22 / 49
4章:少女転生
Ⅲ
しおりを挟む
近づいてきたクルミお姉様は、何故かほっぺを膨らませて不機嫌だった。
「リア!とお兄様!2人でどこに行くんです?私を除け者にする気!?」
クルミお姉様は、お父様に似てハキハキした性格と感情がとても豊かだ。
私はクルミお姉様に憧れをもっている。
なので、私はクルミお姉様の言葉に慌てた。
「ち、違います!今からクルミお姉様を誘おうとミオお兄様と話してたんです!!」
誤解を口にする。
(クルミを誘うのは帝族の方を誘ってからだったんだけどね~。)
ミオお兄様がそんなことを考えてるとは思っていなかった。
クルミお姉様は納得したように頷いた。
「そうだったのね!今日は何して遊ぶの??」
「かくれんぼです!」
クルミお姉様はかくれんぼが大好きだから、すごく嬉しそうな顔をした。
「そうなのね!!早くやりましょ!!」
私の手を掴んで走り出そうとするクルミお姉様をミオお兄様がとめた。
「まってクルミ。まずは、客間に行ってお客様の息子さんも遊びに誘おう?」
ミオお兄様の言葉にすごく驚いた表情をするクルミお姉様。
「え!?帝族の方を誘うの!?私は構わないけど・・・不敬にあたらない?」
「大丈夫だよ~。断られちゃったら、3人でかくれんぼしようか。」
不安そうな表情をするクルミお姉様を宥めながら歩きだしたミオお兄様に、クルミお姉様を引っ張りながらついて行く。
客間についてミオお兄様がノックをする。
「ミオです。入ってもよろしいでしょうか?」
「ミオか!入っていいぞ!」
ミオお兄様の声に反応したイルお父様が嬉しそうに声を上げて、入る許可をした。
「「「失礼します!」」」
3人の声が揃った。
私たちは顔を見合わせて笑い合う。
楽しいな。
中に入ると、とっても美しい男の人とこれまた美しい私と同じくらいの男の子がいた。
・・・ま、眩しいっ!!!
「おお!!クルミにリアも来てくれたのか!どうしたんだ?」
お父様は嬉しそうに私たち3人を抱きしめてから聞いてきた。
その問いにはミオお兄様が答えた。
「はい。帝族であることを承知でお願いしたいことがありまして、ラム様と私達で一緒にかくれんぼをしませんか?」
ラム様と言われたとっても美しい男の子の方を向いて言ったミオお兄様。
・・・・・・低族って言っても身長別にそこまで低くないのでは??
「・・・あの、クルミお姉様。低族って言ってもそこまで身長低くないですよね?」
私は不思議に思いながら、クルミお姉様に小声で聞く。
私の問にクルミお姉様は驚いた顔をしたあと、爆笑した。
え??なんで???
「あはははは!!リア、帝族って身長低い一族じゃないよー!!あはははっ、ヴァイオレット帝国のここの国で言う王様みたいなかんじだよっ、ははは!!おもしろすぎるぅあははは!!」
・・・ええええ!!王様だったの!?え、恥ずかしい!!恥ずかしすぎる間違いしちゃった!!!
それに、声大きいよぉぉぉぉ!!
私は顔を真っ赤にしてお姉様の笑いを沈めるために奮闘したのだった。
「リア!とお兄様!2人でどこに行くんです?私を除け者にする気!?」
クルミお姉様は、お父様に似てハキハキした性格と感情がとても豊かだ。
私はクルミお姉様に憧れをもっている。
なので、私はクルミお姉様の言葉に慌てた。
「ち、違います!今からクルミお姉様を誘おうとミオお兄様と話してたんです!!」
誤解を口にする。
(クルミを誘うのは帝族の方を誘ってからだったんだけどね~。)
ミオお兄様がそんなことを考えてるとは思っていなかった。
クルミお姉様は納得したように頷いた。
「そうだったのね!今日は何して遊ぶの??」
「かくれんぼです!」
クルミお姉様はかくれんぼが大好きだから、すごく嬉しそうな顔をした。
「そうなのね!!早くやりましょ!!」
私の手を掴んで走り出そうとするクルミお姉様をミオお兄様がとめた。
「まってクルミ。まずは、客間に行ってお客様の息子さんも遊びに誘おう?」
ミオお兄様の言葉にすごく驚いた表情をするクルミお姉様。
「え!?帝族の方を誘うの!?私は構わないけど・・・不敬にあたらない?」
「大丈夫だよ~。断られちゃったら、3人でかくれんぼしようか。」
不安そうな表情をするクルミお姉様を宥めながら歩きだしたミオお兄様に、クルミお姉様を引っ張りながらついて行く。
客間についてミオお兄様がノックをする。
「ミオです。入ってもよろしいでしょうか?」
「ミオか!入っていいぞ!」
ミオお兄様の声に反応したイルお父様が嬉しそうに声を上げて、入る許可をした。
「「「失礼します!」」」
3人の声が揃った。
私たちは顔を見合わせて笑い合う。
楽しいな。
中に入ると、とっても美しい男の人とこれまた美しい私と同じくらいの男の子がいた。
・・・ま、眩しいっ!!!
「おお!!クルミにリアも来てくれたのか!どうしたんだ?」
お父様は嬉しそうに私たち3人を抱きしめてから聞いてきた。
その問いにはミオお兄様が答えた。
「はい。帝族であることを承知でお願いしたいことがありまして、ラム様と私達で一緒にかくれんぼをしませんか?」
ラム様と言われたとっても美しい男の子の方を向いて言ったミオお兄様。
・・・・・・低族って言っても身長別にそこまで低くないのでは??
「・・・あの、クルミお姉様。低族って言ってもそこまで身長低くないですよね?」
私は不思議に思いながら、クルミお姉様に小声で聞く。
私の問にクルミお姉様は驚いた顔をしたあと、爆笑した。
え??なんで???
「あはははは!!リア、帝族って身長低い一族じゃないよー!!あはははっ、ヴァイオレット帝国のここの国で言う王様みたいなかんじだよっ、ははは!!おもしろすぎるぅあははは!!」
・・・ええええ!!王様だったの!?え、恥ずかしい!!恥ずかしすぎる間違いしちゃった!!!
それに、声大きいよぉぉぉぉ!!
私は顔を真っ赤にしてお姉様の笑いを沈めるために奮闘したのだった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
裏切りの代償
志波 連
恋愛
伯爵令嬢であるキャンディは婚約者ニックの浮気を知り、婚約解消を願い出るが1年間の再教育を施すというニックの父親の言葉に願いを取り下げ、家出を決行した。
家庭教師という職を得て充実した日々を送るキャンディの前に父親が現れた。
連れ帰られ無理やりニックと結婚させられたキャンディだったが、子供もできてこれも人生だと思い直し、ニックの妻として人生を全うしようとする。
しかしある日ニックが浮気をしていることをしり、我慢の限界を迎えたキャンディは、友人の手を借りながら人生を切り開いていくのだった。
他サイトでも掲載しています。
R15を保険で追加しました。
表紙は写真AC様よりダウンロードしました。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる