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2話:起きたら、美少女がいたっ!
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「ぎゃあああああああああ!!!!遅刻だあああああああああああぁぁぁ!!!!!!」
「きゃあああ!」
私は焦って、勢いよく飛び起きてベッドから降りた。
そして、そのままクローゼットの方へ向かおうとして、私は床にへたりこんだ。
何故か、とても、体が重い。
それに、なんか、いつもより視線が低いような・・・?
ま、ままま、まさかっ!これはあの歩く死神で有名な蝶ネクタイ名探偵現象が起きている!?
私は両手を見つめながらワナワナ震える。
心做しか手も縮んでいるような気がする!
事件じゃあああ!・・・いや、まって。
もしかしたら、これは夢なのかもしれない。
ほら、よく言うじゃん?遅刻する夢を見て起きたら全然間に合う時間だったっていうことがあったって!
うんうん!きっとそうだよ!!頭もなんかふわふわするし!
「リティー!!大丈夫!?」
「ラリア様!近づいては!!」
私がひとり夢認定をしていると、女の子と少し声の低い女の子の声が聞こえた。
リティー?・・・誰だろう。
私は顔を上げて、声の主を確認した。
・・・・・・!!!!!て、ててて、天使?
見上げた先にいたのは、金色の髪にタレ目な薄紫色の瞳をもった美少女がいた。
ぽけ~っと美少女に見惚れていると、美少女が困った顔をして目の前にしゃがみ込んだ。
は、はわわっ!て、天使を困惑させてしまった!!!
そして、近いいいいい!!!顔ガッ、顔がいいっ!!!
私の体が気温上昇を起こしていると、美少女の顔が近づいてきた。
え・・・・・・え、え?・・・き、きす??キスしちゃう???あ、あばばばば!!!こ、こここ、心の準備がああああああ!!!!
コツン
私のおでこに美少女のおでこが合わさった。
っ!!!!顔が、いいっ・・・!!
プシュ~と頭から湯気が出るんじゃないかってくらい、頭がくらくらする。
は、はわっ!!美少女多量摂取すぎるっ。
夢?これは夢なの?夢だあああ!!!
夢に違いない!そんな起きたら美少女がいましたなんて、都合よくこの世の中にあるわけが無い!!!!
だから、夢なんだよおおお!よっしゃあああ!!
「まあ!大変!!リティー!あなた、熱が上がってるわ!!!速くベッドに戻りましょ。立てる?」
夢であることに興奮していると、美少女が私の腕を優しく持って何か言っている。
声も、かわいいいい!!!超絶可愛い!!
やばい。顔と声が良すぎて何言ってるのか聞いていなかった。
と、とりあえず、な、なにか、なにか、なにか言っておこう!
うーん、何を言えば?・・・はっ!ここは、小学校の出席の返事である『はい!元気です!』を活用しよう!!そうしよう!
《※こいつは混乱しています。》
きっと、大丈夫!!!うん!!
「リティー?どうしたの?」
よし!今だっ!!
「はいっ!!!!!元気です!!!!!」
ここに大声大会があったら、私は優勝したのではないかというくらい大声で返事をした。
「きゃあああ!」
私は焦って、勢いよく飛び起きてベッドから降りた。
そして、そのままクローゼットの方へ向かおうとして、私は床にへたりこんだ。
何故か、とても、体が重い。
それに、なんか、いつもより視線が低いような・・・?
ま、ままま、まさかっ!これはあの歩く死神で有名な蝶ネクタイ名探偵現象が起きている!?
私は両手を見つめながらワナワナ震える。
心做しか手も縮んでいるような気がする!
事件じゃあああ!・・・いや、まって。
もしかしたら、これは夢なのかもしれない。
ほら、よく言うじゃん?遅刻する夢を見て起きたら全然間に合う時間だったっていうことがあったって!
うんうん!きっとそうだよ!!頭もなんかふわふわするし!
「リティー!!大丈夫!?」
「ラリア様!近づいては!!」
私がひとり夢認定をしていると、女の子と少し声の低い女の子の声が聞こえた。
リティー?・・・誰だろう。
私は顔を上げて、声の主を確認した。
・・・・・・!!!!!て、ててて、天使?
見上げた先にいたのは、金色の髪にタレ目な薄紫色の瞳をもった美少女がいた。
ぽけ~っと美少女に見惚れていると、美少女が困った顔をして目の前にしゃがみ込んだ。
は、はわわっ!て、天使を困惑させてしまった!!!
そして、近いいいいい!!!顔ガッ、顔がいいっ!!!
私の体が気温上昇を起こしていると、美少女の顔が近づいてきた。
え・・・・・・え、え?・・・き、きす??キスしちゃう???あ、あばばばば!!!こ、こここ、心の準備がああああああ!!!!
コツン
私のおでこに美少女のおでこが合わさった。
っ!!!!顔が、いいっ・・・!!
プシュ~と頭から湯気が出るんじゃないかってくらい、頭がくらくらする。
は、はわっ!!美少女多量摂取すぎるっ。
夢?これは夢なの?夢だあああ!!!
夢に違いない!そんな起きたら美少女がいましたなんて、都合よくこの世の中にあるわけが無い!!!!
だから、夢なんだよおおお!よっしゃあああ!!
「まあ!大変!!リティー!あなた、熱が上がってるわ!!!速くベッドに戻りましょ。立てる?」
夢であることに興奮していると、美少女が私の腕を優しく持って何か言っている。
声も、かわいいいい!!!超絶可愛い!!
やばい。顔と声が良すぎて何言ってるのか聞いていなかった。
と、とりあえず、な、なにか、なにか、なにか言っておこう!
うーん、何を言えば?・・・はっ!ここは、小学校の出席の返事である『はい!元気です!』を活用しよう!!そうしよう!
《※こいつは混乱しています。》
きっと、大丈夫!!!うん!!
「リティー?どうしたの?」
よし!今だっ!!
「はいっ!!!!!元気です!!!!!」
ここに大声大会があったら、私は優勝したのではないかというくらい大声で返事をした。
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