10 / 45
第9話 宇宙のごみ拾い
しおりを挟む
新たなクエストを受けるべく、俺たちは冒険者ギルドにやってきていた。
商船の護衛でそれなりに金が手に入ったが、ドローン一機を失ったのは大きい。
護衛の報酬が150万ゼニー、シールド発生装置の修理費が100万ゼニー、海賊討伐の報奨金が500万ゼニーが手に入った。
一応収支は黒字だが、燃料費や損傷次第ではマイナスに転ぶ可能性も十分にある。
とくに、もう一機ドローンが破壊されれば、収支は厳しいことになっていただろう。
それだけに、今回は慎重にクエストを選んでいた。
掲示板に掲載されたクエストを眺め、相棒に尋ねる。
「……シシー。おすすめのクエストはないか?」
『デブリの回収クエストがいいでしょう。船体損傷のリスクが少なく、安定した収益が見込めます』
シシーにオススメされたクエストに目を移す。
どうやら回収したデブリの重さで報酬が決まるらしく、平均すると1日1万5千ゼニー稼げるとのことだ。
「オーケー、それにしよう」
俺の分とエクリの分を受注すると、宇宙に漂うゴミを回収しに行くのだった。
当該宙域にやってくると、エクリが張りきった様子で通信してきた。
『それじゃあ、じゃんじゃん回収するわよー!』
効率を考え俺とは別方向に向かうエクリ。
俺も回収作業に移ろうとしたところで、シシーが口を開いた。
『通常は船体に付属したロボットアームでの回収作業となりますが、カイルは多数のドローンを保持しています。ドローンでの回収を行えば、より多くのデブリを回収できることでしょう』
流石はシシー。相変わらず頼りになる。
「……そうだな。回収は全部ドローンに任せるか」
ドローンの操縦をオートに設定して、空いた時間に溜まっていたゲームを消化するのだった。
2時間後。シーシュポスの倉庫には回収されたデブリが溜まっていた。
集められたのは、船体の破片から遺棄された人工衛星まで様々だ。
比較的綺麗な状態のパーツを拾い上げ、まじまじと眺める。
「……これも捨てられているのか。少し手を加えれば、まだまだ使えそうなのにな」
俺は回収されたデブリを眺め、ぽつりと呟くのだった。
エクリと合流すると、一向にデブリから離れようとしない俺を見て、
「ねえ、なにしてるのよ? 早くデブリを処理しましょ?」
エクリが業者に引き取ってもらおうと急かしてくる。
通常、回収したデブリの処理は冒険者に一任されるため、通常は廃品回収の業者に引き払われるのだという。
「いや、クズ鉄同然で引き払うには惜しい。使える部品がないか、バラしてみる」
「そんな面倒なことするの? そういうのは業者の仕事でしょ?」
俺は手にした電子基板を見せつけた。
「コイツなんか、レアアースの宝庫だぞ。金にアダマント、オリハルコンまで入ってる。部品としてはもちろん、資源としても価値があるぞ」
エクリの回収した分を奪うと、デブリの分解作業を始めるのだった。
使えるものを修理しては、中古品やジャンク品として中古ショップに売却し、価値の高そうなものはオークションに出品する。
そうして捻出された利益の明細を見て、エクリが唖然とした。
「うそ……デブリの回収だけで、こんなに儲かっちゃうの……!?」
当初の想定では1日1万5000ゼニーほどの報酬だったのが、この日だけで10万を超えている。
回収作業を丸々ドローンに委託したため大量のデブリを回収できたが、まだ改善の余地がある。
「ドローンの数を増やして……いや、いっそ専用ドローンを組めば、もっと効率的に回収できるな……」
現在は俺の持つ12機のドローンを運用しているが、今後は20機、30機にまで増やしてみてもいいかもしれない。
だがそうなると、今度は集められるデブリに対し、解体する手が足りなくなってしまう。
今は俺一人で足りているが、今後デブリの回収が加速度的に増えていくとしたら……
俺が考え事をしていると、エクリが顔を覗き込んできた。
「……どうしたのよ。ボーっとしちゃって」
「エクリ、次からお前も解体しろ」
「えっ!?」
エクリが琥珀色の目を白黒させた。
「で、でも……あたし機械のこととかよくわからないし……不器用だし……」
「そうだな」
「そうだなって……ちょっとはフォローしなさいよ!」
エクリが頬を膨らませる。
「やり方なら後で教える。別に難しいことじゃないぞ。ドライバーがありゃ誰でもできる」
翌日。エクリを連れて再びデブリ回収のクエストを申し込んだ。
今度はエクリの分の回収もドローンに一任すると、運ばれてきたデブリを解体していく。
慣れた手つきで解体を進めていく俺の脇で、エクリが難しそうな顔をした。
「……あたし、カニ食べるの苦手なのよね……。なんていうか、殻から身を取るのが苦手っていうか……細かい作業が性に合わないっていうか……」
「いい機会だ。コイツの解体に慣れてくれば、カニも食べられるようになるだろ」
「……ねえ、これもドローンで解体するわけにはいかないの?」
「リンゴを潰すのと皮を剥くのは別物だろ」
解体作業自体は楽しいが、いつまでも解体ばかりやっているわけにはいかない。
第一、この解体作業だけで1日の大半が持っていかれるというのも、良いことではない。
何か、いい方法がないものか……
考え事をしていると、不意にエクリが頭を抑えた。
「ううっ……細かいことしすぎて頭が痛くなってきた……。あ~、早く海賊狩りに行きたいなぁ……」
「……それだ!」
「えっ!?」
「捕まえた海賊に解体させるんだよ」
「解体させるったって……。素直に言うこと聞くわけないでしょ、あのならず者たちが……」
エクリの心配はもっともだが、俺に限ってその心配はいらない。
海賊たちを捕らえたのち、体内のナノマシンをハッキングしてしまえばいいのだ。
身体の自由を奪い、必要最低限の知識とスキルを強制インストールさせれば、即席解体士の完成である。
人手が増えればその分ドローンの数を増やしやすくなり、俺にも別のことをする余裕が生まれる。
そうして空いた手でドローンを作り、そのドローンが材料となるデブリを回収してくる。
まさに好循環。うまくいけば、何もせずに金を手に入れられるのではないか。
「行くか、海賊狩り……!」
次なる目標を宣言すると、エクリが目を輝かせるのだった。
あとがき
粗大ごみで捨てられた家電を拾って、使えるを修理し、あるいはパーツごとにバラしてメ〇カリやHARD 〇FFで売る、みたいな感じです
商船の護衛でそれなりに金が手に入ったが、ドローン一機を失ったのは大きい。
護衛の報酬が150万ゼニー、シールド発生装置の修理費が100万ゼニー、海賊討伐の報奨金が500万ゼニーが手に入った。
一応収支は黒字だが、燃料費や損傷次第ではマイナスに転ぶ可能性も十分にある。
とくに、もう一機ドローンが破壊されれば、収支は厳しいことになっていただろう。
それだけに、今回は慎重にクエストを選んでいた。
掲示板に掲載されたクエストを眺め、相棒に尋ねる。
「……シシー。おすすめのクエストはないか?」
『デブリの回収クエストがいいでしょう。船体損傷のリスクが少なく、安定した収益が見込めます』
シシーにオススメされたクエストに目を移す。
どうやら回収したデブリの重さで報酬が決まるらしく、平均すると1日1万5千ゼニー稼げるとのことだ。
「オーケー、それにしよう」
俺の分とエクリの分を受注すると、宇宙に漂うゴミを回収しに行くのだった。
当該宙域にやってくると、エクリが張りきった様子で通信してきた。
『それじゃあ、じゃんじゃん回収するわよー!』
効率を考え俺とは別方向に向かうエクリ。
俺も回収作業に移ろうとしたところで、シシーが口を開いた。
『通常は船体に付属したロボットアームでの回収作業となりますが、カイルは多数のドローンを保持しています。ドローンでの回収を行えば、より多くのデブリを回収できることでしょう』
流石はシシー。相変わらず頼りになる。
「……そうだな。回収は全部ドローンに任せるか」
ドローンの操縦をオートに設定して、空いた時間に溜まっていたゲームを消化するのだった。
2時間後。シーシュポスの倉庫には回収されたデブリが溜まっていた。
集められたのは、船体の破片から遺棄された人工衛星まで様々だ。
比較的綺麗な状態のパーツを拾い上げ、まじまじと眺める。
「……これも捨てられているのか。少し手を加えれば、まだまだ使えそうなのにな」
俺は回収されたデブリを眺め、ぽつりと呟くのだった。
エクリと合流すると、一向にデブリから離れようとしない俺を見て、
「ねえ、なにしてるのよ? 早くデブリを処理しましょ?」
エクリが業者に引き取ってもらおうと急かしてくる。
通常、回収したデブリの処理は冒険者に一任されるため、通常は廃品回収の業者に引き払われるのだという。
「いや、クズ鉄同然で引き払うには惜しい。使える部品がないか、バラしてみる」
「そんな面倒なことするの? そういうのは業者の仕事でしょ?」
俺は手にした電子基板を見せつけた。
「コイツなんか、レアアースの宝庫だぞ。金にアダマント、オリハルコンまで入ってる。部品としてはもちろん、資源としても価値があるぞ」
エクリの回収した分を奪うと、デブリの分解作業を始めるのだった。
使えるものを修理しては、中古品やジャンク品として中古ショップに売却し、価値の高そうなものはオークションに出品する。
そうして捻出された利益の明細を見て、エクリが唖然とした。
「うそ……デブリの回収だけで、こんなに儲かっちゃうの……!?」
当初の想定では1日1万5000ゼニーほどの報酬だったのが、この日だけで10万を超えている。
回収作業を丸々ドローンに委託したため大量のデブリを回収できたが、まだ改善の余地がある。
「ドローンの数を増やして……いや、いっそ専用ドローンを組めば、もっと効率的に回収できるな……」
現在は俺の持つ12機のドローンを運用しているが、今後は20機、30機にまで増やしてみてもいいかもしれない。
だがそうなると、今度は集められるデブリに対し、解体する手が足りなくなってしまう。
今は俺一人で足りているが、今後デブリの回収が加速度的に増えていくとしたら……
俺が考え事をしていると、エクリが顔を覗き込んできた。
「……どうしたのよ。ボーっとしちゃって」
「エクリ、次からお前も解体しろ」
「えっ!?」
エクリが琥珀色の目を白黒させた。
「で、でも……あたし機械のこととかよくわからないし……不器用だし……」
「そうだな」
「そうだなって……ちょっとはフォローしなさいよ!」
エクリが頬を膨らませる。
「やり方なら後で教える。別に難しいことじゃないぞ。ドライバーがありゃ誰でもできる」
翌日。エクリを連れて再びデブリ回収のクエストを申し込んだ。
今度はエクリの分の回収もドローンに一任すると、運ばれてきたデブリを解体していく。
慣れた手つきで解体を進めていく俺の脇で、エクリが難しそうな顔をした。
「……あたし、カニ食べるの苦手なのよね……。なんていうか、殻から身を取るのが苦手っていうか……細かい作業が性に合わないっていうか……」
「いい機会だ。コイツの解体に慣れてくれば、カニも食べられるようになるだろ」
「……ねえ、これもドローンで解体するわけにはいかないの?」
「リンゴを潰すのと皮を剥くのは別物だろ」
解体作業自体は楽しいが、いつまでも解体ばかりやっているわけにはいかない。
第一、この解体作業だけで1日の大半が持っていかれるというのも、良いことではない。
何か、いい方法がないものか……
考え事をしていると、不意にエクリが頭を抑えた。
「ううっ……細かいことしすぎて頭が痛くなってきた……。あ~、早く海賊狩りに行きたいなぁ……」
「……それだ!」
「えっ!?」
「捕まえた海賊に解体させるんだよ」
「解体させるったって……。素直に言うこと聞くわけないでしょ、あのならず者たちが……」
エクリの心配はもっともだが、俺に限ってその心配はいらない。
海賊たちを捕らえたのち、体内のナノマシンをハッキングしてしまえばいいのだ。
身体の自由を奪い、必要最低限の知識とスキルを強制インストールさせれば、即席解体士の完成である。
人手が増えればその分ドローンの数を増やしやすくなり、俺にも別のことをする余裕が生まれる。
そうして空いた手でドローンを作り、そのドローンが材料となるデブリを回収してくる。
まさに好循環。うまくいけば、何もせずに金を手に入れられるのではないか。
「行くか、海賊狩り……!」
次なる目標を宣言すると、エクリが目を輝かせるのだった。
あとがき
粗大ごみで捨てられた家電を拾って、使えるを修理し、あるいはパーツごとにバラしてメ〇カリやHARD 〇FFで売る、みたいな感じです
10
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
―異質― 激突の編/日本国の〝隊〟 その異世界を掻き回す重金奏――
EPIC
SF
日本国の戦闘団、護衛隊群、そして戦闘機と飛行場基地。続々異世界へ――
とある別の歴史を歩んだ世界。
その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。
第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる――
大規模な演習の最中に異常現象に巻き込まれ、未知なる世界へと飛ばされてしまった、日本国陸隊の有事官〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟と、各職種混成の約1個中隊。
そこは、剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する世界であった。
そんな世界で手探りでの調査に乗り出した日本国隊。時に異世界の人々と交流し、時に救い、時には脅威となる存在と苛烈な戦いを繰り広げ、潜り抜けて来た。
そんな彼らの元へ、陸隊の戦闘団。海隊の護衛艦船。航空隊の戦闘機から果ては航空基地までもが、続々と転移合流して来る。
そしてそれを狙い図ったかのように、異世界の各地で不穏な動きが見え始める。
果たして日本国隊は、そして異世界はいかなる道をたどるのか。
未知なる地で、日本国隊と、未知なる力が激突する――
注意事項(1 当お話は第2部となります。ですがここから読み始めても差して支障は無いかと思います、きっと、たぶん、メイビー。
注意事項(2 このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。
注意事項(3 部隊単位で続々転移して来る形式の転移物となります。
注意事項(4 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。かなりなんでも有りです。
注意事項(5 小説家になろう、カクヨムでも投稿しています。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

メトロポリス社へようこそ! ~「役立たずだ」とクビにされたおっさんの就職先は大企業の宇宙船を守る護衛官でした~
アンジェロ岩井
SF
「えっ、クビですか?」
中企業アナハイニム社の事務課に勤める大津修也(おおつしゅうや)は会社の都合によってクビを切られてしまう。
ろくなスキルも身に付けていない修也にとって再転職は絶望的だと思われたが、大企業『メトロポリス』からの使者が現れた。
『メトロポリス』からの使者によれば自身の商品を宇宙の植民星に運ぶ際に宇宙生物に襲われるという事態が幾度も発生しており、そのための護衛役として会社の顧問役である人工頭脳『マリア』が護衛役を務める適任者として選び出したのだという。
宇宙生物との戦いに用いるロトワングというパワードスーツには適性があり、その適性が見出されたのが大津修也だ。
大津にとっては他に就職の選択肢がなかったので『メトロポリス』からの選択肢を受けざるを得なかった。
『メトロポリス』の宇宙船に乗り込み、宇宙生物との戦いに明け暮れる中で、彼は護衛アンドロイドであるシュウジとサヤカと共に過ごし、絆を育んでいくうちに地球上にてアンドロイドが使用人としての扱いしか受けていないことを思い出す。
修也は戦いの中でアンドロイドと人間が対等な関係を築き、共存を行うことができればいいと考えたが、『メトロポリス』では修也とは対照的に人類との共存ではなく支配という名目で動き出そうとしていた。

神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。

【VRMMO】イースターエッグ・オンライン【RPG】
一樹
SF
ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。
しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ民に聞くのだった。
ゲーム初心者の活字中毒高校生が、オンラインゲームをする話です。
以前投稿した短編
【緩募】ゲーム初心者にもオススメのオンラインゲーム教えて
の連載版です。
連載するにあたり、短編は削除しました。
魂を彩る世界で
Riwo氏
SF
非日常を欲している男子高校生・颯士と、ひょんなことからイメージしたものを作り出す能力を得た女子高生・灯里の二人が織り成す日常系異能力ファンタジー。
想像力で産み出される力で悪い組織を壊滅させたり、正義の味方をしてみたり、ギャグあり、バトルあり、シリアスありの王道もの!
是非ご覧ください!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる