼吸して落ち着こう。
「すぅー・・・はぁー・・・。」
コホンっ。
───尻もちを着いて唖然としたラリアちゃんの目の前に、助け起こそうと手を伸ばした人物が・・・。
───「大丈夫か?立てる?」(サッカー部にいそうな爽やかヴォイス)
───「えっ?」
───ラリアちゃんが顔を上げると、そこにはメインヒーローが!!
助け起こしたラリアちゃんの顔を見た時、メインヒーローは惚けたような表情をするんだけど、それに気づかないラリアちゃんは、体調が悪いのか心配をするんだよ!やさかわいいね!!!!
───その後、自己紹介をして2人とも新入生ってことで、一緒に入学式会場に向かう。
入学式が終わって、自分のクラスに行った時に、メインヒーローと同じクラスだってことが判明して、2人とも驚くんだよねー!
そして、同じクラスってこともあって、好感度が1番上がりやすかったキャラである。
一緒に勉強したり、ご飯を食べたりとなんやかんや進展させて好感度を上げてくと、メインヒーローとラリアちゃんの知られざる過去を知ることが出来るわけなんですねー。
好感度を100%中80%にすると、それは見れるのです。
───メインヒーローは公爵家の長男として生まれ、ラリアちゃんは孤児として10年間育った。
───公爵家であるメインヒーローは、3歳から剣術、魔術、勉学を惜しまなくやっている家だった。
───5歳のある日、そんな日常に嫌気がさしたメインヒーローは家を抜け出す。
───はじめて1人で城下町に出て、わくわくと不安な気持ちを抱えてキョロキョロ町を見渡しながら歩いてたメインヒーロー。
───そこに、孤児院の食事を買うために城下町に来ていたラリアちゃんは、キョロキョロしていたメインヒーローを迷子だと思って話しかける。
───「君。どうしたの?迷子?」
ラリアちゃんが5歳児から天使してるうううう!!!!きゃわ!!きゃわすぎる!!!いい子かよぉぉおおお!!!!
───「っ・・・い、いや、別にそういうんじゃないけど・・・。」
───声をかけてきたラリアちゃんに見惚れつつ戸惑いながらも、器用に素っ気ない態度をとるメインヒーローを気にせずラリアちゃんはその後も色々と聞いていた。
それはもう事情聴取ですか?というくらいに・・・。
いいなあー!私もラリアちゃんに捕まりたいっ!!そして、延々と事情聴取されたい!!メインヒーロー羨まっ!!!
───「そっか・・・家出しちゃったのね。それじゃあ、一緒にここを回らない?私、食材を買いにお買い物をしに来ていたところなの。1人で回るよりあなたと回る方が楽しそうだわ。」
───そう言って微笑むラリアちゃんに、メインヒーローは真っ赤になりつつも頷いた。
───メインヒーローが頷くとラリアちゃんも嬉しそうに笑って、手を取りメインヒーローの両親が迎えに来るまで一緒に城下町を回った。
そこで、メインヒーローとラリアちゃんの過去のお話は終わり。
この話の何が尊いかって言ったら、メインヒーローはラリアちゃんを助けた時に一目惚れをするんだけど・・・実は小さい頃に会ってて、そこでもメインヒーローはラリアちゃんに一目惚れをするっていう構図が最高すぎてっ!!!発狂するよおおお!!!
うおおおおおおお!!!全私が尊さに悶える!!ありがとう!!!製作者様!!絵師様!!声優様!!!!
それにそれに!!ちっさいメインヒーローはそれが恋だって気づかないっていうのがまた尊いんだ!!!尊いんだよおおお!!!
ストーリー思い出してたら、尊すぎてっ、この行き場のない尊さをベッドで解消するためにバタバタした。
「ふぅー!!落ち着けもちつけ私!!ストーリーの尊さは、もちろんだけど、ひとつ、逃してはならないことがある!」
それは!ヒロインとヒーローがくっつくに至るまでのストーリーに必ず登場する者がいること!!!
そう!それは、当て馬もしくは悪役!!なのです!!
───ラリアちゃんは入学式会場に向かっている時に、後ろから走ってきた人にぶつかって、よろけてその場に尻もちを着いてしまう。
はじめてその場面を見た時、そいつに対してとんでもない怒りを覚えたよね!!絶許!!!
まあ、走りながら謝ってはいたけど!!なんなら、攻略対象だったけど!!!!お詫びとして、食堂の食事奢ってたけども!!!!!!
でも!!!人にぶつかって、謝ったのなら!!!助けろよ!!!天使を!!天使に尻もちをつかせてしまったのだぞ!!?急いでようと関係なあああい!!!去るな!!!戻ってこぉぉぉぉい!!!
って、何度思ったことか・・・今思い出しても腹立つわああ。
腹立ち過ぎて枕をぎゅううした。
落ち着けもちつけ私!
深呼吸して落ち着こう。
「すぅー・・・はぁー・・・。」
コホンっ。
───尻もちを着いて唖然としたラリアちゃんの目の前に、助け起こそうと手を伸ばした人物が・・・。
───「大丈夫か?立てる?」(サッカー部にいそうな爽やかヴォイス)
───「えっ?」
───ラリアちゃんが顔を上げると、そこにはメインヒーローが!!
助け起こしたラリアちゃんの顔を見た時、メインヒーローは惚けたような表情をするんだけど、それに気づかないラリアちゃんは、体調が悪いのか心配をするんだよ!やさかわいいね!!!!
───その後、自己紹介をして2人とも新入生ってことで、一緒に入学式会場に向かう。
入学式が終わって、自分のクラスに行った時に、メインヒーローと同じクラスだってことが判明して、2人とも驚くんだよねー!
そして、同じクラスってこともあって、好感度が1番上がりやすかったキャラである。
一緒に勉強したり、ご飯を食べたりとなんやかんや進展させて好感度を上げてくと、メインヒーローとラリアちゃんの知られざる過去を知ることが出来るわけなんですねー。
好感度を100%中80%にすると、それは見れるのです。
───メインヒーローは公爵家の長男として生まれ、ラリアちゃんは孤児として10年間育った。
───公爵家であるメインヒーローは、3歳から剣術、魔術、勉学を惜しまなくやっている家だった。
───5歳のある日、そんな日常に嫌気がさしたメインヒーローは家を抜け出す。
───はじめて1人で城下町に出て、わくわくと不安な気持ちを抱えてキョロキョロ町を見渡しながら歩いてたメインヒーロー。
───そこに、孤児院の食事を買うために城下町に来ていたラリアちゃんは、キョロキョロしていたメインヒーローを迷子だと思って話しかける。
───「君。どうしたの?迷子?」
ラリアちゃんが5歳児から天使してるうううう!!!!きゃわ!!きゃわすぎる!!!いい子かよぉぉおおお!!!!
───「っ・・・い、いや、別にそういうんじゃないけど・・・。」
───声をかけてきたラリアちゃんに見惚れつつ戸惑いながらも、器用に素っ気ない態度をとるメインヒーローを気にせずラリアちゃんはその後も色々と聞いていた。
それはもう事情聴取ですか?というくらいに・・・。
いいなあー!私もラリアちゃんに捕まりたいっ!!そして、延々と事情聴取されたい!!メインヒーロー羨まっ!!!
───「そっか・・・家出しちゃったのね。それじゃあ、一緒にここを回らない?私、食材を買いにお買い物をしに来ていたところなの。1人で回るよりあなたと回る方が楽しそうだわ。」
───そう言って微笑むラリアちゃんに、メインヒーローは真っ赤になりつつも頷いた。
───メインヒーローが頷くとラリアちゃんも嬉しそうに笑って、手を取りメインヒーローの両親が迎えに来るまで一緒に城下町を回った。
そこで、メインヒーローとラリアちゃんの過去のお話は終わり。
この話の何が尊いかって言ったら、メインヒーローはラリアちゃんを助けた時に一目惚れをするんだけど・・・実は小さい頃に会ってて、そこでもメインヒーローはラリアちゃんに一目惚れをするっていう構図が最高すぎてっ!!!発狂するよおおお!!!
うおおおおおおお!!!全私が尊さに悶える!!ありがとう!!!製作者様!!絵師様!!声優様!!!!
それにそれに!!ちっさいメインヒーローはそれが恋だって気づかないっていうのがまた尊いんだ!!!尊いんだよおおお!!!
ストーリー思い出してたら、尊すぎてっ、この行き場のない尊さをベッドで解消するためにバタバタした。
「ふぅー!!落ち着けもちつけ私!!ストーリーの尊さは、もちろんだけど、ひとつ、逃してはならないことがある!」
それは!ヒロインとヒーローがくっつくに至るまでのストーリーに必ず登場する者がいること!!!
そう!それは、当て馬もしくは悪役!!なのです!!
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