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~不思議な力の少年と男~
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あぁ、また、まただ。
また、飲み込まれる。黒い黒い影に。
「はぁ……はぁ……に…げなきゃ。」
息が荒くなる……苦しい……。
逃げたのはいいが、道を知らない。
すぐに行き止まりとなり捕まった。
目は赤い。だが他は真っ黒だ。
あぁ 捕まっちゃた。あぁあ 惜しいな
「つ…まえ…。おま…えをこ…す。」
首をしてつけられる。
「がっっ……!く、くる…しい……。」
息が吸えない。苦しい苦しい……!!
視線がかすれる。瞳をゆっくり閉じる。
意識が途切れる瞬間声がした。
「そいつからは…れ…ろ!」
と、俺を助けるような言い方だ。
俺はまだ、まだ……。
まだ何か言っているだか、そこで、意識を失った。
「お……!目をあ…ろ!目を開けろ!」
と、男の力強い声が聞こえた。
意識が戻った。辺りを見回す。
辺りには男が1人いただけだった。
立とうとしたら激痛が走った。
「いっってぇ!」
と、大声を出してしまった。恥ずかしい。
男が心配するように俺見つめた。
「あ、まだだめだよ?傷口開いちゃうよ、でも、まだ浅くて助かったよ。」
と、ニコッと笑っていった。
悪いヤツには見えない。だが気を抜いたら危ない気がする……。
「ここは、どこだ?」
と、警戒しながら言った。
すると、男は笑いながらこう言った。
「あははっ。警戒しなくていいよ。
子供を殺すほど落ちぶれていないからね。
で、だ。え~と、ここは君が倒れた所から少し離れた所にある路地裏だね。
ここは安全だ。安心して?」
と、説明してくれた。
俺は薄い反応をして、次の質問にうつった
「おまえの名前はなんだ?」
と、少々ぶっきらぼうの言い方になってしまった。
「え?俺の名前かい?俺は、黒澤祐希
(くろさわ ゆうき)だよ。君は?」
と、俺に質問した。
相手は名前を答えたからしょうがなく答える事にした。
「俺の名前は北条白(ほうじょう しろ)」
と、これ以上答える筋合いはないの淡々に終わらせる。
男は俺の名前を聞くと、少しびっくりしたように、
「君が、白君……。」
と、小さい声で言った。少し表情が一瞬だけ険しくなったのがわかった。
すると、黒澤と名乗る男が言ってきた。
「ねぇ、白くん。君は今1人で行動するのは、危ない。それは自分でも分かってるよね?だから、俺と行かないかい?」
と、また笑って言った。
最初ははぁ?と、思ったがその通りだ。
この傷では、自分で殺されに行くようなものだと。
それでここにとどまっても、食料もない。
答えは最初から一つだった……行く。
「しょうがない。今だけは共に行動しよう。
傷を癒してくれたことには感謝するが、
これには感謝はしない。」
と、ケンカを売ったようになった。
「あぁ。感謝なんてしなくていいよ。
まぁ、後のことは後日ということで。
さぁ、行こうか白くん。」
と、まぁ勝手に名前は呼ぶし、最悪だ。
あのまま放って置けばいいものを。
俺なんて、生きる意味なんて……。
あぁ、思い出しちゃった。
あの最悪の過去を。
「まぁ、よろしく。」
始まる。
アイツ黒澤と俺がめぐる最悪の運命を。
これも運命だったんだ……
また、飲み込まれる。黒い黒い影に。
「はぁ……はぁ……に…げなきゃ。」
息が荒くなる……苦しい……。
逃げたのはいいが、道を知らない。
すぐに行き止まりとなり捕まった。
目は赤い。だが他は真っ黒だ。
あぁ 捕まっちゃた。あぁあ 惜しいな
「つ…まえ…。おま…えをこ…す。」
首をしてつけられる。
「がっっ……!く、くる…しい……。」
息が吸えない。苦しい苦しい……!!
視線がかすれる。瞳をゆっくり閉じる。
意識が途切れる瞬間声がした。
「そいつからは…れ…ろ!」
と、俺を助けるような言い方だ。
俺はまだ、まだ……。
まだ何か言っているだか、そこで、意識を失った。
「お……!目をあ…ろ!目を開けろ!」
と、男の力強い声が聞こえた。
意識が戻った。辺りを見回す。
辺りには男が1人いただけだった。
立とうとしたら激痛が走った。
「いっってぇ!」
と、大声を出してしまった。恥ずかしい。
男が心配するように俺見つめた。
「あ、まだだめだよ?傷口開いちゃうよ、でも、まだ浅くて助かったよ。」
と、ニコッと笑っていった。
悪いヤツには見えない。だが気を抜いたら危ない気がする……。
「ここは、どこだ?」
と、警戒しながら言った。
すると、男は笑いながらこう言った。
「あははっ。警戒しなくていいよ。
子供を殺すほど落ちぶれていないからね。
で、だ。え~と、ここは君が倒れた所から少し離れた所にある路地裏だね。
ここは安全だ。安心して?」
と、説明してくれた。
俺は薄い反応をして、次の質問にうつった
「おまえの名前はなんだ?」
と、少々ぶっきらぼうの言い方になってしまった。
「え?俺の名前かい?俺は、黒澤祐希
(くろさわ ゆうき)だよ。君は?」
と、俺に質問した。
相手は名前を答えたからしょうがなく答える事にした。
「俺の名前は北条白(ほうじょう しろ)」
と、これ以上答える筋合いはないの淡々に終わらせる。
男は俺の名前を聞くと、少しびっくりしたように、
「君が、白君……。」
と、小さい声で言った。少し表情が一瞬だけ険しくなったのがわかった。
すると、黒澤と名乗る男が言ってきた。
「ねぇ、白くん。君は今1人で行動するのは、危ない。それは自分でも分かってるよね?だから、俺と行かないかい?」
と、また笑って言った。
最初ははぁ?と、思ったがその通りだ。
この傷では、自分で殺されに行くようなものだと。
それでここにとどまっても、食料もない。
答えは最初から一つだった……行く。
「しょうがない。今だけは共に行動しよう。
傷を癒してくれたことには感謝するが、
これには感謝はしない。」
と、ケンカを売ったようになった。
「あぁ。感謝なんてしなくていいよ。
まぁ、後のことは後日ということで。
さぁ、行こうか白くん。」
と、まぁ勝手に名前は呼ぶし、最悪だ。
あのまま放って置けばいいものを。
俺なんて、生きる意味なんて……。
あぁ、思い出しちゃった。
あの最悪の過去を。
「まぁ、よろしく。」
始まる。
アイツ黒澤と俺がめぐる最悪の運命を。
これも運命だったんだ……
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