周りに愛される主人公

あかさ

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1章

15蜜柑は光希を認めない

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~NOside~


朝早い時間に2人は空き教室で作戦の段取りを話す。
蜜柑は真剣な眼差しで作戦を見て、
花珠は真剣な面持ちで作戦の段をとる


蜜柑が少しでも眠ろうとすると……

バシンッ

花珠は物凄い勢いで容赦なく蜜柑の頭部を殴る。

容赦のない起こし方に蜜柑は素早く起きて、
段取りを再開する。


花珠「たくっ、俺が徹の目をひいてるうちにお前は素早く光希先輩を観察するんだよ分かったか????」
蜜柑「分かった!!!!」
花珠「ちなみに、一分一秒でも目を離したらお前との共同戦はなしだ、」


花珠は昨日のことを根に持っているのか鬼の形相でそう語る

蜜柑は昨日のことを反省し
花珠を怒らせないようにしようと反省した


花珠「たくっ、ちなみに、光希先輩の家特定してんのか??」
蜜柑「もちろん」( ˶ー̀֊ー́˶)


蜜柑は徹のことになると特定なんて容易い
まるで赤子の手を捻るようなもの
そう、簡単なことなのだ
つまり、
蜜柑は普段はポンコツだが、
徹のことになると無双する


そう、徹のことになるとだ、
つまり、
徹の周りにいるやつ……


全員消し去ることも可能である


花珠「よし、それならお前、カメラとか持ってるだろ」
蜜柑「え、もちろん、徹のこと撮るためにいっぱい買ってる」


平然とそう言う蜜柑
なぜそんなに平然と言えるのか不思議だ
もしや、それが当たり前なのか……


花珠「なら、休日にそれを一日中使え」
蜜柑「……俺捕まらないか?」
花珠「大丈夫だ、未成年だからな」
蜜柑「……まぁ、そうだな」


捕まることを予想して作戦を練る


図太い精神で生きてる彼らは
犯罪なんて容易いことらしい……

2人は予鈴のチャイムまで案を練った


2人にとって、
これは人生をかけた大事なことなのだ
なぜなら、2人は

1に徹
2に徹
3に徹だからだ……

徹「ん、2人共遅かったな」
蜜柑「あ、う、うん」
花珠「ちょっとな~w」


徹は昨日のことなんて無かったかのように蜜柑に話しかける

蜜柑は少し苦い顔をして徹と話す

徹は蜜柑のその顔を見て
少し悲しそうだった。

だが明るい声で話す徹を見て蜜柑も明るく話す。

花珠はその光景を見て呆れていた。

先生「席につけ~」

ガラガラと音をたてて先生が教室に入る
徹達は慌てて席に座る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


蜜柑「はぁ、」(._."ll)
花珠「なんだよ、その顔」
蜜柑「だって、今日全然話せなかった、」
花珠「当たり前だろ、、」
蜜柑「おれ、幼馴染なのに、」


蜜柑は落ち込んだ表情で徹のことについて話す。

花珠は早く光希のことに聞きたいと思い蜜柑を見る。

蜜柑はハッとした表情で花珠に話す。


蜜柑「…やっぱり、完璧人間だな」
花珠「はぁ、学校じゃあダメだな、」
蜜柑「そうだな、」
花珠「まぁ、人の目もあるからな」


花珠は報告を聞いて落ち込む。
蜜柑も口名残りそうに花珠を見つめる

2人のただならぬオーラにクラスメイトもビックリである。

クラスメイト(やめて、その雰囲気、やめて)


だが、2人は諦めずに休日の過ごし方をじっくり観察するのである。


だが、2人は気づかなかった。

光希が2人の視線に気づいてることに
逆に光希が2人を観察してることに


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