鬼凪座暗躍記

緑青あい

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『最期の宴』

其の七

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 麻那まなを胸に抱いたまま、圭旦けいだんは今……双子の兄の壮絶な最期を、しかと見送る気概であった。血を分けた兄弟なら、罪も死も分かち合う覚悟だった。ゆえに圭旦は〝自分自身〟の死にざまを、目に焼きつけておきたかった。そんな圭旦の悲壮な思惑など露知らず【鬼凪座きなぎざ】の面々は、座敷へ無造作に散らばる瓦版かわらばんを拾い集め、一枚ずつ読み上げていった。
刃顰党はじかみとう】首領に捧ぐ、残酷な弔辞である。 
「さぁ、もう一度よく聞きなさい。あなたたちが、さも愉快げに宴席で広げた瓦版です――震天動地しんてんどうちの大事件、老舗しにせ酒問屋『麹屋こうじや』が盗賊に襲われた。現場は酸鼻な死屍累々ししるいるい。一族奉公人から奴婢ぬひに到るまで残らず斬殺さる。女子衆おなごしゅうは殺害前に陵辱を受けた上、残忍な手口で尊い命を奪われた。しかし奇妙なことに、金品はまったくの手つかずで放置されており、ただ血染めの壁板には【刃顰党見参】という挑発的な怪文書だけが残されていた――」
「次はこれじゃ――謎の凶賊【刃顰党】がまたも商家襲撃。今度は人形細工『蝶樂堂ちょうらくどう』が犠牲になった。ここでも一族奉公人、果ては買い付けに訪れた東方津陽つばるの商人一行まで、二十四名の命が無惨にも斬り捨てられた。その上、手文庫から八十万螺宜らぎもの大金が盗まれ、陵辱を受けた女の中には婚礼前夜の一人娘もいた。十七歳の乙女は恥辱に堪えきれず自害。刑部省ぎょうぶしょうや治安部隊の懸命な捜査にもかかわらず、凶賊の正体は依然としてつかめない――」
「そして次が『縹屋はなだや』だぜ――またまた参上【刃顰党】の人非人にんぴにん。狙われたのは、紺屋こうや元締め『縹屋』だ。ここでも前二軒同様、一家皆殺しの惨劇が繰り返された。だが此度は偶然、芝居見物に出かけ難を逃れた者がいた。『縹屋』の息子と娘である。実は養子だった息子と、一人娘の間を取り持ち、夫婦にさせようと考えていた『縹屋』主人。その計らいで九死に一生を得た二人だが、生家を襲った惨劇に驚倒。気がれんばかりの悲しみようだった。刑部省の吟味方ぎんみがたは【刃顰党】捕縛に全力を挙げると宣言したが、護国団の捜査方法には失策も見え隠れし、人民の不信は増す一方――」
「これが最後だな――金品だけに止まらず女子衆の貞操から、尊い人命まで無慈悲に奪う手口は前三軒と同様だ。此度襲撃された薬種問屋『七宝屋しっぽうや』でも、一族奉公人、宅守やかもりに奴婢も含め、計三十六名がことごとく斬殺されている。但し今回、枯井戸に身をひそめ、難を逃れた生存者一名を発見。ついに夜盗一味【刃顰党】の、鬼面で隠された正体が、明らかになるはずだった。ところが、生き証人の宅守は、阿鼻叫喚あびきょうかんの地獄絵図に堪えきれず発狂。取調べ官が止める間もなく自害。刑部省の期待は裏切られ、またも捜査は往き詰まった。いまだ正体のつかめぬ【刃顰党】の鬼面集団。凶悪な犯人につながる唯一の手がかりを断たれ、治安部隊は困窮。信用は、いよいよ失墜するばかり――」
 瓦版は閻魔帳、まるで一足早い冥界裁判だ。
【刃顰党】が犯した罪の重さを聞きながら、圭琳けいりんの意識は次第に遠のき始めた。
 鬼業きごうの柩に納められ、泥梨ないりへと沈み逝く憐れな大罪人。
 圭琳は、薬種問屋『七宝屋』の件を聞き終わる前に、到頭力尽きた。空蝉うつせみは、木蔦きづたが編んださなぎの中で圧壊あっかい……俗名《夙圭琳しゅくけいりん》は、夜明けを待たず、命終を迎えたのだ。


劫初内禁裏光禄王家本邸於父子邂逅之段ごうしょだいきんりこうろくおうけほんていにおけるおやこかいこうのだん
――光禄王こうろくおう! 若さまがお戻りになりました!
――おおっ、待ちかねたぞ、圭琳! 無事でなによりじゃ! しかし寿命が縮んだわい!
――お久しぶりでこざいます、光禄王君。
――なにを他人行儀な……哈哈ハハ。けどまぁ、此度は災難であったな、圭琳。まさか、悪友どもが夜盗一味として捕縛……いや、すでに処罰されたらしいのう。実は過日、左大臣《竜王りゅうおう》から招請を受けてな、例の、愚息連中の父王ふおう六名も同席じゃ。愚にもつかん会合じゃよ。まったくもって、莫迦莫迦ばかばかしいの一言! 呼び出した親御衆の前で、次々と胡乱うろんな証拠品やら、生き証人やら提示してはな。わしらの息子たちが共謀して、【刃顰党】なる凶賊に化けた上、恐ろしい蛮行をかさねておったと云うのじゃ! だが儂は信じなかったぞ!
――何故、信じようとなさらなかったのです? それとも、己の地位がおびやかされるような不始末は、信じたくなかったのですか? 光禄王君。
――け、圭琳!? なにを云うか! だが……それでは……お前も【刃顰党】の一味だったと、認めるのか!? 悪い冗談であろう、圭琳!?
――いいえ、これが真実です。【刃顰党】は修得したばかりの剣術を試すため、自分勝手な憂さ晴らしのため、罪なき人々を理不尽に殺戮した鬼畜外道! どんな理由をつけても到底、許される所業ではありません。左竜王君ひだりりゅうおうぎみの下した判断こそ、最も賢明でした。
――な、なんという……愚か者めぇ! お前は儂にとって唯一人の跡継ぎ息子なのだぞ! 正妻は女子しか産めぬまま、産後の不手際が祟り、二度と子供が産めぬ体になってしまった! それゆえ妾腹ではあるが、お前を儂の跡目として正式に迎え入れる準備段階だったというのに……いや、しかしお前はこうして生きておる! そうだ……儂が例の血判状に、筆を入れんかったからじゃ! 圭琳……貴様、命拾いした喃! だが今後は儂の手元におき、今までのような放埓ほうらつなふるまいは、断じて許さんぞ! 大方悪友どもにそそのかされ、凶行に引きこまれたのだろう? とにかく、ことはすべて片づいたのじゃ! 他の父王どもは早まったな! まことに吾子あこの身が可愛いなら、多少の悪巫山戯わるふざけには目をつむるべきじゃった! 奴らがのちのちどんな脅しをかけてこようと、儂の全権を行使してでも、莫迦親連中を【劫初内ごうしょだい】から叩き出してやるぞ! 所詮、死んだのは、市井しせい民草たみくさではないか! 踏もうが、むしろうが、蹴散らそうが、あとからいくらでも生えて来る雑草じゃ!
――それが、あなたの本心ですか! 民草あっての国家です! 我らをないがしろにするような愚王では、人民の上に立つ資格などない! あなたは遠からず失脚するでしょう!
――き、貴様……云わせておけば、圭琳! 元はといえば貴様が起こした不祥事のせいで、儂らは苦境に立たされたのだぞ! この親不孝者め! ただいまの言葉、即刻撤回せよ!
――今にして思えば圭琳も憐れな奴だった。かえって私の方が幸せだったのかもしれない。
――なにを、わけの判らんことを云っておる! 圭琳は、お前ではないか! 大体、先刻から何故、儂を親父殿と呼ばんのだ! しっかりしろ!
――よく見てください。私は圭琳でない。【刃顰党】に……つまり、双子の兄・圭琳が指揮を執る、凶賊一味に斬殺された『縹屋』の息子・圭旦です。あなたが、御家騒動を恐れて、生後間もなく引き離した……圭琳の弟ですよ!
――なっ……なにぃ!? そんな……哈哈哈! 真面目くさって、また、いつもの冗談であろう? お前は昔から、人をおちょくるのが好きな悪童だった! お前に双子の兄弟がいるなどと、そんな莫迦な話……聞いたこともないわい!
――では……本当にご存知ない、と?
――好い加減にせんか! 悪巫山戯も大概にせんと、儂の堪忍袋も限界だぞ! 此度の件では、それでなくとも辟易しとるのだ! 儂の顔にこれ以上泥を塗ってくれるな、圭琳!
――ここの家宰かさいは、確か《漣少傳れんしょうふ》と申されたな、光禄王。まだご健在なら、彼がすべての事情を知っているはずです。お確かめください。
――まさか……そんなこと、あり得ん!
――どうぞ……ご確認を!
――……だ、誰か! 漣少傳をここへ呼べ!
〔寸刻後、渡殿わたどのを鳴らす足音、引戸が開く〕
――王君には、それがしをお呼びとのことで、
――漣少傳か、入れ! そなたに、どうしても確かめたいことがある! 正直に申せよ!
――はっ! 失礼致します!
――早速だが漣少傳。綾音あやねが男児を出産後、最初の報告をしに来たのは、そなただったな。綾音も産婆も死んだ今、当時のことを知る者はそなただけだ。ゆえに聞く! 綾音が産んだ男児は、まこと圭琳一人だけだったのか? よもや……双子の男児ではなかったのか?
――はっ!? 突然、なにを仰いますか! しかも若君の御前で……綾音さまが出産なされた男児は、こちらの圭琳若君、唯一人でございます!
――漣少傳殿……『縹屋』の名に聞き覚えは?
――『縹屋』……ですと!?
――私は……『縹屋』の《圭旦》です。
――《圭旦》……いや、まさか……そんな!
――漣少傳、はっきり答えよ! そなた『縹屋』の名に、確かに聞き覚えがあるのだな?
――本当に、本当に……《圭旦》さまで!?
――本人が、そう申しておる!
――おおっ、なんたること! うえ! 圭旦さま! どうか……どうか、お許しください! 上の大切な御方といえども、綾音さまはあくまで妾妃……その腹から双子の男児は禍根の源と考え、それがしの一存で、あとから生まれた片方の男児を、里子に出しました! すでにお察しの通り……劫初内出入商人の中でも、とくに裕福かつ信頼のおける、紺屋元締め『縹屋』へ、《圭旦》さまを預けることと決めたのです!
――漣少傳、それはまことか! うぬ、貴様! この儂をもたばかり続けたわけだなぁ!
――御家大事と熟慮した結果の決断でした! しかし先頃、その『縹屋』が襲撃されたと聞き及び、内心気が気ではありませんでした! 上! 圭旦さま! どうぞ、この愚臣に、存分な処罰をお与えください! すべて浅はかな老爺ろうやの不始末、甘んじて受け容れます!
――では……あ、綾音は、本当に双子を……圭琳に、双子の兄弟がいたなんて……け、圭旦よ! そなた何故、今ここに? 圭琳は一体、どこへ往ったのだ? まさか……お前!
――圭琳は死にました。【刃顰党】の首領として、罰を受けたのです。首を断たれ、体はすでに焼却処分されました。身分は隠し、あくまで下賤の夜盗一味としてね……ですから、あなたの体面が穢されることは、ないかと存じます。それも、現時点での話ですが……。
――ああっ! 上! どうか、お気を確かに!
――死んだ……圭琳が、処罰された……そんな莫迦な! ううっ、おのれ! 竜王めぇ! 裏切りおったなぁ……ゆ、許さんぞぉぉおっ!
――見苦しい! 刀をおきなさい、光禄王!
――き、貴様も一緒になって、圭琳を……自分の兄弟を蹴落としてまで、儂の跡目を継ぐつもりだったか! それとも、財産が目当てなのか! 斯様な仕打ちを受けてなお、この儂が、貴様を許すとでも、思っているのかぁ! 巫山戯るなぁ!
――斬りたければ、どうぞ私を斬りなさい。私は劫初内へ上がり、あなたと接見すると決めた時から、いつでも死ぬ覚悟はできておりました。圭琳のフリをして近づいたのは、あなたを試したかったのです。もし、あなたが、まことに民草の命を慈しんでくださるなら、私は圭琳の身代わりとして、あなたに成敗されてもかまわないと考えておりました。しかし、こうして逢ってみて、あなたという人間の本質がよく判りました。むしろ、あなたのような人非人の手元で育てられた圭琳の方が、ずっと憐れだった。私は漣少傳殿……ご老人の配慮のお陰で、幸せな人生を送って来られました。心より感謝致します。さぁ、宮内大臣。早く狼藉者を斬り捨てなさい。これでようやく、殺された父のところへ逝ける。死んだ皆にも、顔向けができる。早く……圭琳のニセ者を、殺しなさい!
――圭旦よ……そんなこと、できるわけがない。綾音に、圭琳に、よく似たそなたを……手にかけることなど、儂には……とてもできん!
――若君が亡くなられた以上、圭旦さまは上の唯一人の嫡男です……虫のいいお願いかとは思いますが、どうかこのまま劫初内に留まり、父王を助けて差し上げてください! すべての咎は、この白髪爺しらがじじいにあります! お父上はなにも知らなかった……圭琳若君に対しても、ご公務の忙しさから、なかなかかまってやれず……常に負い目をいだいておられました! その結果、斯様に心根のひねくれた青年に、生い立ってしまわれたのです……それはひとえに、傍仕えの侍従が責任……つまりは、私めの責任です! 圭旦さま! 漣少傳、一生のお願いでございます! どうか、どうか光禄王のおそばに……圭旦さま!
――私の父は『縹屋』唯一人です。夭逝ようせいした母も、私を可愛がり、実の娘と分けへだてなく、育ててくれました。この藍染め長袍ちょうほうは元服の折、父がこしらえてくれた物。その時、私は本当の父親について、出生秘事を聞かされました。そして『縹屋』父は、いずれ私が実の父君との邂逅叶う時、粗相のないようこの藍染め長袍を着て劫初内に上がりなさいと、私に云ってくれました……優しい父でした。慈悲深く温厚で、誰からも愛される人でした。
――圭旦……儂は今まで、なにも知らず……啊! こんなむごい引き合わせが、あるか!?
――あなたの苦悶も尤もです、光禄王……けれど、圭琳が犯した凶状は事実。あんな優しい父を、あなたの育てた圭琳が、無慈悲に殺害したのです。だから私は、ここに残るつもりなど毛頭ありません。権威も、財産も、私にとっては無価値なのだ。それより……もっと大切な人が、私の帰りを待っているのです。私を斬る気がないのなら、私は今まで通り市井の民草に戻ります。どんなに踏まれても、むしられても、蹴散らされても、決してくじけず、雑草のように生き抜いてみせます!
――圭旦……待ってくれ、圭旦! 儂にはもう、お前しかいないのだ! 圭琳に代わって、どんな償いもする! だから……頼むから、年老いた父を、見捨てて往かないでくれぇ!
〔追いすがる大臣。引き止める老家宰。だが青年の足取りに、微塵の迷いも生じなかった〕
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